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元スレとら「へぇ、鬼憑きか……」ぬーべー「この妖怪は……!?」
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憎くは、ないか……?
歯が立たない強さを持つ化物。
愛しき女を惑わす化物。
憎しみ
憎しみ
憎しみ
奴が蘇ったことで、崩れたのだ。
お前達の日常が、お前達の大切な物が。
憎むがよい。
憎しみが力になる。
憎しみの心があるのなら……
我はお前達に、力を貸してやろう……!
歯が立たない強さを持つ化物。
愛しき女を惑わす化物。
憎しみ
憎しみ
憎しみ
奴が蘇ったことで、崩れたのだ。
お前達の日常が、お前達の大切な物が。
憎むがよい。
憎しみが力になる。
憎しみの心があるのなら……
我はお前達に、力を貸してやろう……!
真由子「キリオくーん、朝だよー」
真由子「キリオくん?あれ……?」
真由子「おかしいな、早起きしてお寺に言っちゃったのかな?……あら?」
真由子「これ、エレザールの鎌……」
真由子「持たずに出掛けるなんて……どこに行っちゃったんだろう……」
真由子「キリオくん?あれ……?」
真由子「おかしいな、早起きしてお寺に言っちゃったのかな?……あら?」
真由子「これ、エレザールの鎌……」
真由子「持たずに出掛けるなんて……どこに行っちゃったんだろう……」
ぬーべー「玉藻が……?」
「はい、今日大事なオペがあるというのに、まだいらっしゃらなくて……」
ぬーべー「……すみませんが、俺もわかりません。探してはみますが……」
「お願いします、本当に、大事なオペなんです」
ガチャ
ぬーべー「玉藻……やはり、あの長飛丸という妖怪の所へ……」
長飛丸「……なんだぁ?お前達……」
玉藻「探しましたよ……」
キリオ「邪魔だからね、殺しに来たんだよ」
長飛丸「ほぉ……」
玉藻「昨日のようには行きませんよ」
キリオ「……」
長飛丸「おもしれぇじゃねぇか……退屈してた所だぜ…………!!」
ブワッ
長飛丸「な、なに!?」
「はい、今日大事なオペがあるというのに、まだいらっしゃらなくて……」
ぬーべー「……すみませんが、俺もわかりません。探してはみますが……」
「お願いします、本当に、大事なオペなんです」
ガチャ
ぬーべー「玉藻……やはり、あの長飛丸という妖怪の所へ……」
長飛丸「……なんだぁ?お前達……」
玉藻「探しましたよ……」
キリオ「邪魔だからね、殺しに来たんだよ」
長飛丸「ほぉ……」
玉藻「昨日のようには行きませんよ」
キリオ「……」
長飛丸「おもしれぇじゃねぇか……退屈してた所だぜ…………!!」
ブワッ
長飛丸「な、なに!?」
真由子(とりあえず、潮君の所に行こう。とらちゃんが生き返ったってこと、もし知らなかったら教えてあげたいし……)
真由子「そういえば、最近会ってないなあ、潮君にも、麻子にも」
真由子「ふふっ相変わらず仲良しなのかな?あの二人」
(真由子……真由子…………)
真由子「!?」
潮「ジ……ジエメイ……さん……??」
(お久しぶりですね……うしお……)
潮「ど、どうしたんだよ……?ジエメイさんはギリョウさんと一緒に……」
真由子「そういえば、最近会ってないなあ、潮君にも、麻子にも」
真由子「ふふっ相変わらず仲良しなのかな?あの二人」
(真由子……真由子…………)
真由子「!?」
潮「ジ……ジエメイ……さん……??」
(お久しぶりですね……うしお……)
潮「ど、どうしたんだよ……?ジエメイさんはギリョウさんと一緒に……」
ぬーべー「つまり玉藻は白面に操られていると?」
ジエメイ「そうです。そして彼を止められるのはあなたしかいないのです」
ぬーべー「玉藻は今どこに」
ジエメイ「あそこ……」
ぬーべー「……」
ジエメイ「あの山の麓で、今まさに、戦いが始まろうとしています……」
ジエメイ「そうです。そして彼を止められるのはあなたしかいないのです」
ぬーべー「玉藻は今どこに」
ジエメイ「あそこ……」
ぬーべー「……」
ジエメイ「あの山の麓で、今まさに、戦いが始まろうとしています……」
長飛丸「く、くそう……!!」
長飛丸(あのガキの結界……狐野郎の幻覚……それだけならそんなに苦労はしねえってのに……)
玉藻「隠れても無駄です!」
長飛丸「!ちぃっ!」
長飛丸(あの姿……そして、あの……)
キリオ「甘いよ!」
ザクッ
長飛丸「ぐおぉ!」
長飛丸(ちくしょう……なんだってんだよ……)
長飛丸(なんで、あの忌々しい槍が)
キリオ「……」ジャリッ
玉藻「……」チャッ
長飛丸(二本もありやがるんだ……)
長飛丸(あのガキの結界……狐野郎の幻覚……それだけならそんなに苦労はしねえってのに……)
玉藻「隠れても無駄です!」
長飛丸「!ちぃっ!」
長飛丸(あの姿……そして、あの……)
キリオ「甘いよ!」
ザクッ
長飛丸「ぐおぉ!」
長飛丸(ちくしょう……なんだってんだよ……)
長飛丸(なんで、あの忌々しい槍が)
キリオ「……」ジャリッ
玉藻「……」チャッ
長飛丸(二本もありやがるんだ……)
潮「悪いな!威吹!」
威吹「お前には仮がある、気にするな」
潮「とら……とらが蘇ったなんてよ……信じられねえけど、そうだよな……白面が蘇ったんなら、とらだって……」
威吹「……」
潮(とら……記憶を失っちまってるなんてよ……けど、お前なら、お前ならきっとすぐに全部思い出してくれるよな……俺のことも、みんなのことも……)
潮「とらがいれば……きっと白面も……」
威吹「蒼月、もうすぐだ!」
潮「さすが、速いな威吹!!」
威吹「お前には仮がある、気にするな」
潮「とら……とらが蘇ったなんてよ……信じられねえけど、そうだよな……白面が蘇ったんなら、とらだって……」
威吹「……」
潮(とら……記憶を失っちまってるなんてよ……けど、お前なら、お前ならきっとすぐに全部思い出してくれるよな……俺のことも、みんなのことも……)
潮「とらがいれば……きっと白面も……」
威吹「蒼月、もうすぐだ!」
潮「さすが、速いな威吹!!」
玉藻「はあ、はあ……」
キリオ「はあはあ……」
長飛丸「へっなんだおめぇら、最初は驚いたけどよ……慣れちまえばどーってことねぇな。槍の使い方が全くなっちゃいねえ」
玉藻「まだ……まだです!!……はぁっ!!」
長飛丸「けっ」シュルッ
玉藻「なっ!?体毛で槍を……!?」
長飛丸「よーく見たらそもそもその槍も偽物だしよ。まあ魂を吸い取って力を強めるのは同じみてえだが……」
キリオ「はあああああー!!!」
長飛丸「おおっとぉ!」
キリオ「!!」
長飛丸「おめぇもよぉ……なんかお前、その槍似合わねぇな、もっと別の使ってなかったか、確か……ん?別の……?」
長飛丸(ちっまたこの感じか。なんだってんだ……)
キリオ「はあはあ……」
長飛丸「へっなんだおめぇら、最初は驚いたけどよ……慣れちまえばどーってことねぇな。槍の使い方が全くなっちゃいねえ」
玉藻「まだ……まだです!!……はぁっ!!」
長飛丸「けっ」シュルッ
玉藻「なっ!?体毛で槍を……!?」
長飛丸「よーく見たらそもそもその槍も偽物だしよ。まあ魂を吸い取って力を強めるのは同じみてえだが……」
キリオ「はあああああー!!!」
長飛丸「おおっとぉ!」
キリオ「!!」
長飛丸「おめぇもよぉ……なんかお前、その槍似合わねぇな、もっと別の使ってなかったか、確か……ん?別の……?」
長飛丸(ちっまたこの感じか。なんだってんだ……)
長飛丸「とにかくぜんっぜんダメだな、その槍使うにゃお前達ぜんっぜん向いてねぇよ、あの小僧みたいに……」
長飛丸(……ちっ、あの小僧?なんだよ、誰だよそいつはよ……)
バチバチッ
長飛丸(……!)
玉藻「うおおおお……」
キリオ「くぅ、はああああ……」
長飛丸「……へっ」
長飛丸(魂を吸い取られ過ぎたか……嫌に早えぇな、偽物使ってんのと、そもそも槍に選ばれるタマじゃねぇってのが祟りやがったか……)
長飛丸(……ちっ、あの小僧?なんだよ、誰だよそいつはよ……)
バチバチッ
長飛丸(……!)
玉藻「うおおおお……」
キリオ「くぅ、はああああ……」
長飛丸「……へっ」
長飛丸(魂を吸い取られ過ぎたか……嫌に早えぇな、偽物使ってんのと、そもそも槍に選ばれるタマじゃねぇってのが祟りやがったか……)
玉藻「ぐおおおお……」
キリオ「ぐ……あぁ……」
長飛丸「……くそがあ!!」
ガキイイイィン……
長飛丸「ぐぉ……」
長飛丸(よし……上手く刺さりやがったな……後は……!!)
長飛丸「おら!早く手を離しやがれ!!」
ゲシッ
玉藻「!!」
キリオ「くぅっ!」
長飛丸「……へっ」
キリオ「ぐ……あぁ……」
長飛丸「……くそがあ!!」
ガキイイイィン……
長飛丸「ぐぉ……」
長飛丸(よし……上手く刺さりやがったな……後は……!!)
長飛丸「おら!早く手を離しやがれ!!」
ゲシッ
玉藻「!!」
キリオ「くぅっ!」
長飛丸「……へっ」
玉藻「……」
キリオ「……」
長飛丸「おら、魂を奪われなかったんならさっさと消えな。どーせおめぇら……」
ゴスッ
長飛丸「ぐふっ……」
ガスッ
長飛丸「がっ……」
玉藻「憎い、憎い……」
キリオ「真由子さんは……真由子さんは渡さないよ……」
長飛丸「ちっこいつら……」
ボウッ
長飛丸「ぐうぅ……」
キリオ「……」
長飛丸「おら、魂を奪われなかったんならさっさと消えな。どーせおめぇら……」
ゴスッ
長飛丸「ぐふっ……」
ガスッ
長飛丸「がっ……」
玉藻「憎い、憎い……」
キリオ「真由子さんは……真由子さんは渡さないよ……」
長飛丸「ちっこいつら……」
ボウッ
長飛丸「ぐうぅ……」
長飛丸(なんなんだこいつら……こっちが手加減してやってりゃあ図に乗りやがってよ……)
ゴスッガスッ
長飛丸「……」
長飛丸(なーんでわし、こうまでされて大人しくしてんのかね、全く……)
ーなんだ、、、風が止んだじゃねぇか……
ーあ?なんだって?
長飛丸(……)
ーおい、ナガレ……
長飛丸(……)
ーあばよ。
ーバケモン。
長飛丸(…………!!)
ゴスッガスッ
長飛丸「……」
長飛丸(なーんでわし、こうまでされて大人しくしてんのかね、全く……)
ーなんだ、、、風が止んだじゃねぇか……
ーあ?なんだって?
長飛丸(……)
ーおい、ナガレ……
長飛丸(……)
ーあばよ。
ーバケモン。
長飛丸(…………!!)
長飛丸(……あ……?)
長飛丸(なんだ……ここぁ……)
長飛丸(……そうか、わしは死んだのか。あいつらにやられてよ……)
長飛丸(ふん)
長飛丸(せっかく蘇ったってのによ……情けねえ。あんな奴らにやられるなんてよ)
長飛丸(……)
流「よう、とらよう」
長飛丸「!」
流「あー、そうかお前記憶なくしてんだっけな。化物のくせに相変わらずおもしれぇな。へっへっへ」
長飛丸「なんだ。おめぇ。わしを知ってるのか」
長飛丸(なんだ……ここぁ……)
長飛丸(……そうか、わしは死んだのか。あいつらにやられてよ……)
長飛丸(ふん)
長飛丸(せっかく蘇ったってのによ……情けねえ。あんな奴らにやられるなんてよ)
長飛丸(……)
流「よう、とらよう」
長飛丸「!」
流「あー、そうかお前記憶なくしてんだっけな。化物のくせに相変わらずおもしれぇな。へっへっへ」
長飛丸「なんだ。おめぇ。わしを知ってるのか」
流「忘れたくても忘れられねぇっての。ああそれは俺だけじゃなくてな、お前に関わった全ての人間、全てよバケモンがな」
長飛丸「とら」
流「お?」
長飛丸「聞き覚えのある名だ」
流「そらそーだろうよ」
長飛丸「……」
流「まあいいや、俺ぁちょっと面白そうだと思って会いにきただけだからよ、この後のことはこのねーちゃんに任せるわ」
長飛丸(……)
流「……全部思い出したらよ」
流「うしおにも、よろしく頼むわ」
長飛丸「とら」
流「お?」
長飛丸「聞き覚えのある名だ」
流「そらそーだろうよ」
長飛丸「……」
流「まあいいや、俺ぁちょっと面白そうだと思って会いにきただけだからよ、この後のことはこのねーちゃんに任せるわ」
長飛丸(……)
流「……全部思い出したらよ」
流「うしおにも、よろしく頼むわ」
真由子「とらちゃん!」
長飛丸「!」
真由子「うわぁー!とらちゃん!とらちゃん!とらちゃーん!!」
長飛丸「わわわ、な、なんだお前!いきなり抱きつくな!」
真由子「うえーん、会いたかったよぉ……」
長飛丸(ちょーし狂う奴だな……)
真由子「あ!そうだ!!」
長飛丸「?」
真由子「お腹空いてるでしょ?はう!ハンバーガー!」
長飛丸(……)ピク
長飛丸「!」
真由子「うわぁー!とらちゃん!とらちゃん!とらちゃーん!!」
長飛丸「わわわ、な、なんだお前!いきなり抱きつくな!」
真由子「うえーん、会いたかったよぉ……」
長飛丸(ちょーし狂う奴だな……)
真由子「あ!そうだ!!」
長飛丸「?」
真由子「お腹空いてるでしょ?はう!ハンバーガー!」
長飛丸(……)ピク
長飛丸(……)もぐもぐぱくぱく
真由子「……へへーっ」ニコニコ
長飛丸(……)
真由子「ハンバーガーの食べ方はちゃんと覚えてるんだねぇ?とらちゃん!」
長飛丸「やっぱりわしは、何か忘れてるんだな」
真由子「そうだよ?」
長飛丸「……」
真由子「とらちゃんが早く来てくれなかったから、私はもうすぐおばちゃんになっちゃいます!」
長飛丸「……」
真由子「ねぇ、昔結婚しようねって、約束したんだよ?」スッ
長飛丸「あぁ!?……って、なんでぇそのクシは」
真由子「……へへーっ」ニコニコ
長飛丸(……)
真由子「ハンバーガーの食べ方はちゃんと覚えてるんだねぇ?とらちゃん!」
長飛丸「やっぱりわしは、何か忘れてるんだな」
真由子「そうだよ?」
長飛丸「……」
真由子「とらちゃんが早く来てくれなかったから、私はもうすぐおばちゃんになっちゃいます!」
長飛丸「……」
真由子「ねぇ、昔結婚しようねって、約束したんだよ?」スッ
長飛丸「あぁ!?……って、なんでぇそのクシは」
真由子「戻すの」
長飛丸「あ?」
真由子「わかってるよ?とらちゃんは人間には戻れない……だけどね?」スクッ
長飛丸「……」
真由子「でも、なんとなくね?この櫛で、とらちゃんの毛をとかしたら……」スクッ
長飛丸「……」
真由子「記憶が、戻るような気がして……」スクッ
とらちゃん、あんなに殴られても、ボロボロにされても、抵抗しなかったんだねぇ……
うしお君に聞いたの。
秋葉流さんとのこと……
そのことは、きっと心で覚えてたんだねぇ、とらちゃん……
えらいね……もう、絶対人を殺したりなんてしないって、とらちゃん、きっとそう決めてて、それを覚えてたんだよ。
うしお君もね、その時とらに酷いこと言っちゃったんだって、泣いてたよ。
でもね、とらちゃん……お願いだから、お願いだから……
もう、いなくならないで……?
長飛丸「あ?」
真由子「わかってるよ?とらちゃんは人間には戻れない……だけどね?」スクッ
長飛丸「……」
真由子「でも、なんとなくね?この櫛で、とらちゃんの毛をとかしたら……」スクッ
長飛丸「……」
真由子「記憶が、戻るような気がして……」スクッ
とらちゃん、あんなに殴られても、ボロボロにされても、抵抗しなかったんだねぇ……
うしお君に聞いたの。
秋葉流さんとのこと……
そのことは、きっと心で覚えてたんだねぇ、とらちゃん……
えらいね……もう、絶対人を殺したりなんてしないって、とらちゃん、きっとそう決めてて、それを覚えてたんだよ。
うしお君もね、その時とらに酷いこと言っちゃったんだって、泣いてたよ。
でもね、とらちゃん……お願いだから、お願いだから……
もう、いなくならないで……?
長飛丸「……」
真由子「戻らない……かなあ?」
長飛丸「……」
真由子「ダメか……えへっ……でもね?でも、とらちゃんはとらちゃんだもんね……?これからまた、一緒に……」
長飛丸「おい」
長飛丸「ま」「ゆ」「こ」
真由子「戻らない……かなあ?」
長飛丸「……」
真由子「ダメか……えへっ……でもね?でも、とらちゃんはとらちゃんだもんね……?これからまた、一緒に……」
長飛丸「おい」
長飛丸「ま」「ゆ」「こ」
バチバチバチバチッ
とら「へっ!わしが人間を喰わんだと!?殺さんだと!?」
とら「笑わせやがる!お前はわしが喰らうのよ!」
真由子「とらちゃん…!!」
とら「うしおのトロちんが!わしがこんないてぇ目にあってるってのにどこのたくってやがんだ!」
とら「おいまゆこ!うしおはどこにいやがる!?一発ぶんなぐって……」
ぎゅう
とら「げぇ!?」
真由子「とらちゃん……絶対……食べてね……?」
とら「……」
真由子「そして……」
とら「……」
白面を……やっつけて……
バチバチバチバチッ
とら「へっ!わしが人間を喰わんだと!?殺さんだと!?」
とら「笑わせやがる!お前はわしが喰らうのよ!」
真由子「とらちゃん…!!」
とら「うしおのトロちんが!わしがこんないてぇ目にあってるってのにどこのたくってやがんだ!」
とら「おいまゆこ!うしおはどこにいやがる!?一発ぶんなぐって……」
ぎゅう
とら「げぇ!?」
真由子「とらちゃん……絶対……食べてね……?」
とら「……」
真由子「そして……」
とら「……」
白面を……やっつけて……
バチバチバチバチッ
玉藻「!!」
キリオ「!?」
とら「へっ……お前らちょっと調子に乗り過ぎだぜ……白面ごときに操られてる分際でよ……」
玉藻「……はぁ!」
とら「よおっとぉ!」
べしっ
キリオ「たあっ!!」
とら「ああもううざってぇ!」
げしっ
とら「お前らよー、白面の力借りて強くなった気でいるみてぇだけど、多分素ほ方がよっぽどめんどくせぇぞ。この槍もニセモンだし、そもそも扱えちゃいねぇ。やめちまえっての」
キリオ「!?」
とら「へっ……お前らちょっと調子に乗り過ぎだぜ……白面ごときに操られてる分際でよ……」
玉藻「……はぁ!」
とら「よおっとぉ!」
べしっ
キリオ「たあっ!!」
とら「ああもううざってぇ!」
げしっ
とら「お前らよー、白面の力借りて強くなった気でいるみてぇだけど、多分素ほ方がよっぽどめんどくせぇぞ。この槍もニセモンだし、そもそも扱えちゃいねぇ。やめちまえっての」
玉藻「くぅ……」
キリオ「まだ……まだ……」
とら「あーもうほんとうざってえなあ!!」
ぬーべー「やめろ!玉藻ー!!」
とら「お?鬼憑きの人間!」
ぬーべー「玉藻、お前は操られてるだけだ、そしてこの妖怪は悪い存在ではない。これ以上やるのであれば俺が相手になる……!」
とら「へぇー、なんかうしおみたいなやつだなぁ」
玉藻「どいて下さい鵺野先生。私は自分の意思でやっているのです。操られてなどいない!」バッ
ぬーべー「目を覚ませ!玉藻!!」
バババババッ
とら「……ふーん、あの人間変わった法力を使いやがるなー。糞坊主共とは多分りゅーはが違うんだなー」
キリオ「まだ……まだ……」
とら「あーもうほんとうざってえなあ!!」
ぬーべー「やめろ!玉藻ー!!」
とら「お?鬼憑きの人間!」
ぬーべー「玉藻、お前は操られてるだけだ、そしてこの妖怪は悪い存在ではない。これ以上やるのであれば俺が相手になる……!」
とら「へぇー、なんかうしおみたいなやつだなぁ」
玉藻「どいて下さい鵺野先生。私は自分の意思でやっているのです。操られてなどいない!」バッ
ぬーべー「目を覚ませ!玉藻!!」
バババババッ
とら「……ふーん、あの人間変わった法力を使いやがるなー。糞坊主共とは多分りゅーはが違うんだなー」
とら(操られてるってことはよー、多分頭に婢妖が取り憑いていやがるな。ナガレの時とは様子が違うからな)
とら「おい人間!」
ぬーべー「!」
とら「頭だ!頭に妖怪が取り憑いてやがるんだ!法力でなんとかしやがれ!」
ぬーべー(頭に……妖怪だと?よし、それならば……!)
ぬーべー「南無大慈大悲救苦救難 降伏群魔 迎来曙光 ……」
ぬーべー「我が左手に封じられし鬼よ、今こそその力を示し、彼等に取り憑きし妖怪を倒したまえ!!」
とら(……へぇ)
ぬーべー「はあああああ!!」
玉藻「!!」
キリオ「!!!」
婢妖「ぐぎゃあああああー!!!」
ぬーべー「!!」
とら「へっ……やっぱりな……」
とら「おい人間!」
ぬーべー「!」
とら「頭だ!頭に妖怪が取り憑いてやがるんだ!法力でなんとかしやがれ!」
ぬーべー(頭に……妖怪だと?よし、それならば……!)
ぬーべー「南無大慈大悲救苦救難 降伏群魔 迎来曙光 ……」
ぬーべー「我が左手に封じられし鬼よ、今こそその力を示し、彼等に取り憑きし妖怪を倒したまえ!!」
とら(……へぇ)
ぬーべー「はあああああ!!」
玉藻「!!」
キリオ「!!!」
婢妖「ぐぎゃあああああー!!!」
ぬーべー「!!」
とら「へっ……やっぱりな……」
玉藻「……」
キリオ「……」
ドサッ
とら「ふん、気を失いやがったか」
ぬーべー「ああ……」
ぬーべー「お前」
とら「あん?」
ぬーべー「記憶を失ってもなお、この二人を殺そうとはしなかった。それも玉藻は妖怪で、殺しても別にそれが妖怪としての戦い方だったはずだ」
とら「……」
ぬーべー「お前は非常に冷酷で獰猛な妖怪であるとの伝承が多く残っている。一体何故だ?」
とら「……へっ、もうわしは、いっぱい食らったし、化物もいっぱいやっつけたのよ」
ぬーべー「……」
とら「それによ……」
「おーい!大丈夫かー!!」
キリオ「……」
ドサッ
とら「ふん、気を失いやがったか」
ぬーべー「ああ……」
ぬーべー「お前」
とら「あん?」
ぬーべー「記憶を失ってもなお、この二人を殺そうとはしなかった。それも玉藻は妖怪で、殺しても別にそれが妖怪としての戦い方だったはずだ」
とら「……」
ぬーべー「お前は非常に冷酷で獰猛な妖怪であるとの伝承が多く残っている。一体何故だ?」
とら「……へっ、もうわしは、いっぱい食らったし、化物もいっぱいやっつけたのよ」
ぬーべー「……」
とら「それによ……」
「おーい!大丈夫かー!!」
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