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元スレ穂乃果「海未ちゃん大好き!」
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看護婦「じゃ、私そろそろ仕事に戻るわね、お昼はさいっこうに不味いの持ってきてやるんだから」
海未「ええ、お願いします、さいっこうに不味いの」
看護婦「ふふ、またね、海未ちゃん」
海未「ええ、また」
ガラッ……という音と共に彼女は病室から去っていった
思えば穂乃果も、『やるったらやる』その一言で私達を振り回して、でも覚悟と努力は何時だって本物だった
こうやって彼女を思い出す度、私は思う
海未「ええ、お願いします、さいっこうに不味いの」
看護婦「ふふ、またね、海未ちゃん」
海未「ええ、また」
ガラッ……という音と共に彼女は病室から去っていった
思えば穂乃果も、『やるったらやる』その一言で私達を振り回して、でも覚悟と努力は何時だって本物だった
こうやって彼女を思い出す度、私は思う
むしろ記憶喪失ですんでよかったな
てっきり海未ちゃんの顔がグチャグチャになるのかと
てっきり海未ちゃんの顔がグチャグチャになるのかと
海未「ああ……私って本当、穂乃果がいなければダメダメなんですね」
海未「少し……寝ますか」
今日の昼寝はいつもより
よく眠れそうだ……
海未「少し……寝ますか」
今日の昼寝はいつもより
よく眠れそうだ……
海未「そろそろ絵里達が来る時間ですかね」
コンコン
海未「噂をすれば?ですか」
海未「どうぞー」
絵里「こんにちは、海未」
海未「ええ、こんにちは……ってあれ、希は?」
絵里「ああ……ごめんなさい、希は諸事情で来れなくなっちゃったのよね……本人もごめんって言ってたから……許してあげて?」
海未「許すも何も、こちらがお礼したいくらいですよ……毎日来て貰ってますし……お陰でその、寂しくもないです……し」
コンコン
海未「噂をすれば?ですか」
海未「どうぞー」
絵里「こんにちは、海未」
海未「ええ、こんにちは……ってあれ、希は?」
絵里「ああ……ごめんなさい、希は諸事情で来れなくなっちゃったのよね……本人もごめんって言ってたから……許してあげて?」
海未「許すも何も、こちらがお礼したいくらいですよ……毎日来て貰ってますし……お陰でその、寂しくもないです……し」
最後の方はぼそっと言った
私顔がカァっと熱くなって、恥ずかしくてふとんで顔を隠す
絵里「あらあら、可愛いじゃない、恥ずかしがりやなのね」
海未「かっ、からかわないでくださいっ!///」
絵里「もー、いいじゃない久し振りなんだから」
絵里「それより……記憶、まだダメなの?」
海未「はい……思い出せないんです……」
私顔がカァっと熱くなって、恥ずかしくてふとんで顔を隠す
絵里「あらあら、可愛いじゃない、恥ずかしがりやなのね」
海未「かっ、からかわないでくださいっ!///」
絵里「もー、いいじゃない久し振りなんだから」
絵里「それより……記憶、まだダメなの?」
海未「はい……思い出せないんです……」
絵里「ま、少しずつ頑張っていきましょ?あ、そうそうはいこれ、ことりから預かってきた新衣装の絵よー」
ぱらりと一枚の紙を私に見せる絵里
海未「こ、これは……」
絵里「可愛いでしょ?」
満面の笑みである
ぱらりと一枚の紙を私に見せる絵里
海未「こ、これは……」
絵里「可愛いでしょ?」
満面の笑みである
数分後
絵里「全く、ちょっとしたジョークじゃない」
海未「じ、冗談なんて普通思わないじゃないですか……」
絵はことりの悪戯で、新衣装はまだ作らないらしい
ことりのバカ!
大声で叫びたい衝動を抑えます
絵里「全く、ちょっとしたジョークじゃない」
海未「じ、冗談なんて普通思わないじゃないですか……」
絵はことりの悪戯で、新衣装はまだ作らないらしい
ことりのバカ!
大声で叫びたい衝動を抑えます
絵里「海未……」
海未「えっ……?」
不意に抱き締められ、身動きが取れなくなる
海未「え、絵里っ…?」ドキッ
私の心臓も絵里の心臓に同期するようにドクンドクンと激しさを増していく
絵里「海未……良かった……生きてて本当に良かった……海未……海未……」
海未「絵里……」
海未「えっ……?」
不意に抱き締められ、身動きが取れなくなる
海未「え、絵里っ…?」ドキッ
私の心臓も絵里の心臓に同期するようにドクンドクンと激しさを増していく
絵里「海未……良かった……生きてて本当に良かった……海未……海未……」
海未「絵里……」
絵里の声は凄く震えていて、私の首筋……皮膚がじわりと湿るのがわかった
絵里「少しだけ……このままで……」
海未「わかりました、大丈夫……私はここにいますよ」
絵里の背中に手を回し、優しく撫でた
長い時間……いや、実際はそうでもなかったのかもしれないし、そうだったのかもしれないが、外はすっかり暗くなっていた
やはりこの時期は日が短いな……改めてそう感じた
絵里「少しだけ……このままで……」
海未「わかりました、大丈夫……私はここにいますよ」
絵里の背中に手を回し、優しく撫でた
長い時間……いや、実際はそうでもなかったのかもしれないし、そうだったのかもしれないが、外はすっかり暗くなっていた
やはりこの時期は日が短いな……改めてそう感じた
絵里「ありがとう、もう大丈夫」
海未「本当に大丈夫ですか……?」
絵里「ええ、大丈夫よ、もう大丈夫」
絵里「それより……明日も来ていいかしら?」
海未「ええ、いつでも構いませんよ、穂乃果は家の手伝いがあるみたいで明日明後日はこれないって言ってましたし」
海未「本当に大丈夫ですか……?」
絵里「ええ、大丈夫よ、もう大丈夫」
絵里「それより……明日も来ていいかしら?」
海未「ええ、いつでも構いませんよ、穂乃果は家の手伝いがあるみたいで明日明後日はこれないって言ってましたし」
絵里「ん、じゃあ……また明日、海未」
海未「はい、また明日」
絵里「明日は亜里沙も連れてくるわね、私一人じゃ飽きちゃうかもだし」
クスッと微笑む彼女に、若干の寂しさを感じながら私は頷き手を振った
扉がしまり彼女が見えなくなると、私は腕を伸ばし横になる
身体が怠けているようで、気怠さが抜けなくなってきている
はやく家に帰りたいな……
海未「はい、また明日」
絵里「明日は亜里沙も連れてくるわね、私一人じゃ飽きちゃうかもだし」
クスッと微笑む彼女に、若干の寂しさを感じながら私は頷き手を振った
扉がしまり彼女が見えなくなると、私は腕を伸ばし横になる
身体が怠けているようで、気怠さが抜けなくなってきている
はやく家に帰りたいな……
絵里「海未ー、来たわよ~」
海未「あ、絵里じゃないで…っ!?
亜里沙「海未さああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!」
私の胸に飛び付いてくる少女、紛れもなく絵里の妹の亜里沙ちゃんだ
海未「っとと、吃驚した……」
優しく彼女を撫でる
彼女もきってと私が心配だったのだろう
海未「あ、絵里じゃないで…っ!?
亜里沙「海未さああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!!」
私の胸に飛び付いてくる少女、紛れもなく絵里の妹の亜里沙ちゃんだ
海未「っとと、吃驚した……」
優しく彼女を撫でる
彼女もきってと私が心配だったのだろう
絵里「ちょ、ちょっと亜里沙っ!海未を困らせたらっ」
亜里沙「ご、ごめんなさい……」
海未「いえいえ、いいじゃないですか、このくらい……私なら大丈夫ですよ」
絵里「なら……いいけど」
亜里沙「海未さん……大丈夫でしたか……?生きてますか……?」
海未「ええ、生きてますよ、私はいつでも海未です」
彼女の髪の柔らかさが癖になりついつい撫でてしまう
頬を赤らめる亜里沙ちゃんがちょっと可愛いと思った
亜里沙「ご、ごめんなさい……」
海未「いえいえ、いいじゃないですか、このくらい……私なら大丈夫ですよ」
絵里「なら……いいけど」
亜里沙「海未さん……大丈夫でしたか……?生きてますか……?」
海未「ええ、生きてますよ、私はいつでも海未です」
彼女の髪の柔らかさが癖になりついつい撫でてしまう
頬を赤らめる亜里沙ちゃんがちょっと可愛いと思った
絵里「はい、終了」
ひょいと首を持ち上げ私のべっとから亜里沙ちゃんを下ろす絵里
ちょっと名残惜しい
絵里「全く……心配だったのはわかるけど、一応病院なのよ?ここ」
亜里沙「はーい……」
絵里「よしよし、偉い」
絵里に撫でられ嬉しそうに微笑む亜里沙ちゃん、姉妹って良いなぁ
ひょいと首を持ち上げ私のべっとから亜里沙ちゃんを下ろす絵里
ちょっと名残惜しい
絵里「全く……心配だったのはわかるけど、一応病院なのよ?ここ」
亜里沙「はーい……」
絵里「よしよし、偉い」
絵里に撫でられ嬉しそうに微笑む亜里沙ちゃん、姉妹って良いなぁ
絵里「どう?昨日今日で何か変わったことはある?」
海未「いえ、特にないですよ」
昨日……昨日と言われ私はふと昨日の絵里を思い出す
ちょっとだけ顔が赤くなった
絵里「そっか、なら良かった」
亜里沙「あ、お姉ちゃん!私そろそろお友達と待ち合わせだ!」
海未「いえ、特にないですよ」
昨日……昨日と言われ私はふと昨日の絵里を思い出す
ちょっとだけ顔が赤くなった
絵里「そっか、なら良かった」
亜里沙「あ、お姉ちゃん!私そろそろお友達と待ち合わせだ!」
絵里「そっか、行ってらっしゃい、亜里沙……ああはいこれ」
亜里沙ちゃんに500円を渡す絵里
絵里「……おでんは飲物じゃないからね」
亜里沙「はい!行ってくるー!」
絵里「ふう……嵐が去ったような感じね」
海未「ふふ、まあそう言わないであげてくださいよ、来てくれて嬉しかったですし」
亜里沙ちゃんに500円を渡す絵里
絵里「……おでんは飲物じゃないからね」
亜里沙「はい!行ってくるー!」
絵里「ふう……嵐が去ったような感じね」
海未「ふふ、まあそう言わないであげてくださいよ、来てくれて嬉しかったですし」
絵里「ま、亜里沙が自分の方から『私も着いていきたい!』って言った時は吃驚したけど、私も嬉しかったしね」
海未「絵里も?」
絵里「ええ、思い遣りのある良い子だなってね、嬉しいわ」
海未「ふふ、絵里は本当に亜里沙ちゃんが大好きですね」
絵里「よく言われる、あ、隣良い?」
海未「?……ああ、どうぞどうぞ」
海未「絵里も?」
絵里「ええ、思い遣りのある良い子だなってね、嬉しいわ」
海未「ふふ、絵里は本当に亜里沙ちゃんが大好きですね」
絵里「よく言われる、あ、隣良い?」
海未「?……ああ、どうぞどうぞ」
一瞬同じベットに入りたいって意味と勘違いしかけたことは秘密にしておこう
私は身体を少しベットの左に避け、ぽんぽん……と、右隣を叩く
その時だった
絵里「あっ……!?」
私は身体を少しベットの左に避け、ぽんぽん……と、右隣を叩く
その時だった
絵里「あっ……!?」
絵里「あっ……!?」
絵里が私のベットに座ろうと近付いてきたその時だった
足を縺れさせた絵里が姿勢を崩し前に倒れ込む
私は絵里を支えようと抱き抱えるように腕を伸ばしそして……
絵里が私のベットに座ろうと近付いてきたその時だった
足を縺れさせた絵里が姿勢を崩し前に倒れ込む
私は絵里を支えようと抱き抱えるように腕を伸ばしそして……
少し前
雪穂「あ、亜里沙ちゃーん!」
私の同級生で、私の大切な友達の雪穂ちゃん
μ.sの穂乃果さんの妹で、可愛くてしっかりもの
でも時々おちゃめ、そんな雪穂ちゃん
亜里沙「ごめーん!待った!?」
雪穂「ううん、私も今来たとこだよー、海未さんのお見舞いだよね?私も行った方が良かったかなぁ……」
雪穂「あ、亜里沙ちゃーん!」
私の同級生で、私の大切な友達の雪穂ちゃん
μ.sの穂乃果さんの妹で、可愛くてしっかりもの
でも時々おちゃめ、そんな雪穂ちゃん
亜里沙「ごめーん!待った!?」
雪穂「ううん、私も今来たとこだよー、海未さんのお見舞いだよね?私も行った方が良かったかなぁ……」
亜里沙「うん、どうしても行っておきたかったから」
雪穂「亜里沙ちゃんは海未さんが大好きだねー」
によによと笑う彼女に赤面した私は腕を回しながら叫ぶ、いつものように
亜里沙「ち、違うってば!確かに海未さんは大好きだけど、そんなんじゃないんだってばー!」
雪穂「あれあれー?私、『そういう意味』なんて一言も言ってないよー?」
ボン、と音がした気がした
完全に自爆だ
雪穂「亜里沙ちゃんは海未さんが大好きだねー」
によによと笑う彼女に赤面した私は腕を回しながら叫ぶ、いつものように
亜里沙「ち、違うってば!確かに海未さんは大好きだけど、そんなんじゃないんだってばー!」
雪穂「あれあれー?私、『そういう意味』なんて一言も言ってないよー?」
ボン、と音がした気がした
完全に自爆だ
亜里沙「雪穂ちゃんの癖に……!」
雪穂「なんか然り気無く酷いこと言われた気がする……あ、そうそう、お姉ちゃんとすれ違わなかった?」
亜里沙「え?知らないよ?」
雪穂「なんか然り気無く酷いこと言われた気がする……あ、そうそう、お姉ちゃんとすれ違わなかった?」
亜里沙「え?知らないよ?」
亜里沙「あ、そうそう」
亜里沙「はいこれ!」
雪穂「こ、これは…」
亜里沙「はいこれ!」
雪穂「こ、これは…」
雪穂「……亜里沙、コンポタはね、飲物だけどジュースとはちょっと違うんだよ」
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