私的良スレ書庫
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元スレれんげ「なっつんがイモムシになったん」
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小鞠「ね、ねぇ…今日こそお散歩に出てみようよ。ちょっと風が冷たいけどいい天気だし、少し厚着していけば気持ちいいからさ」
夏海「…自分の足で歩かないんだから散歩じゃないじゃん」
小鞠「じゃ、じゃあなんて言えばいいのよ。いちおう車椅子だからドライブ…?になるのかな」
夏海「ふっ…」
夏海「変なとこ真面目だよなぁ姉ちゃんは。そんなこと適当に聞き流せばいいのにさ」
小鞠「う、うっさい///」
夏海「…いいよ。連れてってよ、散歩。久し振りに外の風に当たりたいしさ」
小鞠「夏海…!」ぱあぁ
小鞠「わ、わかった!準備してくるから待っててね!」イソイソ
夏海「まぁ、一度ウチを連れて出てみれば姉ちゃんも懲りるだろうさ…」ボソッ
夏海「…自分の足で歩かないんだから散歩じゃないじゃん」
小鞠「じゃ、じゃあなんて言えばいいのよ。いちおう車椅子だからドライブ…?になるのかな」
夏海「ふっ…」
夏海「変なとこ真面目だよなぁ姉ちゃんは。そんなこと適当に聞き流せばいいのにさ」
小鞠「う、うっさい///」
夏海「…いいよ。連れてってよ、散歩。久し振りに外の風に当たりたいしさ」
小鞠「夏海…!」ぱあぁ
小鞠「わ、わかった!準備してくるから待っててね!」イソイソ
夏海「まぁ、一度ウチを連れて出てみれば姉ちゃんも懲りるだろうさ…」ボソッ
キィキィ…ゴロゴロゴロ…
小鞠「~♪」
小鞠「夏海、寒くない?」
夏海「あぁ、平気…」
小鞠「いい天気だねぇ♪」
夏海「それさっきも聞いたよ…」
小鞠「そだっけ?えへへへ♪」
村人A「それで佐藤さんの奥さんにゴミ捨て場の掃除頼んだのに次の日見たら水だけまいて…あら!」
村人B「まったくあそこのお宅は夫婦そろって…なに?」
小鞠「~♪」
小鞠「夏海、寒くない?」
夏海「あぁ、平気…」
小鞠「いい天気だねぇ♪」
夏海「それさっきも聞いたよ…」
小鞠「そだっけ?えへへへ♪」
村人A「それで佐藤さんの奥さんにゴミ捨て場の掃除頼んだのに次の日見たら水だけまいて…あら!」
村人B「まったくあそこのお宅は夫婦そろって…なに?」
小鞠「あ、こんにちは…」
村人A「まぁまぁまぁ!夏海ちゃん!」ドタドタドタ
村人B「聞いたわよぉ!大変だったんですってねぇ!」バタバタバタ
夏海「どーも…ご心配おかけしまして」
村人A「あらまぁ可哀そうに…若い娘さんがこんな痛々しい…」
村人B「そんな風に言うのはよくないんとちがうん?なぁ夏海ちゃん、困ったことあったらオバちゃんらみんなで支えるからなぁ」
村人A「そうやねぇ。この村の子供はみんなの子供同然やもんな。夏海ちゃんも気ぃ落とさんようになぁ」
夏海「うん。オバちゃんたちには前以上に迷惑かけちゃうかもね」ニシシ
村人A「なーに言ってるの!相変わらず愉快な子やわぁこの子はw」
村人B「まぁでも思ったより元気そうでよかったわ。みんな心配しとったんよぉ」
小鞠「…あ、それじゃあ私たち散歩の続きしてきますので」
村人A「はぁい。気ぃつけてなぁ」
村人B「二人とも風邪ひかんように」
夏海「ありがとう。ばいばーい」
村人A「まぁまぁまぁ!夏海ちゃん!」ドタドタドタ
村人B「聞いたわよぉ!大変だったんですってねぇ!」バタバタバタ
夏海「どーも…ご心配おかけしまして」
村人A「あらまぁ可哀そうに…若い娘さんがこんな痛々しい…」
村人B「そんな風に言うのはよくないんとちがうん?なぁ夏海ちゃん、困ったことあったらオバちゃんらみんなで支えるからなぁ」
村人A「そうやねぇ。この村の子供はみんなの子供同然やもんな。夏海ちゃんも気ぃ落とさんようになぁ」
夏海「うん。オバちゃんたちには前以上に迷惑かけちゃうかもね」ニシシ
村人A「なーに言ってるの!相変わらず愉快な子やわぁこの子はw」
村人B「まぁでも思ったより元気そうでよかったわ。みんな心配しとったんよぉ」
小鞠「…あ、それじゃあ私たち散歩の続きしてきますので」
村人A「はぁい。気ぃつけてなぁ」
村人B「二人とも風邪ひかんように」
夏海「ありがとう。ばいばーい」
キィキィキィ…ゴロゴロ…
小鞠「~♪」
小鞠「ね、みんな優しくしてくれるでしょ?夏海が悪いふうに考えすぎなんだって」
夏海「…なぁ姉ちゃん、なんでさっき優しくされたのかな?」
小鞠「へ?」
夏海「だってウチら、ただ散歩してただけじゃん。それだけでなんで優しくされる必要があるのかな?」
小鞠「それは…」
夏海「結局いまのウチってそうやって優しく扱わないとダメになるコワレ物みたいに思われてるって事なのかな…」
小鞠「そんな…オバちゃんたち、本気で夏海のこと想ってくれてたんだよ?」
小鞠「あんた、人の気持ちまで分からなくなっちゃったの…?」
夏海「……」
夏海「心配なんかされたくないし、優しくもしていらない。前みたいにオバちゃん家のガラス割って叱られる方がずっといい…」
小鞠「~♪」
小鞠「ね、みんな優しくしてくれるでしょ?夏海が悪いふうに考えすぎなんだって」
夏海「…なぁ姉ちゃん、なんでさっき優しくされたのかな?」
小鞠「へ?」
夏海「だってウチら、ただ散歩してただけじゃん。それだけでなんで優しくされる必要があるのかな?」
小鞠「それは…」
夏海「結局いまのウチってそうやって優しく扱わないとダメになるコワレ物みたいに思われてるって事なのかな…」
小鞠「そんな…オバちゃんたち、本気で夏海のこと想ってくれてたんだよ?」
小鞠「あんた、人の気持ちまで分からなくなっちゃったの…?」
夏海「……」
夏海「心配なんかされたくないし、優しくもしていらない。前みたいにオバちゃん家のガラス割って叱られる方がずっといい…」
小鞠「そんなこと言わないでよ夏海ぃ…私、どうしたらいいのよぉ…」じわっ
夏海「そうだなぁ…」
夏海「だったらあそこの山に連れてってよ。よくみんなで遊んだじゃん」クイッ
小鞠「え、今から?でもだいぶ陽もかたむいてるし…」
夏海「…そっか、じゃあいいよ」
小鞠「う、ううん!大丈夫!私が散歩に誘ったんだもん!夏海が行きたいところ、どこでも連れてってあげるから」
夏海「そうだなぁ…」
夏海「だったらあそこの山に連れてってよ。よくみんなで遊んだじゃん」クイッ
小鞠「え、今から?でもだいぶ陽もかたむいてるし…」
夏海「…そっか、じゃあいいよ」
小鞠「う、ううん!大丈夫!私が散歩に誘ったんだもん!夏海が行きたいところ、どこでも連れてってあげるから」
キィキィ…ゴロゴロ…
小鞠「はぁ…はぁ…着いたよ夏海…もうすぐ暗くなりそうだけど、夕焼けに照らされる山って綺麗だね…」
夏海「え、ここまで?ウチ山の中まで入ってみたかったんだけどなぁ」
小鞠「え…でも急な坂道だし…車椅子じゃちょっと…」
夏海「……」
小鞠「わ、わかった!少し中のほうへ入ってみよっか!」
小鞠「はぁ…はぁ…着いたよ夏海…もうすぐ暗くなりそうだけど、夕焼けに照らされる山って綺麗だね…」
夏海「え、ここまで?ウチ山の中まで入ってみたかったんだけどなぁ」
小鞠「え…でも急な坂道だし…車椅子じゃちょっと…」
夏海「……」
小鞠「わ、わかった!少し中のほうへ入ってみよっか!」
夏海「姉ちゃんたちの本音、うちには手に取るようにわかってるんだよっ!」
ギィ…ギィ…ゴロ…ゴロゴロ…
小鞠「ふぎぎぎ…ふんぬううっ…」
夏海「おいおい、小さいのにあんま無理しなさんな姉ちゃん」
小鞠「ち、ちいさいゆーなあ…!」
ギギギィ…ゴロ…ゴロ…
小鞠「はぁ…はぁ…どう、夏海…道があるギリギリのところまで来たよ…」
小鞠「あはは…でもまわり真っ暗で何も見えなくなっちゃった。ごめんね」
夏海「え、ここで終わり?ウチ頂上まで行きたかったんだけどなぁ」
小鞠「はぁ…はぁ…えっ?でも…」
夏海「車椅子が無理なら、ウチをおぶって頂上まで登ってよ。ウチが行きたいとこならどこでも連れてってくれるんでしょ?」
小鞠「……」
小鞠「ふぎぎぎ…ふんぬううっ…」
夏海「おいおい、小さいのにあんま無理しなさんな姉ちゃん」
小鞠「ち、ちいさいゆーなあ…!」
ギギギィ…ゴロ…ゴロ…
小鞠「はぁ…はぁ…どう、夏海…道があるギリギリのところまで来たよ…」
小鞠「あはは…でもまわり真っ暗で何も見えなくなっちゃった。ごめんね」
夏海「え、ここで終わり?ウチ頂上まで行きたかったんだけどなぁ」
小鞠「はぁ…はぁ…えっ?でも…」
夏海「車椅子が無理なら、ウチをおぶって頂上まで登ってよ。ウチが行きたいとこならどこでも連れてってくれるんでしょ?」
小鞠「……」
>>176
れんげ「なっつん、手、ないのんwwwww」
れんげ「なっつん、手、ないのんwwwww」
夏海「これで姉ちゃんもわかったよね。ウチなんかが外に出たって仕方ない、みんなの迷惑になるだけだ…って…?」
夏海「ちょっと姉ちゃん!なにしてんのさ!?」
小鞠「ふぎぎ…落ちないように気をつけてね…」ヨタヨタ
夏海「おい、やめてよ!降ろせって!」
小鞠「お姉ちゃんが…連れてったげるから…」ヨタヨタ
夏海「やめて…やめてってば!姉ちゃんの力で出来るわけないじゃん!」
小鞠「はぁ…はぁ…これくらい何ともない…前に家出した時だってお腹壊したあんたおぶって家まで帰ったんだから…」
夏海「ウチが…悪かったからさ…お願いだから降ろしてよぉ…」ポロポロ
夏海「ちょっと姉ちゃん!なにしてんのさ!?」
小鞠「ふぎぎ…落ちないように気をつけてね…」ヨタヨタ
夏海「おい、やめてよ!降ろせって!」
小鞠「お姉ちゃんが…連れてったげるから…」ヨタヨタ
夏海「やめて…やめてってば!姉ちゃんの力で出来るわけないじゃん!」
小鞠「はぁ…はぁ…これくらい何ともない…前に家出した時だってお腹壊したあんたおぶって家まで帰ったんだから…」
夏海「ウチが…悪かったからさ…お願いだから降ろしてよぉ…」ポロポロ
キィキィ…ゴロゴロ…
小鞠「今日はごめんね夏海。今度からお兄ちゃんにもついてきて貰おう?私も体力つけるしさ」
夏海「……謝んないでよ」
小鞠「私が夏海の自由な手足になるからさ。ずっと傍にいたげるから」
夏海「そういうの…やめてよ…」
夏海「もうほっといてよ…ウチのことなんかさ…」
小鞠「ほっとけるわけないじゃん。あんたは私の可愛い妹なんだから」
夏海「…ははっ。そんなこと言ってくれるなんて珍しいじゃん」
小鞠「まぁ、こんな時じゃないと恥ずかしくて言えないからね///」
小鞠「今日はごめんね夏海。今度からお兄ちゃんにもついてきて貰おう?私も体力つけるしさ」
夏海「……謝んないでよ」
小鞠「私が夏海の自由な手足になるからさ。ずっと傍にいたげるから」
夏海「そういうの…やめてよ…」
夏海「もうほっといてよ…ウチのことなんかさ…」
小鞠「ほっとけるわけないじゃん。あんたは私の可愛い妹なんだから」
夏海「…ははっ。そんなこと言ってくれるなんて珍しいじゃん」
小鞠「まぁ、こんな時じゃないと恥ずかしくて言えないからね///」
夏海「でもさ姉ちゃん、姉妹だからってへんに責任持とうとするのとかは本当にやめてほしいんだ…」
夏海「ウチなんかにかまってると姉ちゃんの人生までダメにしちゃう。そんな事になったらウチだって嫌だし…」
小鞠「なにらしくないこと言ってるのよ。今までだって散々私のこと振り回してたくせに」
小鞠「いい?私はあんたより一年お姉さんに生まれたんだから。いくら身長越されたって夏海はいつまで経っても私の妹なの」
小鞠「それだけでいくら面倒かけられたって不思議と悪い気はしないものなんだよ?」
夏海「……ぐすっ」
夏海「だけど…ウチみたいなコブが付いてたら姉ちゃんの嫁の貰い手がなくなるかも、とか考えちゃって…」ポロポロ
小鞠「あははっ!そんな事まで心配してくれなくていいってば。でもまぁその気持ちがあるならさ…」
小鞠「もう少しみんなに心を開いてみてよ。辛いのはわかるけど、お母さんに当たったりするのもなしにしてさ」
夏海「うん、わかったよ…今までゴメン…」
小鞠「よし!甘えてばっかりは許さないぞっ!」
夏海「あ、甘えてねーしっ」
夏海「ウチなんかにかまってると姉ちゃんの人生までダメにしちゃう。そんな事になったらウチだって嫌だし…」
小鞠「なにらしくないこと言ってるのよ。今までだって散々私のこと振り回してたくせに」
小鞠「いい?私はあんたより一年お姉さんに生まれたんだから。いくら身長越されたって夏海はいつまで経っても私の妹なの」
小鞠「それだけでいくら面倒かけられたって不思議と悪い気はしないものなんだよ?」
夏海「……ぐすっ」
夏海「だけど…ウチみたいなコブが付いてたら姉ちゃんの嫁の貰い手がなくなるかも、とか考えちゃって…」ポロポロ
小鞠「あははっ!そんな事まで心配してくれなくていいってば。でもまぁその気持ちがあるならさ…」
小鞠「もう少しみんなに心を開いてみてよ。辛いのはわかるけど、お母さんに当たったりするのもなしにしてさ」
夏海「うん、わかったよ…今までゴメン…」
小鞠「よし!甘えてばっかりは許さないぞっ!」
夏海「あ、甘えてねーしっ」
あれ?頂上でこまちゃんが足滑らせてなっつん崖から真ッ逆さまじゃないの?
ゴロゴロゴロゴロ…!
小鞠「あはは!速い速い♪」
夏海「ちょ…そんな押すなよ姉ちゃん!落ちるってば!」
小鞠「だってもう夜だよ?お母さん心配するから早く帰らないと」
小鞠「それにしても今日は久しぶりに夏海とお出かけできて楽しかったなぁ」
夏海「うん…そだね、ウチも楽しかったよ…」
小鞠「これからはなるべく表に出るようにしてさ、慣れてきたらまた一緒に学校行こうよ。ね?」
夏海「……」
夏海「うん、考えとくよ…」
小鞠「あはは!速い速い♪」
夏海「ちょ…そんな押すなよ姉ちゃん!落ちるってば!」
小鞠「だってもう夜だよ?お母さん心配するから早く帰らないと」
小鞠「それにしても今日は久しぶりに夏海とお出かけできて楽しかったなぁ」
夏海「うん…そだね、ウチも楽しかったよ…」
小鞠「これからはなるべく表に出るようにしてさ、慣れてきたらまた一緒に学校行こうよ。ね?」
夏海「……」
夏海「うん、考えとくよ…」
雪子「ごめんなさいね蛍ちゃん。夏海ったらまだ蛍ちゃんと顔あわせづらいんだって」
蛍「そうですか…それじゃあこれ、クッキー焼いてみたんですけど夏海先輩に渡しておいてもらえますか」
雪子「本当にごめんなさい…何度も足を運んでもらってるのに…」
蛍「いえ、また来ますから。それじゃあ…」ペコッ
蛍「はぁ……」トボトボ
小鞠「おーい!ほたるうーっ!」タタタ…
蛍「あ…先輩……」
蛍「そうですか…それじゃあこれ、クッキー焼いてみたんですけど夏海先輩に渡しておいてもらえますか」
雪子「本当にごめんなさい…何度も足を運んでもらってるのに…」
蛍「いえ、また来ますから。それじゃあ…」ペコッ
蛍「はぁ……」トボトボ
小鞠「おーい!ほたるうーっ!」タタタ…
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