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元スレディオ「古畑さん。僕は話したくないと言っているんだ」
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ディオ「仕方ないな。石仮面を盗んだことは認めよう」
古畑「貴方が自棄を起こして石仮面を被らないよう、正午のこの場所を指定させていただきました~」
古畑「手癖の悪さは子どもの頃から変わらないようですね~フッフッフ」
ディオ「フン、しかし古畑。おれが石仮面を盗んだのは、売って金にしてやろうと思ったからさ」
古畑「別にあれで殺人なんか犯しちゃあいない」
古畑「そうでしょうか~?」
古畑「貴方が自棄を起こして石仮面を被らないよう、正午のこの場所を指定させていただきました~」
古畑「手癖の悪さは子どもの頃から変わらないようですね~フッフッフ」
ディオ「フン、しかし古畑。おれが石仮面を盗んだのは、売って金にしてやろうと思ったからさ」
古畑「別にあれで殺人なんか犯しちゃあいない」
古畑「そうでしょうか~?」
古畑「ジョースター邸近郊の港町で、今回の事件の被害者とよく似た状態の死体が発見されています」
古畑「現場は嵐でも来たかのように荒れていました~」
ディオ「それで?」
古畑「おそらく港町の死体の人物は石仮面を被ったのでしょう」
古畑「一通り暴れたものの、そのまま夜明けを迎えて消えてしまった」
古畑「ディオさん、貴方その現場にいましたね~?」
ディオ「…いいや」
古畑「現場は嵐でも来たかのように荒れていました~」
ディオ「それで?」
古畑「おそらく港町の死体の人物は石仮面を被ったのでしょう」
古畑「一通り暴れたものの、そのまま夜明けを迎えて消えてしまった」
古畑「ディオさん、貴方その現場にいましたね~?」
ディオ「…いいや」
とてつもない正確さで脳内再生されるけど
漫画は全巻持ってるもののアニメは見たこと無いから
ディオが風間杜生で脳内再生されてます
漫画は全巻持ってるもののアニメは見たこと無いから
ディオが風間杜生で脳内再生されてます
古畑「しかしですね~。現場付近で割れたお酒のボトルが見つかっています」
古畑「これがなかなか珍しいもので、この近辺で所有しているのはジョースター家くらいのものだという調査結果が既に出ています」
ディオ「だからって、おれがその場にいたことの証明にはならない。それとも、ジョースター家の人間はおれだけか?」
古畑「その点も問題ありません~。酒倉庫に出入り出来る人物のアリバイは取れています、貴方を除いて~」
古畑「何よりボトルを片手に家を出て行く貴方をメイドが目撃しています」
ディオ「……」
古畑「そもそも~、石仮面を盗んだ貴方があの現場にいなかったなら、死体の人物が気化して消えたことに説明がつきませ~ん」
ディオ「……」
古畑「フッフッフ…その肩の怪我も、その時に負ったんじゃありませんか~?」
ディオ「自棄酒はほどほどにしてください~」
古畑「これがなかなか珍しいもので、この近辺で所有しているのはジョースター家くらいのものだという調査結果が既に出ています」
ディオ「だからって、おれがその場にいたことの証明にはならない。それとも、ジョースター家の人間はおれだけか?」
古畑「その点も問題ありません~。酒倉庫に出入り出来る人物のアリバイは取れています、貴方を除いて~」
古畑「何よりボトルを片手に家を出て行く貴方をメイドが目撃しています」
ディオ「……」
古畑「そもそも~、石仮面を盗んだ貴方があの現場にいなかったなら、死体の人物が気化して消えたことに説明がつきませ~ん」
ディオ「……」
古畑「フッフッフ…その肩の怪我も、その時に負ったんじゃありませんか~?」
ディオ「自棄酒はほどほどにしてください~」
また古畑さんとディオ入れ替わった…スタンド攻撃を受けているようだ…
>>154もごめん
古畑「さてここからが本題です~」
古畑「石仮面の秘密を知って、明け方屋敷に帰った貴方は、被害者の使用人に出迎えられた~」
古畑「そこでどんな会話があったのかは知りません。とにかく貴方は彼を殺さなければならなかった」
古畑「しかし~、その時間あの場所は建物の影になっている」
古畑「石仮面を使ってしまえば自分自身も危なくなると判断した貴方は、多少のリスクを負ってでもナイフを凶器に選ぶしかなかった」
古畑「使用人を刺し殺した貴方は、まず近くの井戸でナイフを綺麗に洗い流した。そして~」
古畑「被害者に止血の処置を施した」
>>154もごめん
古畑「さてここからが本題です~」
古畑「石仮面の秘密を知って、明け方屋敷に帰った貴方は、被害者の使用人に出迎えられた~」
古畑「そこでどんな会話があったのかは知りません。とにかく貴方は彼を殺さなければならなかった」
古畑「しかし~、その時間あの場所は建物の影になっている」
古畑「石仮面を使ってしまえば自分自身も危なくなると判断した貴方は、多少のリスクを負ってでもナイフを凶器に選ぶしかなかった」
古畑「使用人を刺し殺した貴方は、まず近くの井戸でナイフを綺麗に洗い流した。そして~」
古畑「被害者に止血の処置を施した」
ディオ「納得いかないな。何故刺した張本人が止血を?」
古畑「はい~。そこが問題でした~」
古畑「止血をしたということは、犯人は被害者にナイフの傷で死んでもらうわけにはいかなかった」
古畑「私は最初こう考えました」
古畑「犯人は被害者をナイフで足止めした後、日の当たる場所まで運んで仮面を被せることで証拠を隠滅しようとしたのではないかと」
古畑「はい~。そこが問題でした~」
古畑「止血をしたということは、犯人は被害者にナイフの傷で死んでもらうわけにはいかなかった」
古畑「私は最初こう考えました」
古畑「犯人は被害者をナイフで足止めした後、日の当たる場所まで運んで仮面を被せることで証拠を隠滅しようとしたのではないかと」
古畑「石仮面は脳に作用します~。死んでしまってから被せても意味がありません」
古畑「だからこそ、犯人は最初からナイフでの殺害を避けたのではないかと考えたんです~」
古畑「え~…しかし、それでは出血量の多い胴体を刺したことに説明がつかない」
古畑「足止めのつもりならもっと他に安全な部位があったはずです。しかし犯人はそれをしなかった」
古畑「つまり犯人は~…殺すつもりだったんです。少なくともナイフを突き立てた時点では~」
古畑「では犯人はどのタイミングで心変わりしたのか。重要なのはナイフを洗い流したその時です」
古畑「貴方、血痕を残さないようかなり念入りにナイフを洗いましたね~?」
古畑「だからこそ、犯人は最初からナイフでの殺害を避けたのではないかと考えたんです~」
古畑「え~…しかし、それでは出血量の多い胴体を刺したことに説明がつかない」
古畑「足止めのつもりならもっと他に安全な部位があったはずです。しかし犯人はそれをしなかった」
古畑「つまり犯人は~…殺すつもりだったんです。少なくともナイフを突き立てた時点では~」
古畑「では犯人はどのタイミングで心変わりしたのか。重要なのはナイフを洗い流したその時です」
古畑「貴方、血痕を残さないようかなり念入りにナイフを洗いましたね~?」
古畑「その結果、長い間こびり付いていた汚れが剥がれ落ちた~」
古畑「その結果現れたのが~」
古畑「名前です。貴方のナイフに刻まれていた、女性の名前~」
古畑「調べさせていただきました~。その女性~…」
古畑「ディオさん、貴方のお母様ですね~?」
古畑「その結果現れたのが~」
古畑「名前です。貴方のナイフに刻まれていた、女性の名前~」
古畑「調べさせていただきました~。その女性~…」
古畑「ディオさん、貴方のお母様ですね~?」
古畑「えー…貴方は~、たった一つの母の形見を殺人の道具にすることを躊躇った~」
古畑「どうしてもそのナイフを凶器にするわけにはいかなかった。そこで思い付いたんです。その場所に朝日が差すまでの延命処置を~」
ディオ「馬鹿馬鹿しい。感情論だな」
ディオ「そもそも、延命処置などしなくとも最初から被害者を引きずって影から出してやればいいことだ」
古畑「はいそこなんです~。それこそが貴方が犯人であるという証拠なんです~」
ディオ「はあ?」
古畑「普通ならそうなんです~。わざわざ危険を犯してまでその場所でじっと待っている理由なんてない~」
古畑「しかし犯人はそれをしなかった。いや、出来なかったんです」
古畑「なぜなら~」
古畑「どうしてもそのナイフを凶器にするわけにはいかなかった。そこで思い付いたんです。その場所に朝日が差すまでの延命処置を~」
ディオ「馬鹿馬鹿しい。感情論だな」
ディオ「そもそも、延命処置などしなくとも最初から被害者を引きずって影から出してやればいいことだ」
古畑「はいそこなんです~。それこそが貴方が犯人であるという証拠なんです~」
ディオ「はあ?」
古畑「普通ならそうなんです~。わざわざ危険を犯してまでその場所でじっと待っている理由なんてない~」
古畑「しかし犯人はそれをしなかった。いや、出来なかったんです」
古畑「なぜなら~」
古畑「怪我をしていたからです~」
古畑「石仮面を付けて凶暴化した人間に負わされた、酷い怪我を~。フッフッフ」
ディオ「……」
ディオ「おれの体格が見えないか?人一人くらい、片手でだって運べる」
古畑「相手が普通の人ならそうでしょう」
古畑「しかし貴方、自分でおっしゃっていたじゃないですか~」
古畑「『被害者は恰幅がよかった』って」
古畑「私がちょっと突っついただけで涙目になっていた貴方が、恰幅のいい男性を片手で運べたとは思えません~」
古畑「石仮面を付けて凶暴化した人間に負わされた、酷い怪我を~。フッフッフ」
ディオ「……」
ディオ「おれの体格が見えないか?人一人くらい、片手でだって運べる」
古畑「相手が普通の人ならそうでしょう」
古畑「しかし貴方、自分でおっしゃっていたじゃないですか~」
古畑「『被害者は恰幅がよかった』って」
古畑「私がちょっと突っついただけで涙目になっていた貴方が、恰幅のいい男性を片手で運べたとは思えません~」
時代は何時になるんだろう
まあ古畑は古風な成りの人間でも違和感ないが
まあ古畑は古風な成りの人間でも違和感ないが
古畑「石仮面を盗み~」
古畑「港町の現場に立ち寄り~」
古畑「洗ったナイフを持っていて~」
古畑「さらに肩を怪我している人物…」
古畑「ンッフッフッフッフ…」
古畑「犯人は貴方です~。ディオ・ブランドーさん」
古畑「港町の現場に立ち寄り~」
古畑「洗ったナイフを持っていて~」
古畑「さらに肩を怪我している人物…」
古畑「ンッフッフッフッフ…」
古畑「犯人は貴方です~。ディオ・ブランドーさん」
ディオ「……」
ディオ「…………」
ディオ「………………」
ディオ「…いつだ」
古畑「ん~?」
ディオ「いつおれが犯人だと確信した?」
古畑「えー…貴方先日この事件についてこうおっしゃいました」
古畑「『僕が犯人ならもっと上手くやる』と」
古畑「変なこと言うな~と思ったんです」
古畑「これだけ奇妙な殺人事件、下手をすれば迷宮入りです」
ディオ「…………」
ディオ「………………」
ディオ「…いつだ」
古畑「ん~?」
ディオ「いつおれが犯人だと確信した?」
古畑「えー…貴方先日この事件についてこうおっしゃいました」
古畑「『僕が犯人ならもっと上手くやる』と」
古畑「変なこと言うな~と思ったんです」
古畑「これだけ奇妙な殺人事件、下手をすれば迷宮入りです」
古畑「それを『もっと上手くやる』なんて~。フッフッフ…そこで思ったんです~」
古畑「これは犯人にとって決して完璧ではなかった、不完全な殺人だったんじゃないかって~」
古畑「え~…つまり、貴方にとってということですが~フッフッフ」
ディオ「余計なことを口走ったな…このディオとしたことが…」
古畑「プライドの高い貴方のことです」
古畑「無意識に、スムーズにいかなかった殺人が許せなかったのでしょう~」
ディオ「フン」
古畑「これは犯人にとって決して完璧ではなかった、不完全な殺人だったんじゃないかって~」
古畑「え~…つまり、貴方にとってということですが~フッフッフ」
ディオ「余計なことを口走ったな…このディオとしたことが…」
古畑「プライドの高い貴方のことです」
古畑「無意識に、スムーズにいかなかった殺人が許せなかったのでしょう~」
ディオ「フン」
追い付いた
脳内再生率ハンパないわ
BGMまで余裕w
暗転のとことかw
脳内再生率ハンパないわ
BGMまで余裕w
暗転のとことかw
ディオ「ただし古畑。一つだけ言っておく」
古畑「?」
ディオ「おれが母親の形見を凶器にしたくなかったという話、あれはマヌケな思い違いだ」
古畑「というと~?」
ディオ「簡単なことさ。ただ刺してしまってから、朝日で証拠隠滅することを思い付いた。それだけだ」
ディオ「決してくだらない感傷に流されたわけじゃあない。そこだけは勘違いするな」
古畑「フッフッフ…そうですか~」
ディオ「何か言いたげだな」
古畑「え~…」
古畑「ご想像にお任せします」
古畑「?」
ディオ「おれが母親の形見を凶器にしたくなかったという話、あれはマヌケな思い違いだ」
古畑「というと~?」
ディオ「簡単なことさ。ただ刺してしまってから、朝日で証拠隠滅することを思い付いた。それだけだ」
ディオ「決してくだらない感傷に流されたわけじゃあない。そこだけは勘違いするな」
古畑「フッフッフ…そうですか~」
ディオ「何か言いたげだな」
古畑「え~…」
古畑「ご想像にお任せします」
ディオ「そうだ、最後に頼みがある」
古畑「うかがいます」
ディオ「肩を怪我しているんだ…縄はそっとしめてくれ」
古畑「ん~フッフッフッフッフッ…」
古畑「きつく縛っておきます~」
ディオ「…チッ」
~古畑任三郎vsディオ・ブランドー~ 完
古畑「うかがいます」
ディオ「肩を怪我しているんだ…縄はそっとしめてくれ」
古畑「ん~フッフッフッフッフッ…」
古畑「きつく縛っておきます~」
ディオ「…チッ」
~古畑任三郎vsディオ・ブランドー~ 完
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