元スレ女騎士「警備というのも、ヒマなものだな」オーク「まったくだ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 = 67 :
女団員「フフッ……。だったら二人とも、もう一度眠らせて──」サラ…
ガシッ!
女団員「い、いたっ! ──は、放してよっ!」ググ…
女騎士「まんまと眠らされた身でいうのも少々気恥ずかしいが、
私に同じ術や技は二度通じない!」シュッ
バシッ!
女団員「あうっ……」ドサッ…
青年(窃盗団の主力をあっという間にやっつけた!
まともに戦うところを見るのは初めてだけど……二人ともすごく強い!)
女騎士「さて……まだ団員は残っているな。やるぞ、オーク」
オーク「おうよ!」
ウオォォォ……!
バキッ! ドカッ! ゴッ! ガスッ! ドゴッ!
団長(なんて強さだ……あっという間に俺の手下どもが……!)
団長「くそっ!」ダッ
スライム「あっ、アイツ逃げる気だ!」プニッ
102 = 65 :
スライムwwww
103 = 67 :
女騎士「逃がすか! オーク、私を以前のように投げろ!」
オーク「おうよ!」ガシッ
ブオンッ!
女騎士「待てぇぇぇっ!」ギュオッ
団長「うわぁぁぁっ!?」
ドゴォンッ!!!
団長(ま、まさか……モンスターが人を投げて攻撃する、なんて……。
ボールじゃないんだから……)
団長(俺たち以上のコンビ、ネーション……だったか……)ガクッ…
女騎士「ふう……これで片付いたな」
オーク「真正面からぶつかりゃ、こんなヤツら屁でもねえぜ!」
スライム「いやっほう!」
青年「アハハ……おみごとです!
お二人を助けに来たはずだったのに、逆に助けられちゃいましたね……」
104 :
くっ……殺せっ!は回収したな!
言ってるのは女騎士じゃないけど!
105 = 67 :
女騎士「いや……そんなことはないぞ」
青年「え」
女騎士「二人が来なければ、町も、私とオークもどうなっていたか分からなかった。
さっきは、キサマの忠告を聞かずにすまなかった」
女騎士「……ありがとう」ニコッ
青年「い、い、いえ! そんな!」ドキッ
オーク「さぁ~て、あの二人には感動のご対面をさせといて、
オレらはビーフどもをどっかに縛りつけておくか」
スライム「そっすね! こいつら縄抜けもできそうっすから、固く縛りましょう!」
オーク「あと……さっきオレのことをポークっていったのは、聞こえてたからな」ニコッ
スライム「い、いやだなァ~……地獄耳なんだから……」
第五話 おわり
106 = 67 :
最終話『告白』
~ 町 ~
青年「見回りお疲れ様です! 女騎士さん、オークさん!」
女騎士「ありがとう」
オーク「ま、これも仕事だからな!」
スライム「見回りっつっても、ほとんどただの散歩っすよね?」
女騎士&オーク「うるさい」ギロッ
スライム「二人そろって、睨まないで下さいよ~!」プニッ
青年「ハハハ……」
青年(女騎士さん……今日もキレイだなぁ……)
107 = 65 :
スライム♀じゃないの?
108 = 99 :
お
110 = 67 :
~ 青年の家 ~
青年「…………」
青年(やっとボクは自分の気持ちが分かった……)
青年(旅の一座事件で、女騎士さんが微笑んでくれた時、分かってしまった)
青年(ボクは女騎士さんのことが、好きなんだ……)
スライム『なにごとも積極的に、だよ!』
青年(伝えよう……この気持ち)
青年(たとえ、玉砕すると分かっていても!)
112 = 67 :
~ 警備兵詰所 ~
女騎士「……警備というのも、ヒマなものだな」
オーク「まったくだ」
オーク「っつっても、こないだはまんまと騙されちまったからな……反省しねえと」
女騎士「そうだな……あれは一生の不覚だった。
助けてくれた青年とスライムには、大きな借りができてしまった」
青年「こんにちは!」ザッ
女騎士「ウワサをすれば、キサマか。どうした?」
(なんだか、いつもより顔が凛々しいような……気のせいか?)
青年「女騎士さん! お話しがあります! 少しよろしいでしょうか!」
女騎士「ああ、かまわんぞ」
女騎士「オーク、すまんが少し出てくる」
オーク「おう、ゆっくりしてこい」
(女騎士がいない間に、隠してたオヤツ食おうっと……)
113 :
オークさんぶひぃ
114 = 67 :
~ 町の広場 ~
青年(今なら……誰もいない……)キョロキョロ
女騎士「?」
女騎士「もしかして、内緒話か? もちろん、かまわんぞ。
私は口が堅いからな、安心して話すがいい」
青年「はい」
青年「ボクは……」ゴクッ…
青年「女騎士さんとは身分がちがいすぎるし……
剣だって振れないし、家具職人のしがない後継ぎですけど……」
女騎士「…………?」
青年「でも、そんなのがどうでもよくなるほど──」
青年「女騎士さんのことが、好きなんです!」
青年「どうか……ボクと付き合って下さいッ!」
115 = 99 :
オイコラ豚
116 = 111 :
ほんとのきもちはひみつだよ
117 = 65 :
オークさんは今おやつの包装ひん剥いてるだろ
118 = 67 :
青年(言った! 言っちゃった……!)
女騎士「…………」
女騎士「ようするに、私とキサマが単に市民と警備兵という間柄ではなく、
男女の仲になろうということだな?」
青年「は、ははは、はいっ!」
女騎士「かまわんぞ」
青年「え」
女騎士「こちらこそ、よろしく頼む」
青年「は、は、ははは、はいっ!」
女騎士「ちなみに、身分のことは気にするな。私の母も平民出身だからな」
女騎士「いずれ、私とキサマの家に、一緒に挨拶に行くとしよう」
青年「よっ……よろしくお願いしますっ!」
119 :
かる…い?
120 = 67 :
~ 警備兵詰所 ~
女騎士「──という話だった」
オーク「へぇ、よかったじゃねえか」
女騎士「よかった、とは?」
オーク「だってお前もアイツのこと気に入ってただろ?
だけど、お前って絶対自分からはいわないタイプだもんな。
平静を装ってるが、内心はすげえ嬉しいんだろ?」
女騎士「なっ……!」ギクッ
女騎士「ま、まぁ……な」
オーク「ちなみに、アイツのどこに惚れたんだ? やっぱ優しいところか?」
女騎士「普段は大人しめで頼りないのだが、
いざとなると……凛々しい表情を見せるところ、かな……」
オーク「一見硬そうな肉だったのが、いざ噛んだら柔らかくて肉汁たっぷり!
──みたいなもんか。分かるぜ……!」
女騎士「変な例え方するな!」
121 = 111 :
このオークさんになら掘られてもいい
122 = 67 :
オーク「だったらよ、アイツも形だけでもいいから警備兵になったらどうだ?
たしか、ちゃんと届けを出せばできただろ」
オーク「自宅じゃなくてもいい作業はこっちでやるようにすれば、
ずっと一緒にいられるぜ。なんだったら、オレはどっか行ってるし」
女騎士「うむ……私も一緒に詰所で働かないか、と誘ってみたんだが……」
オーク「みたんだが……?」
青年『女騎士さんは今まで通り、オークさんと二人で警備をして下さい』
青年『なんというか……悔しいですけど……
女騎士さんはオークさんとタッグで仕事してる時が、一番輝いてるからです』
青年『もちろん、いずれボクが一番になってみせますけどね!』
女騎士「──とのことだ」
123 :
つまり青年は現状ニート
124 = 109 :
家業手伝いだろ
125 = 67 :
オーク「どういう意味だ?」
オーク「なんで、お前はオレといる時に、一番輝くんだ?」
女騎士「分からん……」
オーク「オレみたいなゴツイモンスターといれば、
あなたの美しさが引き立ちますよ~、みたいな口説き文句か?」
女騎士「青年は、そういうことをいうタイプではないだろう」
オーク「だよなぁ……」
女騎士「まぁ……あとで本人に聞けばよかろう」
オーク「そうだな。どうせ、あとでスライムとここに来るだろうしな」
女騎士「さて、今日もはりきって警備をするぞ!」
オーク「おう!」
女騎士「ところで……この食いカスはなんだ?」
オーク「ブヒッ!?」ギクッ
最終話 おわり
126 = 79 :
乙
後日談でやっぱりオークのちんぽには勝てなかったよ……ってなるんだよな?
128 = 111 :
乙ブヒ
131 = 99 :
お疲れさん
楽しかったよ
みんなの評価 : ☆
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