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元スレカレン「シノ!ヒサベツブラクってなんデスカ?」
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しの「自分の周りに、しかも友達面して接近していたのが部落民・・・」
アリス「すごいショックだったよ!吐くかと思っちゃった!気分最悪だったね」
しの「まあここまではまだどうにかなるかな、と思いました」
しの「金輪際アリスとあやとを引き合わせなければいい」
しの「そうすればアリスは嫌な思いはしないのですから」
しの「まあ私に限って言えば、アリスさえいれば生きていけるので、最初からあやはいらなかった」
しの「ようこと付き合えなくなるのは悲しいですが、まあアリスと比べてしまったら、どんなものでもかないません」
アリス「私もしのといれば、どこまでもいつまでもなによりもだれよりも幸せだよ!」
しの「うふふ、アリス、うれしいですよ(ナデナデ」
アリス「えへへ(スリスリ」
しの「ところが・・・ところがですよ、アリス、一体どういうつもりだったんですか?」
しの「あやのところにお見舞いにいこうだなんて」
しの「なぜあやが部落のアンタッチャブルな存在だと知りながらそんな馬鹿げたことをいったのですか?」
しの「あのとき、私は私のなかで思い描いていたアリスとの二人きりの世界」
しの「その世界が、他でもないアリス自身の手によって壊されたような錯覚に陥りましたよ」
アリス「単なる好奇心だよ」
しの「好奇心・・・ですか・・・?」
アリス「そう。確かにワタシはヒサベツブラクという言葉をしっている。どういうものかを知っている」
アリス「でも、生の経験として持っていなかった」
アリス「あやというゴミクズと付き合ったことは確かに経験かもしれない」
アリス「でも、その時点では部落民であるということは知らなかった」
アリス「だから生の経験とはいいがたいよね」
アリス「だからお見舞いを提案したの」
アリス「この目で部落を眺めて、この耳でおぞましい音を聞いて、この鼻で不快なにおいをかいでみる」
アリス「そして、目の前のかつての友人が、実際はただの部落民である、という事実をかみ締めながら」
アリス「この『心』で、人ならざる、存在してはいけないそれと対話するの」
アリス「だから好奇心。たんなる好奇心」
アリス「しのがなんか反対っぽい雰囲気を出していたときは悲しくなったんだよ?」
しの「でもですね、私にも私の考えというのがあったんですよ」
アリス「うん?」
しの「アリスが実際に部落をみて、そして部落民であると知りながらあれと話してしまったら」
しの「心底嫌な気分になって、それで日本を嫌いになって、私のもとから」
アリス「もう、しのったらそればかりだね」
しの「うん、だって私アリスがいなくなったら、もうどうしようもないですから」
しの「ですから私は、最後までアリスが部落に足を踏み入れるようになることを妨害しようとしたのです」
しの「『住所が分からない』。このことは大きかったですね」
しの「住所が分からなければ、アリスが穢れの土地にいくこともないですから」
しの「ところが、ところが、あのカレンが。あのカレンが写真を撮っているのは予想外でした」
アリス「ふふふ。しのもまだまだだねー。カレンの様子を見ていれば、写真を撮っていたことなんて一目瞭然だったのに」
アリス「カレンの口から『ヒサベツブラク』なんて言葉が出ること自体おかしいんだよ」
アリス「普通に生きていたら知りようがない。じゃあどこで知ったか。それはきっと生の体験として」
アリス「つまり、カレンは部落に足を踏み入れたということ。そして、さらに質問してきたということは興味をもってる」
アリス「きっと一目見て分かる異様な雰囲気に惹かれたんだろうね」
アリス「そこまでいったら・・・それを記憶に残すために、あるいは自分の不満足な日本語能力の大体として記録に残すために写真を撮る」
アリス「カレンならやりそうなことでしょ?」
しの「それであのとき、休み時間に追い詰められたカレンがチャイムに救われて帰るとき、カレンのケータイを抜き取ったんですね」
アリス「なんだ気づいてたんだ」
しの「アリスのことは見ていますから」
アリス「まあそのあとは、カレンはアホだからパスコードなんてアホみたいのに設定してるに決まってるからね」
アリス「適当なのをうったんだよ。そしたら開いちゃったから、色々あさってみたの」
アリス「援助交際でもしてるんじゃないかと思ったけど、ぜんぜんそんな様子はなくてがっかりだよ」
アリス「クラスの友達とアホらしいメールとかの日本語不自由なやりとりくらいしかなかった」
アリス「援助交際でもしてたらそれをネタに脅して、まあ、このあとのことやらそうかなあとか思ってたのに」
しの「アリス・・・鬼畜過ぎますよ・・・」
アリス「そうかなあ?えへへ」
しの「ふふふ」
しの「で、カレンのあほのせいで住所が判明してしまい、向かうことになった」
しの「繰り返し言いますが、前述の理由によって私はアリスを絶対に部落なぞには行かせたくなかったのです」
しの「自己の保身に走って必死で誤魔化そうとするカレンに加勢すればよかったんですが」
しの「あんなアホと手を組んだらどんな計画もうまくいかないなんて目に見えてますからね」
アリス「うん、シノは正しいよ!」
しの「で、いろいろと考えて部落へ行かないように手を尽くしてみたんですが、結局ダメでした」
アリス「ワタシはうれしかったけどね!」
しの「家についてしまったときには覚悟しましたよ。まさかあそこからもどるわけには行きませんからね」
しの「あほのカレンがチャイムを押すのにずいぶんと逡巡してたので、しびれを切らして押してしまいました」
しの「あそこで押してくれないと、私の『覚悟』が無駄になりますからね」
しの「とりあえず部屋に上がらないと実行できません」
アリス「しのの『覚悟』って・・・」
しの「もちろん、殺すことです、あの穢れを」
アリス「わーうれしいよ!ワタシとおんなじだよ!」
しの&アリス「えへへ」
しの「まあ、結果的には、関係ない今部屋にいる二人も殺すことになりますが仕方ないですね」
しの「アリスと二人きりの世界のためですから」
しの「アリスが部落の話を振っているのをみてはらはらしましたよ」
しの「もしあそこで、あいつが怒って私たちを追い出してしまったらなにもできませんから」
アリス「でもカレン、すーっごくバカだからからかうのたのしかったよ」
しの「でもやりすぎですよ、アリス」
アリス「しのが途中で買ってきたジュースってもちろん」
しの「もちろんお薬入りです」
しの「とりあえず適当な頃合を見計らって、ジュースを3本買いに行きました」
しの「注射器で薬を入れて接着剤で穴をふさぎました」
しの「それで私とアリス以外の3人に渡して飲ませました」
しの「部落民はほとんど飲まなかったし、あほのカレンは受け取りもしませんでしたが、もう一人は飲みきっていたので・・・そろそろ」
しの「そろそろ倒れている頃合じゃないですかね」
しの「さて、最後の仕上げです」
しの「さあアリス、そのポケットに入っている、コンビニでかったヘアスプレーとライターを出して私に渡してください」
アリス「えー、でもこれはワタシが」
しの「アリスは外国人です。日本で犯罪を犯したら色々面倒です」
しの「その点私は日本人です。私のほうが適任ですよ」
しの「それにですね、アリスにつらい思いなんてさせませんよ」
しの「渡してください。幸いなことに木造住宅です。まわりの建物も木造ですね」
アリス「しかも密集して建っているからよく燃えるよきっと」
しの「ええそうですね・・・きっとさぞかしきれいな光景になるでしょう」
アリス「でもね、やっぱりしの、火をつけるのはワタシの仕事だと思うの」
しの「・・・」
しの「分かりました」
しの「それじゃあ最後にお願いいいですか?」
しの「抱きしめさせてください。なでさせてください。ぎゅっとさせてください」
アリス「うん!いいよ!しのにだったらなにされてもいいよ!(プスッ」
アリス「あれ・・・しの・・・?(バタッ」
しの「注射器もってるっていったじゃないですか・・・アリス」
しの「アリスは安全な位置に動かしました」
しの「さて、火をつけましょう。このヘアスプレーを火炎放射器代わりにして」
しの「これで物語が完結するのです」
しの「私たちの周りの人間を殺す。それによって、この世界は私とアリスだけになるのです」
しの「それはとっても幸せな世界です。とろけてしまいそうです」
シュゴーーーーブァァァワァァァ!
しの「ふふふ!よく燃えています!ああ!すごい!すごい勢いです!まるできんいろにかがやく柱ですよ!」
しの「ふふふ、どんどん穢れを飲み込んでいきます!天まで!天まで届いちゃってください!ふふふふふふ!」
・・・
病院
あや「・・・ん・・・うっ・・・」
あや「こ、ここは・・・?あれ私・・・どうして・・・」
カレン「気づいたデスカ、あや・・・?」
あや「カレン・・・?あれ、ここって病院?どうして私・・・」
カレン「・・・なにも覚えてませんカ?」
現実世界では最早部落を気にする方が差別され始めてるが、このSSは緊張感あってヤバいな
あや「確か、私のうちにみんながお見舞いにきてくれて・・・」
あや「で、アリスとしのがトイレに行っている間にようこが倒れて・・・」
カレン「・・・」
あや「そしたら煙が・・・あああああああああああ」
カレン「ワタシもあややも、体が動いたのでなんとかようこを助けようとしたんデスヨ」
カレン「しかしあの状況では無理デシタ。すごい勢いで煙が部屋に入ってきて息をするのも困難デシタ」
あや「よ、ようこは?ようこはどこ?ねえ!ようこ!」
カレン「・・・わかっているはずデス」
あや「ようこ!ようこおおおおお!そんな!ウソでしょ!!!!」
カレン「限界まで二人ともがんばったんデス。決して見殺しにしたのではありまセン」
カレン「やがてあややも動くのがつらそうに見えた、だから無理やりワタシはあややを抱きしめたまま窓から外にダイブしたのデス」
カレン「本当だったらようこも一緒に・・・しかし無理デシタ」
あや「私のせいじゃない!私が動ければ!私がもっとがんばれば!あ・・・ああ・・・ようこぉ・・・」
カレン「いえ、検視の結果によると、火事がなくとも死んでいたそうです・・・毒によって」
あや「毒?よ、ようこは誰かに殺されたって言うの?誰よ!?誰よ!許さない!この手で引きちぎってやる!!」
カレン「・・・」
あや「知ってるの・・・?誰?誰なの?言いなさいよ!」
カレン「しの・・・デス」
あや「!!!そ、そんな・・・」
あや「・・・どこにいるの・・・?(ガタッ」
カレン「あや、まだ動いちゃだめデスヨ!」
あや「しのはどこにいるのよ!許さない許さないんだから!」
カレン「・・・」
あや「知ってるなら答えなさいよ!」
カレン「しのは・・・逮捕されました・・・」
あや「ふーん、だったら警察かどっかにいるのね!」
あや「ねえ、カレン知ってた?私って被差別部落に住んでるの!」
あや「差別されて生きてきたの!虐げられて暮らしてきたの!だからね」
あや「マスコミや議員なんて、私たちがちょっと脅せば簡単に口を滑らせるのよ」
あや「どう素敵でしょ?部落って」
あや「差別をしてきたくせに、見下してきたはずなのに、なんでそんな相手に対してぺこぺこするのかしらね?」
あや「それはね私たちが、部落部落と呼ばれてきた私たちが正義をもっているからなの」
あや「人権という名の正義よ」
あや「この正義は日常生活ではちょーっと重すぎるから、普段は隠しているのだけど」
あや「こういうときはちゃんと行使しなきゃね!」
あや「だって、私、何も悪くないもの!そうでしょ!」
カレン「・・・」
あや「なによこっちみなさいよ!それとも日本語分からない?窓の外の景色見るよりこっちみなさいよ!」
カレン「あやはなにもわるくないデスヨ」
あや「ふん!そうに決まってるでしょ!」
カレン「でも、あやの言っているしのを殺すってのは絶対に無理デス」
あや「な、なんでよ!」
あや「刺し違えてでも!たとえ死刑になろうとも!ようこのあだ討ちよ!絶対にやり遂げてみせる!」
カレン「無理デスヨ・・・だって・・・」
カレン「しのも死んでしまったカラ」
あや「は・・・?」
カレン「残念デス・・・しのには罪を償ってもらいたかった、ちゃんと反省してもらいたかったデス」
あや「しのまで死んだって・・・どういうこと・・・」
カレン「ようこがシノによって殺されたと知ったら、あやはどうするでしょうカ?」
あや「え?」
カレン「きっと今のように怒って、シノをその手で殺そうとするデショウ」
カレン「それがあややにとって、ようこに対する手向けになるからデス」
カレン「そして彼女はそのことを分かっていたのデス」
カレン「現場の近くで倒れていた、友人の少女・・・警察は油断シマシタ」
カレン「事情聴取としてしのと会わせてしまったのデス」
カレン「警察にとっても予想外の事態だったデショウ。彼女は、アリスは髪留めを鋭く加工して仕込んでいたのです」
カレン「シノのノドをえぐり鮮血がほとばしるのを確認した後、すぐに自分の大動脈にも突き刺しました」
カレン「二人は手をつなぐようにして、重なりあうようにして死んだらしいデス」
カレン「シノの黒髪、アリスの金髪、血・・・まるでモザイク画のようだったらしいデスヨ」
カレン「二人の死に様は、汚いはずなのに、キラキラと輝くモザイク画のようだったそうデス」
自分の命投げ捨ててまで差別するとかレイシストっぷりにも程があるわ…
あや「そんな・・・じゃあ・・・私は一体・・・どうすれば・・・」
カレン「シノを殺してしまえば、あややの復讐は成し遂げられない・・・考えたものデスネ」
カレン「あややにとってはそれが辛いことが二人には分かっていたのデス」
カレン「最後まで、どこまでも、死のまさにその瞬間まで、二人はあややを苦しめようとほくそ笑んでいたのデスネ」
あや「・・・ああ・・・そんな・・・」
カレン「引き返すべきだったのデス・・・」
カレン「ワタシはあややのうちのチャイムの前でなんともいえぬ違和感を感じたのデス」
カレン「しかし、その正体に気がつくことなく結局は、シノにチャイムを押されてしまった・・・」
カレン「あの違和感はきっと、シノの行動や悪意だったんデスネ」
カレン「あの時、引き返せたのデス」
カレン「私たち5人が元にはもどれなくても、それでも私たち5人が生きている未来というのは存在したのデス」
あや「一体・・・私が何をしたっていうのよ・・・何もしてないじゃない!」
カレン「そうデスネ・・・なにもしてないデス。でも何もしていなくても選ばれたり、何かをしているのに選ばれなかったりするんデスヨ・・・」
カレン「そういうものなんデショウネ・・・世界っていうのは・・・」
あや「なに、くさいこと言ってるのよ!元はといえばカレンのせいじゃない!」
あや「カレンが私を尾行して!家を暴いて!こんなことになったのはカレンのせいじゃないの!」
カレン「はいそうデスヨ。今思えば、全部ワタシのせいなんデスネ」
カレン「あややを尾行しなければ、写真をとらなければ、住所を検索して被差別部落という言葉をしらなければ」
カレン「興味本位で二人に質問をしなければ、休み時間に皆さんのところにいかなければ」
カレン「チャイムを押さずに振り返って皆さんを説得できれば・・・」
カレン「しのがあややの部屋でトイレに立ったとき、先を越されてしまいマシタ」
カレン「あのとき、もしワタシが、シノではなく私がトイレにいっていたら」
カレン「そうしたら結末もぜんぜん変わったものになっていたかもしれませんネ」
あや「そういう世界もあるのかしら・・・今となっては手遅れかもしれないけど・・・みてみたいわね・・・」
カレン「みてみたいんですか?」
あや「え?」
カレン「ワタシが先にトイレにいった世界みてみたいんですカ?」
カレン「みたいデスカ?」
カレン「ハッピーエンドに変わるとは限りませんヨ?」
カレン「むしろもっと悪い結末かもしれませんヨ?」
カレン「たとえば、あややがヨウコのことを殺してしまう」
カレン「そういう結末かもしれまセーン」
あや「そんな馬鹿なこと、あるわけ」
カレン「それじゃあ、シノがヨウコを殺して、アリスがシノを殺して自殺する、これは馬鹿げていないことなんデスカ?」
あや「それは・・・」
カレン「勇気がありますカ?」
カレン「さっき、あややは何もしていないのにどうしてっていいましたネ?」
カレン「どうしますカ?今、どうしますカ?なにかしますカ?それともやっぱりなにもしませんカ?」
あや「・・・そんないきなり言われても」
カレン「さあどうするんですカ」
あや「私は・・・私は・・・!」
あや「(>>200の内容)よ!」
お風呂に入ってくるのであまりはやくとらないでくだサーイ
落とさないようにしつつ早めに安価取らないようにしつつ>>1が風呂に入れるようにしつつ保守るのは難しいな
私を心配してくれたカレンとの二人だけの未来が見たい
シャワーだけなら15分くらいか?
シャワーだけなら15分くらいか?
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