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元スレ黒子「体の芯まで温まりますの~」
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――第七学区
黒子「……さすがに予想外でしたの。目覚めた先が学園都市とは」
上条「そんだけお前の凍傷がひどかったんだよ。並の病院じゃ後遺症の心配がって」シュルシュル
黒子「……なるほど。それはお手間を取らせました。ですが」
上条「……うん?」
黒子「雪山からいきなりこの場面転換は、現実に帰ってきた感がぱねぇですの」ドヨーン
上条「ご愁傷様だな」シュルシュル
黒子(……う、さすがに怒っているようですわね)
黒子「帰りの新幹線のチケット、少しもったいなかったですの」
上条「十分楽しめたからいいさ。んなことより、さっさと体治してくれ」サクッ
黒子「はいな、全力で承りましたの」
上条「ならいい。ほい、リンゴ剥けたぞ」
黒子「……あのぅ、わたくし見ての通り手足が」
上条「わかってるよ。はい、あーん」スッ
黒子「ちょっ///」ボッ
黒子「……さすがに予想外でしたの。目覚めた先が学園都市とは」
上条「そんだけお前の凍傷がひどかったんだよ。並の病院じゃ後遺症の心配がって」シュルシュル
黒子「……なるほど。それはお手間を取らせました。ですが」
上条「……うん?」
黒子「雪山からいきなりこの場面転換は、現実に帰ってきた感がぱねぇですの」ドヨーン
上条「ご愁傷様だな」シュルシュル
黒子(……う、さすがに怒っているようですわね)
黒子「帰りの新幹線のチケット、少しもったいなかったですの」
上条「十分楽しめたからいいさ。んなことより、さっさと体治してくれ」サクッ
黒子「はいな、全力で承りましたの」
上条「ならいい。ほい、リンゴ剥けたぞ」
黒子「……あのぅ、わたくし見ての通り手足が」
上条「わかってるよ。はい、あーん」スッ
黒子「ちょっ///」ボッ
上条「なんだよ?」
黒子「な、なんだもへったくれもありませんの! 公共の施設でこのような///」
上条「病人が病院で何言ってんだか。もう切っちまったんだから」スッ
黒子「……し、しかし」
上条「つべこべ言わない口開ける。はいあーん」
黒子「……あ、……あーん」ハム
上条「」ドキ
黒子「んー! 甘いですの!」シャリシャリ
上条「み、蜜入りだからな。はい、もう一口」
黒子「……あーん」ハム
上条「……」フイ
黒子「あの、私一人で一個はさすがに食べきれませんわ。上条さんも」
上条「あ、ああ、そうだな。いただくよ」ワタワタ
黒子「な、なんだもへったくれもありませんの! 公共の施設でこのような///」
上条「病人が病院で何言ってんだか。もう切っちまったんだから」スッ
黒子「……し、しかし」
上条「つべこべ言わない口開ける。はいあーん」
黒子「……あ、……あーん」ハム
上条「」ドキ
黒子「んー! 甘いですの!」シャリシャリ
上条「み、蜜入りだからな。はい、もう一口」
黒子「……あーん」ハム
上条「……」フイ
黒子「あの、私一人で一個はさすがに食べきれませんわ。上条さんも」
上条「あ、ああ、そうだな。いただくよ」ワタワタ
上条「お前が助けた二人とも無事だったって。ご両親から後でお礼に伺いたいって連絡があった」
黒子「それは何よりでした。思えば、もう少しうまく立ち回る方法もあったのですが、実践できませんでしたわね」
上条「刹那的に最善の方法を選択しろなんて無理は言わねえけど」
上条「それとこうなったこととは、話が別だよな」ジロ
黒子「う゛、ついに説教の開演ですのね」
上条「もうあんな無茶すんな、とは言わない。咄嗟にそう動いちまうのが白井黒子だもんな」
黒子「…………」
上条「ただ、これだけは覚えておいてくれよ。お前にもしものことがあったら」
上条「俺、絶対泣く自信があるから」
黒子「……上条、さん」
上条「……くれぐれも、よろしく頼んだかんな」プイ
黒子「……はい。今のお言葉、決して忘れませんわ」
黒子「それは何よりでした。思えば、もう少しうまく立ち回る方法もあったのですが、実践できませんでしたわね」
上条「刹那的に最善の方法を選択しろなんて無理は言わねえけど」
上条「それとこうなったこととは、話が別だよな」ジロ
黒子「う゛、ついに説教の開演ですのね」
上条「もうあんな無茶すんな、とは言わない。咄嗟にそう動いちまうのが白井黒子だもんな」
黒子「…………」
上条「ただ、これだけは覚えておいてくれよ。お前にもしものことがあったら」
上条「俺、絶対泣く自信があるから」
黒子「……上条、さん」
上条「……くれぐれも、よろしく頼んだかんな」プイ
黒子「……はい。今のお言葉、決して忘れませんわ」
上条「ところでお前さ。変なこと言ってたの、覚えてるか?」
黒子「変なこと、とは?」フキフキ
上条「その、車の中で」
黒子「……あぁ、思い当たりましたの」
上条「あれは、その、どういう意図で」
黒子「深い意味はありませんの。夢じゃないってことをただ確かめたかっただけですわ」
上条「……それだけ、か。んで、実感はできたのか?」
黒子「それはまあ、温もりは伝わりましたし、生きててよかったとは思え……」
黒子「って、何言わせますのよ!///」ガチン
上条「い、いや、そんなつもりは、だな///」フルフル
美琴「黒子ー、お見舞いに来てやったわよー!」バタン
上条「よ、よーう! 御坂も来たのかー!」スチャ
黒子「ま、まぁまぁお姉様ー! わざわざご足労いただきまして!」バッ
美琴(……な、何? 何なの? この妙な空気は?)
黒子「変なこと、とは?」フキフキ
上条「その、車の中で」
黒子「……あぁ、思い当たりましたの」
上条「あれは、その、どういう意図で」
黒子「深い意味はありませんの。夢じゃないってことをただ確かめたかっただけですわ」
上条「……それだけ、か。んで、実感はできたのか?」
黒子「それはまあ、温もりは伝わりましたし、生きててよかったとは思え……」
黒子「って、何言わせますのよ!///」ガチン
上条「い、いや、そんなつもりは、だな///」フルフル
美琴「黒子ー、お見舞いに来てやったわよー!」バタン
上条「よ、よーう! 御坂も来たのかー!」スチャ
黒子「ま、まぁまぁお姉様ー! わざわざご足労いただきまして!」バッ
美琴(……な、何? 何なの? この妙な空気は?)
――常盤台中学
美琴「どうよ? その後、体の調子は」
黒子「完全に復調致しましたの。すみませんでした、お見舞いにも来ていただきまして」
美琴「ああ、いいっていいって。わたしとアンタの仲じゃない?」
黒子「……お姉様」
美琴「それより何? 改まって話とか」
黒子「はい、お姉様は、……その」
美琴「うん? 珍しく歯切れ悪いわね」
黒子「……ええと、上条さんに恋愛感情がありますのよね」
美琴「は…………///」
黒子「その想いの深さがどれほどのものなのか、……改めて確認したいと」
美琴「ちょ、ちょおっと待った! いきなり何それ! わたしがアイツ好きなの前提か!?///」
美琴「どうよ? その後、体の調子は」
黒子「完全に復調致しましたの。すみませんでした、お見舞いにも来ていただきまして」
美琴「ああ、いいっていいって。わたしとアンタの仲じゃない?」
黒子「……お姉様」
美琴「それより何? 改まって話とか」
黒子「はい、お姉様は、……その」
美琴「うん? 珍しく歯切れ悪いわね」
黒子「……ええと、上条さんに恋愛感情がありますのよね」
美琴「は…………///」
黒子「その想いの深さがどれほどのものなのか、……改めて確認したいと」
美琴「ちょ、ちょおっと待った! いきなり何それ! わたしがアイツ好きなの前提か!?///」
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