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    元スレ魔王「四天王を増やして、百天王にしよう」側近「ええっ!?」

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    1 :

    ~ 魔王城 ~

    魔王「いよいよ人間界侵攻の時が来たな」

    側近「はっ……」

    側近「あの緑豊かな大地を我らの手中に収めるのは、全魔族の悲願でありました」

    魔王「うむ……この戦争、敗北は決して許されん」

    魔王「ところで、魔王軍幹部“四天王”はどうしておる?」

    側近「もちろん、準備は万全です」

    側近「魔王様のご命令を今か今かと待ちわびている、といったところでございましょう」

    魔王「ふむ」

    魔王「四天王……ワシ自ら選りすぐった、魔族の中でも強大な力を持つ四人……」

    2 :

    側近と四天王、どっちが強いの?

    3 :

    その手があったか!!!!!(羨望)

    5 :

    めんどいから連戦でよくね?
    →バラモスゾンビ、バラモスブロス

    6 = 1 :

    側近「はっ、あの四人はいずれも魔王様によって」

    側近「彼らを象徴する“二文字”と」

    側近「自ら下級魔族に命令を与えられる“王”の称号が与えられております」

    側近「鉄をも溶かす灼熱の炎を自在に操る、炎獄王!」

    側近「あらゆるものを切り裂く疾風の申し子、絶風王!」

    側近「水を駆使した技や魔法のエキスパート、滅水王!」

    側近「強大な力をもって大地を揺るがす、轟地王!」

    側近「いずれもが、人間の兵1万にも匹敵する戦力の持ち主です」

    魔王「うむ……」

    側近「?」

    7 :

    そして大十天王やら超四天王やらが量産されるんですね

    8 = 1 :

    側近「……どうなされましたか?」

    側近「まるで、四天王の戦力が物足りないとでもいうような反応でしたが……」

    魔王「そのとおりだ」

    側近「!」

    魔王「人間の兵1万に匹敵する幹部が四人、すなわち人間の兵4万人分の戦力」

    魔王「これではいささか物足りぬ」

    魔王「それに、人間側にも一騎当千の強者がいないとも限らぬしな」

    側近(たしかに……おっしゃるとおりだ!)

    側近(これほどの戦力を持ってなお、一厘の油断もされないとは、さすが魔王様!)

    魔王「──というわけで」

    魔王「四天王を増やして、百天王にしよう」

    側近「ええっ!?」

    9 :

    人間に一万の幹部がいるのか?

    10 :

    十二神将も追加で

    11 = 1 :

    側近「ちょっ、ちょっと待って下さい!?」

    側近「四天王を、百天王にするってのはどういう意味ですか!?」

    魔王「決まっているだろう。四天王を百人に増やすのだ。つまり、百天王だ」

    側近「えぇっ!? でも、えぇ!?」

    魔王「単純な計算だ」

    魔王「四天王を百天王にすれば、我が魔王軍の戦力は25倍になるだろう?」

    側近「いやいやいや、ちょっと待って下さい!?」

    側近「例えば、ある町の町長が一人だったところを10人に増やしたとして──」

    側近「町が10倍豊かになるか、といったらなりませんよね?」

    魔王「いや、なる」キリッ

    側近(ええええええええええ~っ!?)

    13 = 1 :

    側近(ま、まずいぞ……! これは絶対に止めなければ!)

    側近(幹部が100人もいたら、指揮系統がメチャクチャになるだけだ!)

    側近(しかし、船頭多くして船山に上る、などと説明しても通用しないだろうな)

    側近(なにしろ、魔王様に仕えて数百年、一つだけ分かっていることがある)

    魔王「となれば、さっそく魔界中の魔族を城に集めるのだ!」

    側近(こういう風にやる気を出している時の魔王様は──)

    魔王「なにしろ、あと96人も幹部を増やさねばならぬのだからな!」

    側近(絶対に自分の意見を曲げないからだ!)

    魔王「そして、集まった魔族の中からワシ自ら選別を行い──」

    魔王「その者を象徴する“二文字”と“王”の称号を与え、百天王とする!」

    魔王「よいな、側近?」

    側近「……分かりました、お任せを!」

    側近(こうなったら、やるしかない!)

    14 = 3 :

    多分10人目くらいで通り名考えるの飽きるだろ

    15 = 1 :

    こうして、側近の“百天王”候補集めが始まった。



    側近「ふう、ふう、大変だ!」タッタッタ…

    側近「魔界のあちこちに『魔王軍幹部急募!』のポスターを貼らないと!」ペタッ…



    側近「みなさぁ~ん! ぜひ魔王城に来て下さぁ~い!」

    側近「魔王様と面接した方には合格不合格にかかわらず、粗品を差し上げまぁ~す!」



    側近「今、魔王軍には幹部が不足しています!」

    側近「皆さまのご協力を、お願いいたします!」

    16 :

    にゃあ!

    17 :

    まず側近が不足している

    18 = 12 :

    >>17
    側近も百人にしよう

    19 :

    幹部候補募集!!→ブラック

    20 = 1 :

    オーク「え~、魔王城に行け? めんどくせえなぁ」

    側近「頼む、面接を受けるだけでいいから!」



    側近「どう? 魔王軍幹部やってみない?」

    サキュバス「あらぁ~ん、スカウトなんて、アタシ困っちゃう!」



    側近「城に来るだけでいいから!」

    触手「う~ん、ここから動くだけでも大変なのですが……」ウネウネ…



    側近「ぜひ、面接を受けに来てくれ! なかなか魔族が集まらんのだ!」

    ゴブリン「行けたら行くッスよ」



    スライム「ボクなんか受かりっこないし、行く意味あるんですか?」

    側近「たしかに受からないだろうが、記念に受けてみなって! 粗品も出るよ!」

    側近(なにしろ、なるべく多くの魔族を城に呼べというご命令だからな……)

    21 :

    称号与えるだけで、特別な能力を贈呈!とかないならわりと意味ない気がする

    22 = 1 :

    側近の努力もあり、次々に城にやってくる魔族を、魔王は全て面接した。



    魔王「魔王軍幹部を志望された動機を教えて下さい」



    魔王「一分間で自己PRをお願いします」



    魔王「最近読んで感銘を受けた本などがあれば教えて下さい」



    魔王「もしも、自分の望まない命令を受けた場合、あなたはどうされますか?」



    魔王「本日はありがとうございました。合否については追ってご連絡いたします」

    23 = 3 :

    側近が過労で倒れる展開

    24 :

    最初の四天王はどうやって決めたんだろうか

    25 :

    >>22
    入社試験かよ

    26 :

    実技試験は・・・

    27 = 1 :

    ~ 魔王城 ~

    魔王「……よし」

    魔王「ついに魔王軍“百天王”の選別が終了した!」

    側近「百人を選び終わったんですか!?」

    側近「長かったですねえ……本当にお疲れ様でした! おめでとうございます!」

    魔王「側近よ、さっそく百天王のお披露目式だ!」

    魔王「大勢の魔王軍の前で、百人を順々に紹介していくぞ!」

    側近「かしこまりました!」

    側近(私でさえだれが選ばれたかは知らないんだよな……ちょっとワクワクする)

    28 = 1 :

    ~ 魔王城大広間 ~

    ザワザワ……

    側近「静かにしろ!」

    ピタッ……

    側近「ただいまより、魔王軍“百天王”のお披露目式を開始する!」

    側近「いずれも皆の上役となる面々だ」

    側近「しっかりと目に焼き付けておくように!」

    側近「では、一人目から開始!」

    30 :

    勇者「魔王軍の幹部か……。割と給料もいいみたいだ。どうしようかな」

    31 :

    トップがすすんでオーバーワークとかブラックの鏡ですわ

    32 :

    百人選んだら百四天王じゃね?

    33 = 1 :

    ── 炎獄王!

    炎獄王「フハハハハ、オレ様に刃向かう奴は焼き尽くしてやるぜェ!」

    ── 絶風王!

    絶風王「フッ……全て切り裂いてみせるさ。このボクの風、でね」

    ── 滅水王!

    滅水王「わたくしの清らかな水で、汚らわしい人間たちを浄化してみせますわ」

    ── 轟地王!

    轟地王「人間を根こそぎ地の底に沈めてやる……」

    ── 雷獣王!

    雷獣王「ウオオオオッ! 100億ボルトで人間を蹂躙じゃい!」

    ワァァァァァ……!



    側近「旧四天王と、元々四天王に近い実力だった雷の魔族を加えたメンバーですな」

    側近「さすがに五人とも、幹部としての威光を存分に放っております」

    魔王「うむ、みごとなものだ!」

    34 = 26 :

    72柱でもキャラ被ってるのとか地味なのとかいるのにな

    35 :

    36 = 1 :

    ── 呪氷王!

    呪氷王「わらわの氷魔法に敵はないのじゃ……」

    ── 鉄鬼王!

    鉄鬼王「ぬんっ!」ガキンッ

    ── 樹木王!

    樹木王「自然を汚す人間どもを、動けぬ木々に代わって成敗してくれる!」

    ── 聖光王!

    聖光王「我が光は、魔族を照らすためにあるのです」

    ── 闇牢王!

    闇牢王「ククク……人間ドモ……闇ニ封ジテヤル……」

    ワァァァァァ……!



    側近「氷、鉄、木、光、闇と……それぞれの属性の第一人者ですか」

    側近「先ほどの五人に負けず劣らぬの迫力を発しております」

    魔王「フフフ、大いに活躍が期待できるな!」

    37 = 21 :

    やばい、この>>1、最後までやり切る気だ

    38 = 31 :

    もう寝たいなんていえない雰囲気だな

    40 = 1 :

    ── 剣刃王!

    剣刃王「吾輩の魔剣に斬れぬものなし……!」

    ── 暴槍王!

    暴槍王「俺の槍で、人間どもを串刺しにしまくってやる!」

    ── 斧岩王!

    斧岩王「わしの斧は、岩をも砕く!」

    ── 冥弓王!

    冥弓王「ウフフ、アタシの矢は百発百中よん。みんな射抜いてあ、げ、る」

    ── 盾壁王!

    盾壁王「知らぬなら教えておこう。盾とは攻防一体の武器なのだよ」

    ワァァァァァ……!



    側近「なるほど、剣、槍、斧、弓、盾の達人も幹部にしたのですか」

    側近「たしかに魔法だけでは戦力に不安が残りますからね」

    魔王「そのとおり……よく分かっておるではないか」

    43 = 31 :

    はやくも六分の一の紹介が終わった
    いけるで!!

    44 = 32 :

    人間とのバトルになったらおせーて

    45 = 1 :

    ── 混乱王!

    混乱王「ウヒヒヒ、ウヒヒヒ、混乱っていいよねぇ~、仲間同士で争え~」

    ── 麻痺王!

    麻痺王「麻痺をあなどったら……死にますよ?」

    ── 石化王!

    石化王「人間を石化して……俺の石像コレクションにしてやるよ」

    ── 睡眠王!

    睡眠王「人間に安らかな眠りを与えた後、永遠の眠りを与えてやろう」

    ── 猛毒王!

    猛毒王「ポイズゥゥゥゥゥンッ!」

    ワァァァァァ……!



    側近「ほう、状態異常魔法の使い手たちですか」

    側近「混乱、麻痺、石化、眠り、毒……いずれも厄介です」

    魔王「対策を怠れば、絶対に勝てぬ五人だ!」

    46 :

    (あれ?若干カッコ悪くなってきたぞ……)

    47 :

    案外1000人まで行けるのか!?

    48 = 3 :

    誰か>>1を止めてェーーッ!!!

    49 = 21 :

    なんか「魔王」ってぱっとみ「聖光王」に名前負けしてるよね

    50 :

    百鬼夜行とかにすればよかったのに


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