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元スレ魔王「四天王を増やして、百天王にしよう」側近「ええっ!?」
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~ 魔王城 ~
魔王「いよいよ人間界侵攻の時が来たな」
側近「はっ……」
側近「あの緑豊かな大地を我らの手中に収めるのは、全魔族の悲願でありました」
魔王「うむ……この戦争、敗北は決して許されん」
魔王「ところで、魔王軍幹部“四天王”はどうしておる?」
側近「もちろん、準備は万全です」
側近「魔王様のご命令を今か今かと待ちわびている、といったところでございましょう」
魔王「ふむ」
魔王「四天王……ワシ自ら選りすぐった、魔族の中でも強大な力を持つ四人……」
魔王「いよいよ人間界侵攻の時が来たな」
側近「はっ……」
側近「あの緑豊かな大地を我らの手中に収めるのは、全魔族の悲願でありました」
魔王「うむ……この戦争、敗北は決して許されん」
魔王「ところで、魔王軍幹部“四天王”はどうしておる?」
側近「もちろん、準備は万全です」
側近「魔王様のご命令を今か今かと待ちわびている、といったところでございましょう」
魔王「ふむ」
魔王「四天王……ワシ自ら選りすぐった、魔族の中でも強大な力を持つ四人……」
側近「はっ、あの四人はいずれも魔王様によって」
側近「彼らを象徴する“二文字”と」
側近「自ら下級魔族に命令を与えられる“王”の称号が与えられております」
側近「鉄をも溶かす灼熱の炎を自在に操る、炎獄王!」
側近「あらゆるものを切り裂く疾風の申し子、絶風王!」
側近「水を駆使した技や魔法のエキスパート、滅水王!」
側近「強大な力をもって大地を揺るがす、轟地王!」
側近「いずれもが、人間の兵1万にも匹敵する戦力の持ち主です」
魔王「うむ……」
側近「?」
側近「彼らを象徴する“二文字”と」
側近「自ら下級魔族に命令を与えられる“王”の称号が与えられております」
側近「鉄をも溶かす灼熱の炎を自在に操る、炎獄王!」
側近「あらゆるものを切り裂く疾風の申し子、絶風王!」
側近「水を駆使した技や魔法のエキスパート、滅水王!」
側近「強大な力をもって大地を揺るがす、轟地王!」
側近「いずれもが、人間の兵1万にも匹敵する戦力の持ち主です」
魔王「うむ……」
側近「?」
側近「……どうなされましたか?」
側近「まるで、四天王の戦力が物足りないとでもいうような反応でしたが……」
魔王「そのとおりだ」
側近「!」
魔王「人間の兵1万に匹敵する幹部が四人、すなわち人間の兵4万人分の戦力」
魔王「これではいささか物足りぬ」
魔王「それに、人間側にも一騎当千の強者がいないとも限らぬしな」
側近(たしかに……おっしゃるとおりだ!)
側近(これほどの戦力を持ってなお、一厘の油断もされないとは、さすが魔王様!)
魔王「──というわけで」
魔王「四天王を増やして、百天王にしよう」
側近「ええっ!?」
側近「まるで、四天王の戦力が物足りないとでもいうような反応でしたが……」
魔王「そのとおりだ」
側近「!」
魔王「人間の兵1万に匹敵する幹部が四人、すなわち人間の兵4万人分の戦力」
魔王「これではいささか物足りぬ」
魔王「それに、人間側にも一騎当千の強者がいないとも限らぬしな」
側近(たしかに……おっしゃるとおりだ!)
側近(これほどの戦力を持ってなお、一厘の油断もされないとは、さすが魔王様!)
魔王「──というわけで」
魔王「四天王を増やして、百天王にしよう」
側近「ええっ!?」
側近「ちょっ、ちょっと待って下さい!?」
側近「四天王を、百天王にするってのはどういう意味ですか!?」
魔王「決まっているだろう。四天王を百人に増やすのだ。つまり、百天王だ」
側近「えぇっ!? でも、えぇ!?」
魔王「単純な計算だ」
魔王「四天王を百天王にすれば、我が魔王軍の戦力は25倍になるだろう?」
側近「いやいやいや、ちょっと待って下さい!?」
側近「例えば、ある町の町長が一人だったところを10人に増やしたとして──」
側近「町が10倍豊かになるか、といったらなりませんよね?」
魔王「いや、なる」キリッ
側近(ええええええええええ~っ!?)
側近「四天王を、百天王にするってのはどういう意味ですか!?」
魔王「決まっているだろう。四天王を百人に増やすのだ。つまり、百天王だ」
側近「えぇっ!? でも、えぇ!?」
魔王「単純な計算だ」
魔王「四天王を百天王にすれば、我が魔王軍の戦力は25倍になるだろう?」
側近「いやいやいや、ちょっと待って下さい!?」
側近「例えば、ある町の町長が一人だったところを10人に増やしたとして──」
側近「町が10倍豊かになるか、といったらなりませんよね?」
魔王「いや、なる」キリッ
側近(ええええええええええ~っ!?)
側近(ま、まずいぞ……! これは絶対に止めなければ!)
側近(幹部が100人もいたら、指揮系統がメチャクチャになるだけだ!)
側近(しかし、船頭多くして船山に上る、などと説明しても通用しないだろうな)
側近(なにしろ、魔王様に仕えて数百年、一つだけ分かっていることがある)
魔王「となれば、さっそく魔界中の魔族を城に集めるのだ!」
側近(こういう風にやる気を出している時の魔王様は──)
魔王「なにしろ、あと96人も幹部を増やさねばならぬのだからな!」
側近(絶対に自分の意見を曲げないからだ!)
魔王「そして、集まった魔族の中からワシ自ら選別を行い──」
魔王「その者を象徴する“二文字”と“王”の称号を与え、百天王とする!」
魔王「よいな、側近?」
側近「……分かりました、お任せを!」
側近(こうなったら、やるしかない!)
側近(幹部が100人もいたら、指揮系統がメチャクチャになるだけだ!)
側近(しかし、船頭多くして船山に上る、などと説明しても通用しないだろうな)
側近(なにしろ、魔王様に仕えて数百年、一つだけ分かっていることがある)
魔王「となれば、さっそく魔界中の魔族を城に集めるのだ!」
側近(こういう風にやる気を出している時の魔王様は──)
魔王「なにしろ、あと96人も幹部を増やさねばならぬのだからな!」
側近(絶対に自分の意見を曲げないからだ!)
魔王「そして、集まった魔族の中からワシ自ら選別を行い──」
魔王「その者を象徴する“二文字”と“王”の称号を与え、百天王とする!」
魔王「よいな、側近?」
側近「……分かりました、お任せを!」
側近(こうなったら、やるしかない!)
こうして、側近の“百天王”候補集めが始まった。
側近「ふう、ふう、大変だ!」タッタッタ…
側近「魔界のあちこちに『魔王軍幹部急募!』のポスターを貼らないと!」ペタッ…
~
側近「みなさぁ~ん! ぜひ魔王城に来て下さぁ~い!」
側近「魔王様と面接した方には合格不合格にかかわらず、粗品を差し上げまぁ~す!」
~
側近「今、魔王軍には幹部が不足しています!」
側近「皆さまのご協力を、お願いいたします!」
側近「ふう、ふう、大変だ!」タッタッタ…
側近「魔界のあちこちに『魔王軍幹部急募!』のポスターを貼らないと!」ペタッ…
~
側近「みなさぁ~ん! ぜひ魔王城に来て下さぁ~い!」
側近「魔王様と面接した方には合格不合格にかかわらず、粗品を差し上げまぁ~す!」
~
側近「今、魔王軍には幹部が不足しています!」
側近「皆さまのご協力を、お願いいたします!」
>>17
側近も百人にしよう
側近も百人にしよう
オーク「え~、魔王城に行け? めんどくせえなぁ」
側近「頼む、面接を受けるだけでいいから!」
~
側近「どう? 魔王軍幹部やってみない?」
サキュバス「あらぁ~ん、スカウトなんて、アタシ困っちゃう!」
~
側近「城に来るだけでいいから!」
触手「う~ん、ここから動くだけでも大変なのですが……」ウネウネ…
~
側近「ぜひ、面接を受けに来てくれ! なかなか魔族が集まらんのだ!」
ゴブリン「行けたら行くッスよ」
~
スライム「ボクなんか受かりっこないし、行く意味あるんですか?」
側近「たしかに受からないだろうが、記念に受けてみなって! 粗品も出るよ!」
側近(なにしろ、なるべく多くの魔族を城に呼べというご命令だからな……)
側近「頼む、面接を受けるだけでいいから!」
~
側近「どう? 魔王軍幹部やってみない?」
サキュバス「あらぁ~ん、スカウトなんて、アタシ困っちゃう!」
~
側近「城に来るだけでいいから!」
触手「う~ん、ここから動くだけでも大変なのですが……」ウネウネ…
~
側近「ぜひ、面接を受けに来てくれ! なかなか魔族が集まらんのだ!」
ゴブリン「行けたら行くッスよ」
~
スライム「ボクなんか受かりっこないし、行く意味あるんですか?」
側近「たしかに受からないだろうが、記念に受けてみなって! 粗品も出るよ!」
側近(なにしろ、なるべく多くの魔族を城に呼べというご命令だからな……)
称号与えるだけで、特別な能力を贈呈!とかないならわりと意味ない気がする
側近の努力もあり、次々に城にやってくる魔族を、魔王は全て面接した。
魔王「魔王軍幹部を志望された動機を教えて下さい」
~
魔王「一分間で自己PRをお願いします」
~
魔王「最近読んで感銘を受けた本などがあれば教えて下さい」
~
魔王「もしも、自分の望まない命令を受けた場合、あなたはどうされますか?」
~
魔王「本日はありがとうございました。合否については追ってご連絡いたします」
魔王「魔王軍幹部を志望された動機を教えて下さい」
~
魔王「一分間で自己PRをお願いします」
~
魔王「最近読んで感銘を受けた本などがあれば教えて下さい」
~
魔王「もしも、自分の望まない命令を受けた場合、あなたはどうされますか?」
~
魔王「本日はありがとうございました。合否については追ってご連絡いたします」
>>22
入社試験かよ
入社試験かよ
~ 魔王城 ~
魔王「……よし」
魔王「ついに魔王軍“百天王”の選別が終了した!」
側近「百人を選び終わったんですか!?」
側近「長かったですねえ……本当にお疲れ様でした! おめでとうございます!」
魔王「側近よ、さっそく百天王のお披露目式だ!」
魔王「大勢の魔王軍の前で、百人を順々に紹介していくぞ!」
側近「かしこまりました!」
側近(私でさえだれが選ばれたかは知らないんだよな……ちょっとワクワクする)
魔王「……よし」
魔王「ついに魔王軍“百天王”の選別が終了した!」
側近「百人を選び終わったんですか!?」
側近「長かったですねえ……本当にお疲れ様でした! おめでとうございます!」
魔王「側近よ、さっそく百天王のお披露目式だ!」
魔王「大勢の魔王軍の前で、百人を順々に紹介していくぞ!」
側近「かしこまりました!」
側近(私でさえだれが選ばれたかは知らないんだよな……ちょっとワクワクする)
~ 魔王城大広間 ~
ザワザワ……
側近「静かにしろ!」
ピタッ……
側近「ただいまより、魔王軍“百天王”のお披露目式を開始する!」
側近「いずれも皆の上役となる面々だ」
側近「しっかりと目に焼き付けておくように!」
側近「では、一人目から開始!」
ザワザワ……
側近「静かにしろ!」
ピタッ……
側近「ただいまより、魔王軍“百天王”のお披露目式を開始する!」
側近「いずれも皆の上役となる面々だ」
側近「しっかりと目に焼き付けておくように!」
側近「では、一人目から開始!」
勇者「魔王軍の幹部か……。割と給料もいいみたいだ。どうしようかな」
── 炎獄王!
炎獄王「フハハハハ、オレ様に刃向かう奴は焼き尽くしてやるぜェ!」
── 絶風王!
絶風王「フッ……全て切り裂いてみせるさ。このボクの風、でね」
── 滅水王!
滅水王「わたくしの清らかな水で、汚らわしい人間たちを浄化してみせますわ」
── 轟地王!
轟地王「人間を根こそぎ地の底に沈めてやる……」
── 雷獣王!
雷獣王「ウオオオオッ! 100億ボルトで人間を蹂躙じゃい!」
ワァァァァァ……!
側近「旧四天王と、元々四天王に近い実力だった雷の魔族を加えたメンバーですな」
側近「さすがに五人とも、幹部としての威光を存分に放っております」
魔王「うむ、みごとなものだ!」
炎獄王「フハハハハ、オレ様に刃向かう奴は焼き尽くしてやるぜェ!」
── 絶風王!
絶風王「フッ……全て切り裂いてみせるさ。このボクの風、でね」
── 滅水王!
滅水王「わたくしの清らかな水で、汚らわしい人間たちを浄化してみせますわ」
── 轟地王!
轟地王「人間を根こそぎ地の底に沈めてやる……」
── 雷獣王!
雷獣王「ウオオオオッ! 100億ボルトで人間を蹂躙じゃい!」
ワァァァァァ……!
側近「旧四天王と、元々四天王に近い実力だった雷の魔族を加えたメンバーですな」
側近「さすがに五人とも、幹部としての威光を存分に放っております」
魔王「うむ、みごとなものだ!」
── 呪氷王!
呪氷王「わらわの氷魔法に敵はないのじゃ……」
── 鉄鬼王!
鉄鬼王「ぬんっ!」ガキンッ
── 樹木王!
樹木王「自然を汚す人間どもを、動けぬ木々に代わって成敗してくれる!」
── 聖光王!
聖光王「我が光は、魔族を照らすためにあるのです」
── 闇牢王!
闇牢王「ククク……人間ドモ……闇ニ封ジテヤル……」
ワァァァァァ……!
側近「氷、鉄、木、光、闇と……それぞれの属性の第一人者ですか」
側近「先ほどの五人に負けず劣らぬの迫力を発しております」
魔王「フフフ、大いに活躍が期待できるな!」
呪氷王「わらわの氷魔法に敵はないのじゃ……」
── 鉄鬼王!
鉄鬼王「ぬんっ!」ガキンッ
── 樹木王!
樹木王「自然を汚す人間どもを、動けぬ木々に代わって成敗してくれる!」
── 聖光王!
聖光王「我が光は、魔族を照らすためにあるのです」
── 闇牢王!
闇牢王「ククク……人間ドモ……闇ニ封ジテヤル……」
ワァァァァァ……!
側近「氷、鉄、木、光、闇と……それぞれの属性の第一人者ですか」
側近「先ほどの五人に負けず劣らぬの迫力を発しております」
魔王「フフフ、大いに活躍が期待できるな!」
やばい、この>>1、最後までやり切る気だ
── 剣刃王!
剣刃王「吾輩の魔剣に斬れぬものなし……!」
── 暴槍王!
暴槍王「俺の槍で、人間どもを串刺しにしまくってやる!」
── 斧岩王!
斧岩王「わしの斧は、岩をも砕く!」
── 冥弓王!
冥弓王「ウフフ、アタシの矢は百発百中よん。みんな射抜いてあ、げ、る」
── 盾壁王!
盾壁王「知らぬなら教えておこう。盾とは攻防一体の武器なのだよ」
ワァァァァァ……!
側近「なるほど、剣、槍、斧、弓、盾の達人も幹部にしたのですか」
側近「たしかに魔法だけでは戦力に不安が残りますからね」
魔王「そのとおり……よく分かっておるではないか」
剣刃王「吾輩の魔剣に斬れぬものなし……!」
── 暴槍王!
暴槍王「俺の槍で、人間どもを串刺しにしまくってやる!」
── 斧岩王!
斧岩王「わしの斧は、岩をも砕く!」
── 冥弓王!
冥弓王「ウフフ、アタシの矢は百発百中よん。みんな射抜いてあ、げ、る」
── 盾壁王!
盾壁王「知らぬなら教えておこう。盾とは攻防一体の武器なのだよ」
ワァァァァァ……!
側近「なるほど、剣、槍、斧、弓、盾の達人も幹部にしたのですか」
側近「たしかに魔法だけでは戦力に不安が残りますからね」
魔王「そのとおり……よく分かっておるではないか」
── 混乱王!
混乱王「ウヒヒヒ、ウヒヒヒ、混乱っていいよねぇ~、仲間同士で争え~」
── 麻痺王!
麻痺王「麻痺をあなどったら……死にますよ?」
── 石化王!
石化王「人間を石化して……俺の石像コレクションにしてやるよ」
── 睡眠王!
睡眠王「人間に安らかな眠りを与えた後、永遠の眠りを与えてやろう」
── 猛毒王!
猛毒王「ポイズゥゥゥゥゥンッ!」
ワァァァァァ……!
側近「ほう、状態異常魔法の使い手たちですか」
側近「混乱、麻痺、石化、眠り、毒……いずれも厄介です」
魔王「対策を怠れば、絶対に勝てぬ五人だ!」
混乱王「ウヒヒヒ、ウヒヒヒ、混乱っていいよねぇ~、仲間同士で争え~」
── 麻痺王!
麻痺王「麻痺をあなどったら……死にますよ?」
── 石化王!
石化王「人間を石化して……俺の石像コレクションにしてやるよ」
── 睡眠王!
睡眠王「人間に安らかな眠りを与えた後、永遠の眠りを与えてやろう」
── 猛毒王!
猛毒王「ポイズゥゥゥゥゥンッ!」
ワァァァァァ……!
側近「ほう、状態異常魔法の使い手たちですか」
側近「混乱、麻痺、石化、眠り、毒……いずれも厄介です」
魔王「対策を怠れば、絶対に勝てぬ五人だ!」
誰か>>1を止めてェーーッ!!!
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