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元スレ穂乃果「海未ちゃん大好き!」

みんなの評価 : ★★
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穂乃果「海未ちゃーん海未ちゃーん♪」
海未「はぁ……穂乃果は甘えん坊ですねぇ」
穂乃果「そんなこと言ってぇ、顔がにやけてるよー?」
絵里「二人とも、一応まだ学校なんだから、程々にしなさいよ?」
海未「はぁ……穂乃果は甘えん坊ですねぇ」
穂乃果「そんなこと言ってぇ、顔がにやけてるよー?」
絵里「二人とも、一応まだ学校なんだから、程々にしなさいよ?」
私は海未が好きだ
今は海未は穂乃果と付き合っていて、私も踏ん切りはついた
だから今では恋愛感情はない
寧ろ穂乃果のお陰で毎日海未の笑顔が見られる
嬉しいことだった
今は海未は穂乃果と付き合っていて、私も踏ん切りはついた
だから今では恋愛感情はない
寧ろ穂乃果のお陰で毎日海未の笑顔が見られる
嬉しいことだった
海未「ほら、絵里もこう言ってることですし……」
穂乃果「ぶーぶー、絵里ちゃんのケチー」
私は海未ちゃんが大好き
何故なら私と海未ちゃんは付き合ってるから!
切っ掛けはまあありふれたもので、私から海未ちゃんに告白したの!
海未ちゃんも元々私のことが好きだったみたいで、晴れて両思いに!
……だけど最近は絵里ちゃんが心配
私は後から知ったんだけど、絵里ちゃんも海未ちゃんが好きだったらしいの
私と絵里ちゃんは仲良しでよく相談し合う中で、海未ちゃんと結ばれた日にそのことを知ってちょっと申し訳無くなっちゃった
それが今でも胸に引っ掛かってて、時より辛そうな顔をする絵里ちゃんが凄く心配
穂乃果「ぶーぶー、絵里ちゃんのケチー」
私は海未ちゃんが大好き
何故なら私と海未ちゃんは付き合ってるから!
切っ掛けはまあありふれたもので、私から海未ちゃんに告白したの!
海未ちゃんも元々私のことが好きだったみたいで、晴れて両思いに!
……だけど最近は絵里ちゃんが心配
私は後から知ったんだけど、絵里ちゃんも海未ちゃんが好きだったらしいの
私と絵里ちゃんは仲良しでよく相談し合う中で、海未ちゃんと結ばれた日にそのことを知ってちょっと申し訳無くなっちゃった
それが今でも胸に引っ掛かってて、時より辛そうな顔をする絵里ちゃんが凄く心配
絵里「ほーのーかー!ケチとは何よ!ケチとは!」
穂乃果「ほんとのことだもーん♪」
絵里「こーら!待ちなさい!穂乃果ー!」
穂乃果「きゃー!絵里ちゃんに押し倒されるー!」
海未「お、押しっ///いつからそんなことを覚えたのですか!破廉恥な!//」
穂乃果「あー!海未ちゃん顔真っ赤~♪」
絵里「あら、海未ってばスケベね」ズキン
穂乃果「ほんとのことだもーん♪」
絵里「こーら!待ちなさい!穂乃果ー!」
穂乃果「きゃー!絵里ちゃんに押し倒されるー!」
海未「お、押しっ///いつからそんなことを覚えたのですか!破廉恥な!//」
穂乃果「あー!海未ちゃん顔真っ赤~♪」
絵里「あら、海未ってばスケベね」ズキン
だけどたまに胸が苦しくなるようで
穂乃果と海未を祝福している筈の私が、たまに考えてしまうのだ
海未の隣が私だったら、と
そんなことを考えてしまう私が、とても情けなく見えた
そしてこのあと、望んでもいない好機が訪れることになる
穂乃果と海未を祝福している筈の私が、たまに考えてしまうのだ
海未の隣が私だったら、と
そんなことを考えてしまう私が、とても情けなく見えた
そしてこのあと、望んでもいない好機が訪れることになる
海未「~~!//もう知りません!//」
穂乃果「海未ちゃんかわいいー!」
だけどこの時、私は知らなかった
知るはずもなかった
そう、海ちゃんがあんなことになるなんて、誰も
穂乃果「海未ちゃんかわいいー!」
だけどこの時、私は知らなかった
知るはずもなかった
そう、海ちゃんがあんなことになるなんて、誰も
にこ「ちょっとー!三人とも遅いわよ!速く来なさい!」
希「えりちは本当にあの二人が大好きやね~」
ことり「うん……羨ましいくらいに」
海未「あ、今行きますー!」
ダンスの練習も終わり、みんなで下校するこの時間が私は大好きでした
今日はみんなで、にこのお勧めのクレープを食べに行くというので、いつも以上に元気で溢れていたと思います
それがこんなことになるなんて、誰もわかる筈もなかった、ましてや私自身、思いもよらなかったのです
希「えりちは本当にあの二人が大好きやね~」
ことり「うん……羨ましいくらいに」
海未「あ、今行きますー!」
ダンスの練習も終わり、みんなで下校するこの時間が私は大好きでした
今日はみんなで、にこのお勧めのクレープを食べに行くというので、いつも以上に元気で溢れていたと思います
それがこんなことになるなんて、誰もわかる筈もなかった、ましてや私自身、思いもよらなかったのです
キィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
希「来たらあかん!!!!」
海未「え……?」
希「来たらあかん!!!!」
海未「え……?」
時間が遅くなり全てがスローモーションに見えた
穂乃果「海ちゃん危ない!!!!!」
にこ「海未!!!!!」
ことり「海ちゃん!!!!」
真姫「海未!!!駄目!!!!!」
凛「止まってにゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
花陽「海ちゃん避けて!!!!!」
ダァァァァァァンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
穂乃果「海ちゃん危ない!!!!!」
にこ「海未!!!!!」
ことり「海ちゃん!!!!」
真姫「海未!!!駄目!!!!!」
凛「止まってにゃああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
花陽「海ちゃん避けて!!!!!」
ダァァァァァァンッッッッッッッッ!!!!!!!!!!
絵里「え……嘘……」
絵里「海未いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!」
宙を舞ったかと思えば無慈悲にも顔から垂直に着地した海ちゃんに、みんなが一斉に駆け寄る
そんな中、私と絵里ちゃんだけは世界が止まったようで、数秒間動けずにいた
絵里「海未いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!!」
宙を舞ったかと思えば無慈悲にも顔から垂直に着地した海ちゃんに、みんなが一斉に駆け寄る
そんな中、私と絵里ちゃんだけは世界が止まったようで、数秒間動けずにいた
真姫「急いで!救急車速く!私は海未を見るから!希はトラックの運転手を見てきて!」
希「わかった!!!」
にこ「私は救急車に電話を!!!!」
ことり「海未ちゃん!海ちゃんしっかりして!!!」
海未「こ…………り…………?」
真姫「表面の傷は大したことないわ!でも脳出血があったら間に合わない!ええい救急車はまだなの!?」
花陽「あ……ああ……」
凛「かよちん落ち着いて!あっ、あぁっ、でもどうすれば!」
希「わかった!!!」
にこ「私は救急車に電話を!!!!」
ことり「海未ちゃん!海ちゃんしっかりして!!!」
海未「こ…………り…………?」
真姫「表面の傷は大したことないわ!でも脳出血があったら間に合わない!ええい救急車はまだなの!?」
花陽「あ……ああ……」
凛「かよちん落ち着いて!あっ、あぁっ、でもどうすれば!」
けたたましく鳴り響くサイレンの音の中、チラリと穂乃果と絵里を見た
二人が慌てて駆け寄ってくるのがわかる
ああもう、慌て過ぎですよ……少し落ち着い……て…………
私はここで意識を手放した
……………………
二人が慌てて駆け寄ってくるのがわかる
ああもう、慌て過ぎですよ……少し落ち着い……て…………
私はここで意識を手放した
……………………
病院
穂乃果「ね、ねぇ海未ちゃんはどうなったんですか!大丈夫ですよね!?助かるんですよね!?」
医者「幸いにも外傷は大したことがありませんでしたが、詳しく調べてみないとなんとも……」
穂乃果「そんなっ!速く調べてよ!!!速く!!!」
医者「あ、あの…えと…」
真姫「落ち着きなさい、穂乃果、他にも患者はいるのよ」
穂乃果「でもっ!でもっ!!!!」
穂乃果「ね、ねぇ海未ちゃんはどうなったんですか!大丈夫ですよね!?助かるんですよね!?」
医者「幸いにも外傷は大したことがありませんでしたが、詳しく調べてみないとなんとも……」
穂乃果「そんなっ!速く調べてよ!!!速く!!!」
医者「あ、あの…えと…」
真姫「落ち着きなさい、穂乃果、他にも患者はいるのよ」
穂乃果「でもっ!でもっ!!!!」
ことり「ぅ……ぅぅ……ぁあ……なんで……海ちゃんが……」
希「……(ぎゅっ)」
花陽「海ちゃん……大丈夫かな……」
凛「…………」
にこ「穂乃果、気持ちはわか
穂乃果「わかるわけないでしょ!!!!!」
穂乃果「あっ……」
希「……(ぎゅっ)」
花陽「海ちゃん……大丈夫かな……」
凛「…………」
にこ「穂乃果、気持ちはわか
穂乃果「わかるわけないでしょ!!!!!」
穂乃果「あっ……」
にこ「……いいわよ、気にしてない」
にこ「私だって海未のことは大好きだから、気持ちは……わかるよ」
穂乃果「うん……そうだよね……ごめんなさい……」
絵里「……」スッ
絵里「……ごめんなさい、ちょっと席を外すわ」
希「ハンカチ、いる?」
絵里「大丈夫よ、五枚もあれば足りるから……五枚くらい、淑女のたしなみ、でしょ?」
希「せやな……一人が辛くなったら、戻っておいで」
穂乃果「どうして海未ちゃんがこんな目に……」
にこ「私だって海未のことは大好きだから、気持ちは……わかるよ」
穂乃果「うん……そうだよね……ごめんなさい……」
絵里「……」スッ
絵里「……ごめんなさい、ちょっと席を外すわ」
希「ハンカチ、いる?」
絵里「大丈夫よ、五枚もあれば足りるから……五枚くらい、淑女のたしなみ、でしょ?」
希「せやな……一人が辛くなったら、戻っておいで」
穂乃果「どうして海未ちゃんがこんな目に……」
それから3時間が経過した
時間がこんなにも長く感じたのは久し振りだった
面会時間終了の一時間前といったとこだろうか、海未ちゃんが目覚めた
時間がこんなにも長く感じたのは久し振りだった
面会時間終了の一時間前といったとこだろうか、海未ちゃんが目覚めた
海未「ここは……ああ、私……車に跳ねられて……それで」
穂乃果「海未ちゃん!!」
海未「ああ……穂乃果、心配させて申し訳ありません……」
絵里「……ッ」
涙をぐっと堪えて私も海未の元に歩み寄る
絵里「良かった……本当に良かった……」
穂乃果「海未ちゃん!!」
海未「ああ……穂乃果、心配させて申し訳ありません……」
絵里「……ッ」
涙をぐっと堪えて私も海未の元に歩み寄る
絵里「良かった……本当に良かった……」
海未の手をぎゅっと握り締め、その存在を確かめるようにした
海未「絵里……みなさんも本当に心配をかけて申し訳無いです……」
希「ええよ、無事やったんだから、それで」
ことり「海未ちゃあああああああああああん」
海未「ああ、ことりにも本当に心配をかけてしまいました……」
海未「絵里……みなさんも本当に心配をかけて申し訳無いです……」
希「ええよ、無事やったんだから、それで」
ことり「海未ちゃあああああああああああん」
海未「ああ、ことりにも本当に心配をかけてしまいました……」
海未「ところで穂乃果」
海未「その指環、一体どうしたのですか?」
海未「その指環、一体どうしたのですか?」
穂乃果「えっ……?」
絵里「海未……?」
海未「……私?私がどうかしましたか?」
絵里「海未……?」
海未「……私?私がどうかしましたか?」
翌日朝、最悪の目覚めだった
昨日の面会時間が終了し、私達は帰らざるをえなくなった
逆向性健忘……所謂記憶喪失という奴である
漫画やドラマで見たことがある人も多いかもしれない
詳しいことはあとで真姫ちゃんに聞こうと思ってる
でも今は…………何をする気分にもなれなかった
登校中、ことりちゃんが私に色々話し掛けてくれたけど、なんにも入ってこなかった
あとで謝らなきゃ
穂乃果「…………」
ことり「穂乃果ちゃん……もう学校終わったよ、部室……行こ?」
穂乃果「うん……」
昨日の面会時間が終了し、私達は帰らざるをえなくなった
逆向性健忘……所謂記憶喪失という奴である
漫画やドラマで見たことがある人も多いかもしれない
詳しいことはあとで真姫ちゃんに聞こうと思ってる
でも今は…………何をする気分にもなれなかった
登校中、ことりちゃんが私に色々話し掛けてくれたけど、なんにも入ってこなかった
あとで謝らなきゃ
穂乃果「…………」
ことり「穂乃果ちゃん……もう学校終わったよ、部室……行こ?」
穂乃果「うん……」
絵里「……では、取り合えず海未が退院する一週間後まで、活動を一時休止します」
穂乃果「それで……海未ちゃんの容態はどうなの?」
真姫「逆向性健忘……所謂記憶喪失になるんだけど、海未の場合、全てを忘れてるんじゃなくて、ある一定の時期の記憶が無くなってるみたいなの」
絵里「……」
真姫「そう……ここ二週間、穂乃果が海未と付き合い始める四日前からの記憶が、ね……すっぽりと抜け落ちてる」
穂乃果「それで……海未ちゃんの容態はどうなの?」
真姫「逆向性健忘……所謂記憶喪失になるんだけど、海未の場合、全てを忘れてるんじゃなくて、ある一定の時期の記憶が無くなってるみたいなの」
絵里「……」
真姫「そう……ここ二週間、穂乃果が海未と付き合い始める四日前からの記憶が、ね……すっぽりと抜け落ちてる」
穂乃果「四日前、か……あ、はは……」
部室全体が冷たい空気で満たされる
静まり返った部室の中私は思い出す
私が告白する四日前、それは海未ちゃんと私が好き合うに至ったイベントがあった日なのだ
つまり、海未ちゃんが私のことを、恋愛感情で見る切っ掛けがまるまる全部消えている、という訳だ
笑えない話だな、本当に……何もかも
部室全体が冷たい空気で満たされる
静まり返った部室の中私は思い出す
私が告白する四日前、それは海未ちゃんと私が好き合うに至ったイベントがあった日なのだ
つまり、海未ちゃんが私のことを、恋愛感情で見る切っ掛けがまるまる全部消えている、という訳だ
笑えない話だな、本当に……何もかも
絵里「……毎日御見舞いに行くのも大変なので、交代制で行きましょう」
真姫「そうね、毎日大人数でこられても迷惑だろうし」
穂乃果「……」
絵里「個人的な話もあるだろうし……ね」
今日はそれで解散となった
今日は私とことりちゃん
明日は真姫ちゃんとにこちゃん
明後日は凛ちゃんと花陽ちゃん
明明後日は希ちゃんと絵里ちゃん
その次は土曜日でみんな用事があって、絵里ちゃん一人
その次は……まだわからない、多分絵里ちゃん一人だと思う
絵里ちゃんごめん、私もついていきたいのに任せきりで……
真姫「そうね、毎日大人数でこられても迷惑だろうし」
穂乃果「……」
絵里「個人的な話もあるだろうし……ね」
今日はそれで解散となった
今日は私とことりちゃん
明日は真姫ちゃんとにこちゃん
明後日は凛ちゃんと花陽ちゃん
明明後日は希ちゃんと絵里ちゃん
その次は土曜日でみんな用事があって、絵里ちゃん一人
その次は……まだわからない、多分絵里ちゃん一人だと思う
絵里ちゃんごめん、私もついていきたいのに任せきりで……
病室のドアを開けると海未ちゃんがいた
元気は……ないみたい
穂乃果「海未ちゃん、こんにちは……っていうのは変か……アハハ…」
ことり「海未ちゃん、体調はどう?」
海未「ああ……穂乃果にことり、来てくださったのですか……ありがとう」
海未「体調はまちまち、と言ったところでしょうか、毎日他に怪我してないか検査をしてますが今のとこは問題はありませんよ」
元気は……ないみたい
穂乃果「海未ちゃん、こんにちは……っていうのは変か……アハハ…」
ことり「海未ちゃん、体調はどう?」
海未「ああ……穂乃果にことり、来てくださったのですか……ありがとう」
海未「体調はまちまち、と言ったところでしょうか、毎日他に怪我してないか検査をしてますが今のとこは問題はありませんよ」
ことり「そっか……良かった……それより」
穂乃果「海未ちゃん……本当に覚えてないの……?」
海未「……ごめんなさい……」
穂乃果「そっか……はは、ごめんね、こんな時にまで私のことばっかで……海未ちゃんにはいつも迷惑掛けちゃうね……」
ことり「……」
それは誰が見ても痛々しい笑みで、今にも泣いてしまいそうな、そんな笑いだった
よく見れば足もかなり震えていて、私は穂乃果ちゃんを抱き締めたくなった
穂乃果「海未ちゃん……本当に覚えてないの……?」
海未「……ごめんなさい……」
穂乃果「そっか……はは、ごめんね、こんな時にまで私のことばっかで……海未ちゃんにはいつも迷惑掛けちゃうね……」
ことり「……」
それは誰が見ても痛々しい笑みで、今にも泣いてしまいそうな、そんな笑いだった
よく見れば足もかなり震えていて、私は穂乃果ちゃんを抱き締めたくなった
……こんな時でも邪な事を考えてしまう
私って本当に最低だな……ごめんね、海未ちゃん……穂乃果ちゃん……
海未「すいません、ことり……少しだけ穂乃果と二人で話してもいいですか?」
ことり「あ、ご、ごめんね!私出てるね!ごめん!」
思わず慌ててしまう
あーあー……私はお邪魔虫か……
私って本当に最低だな……ごめんね、海未ちゃん……穂乃果ちゃん……
海未「すいません、ことり……少しだけ穂乃果と二人で話してもいいですか?」
ことり「あ、ご、ごめんね!私出てるね!ごめん!」
思わず慌ててしまう
あーあー……私はお邪魔虫か……
海未「穂乃果……幾つか聞いてもいいですか?」
穂乃果「いいよ、なんでも聞いて?」
海未「私と穂乃果は……本当に付き合っていたのですか?」
穂乃果「うん……たまに周りに怒られちゃうくらいには一緒に居たかも」
穂乃果「いいよ、なんでも聞いて?」
海未「私と穂乃果は……本当に付き合っていたのですか?」
穂乃果「うん……たまに周りに怒られちゃうくらいには一緒に居たかも」
海未「穂乃果がつけている指環……それと同じものがここにあります」
海未「穂乃果、と名前が掘られていますね……スクールリングですか……風習ですね」
穂乃果「えへへ……私の指環には海未ちゃんの名前が掘ってあるんだよ」
海未「……ごめんなさい、穂乃果……どうしても思い出せないのです」
穂乃果「いいよ……しかた……ないもん」
海未「ですから……この二週間、何があったのか……教えて頂けませんか?」
穂乃果「……嘘、ついちゃうかもよ?」
海未「ふふ、穂乃果はそんなことはしませんよ……信じてますから」ニコッ
海未「穂乃果、と名前が掘られていますね……スクールリングですか……風習ですね」
穂乃果「えへへ……私の指環には海未ちゃんの名前が掘ってあるんだよ」
海未「……ごめんなさい、穂乃果……どうしても思い出せないのです」
穂乃果「いいよ……しかた……ないもん」
海未「ですから……この二週間、何があったのか……教えて頂けませんか?」
穂乃果「……嘘、ついちゃうかもよ?」
海未「ふふ、穂乃果はそんなことはしませんよ……信じてますから」ニコッ
これだ
これこそ、私が海未ちゃんを好きになった理由
この優しい笑顔が私は大好きだった
穂乃果「うん……話すね、どこから話そうかな」
海未「そうですね……切っ掛けが知りたいです」
穂乃果「ん……わかったよ」
そして私は語り始める
これこそ、私が海未ちゃんを好きになった理由
この優しい笑顔が私は大好きだった
穂乃果「うん……話すね、どこから話そうかな」
海未「そうですね……切っ掛けが知りたいです」
穂乃果「ん……わかったよ」
そして私は語り始める
あの日、私は海未ちゃんに一緒にお出掛けしようって言ったの
海未ちゃん、本当は稽古があったのにいいよって言ってくれてさ
海未ちゃんは本当に優しくて、その事を私に隠してたんだ
それでね、二人で遊園地に行ったんだよ
……まあ、女子高生二人で遊園地なんて、よく考えたらいい標的だよね……あはは
海未ちゃん、本当は稽古があったのにいいよって言ってくれてさ
海未ちゃんは本当に優しくて、その事を私に隠してたんだ
それでね、二人で遊園地に行ったんだよ
……まあ、女子高生二人で遊園地なんて、よく考えたらいい標的だよね……あはは
海未ちゃんが男の人に絡まれちゃってさ、その時私二人分のアイス買いに行ってて
私が戻って来たら男の人に連れてかれそうになっててさ……思わず男の人にアイス投げつけちゃって
そしたら海未ちゃんが隙をついて男の人吹っ飛ばしちゃうんだもん、びっくりしたよ
結局、助けてくれたのは海未ちゃんの方でさ
私はたまたまその手助けが出来たってだけで
私が戻って来たら男の人に連れてかれそうになっててさ……思わず男の人にアイス投げつけちゃって
そしたら海未ちゃんが隙をついて男の人吹っ飛ばしちゃうんだもん、びっくりしたよ
結局、助けてくれたのは海未ちゃんの方でさ
私はたまたまその手助けが出来たってだけで
……お恥ずかしながら、実は私、前日から微熱があったんだけど、それを黙って海未ちゃんと遊んでたの
そしたらね、観覧車の中で私くらっとしちゃって
結局海未ちゃんにバレちゃった
海未ちゃんはすっごい私の事を怒ったよ、何度も馬鹿って言われた
……私も、折角の海未ちゃんとのデートだったからさ……無理してでも行きたかったんだよって言って、そしたら海未ちゃん、怒りながら私を抱き締めて、そしたら今度は泣き出しちゃったの
海未ちゃんは本当に優しいなぁって思った
そしたらね、観覧車の中で私くらっとしちゃって
結局海未ちゃんにバレちゃった
海未ちゃんはすっごい私の事を怒ったよ、何度も馬鹿って言われた
……私も、折角の海未ちゃんとのデートだったからさ……無理してでも行きたかったんだよって言って、そしたら海未ちゃん、怒りながら私を抱き締めて、そしたら今度は泣き出しちゃったの
海未ちゃんは本当に優しいなぁって思った
四日後くらいかな、ライブが終わったあと、私は海未ちゃんに告白したの
海未ちゃん、いいよって言ってくれて、本当に嬉しかったんだ
あれ……ごめん、思い出したらちょっと……涙が……ごめん、続けるね
スクールリング交換しようって私が海未ちゃんに言った時、海未ちゃん凄い喜んでくれてさ……
だか……だから……私……
……大丈夫、落ち着いた
うん、うん……大丈夫
それでね?そのあとも……
海未ちゃん、いいよって言ってくれて、本当に嬉しかったんだ
あれ……ごめん、思い出したらちょっと……涙が……ごめん、続けるね
スクールリング交換しようって私が海未ちゃんに言った時、海未ちゃん凄い喜んでくれてさ……
だか……だから……私……
……大丈夫、落ち着いた
うん、うん……大丈夫
それでね?そのあとも……
ことり「私……なにしてんだろう……」
部屋に聞き耳立てて盗み聞きなんて……
ことり「本当に……最低……ッ……」
自分が本当に嫌になる
穂乃果ちゃんのことはもう諦めた筈なのに
踏ん切りがついた筈なのに……
部屋に聞き耳立てて盗み聞きなんて……
ことり「本当に……最低……ッ……」
自分が本当に嫌になる
穂乃果ちゃんのことはもう諦めた筈なのに
踏ん切りがついた筈なのに……
穂乃果「ことりちゃん?」
不意に横から声をかけられて、吃驚してしまった
ことり「ひゃい!?」
穂乃果「ひゃい?」
ことり「ああ、ほ、穂乃果ちゃんお話は済んだの!?」
穂乃果「うん、今終わったとこ」
不意に横から声をかけられて、吃驚してしまった
ことり「ひゃい!?」
穂乃果「ひゃい?」
ことり「ああ、ほ、穂乃果ちゃんお話は済んだの!?」
穂乃果「うん、今終わったとこ」
僅かに腫れた穂乃果ちゃんの目蓋
それがたまらなく愛し……
わ、私ってばまた……!
ことり「ご、ごめん穂乃果ちゃん!私急用が入っちゃったの!ごめんね!帰らなきゃ!」ダッ
馬鹿!!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!!私の馬鹿!!!もう……もういや!!!!
自分の情けなさに耐えきれなくなり、思わず嘘をついて走り出してしまった
後ろを振り向くことは……出来なかった
それがたまらなく愛し……
わ、私ってばまた……!
ことり「ご、ごめん穂乃果ちゃん!私急用が入っちゃったの!ごめんね!帰らなきゃ!」ダッ
馬鹿!!!馬鹿馬鹿馬鹿!!!!私の馬鹿!!!もう……もういや!!!!
自分の情けなさに耐えきれなくなり、思わず嘘をついて走り出してしまった
後ろを振り向くことは……出来なかった
穂乃果「あ!ことりちゃん!」
海未「どうかしたのですか?」
穂乃果「ううん、ことりちゃんが急ぎの用があるって帰っちゃって……最初に言ってくれたら良かったのに……」
海未「…………」
海未「どうかしたのですか?」
穂乃果「ううん、ことりちゃんが急ぎの用があるって帰っちゃって……最初に言ってくれたら良かったのに……」
海未「…………」
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