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元スレ霧切「サンタさんが来るの楽しみね」 苗木「え?」

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舞園「フムフム…これなら私のツテで手に入りそうですね…」
苗木「本当?舞園さん?」
舞園「はい、私に任せてください!!」
苗木「あとは侵入する方法だけど…」
セレス「それなら苗木君、ワタクシにいい案があります」
苗木「本当?」
セレス「それに関してはワタクシで用意しておきますわ」
翌日24日
苗木「あっ…き、霧切さん」
霧切「あわってんぼーのサンタックロース♪クリスマスまえーにやってきた♪」
苗木「え…うわ…」
霧切「いっそいでリンリンリン♪いっそいでリンリンリン♪」
苗木「…」
霧切「ならしておくれよ鐘をー♪リンリンリン♪リンリンリン?」
苗木「リンリンリン…」
霧切「ふふふー、今日はー、夜になったらサンタさーん、ふふふ」
霧切「楽しみね。ちゃんとお手紙書けたかしら?」
苗木「あ、うん、ちゃんと書いてもう送ったよ」
>>148でクッソワロタわ
霧切「いい子よ苗木君。いい子のところに♪サンタさんはーくるー♪」
霧切「今のは私の作詞作曲の歌ね。もしかして全部聞きたいかしら?」
苗木「いや…遠慮しとくよ…」
霧切「あらそう?サンタさんのためにちゃーんと靴下用意しておくのよ?」
霧切「じゃあ私はちょっと軽食をとりに来ただけだから。さようなら」
苗木「うん」
霧切「♪♪」
苗木「…」
苗木「行っちゃった…」
セレス「自分の部屋に入ったようですわ」
舞園「というか、なんですかあれ…今のすごかったですね…」
セレス「どうやったらあんなテンションになれるのでしょうか」
舞園「リンリンリンのくだりを出会い頭にローテンションの苗木君に振ってましたからね。狂気を感じましたよ」
セレス「あれをみるとサンタさんがいないとしったら死ぬかもしれないと思うのは無理ありませんわ」
苗木「理解してもらってうれしいよ…」
舞園「で、これが霧切さんへのプレゼントです。ラッピングもばっちりです」
苗木「おお!すごいよ舞園さん!」
舞園「えへへー、それほどでもないですよー、えへへ」
舞園「あ、もしよかったら頭とかなでても構いませんよー?」
苗木「遠慮しとくよ」
苗木「でもよかったよ、ありがとね舞園さん」
舞園「むー…」
セレス「で、こちらが侵入するための道具ですわ」
苗木「うひゃ…すごいね…」
セレス「北欧から航空便で取り寄せましたの。もちろん、特殊加工済みですわ」
苗木「でも大丈夫かな」
セレス「先ほどの霧切さんの様子からすると適当なことをこちらで言えば大丈夫ですわ」
セレス「あとは苗木君がちゃんとやるだけです」
苗木「うん、わかったよ」
舞園「ということで早速ですが、はい、ミニスカトナカイコスチュームです」
苗木「え?」
舞園「はやく着てください」
苗木「なんでトナカイ…っていうかミニスカって」
舞園「はやく!!」
苗木「うん…じゃ、着替えてくるよ…」
セレス「先が思いやられますわ」
苗木「すごかったね、撮影会すごかったね、死ぬかと思ったよ」
舞園「まさか1TBのHDDがいっぱいになるとは…」
苗木「トラウマだよ、僕、トラウマだよ」
苗木「っていうかなんであんなに衣装を私物としてもってるの…?」
舞園「苗木君に着せようと思って買い込んでいたんです!!」
苗木「…」
セレス「はやく本題に入りましょう」
舞園「そうですね。すでに苗木君にはサンタさんコス着てもらっているので…っていうかなんでミニスカダメなんですか…」
苗木「どうやってミニスカで大丈夫って思うに至ったかを知りたいよ…」
セレス「じゃあこの北欧直輸入特注クリスマスツリーはやく入ってください」
苗木「うん…よいしょっと…」
セレス「プレゼントと飲み物とチョコレート、緊急時用のペットボトルおいておきますね」
苗木「うんありがとう。って緊急時?なに緊急時って?」
舞園「…もし使ったらそれ私に下さい。飲めるか飲めないかでいったらギリギリがぶ飲みできる程度ですから」
苗木「飲むの?よくわからないけど、飲むものなのそれ?」
セレス「舞園さん、あたまおかしいですわ」
苗木「はいったよー。結構ゆとりあるねー」
セレス「じゃあ運びましょうか、ふんっ」
舞園「よいしょ!」
セレス「…」
舞園「…」
舞園「びくともしませんね…」
セレス「大神さんを呼びますか」
ピンポーン ガチャッ
霧切「…あら、大神さん…とセレスさん、舞園さん」
大神「おぬしに届けたいものがあるということで我が運んでおるのだ」
大神「なかにはいるぞ。置くのはこの辺で構わぬな…」
舞園「そうですね、完璧ですね」
大神「さて…我は帰るぞ。朝日奈とクリスマスの思い出話大会なるものをやっておるのでな。失礼する」
霧切「?」
セレス「霧切さん、見てください。立派なクリスマスツリーではないですか?」
霧切「ええ…確かに立派ね。でも一体どうしたのかしら?」
舞園「ふふふ、霧切さん、サンタさんのプレゼントってどうやってもらってますか?」
霧切「え?それは…靴下を枕元に…」
舞園「邪道ですね!」
霧切「え?ど、どういうこと!?じゃ、邪道って!?え、えええ??」
セレス「本当は靴下はクリスマスツリーの下に置くものなのですよ」
霧切「うそ…そんな…」
舞園「サンタさん、多分困ってたと思いますよー?」
霧切「私…なんてことを…」
>>174
いいですねぇ
いいですねぇ
セレス「というわけで、そのためにと思ってクリスマスツリーをもってきたのですが…不要ですか?」
霧切「ちょうだい!いるわ!」
セレス「フフフ…これはワタクシたちからのプレゼントですわ」
舞園「というわけでじゃあ」
霧切「なんてすばらしい友達を私はもったのかしら…」
霧切「これもサンタさんが与えてくれたといっても過言ではないわね…」
セレス「では失礼します」
舞園「さようなら」
ガチャッ
>>174
素晴らしいよ!
素晴らしいよ!
舞園「苗木君、大丈夫ですかね…」
セレス「もうワタクシたちにできることはありません。あとは苗木君がうまくやることを祈るばかりです」
舞園「そうですね…にしても、さっきの霧切さん…あれは…」
セレス「まさかワタクシもあそこまで食いつかれるとは…」
舞園「心の底から信じ切っていましたね…」
セレス「それに…なんですかあのパジャマ…見たことありませんわ…」
舞園「メリークリスマスって胸元に書いてありましたからね…この時期にしか着れませんよね…」
セレス「この時期にだって着れませんよ…ネタとして皆の前で披露して許されるかなレベルですわ」
舞園「それを一人で着てましたからね…狂気ですね」
セレス「はい…」
舞園「じゃあ私たちも戻りましょう…」
セレス「そうですね…」
舞園「今日…イブ…ですよね…?」
セレス「…」
舞園「…」
セレス「一緒にジュースでも飲みながら静かに大人に語り明かしましょうか」
舞園「そうしますか」
苗木「同じ姿勢でいると結構つらいな…」
苗木「そろそろ霧切さん寝たかな…ベッドに入ってしばらくたつけど」
霧切「…ポヒィッ」
苗木「…」
霧切「…プヒョォォッ」
苗木「あの音出てるよ…なんだよあれ…いびきなのかな…あんな奇怪ないびきかくなんて知りたくなかったな…」
霧切「…プヒンッ」
苗木「…どこから出てるんだよ…体に穴があいてて空気漏れてるんじゃないかな…」
苗木「まあいいか、じゃあさっさと出てプレゼントを置いて帰ろう」
苗木「よっこらせっと…」
苗木「この靴下でいいのかな?よっと…よし入ったぞ」
苗木「ツリーの中を片づけていくか」
苗木「よしっと、これでオーケーかな」
苗木「それにしてもこのツリーすごいなあ。なか空っぽだもんなー」
苗木「よくもまあこんなものを取り寄せるよな(ツンツン」
苗木「あはは、グラグラして面白いなー…あっ…」
バタンッドガンッ
霧切「ポヒヒーッ!!」
苗木「起きた!霧切さんからすごい音が出たぞ…」
苗木「やばい、まずいぞ、どうしよ、いや落ち着けサンタコスをしているから大丈夫だ」
霧切「プヒンッ…ん…しゃ…しゃんた…しゃん?ボポヒーッ」
苗木「しゃんたしゃんではないね、サンタさんだね。だいぶ寝ぼけてるみたいだ…」
霧切「んんー!しゃんたしゃんね!バポヒッ」
苗木「うわ!こっちきた」
霧切「しゃんたしゃーん!(ガゴッ」
苗木「あ…倒れたツリーにつまずいた」
霧切「ペヒィ…」
苗木「…倒れた…」
霧切「…ポヒィッ…」
苗木「また眠っちゃったみたいだ…」
苗木「ベッドに戻してあげるか…よいしょっ」
苗木「布団をかけて…なんだこのパジャマ…どこで買ったんだよ…だれがこんなのを売ろうとしたんだよ…採算とれないだろ…」
苗木「なんでこんなにでかでかとメリークリスマスって書いてあるんだよ…狂気だよ…」
苗木「まあいいや…ツリーもプレゼントも戻して…」
苗木「こんなもんかな」
苗木「じゃ、帰ろっと…」
苗木「ん…いま0時になったのか…」
苗木「…メリークリスマス、霧切さん」
ガチャッ
霧切「ポヒィッ」
>>188
霧切さんだけど
霧切さんだけど
翌朝25日
霧切「ん…あら、朝ね…ふわぁ…」
霧切「さ、サンタさん…!プレゼント…!」
霧切「あ、ある…!靴下に入ってる!!」
霧切「よかったぁ…やっぱり苗木君の言った通り、まだプレゼントをもらう資格はあったのね」
霧切「よかったよかった、ふふふふふふ」
霧切「そういえば…昨日の夜サンタさんに会ったような…」
霧切「うーん…夢だったのかしら…」
霧切「でも、あれね、自慢しましょう」
霧切「まず苗木君に自慢ね、ほかの皆にも自慢しないと!」
霧切「身だしなみ整えて食堂にいきましょう」
朝日奈「でねー、さくらちゃんったらー」
大神「朝日奈よ、それは恥ずかしいので言わないでくれぬだろうか…」
葉隠「なんだべ、しりたいべ」
朝日奈「実はね、昨日クリスマスの話してたんだけどー」
霧切「おはよう、みんな」
葉隠「お、霧切っちだべ!おはよーだべ!」
朝日奈「おはよ!霧切ちゃん!」
大神「うむ」
霧切「随分盛り上がっていたようだけれどみんなにもサンタさんが」
朝日奈「そうそうサンタさんの話なのー」
大神「やめぬか朝日奈よ」
朝日奈「さくらちゃんって、小学5年生の時までサンタクロースが実在するって信じてたんだってー」
霧切「…?」
葉隠「ぶはははー!それはきついべー大神っちー」
石丸「ハハハ!純真でいいではないか!」
大神「ムムム…我は恥ずかしいぞ…」
不二咲「さすがに僕も小1くらいの時にサンタさんの正体には気づいたよ」
大和田「父ちゃん母ちゃんも大変だよなー、子供の夢を壊さないようにってさ」
霧切「…ちょ、みんな、一体…何を…言ってるの…」
戦刃「え、ええ!?ちょっとまってよ!サンタさんって実在しないの!?」
山田「おうふっ…さすがに高校生にもなってサンタを信じているのは萌えませんぞ…」
江ノ島「お姉ちゃん…本当に残念だよ…そこまで残念だったとは思わなかったよ…」
腐川「な、な、なんなのよ…サ、サンタとか…ブスのあたしはプレゼントもらえない…って言いたいんでしょ…わかってるのよ…」
桑田「なんでオメーがいきなりいじけだしてるんだよ…」
霧切「何を…言ってるか…私には…え…ど、どういう…え…」
×葉隠「ぶはははー!それはきついべー大神っちー」
○葉隠「ぶはははー!それはきついべーオーガ」
江ノ島「あのねーお姉ちゃん?サンタさんなんて実在しないの!」
戦刃「えー、でもじゅんこちゃん!私サンタさんみたことあるよ!真っ赤だったよ!袋持ってたよ!」
江ノ島「それは死体袋を抱えた、返り血を浴びた兵士だよ…お姉ちゃん…」
十神「ふん、くだらぬ…この俺も幼いころ、サンタとやらの生態が気になって調べたことがあってな」
葉隠「十神っち、かわいいころもあったべ」
十神「サンタが住むといわれているフィンランドのコンバトントリを十神財閥の力で徹底的に捜索したことがある」
十神「しかし、結局それらしきものは見つからなかった」
十神「所詮は空想上の、マーケティングのための偶像ということだな」
大和田「すごくかわいいことをすごく大がかりにやったんだな…」
霧切「…ポヒィッ」
山田「今変な音がしましたな」
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