元スレ仁美「私が……魔法少女……?」
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252 = 246 :
仁美「――っんぅーー……」
教師「では仁美先生、お先に失礼します。戸締りのほうお願いしますね」
仁美「あ、はい。お疲れ様です」
仁美「……ふぁ~……」
仁美「……もう九時すぎ……」
仁美「私も今日はこれくらいにして帰りましょう……」
――
――――
――――――
253 = 246 :
学校から出ると、外はすっかり夜の色になっています。
ですが今夜は街灯がなくても物の輪郭がわかるくらいに明るい夜でした。
空を見上げると、そこには雲一つなく澄み渡った空に、満天の星ぼしが広がっています。
それは様々な色の宝石を散りばめたように美しいものです。
優しく吹き抜ける夜風は、すっかり秋の涼やかで心地のいいものになっていました。
私は少しこの穏やかさに浸りたくなり、駐車場にある適当な縁石に座り、空を眺めました。
――そういえばあの夜。
今になっては夢幻にしか思えない、まどかさんを失い世界を救ったあの日の夜。
気を失った後、起き抜けに見た夜空も、こんな風に心を奪われるほどに綺麗なものでした。
254 = 246 :
……まどかさん。あなたが救ったこの世界で私は生きています。
やっぱり生きているっていうのは素晴らしいです。
大人になってもうまくいかないこと、ままならないこと、悲しいことや辛いことはたくさんありますが、代わりに楽しいことも嬉しいこともたくさんあります。
何事も生きていればこそです。
生きているからこんなに美しい景色を見ることができます。
私は幸せです。
ただ、みんなとこの喜びを共有できないのは残念です。
この世界にはあなたはもういませんが……別の世界ではあなたが、さやかさんが――みんなが揃ってお酒でも酌み交わして笑い合えていられることを願っています。
255 = 246 :
ふぅ、と小さく息を吐くと、視界の隅にきらりと光るものが映りました。
流れ星。
それはまるで私の願いに応えるように。
綺麗な尾をひいて消えていきました。
256 = 246 :
女生徒2「あ、流れ星」
女生徒2「え、あ、願い事願い事……」
女生徒2「ってあー……。消えちゃった……」
女生徒2「そんな消えるまで三回復唱なんて難しいよ……」
女生徒2「……」
女生徒2「まぁそんなに甘くないってことかな……」
女生徒2「……よし!」
「もしもその願いが簡単に叶っちゃうとしたらどうする?」
257 = 246 :
女生徒2「! えっ……」
「なに、怪しいものじゃないよ。って僕が言っても説得力ないかな」
女生徒2「……なに……あなた……?」
QB「やあ、こんばんは。僕の名前はキュゥべえ。よろしくね」
女生徒2「えっ……いや……あなたは……一体……」
QB「ねぇ、もしも僕がどんな願いでも叶えてあげるっていったら、君はどうする?」
女生徒2「っ……そんなこと……できるの?」
QB「うん。僕が君の願いをなんでも一つ叶えてあげる。だから――」
QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
END
259 :
くぅ~疲れましたw
260 = 233 :
乙
もう来ることはないとは何だったのか
261 :
おいQB
263 :
乙
あとは映画を待つだけだな
264 = 246 :
くっそ最後の最後にさるくらった…
最後まで僕の自慰に付き合ってもらってありがとうございます
映画とかのスピンオフっぽく書きたかったんですけど思いのほか臭くなってしまいましたね…
あと日をまたいで保守をさせてしまいすみませんでした…
それじゃあまたどこかで
265 :
乙乙乙
267 :
映画で晴れ舞台は拝めないだろうな…
268 = 209 :
仁美でなおかつクリームヒルト後とは
まどかSSでもそうそう無いと思います。
最後で年齢の悲哀をかみ締めますが
早乙女先生に限らず何人生き残ってるやら……
それでは乙でした。
269 :
>>1乙
手のひら返しきゅっぷい
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