元スレとら「へぇ、鬼憑きか……」ぬーべー「この妖怪は……!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
253 :
真由子はそんなこと言わない
254 = 8 :
玉藻(やれやれ……この二人も……かなりの霊能力ですね。これはさすがに分が悪いか……)バッ
ぬーべー「!!玉藻!」
玉藻「私は私で考えがあります。単独で行動させてもらいますよ。アディオス!」
キリオ「追わなくて良いの?」
イズナ「……ああ」
ぬーべー「悪い奴ではないんだ。…ただああも簡単にあの金色の妖怪にやられたのが悔しかったんだろう。許してやってくれ」
イズナ「オイラも別に本気で殺そうと思った訳ではないさ。ただ……」
真由子「金色の……妖怪!?」
ぬーべー「!」
真由子「金色の妖怪って……ひょっとして……ひょっとしてこんな感じの!?」
全員「……」
キリオ「……お姉ちゃんその顔」
真由子「ふへ?」
キリオ「ひょっとして、とらの真似?」
真由子「そ、そうだけど……似てない?」
キリオ「……全然」
255 :
白面とGS美神のアシュタロスを比べると、脅威度はどちらが上か
一旦征服完了したアシュタロスがやや優勢?
256 = 8 :
イズナ「はっはっはっは!!やっぱおめぇ変わらねぇなあ!はっはっはっは!!」
真由子「もー!そんなに笑わないでよぉ!」
キリオ「イズナも大概だけどね、長になっても良いノリしてるなあ」
イズナ「へへっオイラあんま偉ぶるの好きじゃなくてよ……ああ、そんで、長飛丸の話だな」
真由子「う、うん!」
イズナ「復活したよ」
キリオ「……」
真由子「……!!」
キリオ「真由子さん……?」
真由子「……」ポロポロ
イズナ「お、おい女……」
真由子「……ご、ごめん!」バッ
キリオ(……)
真由子(そっかぁ……そっかぁ……とらちゃん生き返ったんだ……生き返ったんだねぇ……良かった……良かったぁ……)
257 :
>>255
コスモプロセッサ含めればアシュじゃね
258 = 8 :
イズナ(そうか、こいつぁ長飛丸に……)
真由子「それで……とらちゃんは?今どこにいるの?」
キリオ「……さっきの化物と戦ったって言ってたけど」
イズナ「ああ……確かに蘇ったんだがよ……記憶を失ってるらしくてな、襲い掛かって来やがったんだ」
真由子「とらちゃんが……!?」
キリオ「……」
広「と、ところでさ……響子……」
響子「な、なに?」
広「俺たちもずっとここにいんのに、なんかすっげぇ、存在感なくないか……?」
響子「そ、そうね。だんだんぬーべーのセリフも減ってきたし……」
ぬーべー「ギクッ」
260 :
とら真由子は顔怖い
261 = 255 :
キリオ嫉妬来る?
>>257
やっぱそうか
262 = 8 :
イズナ「けど、何か思い出しかけてたっぽいからな。あの分じゃ心配はいらねぇだろうよ」
真由子「そっか……」
イズナ「今どこほっつき歩いてんだかはわからねぇけどよ、なんとか記憶引っ張り返さねえとな。白面もいつ完全に復活するかわからねぇんだ」
キリオ「そうか……この感じ……やっぱり白面なんだね」
イズナ「気付いてたか」
真由子「白面の者……」
266 = 8 :
「わあー!なんだこりゃ!」
イズナ「!!」
ぬーべー「げげ、石川先生だ!」
広「や、やばいぜ!教室黒焦げだし!」
ゆきめ「ぬ、鵺野先生!」
イズナ「おい人間」
ぬーべー「!」
イズナ「オイラはもう行くけどよ、もし力を貸してくれるんだったら、“光覇明宗”を訪ねな。……多分お前さんの力も必要になる。……人間の力もな」
ぬーべー(光覇明宗……聞いたことがある)
イズナ「協力してくれんならまた会うだろうな!そんじゃ、またな!!」シュンッ
キリオ「僕達も行くよ!」
真由子「あ、キリオくん待って!」
石川「こっちから声が!犯人はお前たちかー!!」
ゆきめ「鵺野先生!早く!」
ぬーべー「……ああ」
269 :
ぬーべーにも九尾の狐は出ていたがそのへんは
270 :
とらの記憶を呼び戻すのはこのシーンの再現だったら・・・・・・・・
271 = 8 :
白面「……」
白面「蘇ったとは言え、ただ一介の化物として存在して行くなど考えがこともないことだ」
白面「海底におる我のことも気になる。あの様ではいずれ以前のように……いや、既に恐怖を撒き、恐らくは食うておるのだろう」
白面「また、あれを繰り返すか、白面よ」
白面(……)
白面「もはや、我が白面を名乗るのは違うのかもしれんのう」
ふわっ
ワイワイガヤガヤ
白面「……」
人、人、人、人……
白面(おかしなものじゃ。全てが陽の者であると云うのに、清い者、醜い者、千差万別。化物共のような一貫性が感じられぬ)
白面(……そもそも、我も人間の憎しみから産まれたのであったな)
白面(こうして陽の生に転じた今も、やはり人間の性、おおよそ理解出来ぬ)
272 = 8 :
>>269
めんどくさいのでこれだけ答えておくが、確かに白面のモデルは玉藻前だが原作でそれに言及はされてなくて、狐とも一度も言われてない。
なので、伝承の九尾と白面は分けて考えている。
273 = 247 :
妖怪や神様の姿や格なんてのは伝承、書物、地域によって色々あるもんな
自分の思うように描けばいいよね
274 = 8 :
「おい、あれ……」
白面「……」
「うわ!すっげー可愛い……芸能人かな?」
「芸能人があんなところで一人いないだろ。ナンパ待ちじゃね?」
「だ、だったら俺行って来よかなー!」
白面(あれは我のことを話しておるのか。)
「行って来いよ!ふひひ!」
白面(下品なり、醜悪なり、心を読むにも足らず。そうか。我は以前から戯れに人間の化粧を纏いしときには女子を被っておったが、今もどうやらそうであるらしい)
「ねーねー、キレーな髪だね?これ、銀色?染めてるの?」
白面「……」
「緊張してんのかな?良かったら俺たちと呑まない?」
白面(調子に乗るな人間……陽の存在になったとは言え、この白面にそうやすやすと声を掛けさせるものかよ……!!)
ピキ
「おい!なにやってんだよ!」
「あ?」
275 = 188 :
白面が初めて話の中に出てきた時ってなんかめちゃくちゃ大きな口をあけてでっかい牙がたくさんあるみたいな感じのシルエットだったよね
いざ初めて姿が描かれたらそのでかい口と牙みたいなのが九本の尻尾だった時は衝撃だった
276 = 8 :
潮「全く、世の中大変なことになるかもしれねぇってのにナンパかよお前らはよ!」
「あ?お前にはカンケーねぇだろ!」
潮「その子嫌がってんだろ?見りゃわかんだろうがよ!」
白面(……)
潮「けど君もこんな都会で一人でたらあぶねーぞ、誰か待ってんのか?」
白面(見覚えがある……この顔、声は……)
「なんだ、横取りする気かよてめー!」
雷信「……」シュンッ
かがり「……」シュパッ
「あら?」
「あらら??」
かがり(よしっ)「きゃー!!なんでこの人裸なのぉー!!」
キャーキャー
ウワーヘンタイダー
「ち、違うんだ服がいきなり!!」
ツウホウ
278 = 49 :
30前後のおっさんにはドストライクだよなこれ
期待しつつ支援
279 = 8 :
潮「いやー悪いなー雷信、かがりー」
雷信「いえ」
かがり「潮様に危害を加える者を私たちは許しません」
白面(……)
潮「わりーな、勢いで連れて来ちまったけど大丈夫だったか?」
白面(……)コクリ
潮「そっか。でももう時間も遅いしよ、家まで送って行くよ」
かがり「家はどこなの?」
白面(何故じゃ、何故我はこの者達にばれないよう、化物としての気を押さえ込んでおる。……特にあの人間。あの、我を倒した人間。何故、我は……)
白面(……)
雷信「潮様。もしかすると、この者、帰る家がないのでは……」
潮「……え?」
280 :
>>269
たまたま尾が九本になった妖怪狐が外見特徴だけで白面と間違えられて成敗された
これが普通の妖怪の九尾です
でいいんじゃね?
281 :
潮「……そうなのか?」
白面(……)コクリ
かがり「大丈夫よ、怖くないから……」
潮「自分の名前は言えるか?」
白面(名前……我の……名か。我……我が呼ばれたし名は……我は求めし名は……)
陽……陽の気……一つの濁りもなく、一片の崩れもなく、ただ陽、陽、陽……我は呼ばれたし名は、我が……我が……
白面「我……私の名は……」
潮「ああ」
白面「陽子……」
282 :
陽子たそ~
283 :
寝れない
284 = 281 :
迷い家
潮「ほら、腹減ってるだろ?いっぱい食えよ」
陽子「う、うむ……」
かがり「ちゃんと人間界の材料を使って作った鍋よ。口に合うと思うわ」
潮「そうだぜ!かがりの飯は美味いんだぞー!」
陽子(暖かい……これは団欒と呼ぶものか。この我が、“暖かい”、か……)
潮「それにしても、雷信とかがりが妖怪だと知っても驚かないんだなーお前」
陽子「え?」
潮「もっとびっくりするかと思ったんだけどよ」
陽子「お、驚いては、おる……ぞ。うむ……」
潮「そうか?そんな風には見えねえけどなー」
雷信「潮様、恐らくはこの娘、記憶を失っているのです」
かがり「もしかすると、化物と何かしらの関わりがあり、それで我らを恐れぬのだと……」
陽子(……そういうことにしておこう)
285 :
鬼と和解する前か
286 = 283 :
なんかかわいい陽子
287 :
綺麗な白面とは
288 :
キリオって誰だっけ、うしおとらは一度読んだはずなんだけどな~
289 :
>>288
変な鎌持ってた男の子
290 = 281 :
真由子「……とらちゃん…………」
とらちゃん、とらちゃん、とらちゃん。
いつだって私を守ってくれた。
いつだって、私を助けてくれた。
とらちゃん。
あれから、もう15年も経つんだね。
一度だって、一日だって忘れたことはないし、むしろ忘れようと必死だったよ。
だって、そうじゃないと悲しくて、夜が来るのが怖くて。
……でも忘れなくて良かった。
…………生き返ったんだねぇ。
帰って来てくれたんだねぇ、とらちゃん……
真由子「とらちゃん……」
キリオ「……」
292 :
追い付いた、支援
293 :
当時うしおは中学生だから三十路か…
294 :
残念だがぬーべーサイド全然口調違う。
あまりに残念。
296 :
ぬーべーって戦力としてはどんなもんだ?
流くらい?
298 :
そうか、ヒョウさんも流兄ちゃんももういないんだね・・・・
ヒョウさんいたらどれだけ頼もしかったか
299 = 281 :
玉藻「……ふう」
玉藻(長飛丸……具体的な弱点はなし、ですか。これは付け入る隙が見つかりませんね)
玉藻「まさかあの鵺野先生ですら勝てないとは。ますます人間界に存在するには不釣り合いな妖怪だ」
玉藻(……)
玉藻「ところで、いつまでそこに隠れているのです?」
「……」
玉藻「やれやれ、無視ですか……」
300 = 281 :
キリオ(……)
キリオ「はあ、とら、か……」
キリオ「まあ、わかってはいるけどね。とらの記憶が戻ったって、どうにもならないんだろうけど」
キリオ(でもやっぱり面白くないなあ)
キリオ「ねえ」
キリオ「こう見えて、僕は今気が立ってるんだよ」
キリオ「だから、さっさと出てきたら?」
キリオ「白面の者の使い……」
みんなの評価 : ☆
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