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元スレカレン「シノ!ヒサベツブラクってなんデスカ?」
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ようこ「そういえばアリスはお土産何買ったんだ?」
アリス「えーっとね。まだ秘密!もうちょっとあとで!」
ようこ「なんだなんだ?きになるなー」
あや「・・・今日はみんなありがとう・・・私寂しかったから皆が来てくれてうれしい・・・」
ようこ「おっ、いつになくあやが殊勝だな!風邪のウィルスのせいか?ははは」
あや「・・・で、でね・・・今日はどうして?どうして来たの?」
アリス「どうしてって、だから、お見舞いだよ?」
ようこ「あやに会えないのはこっちも寂しいからな!」
しの「・・・」
あや「どうしてって・・・そういう意味じゃなくてね・・・」
あや「どうして、私の家を知っているの?」
あや「誰にも教えてないはずなのに!」
ようこ「お、おい・・・大声出すと、体に響くぞ」
カレン(あぁ・・・やっぱりデス・・・やっぱりあややは傷ついていマス・・・ワタシのせいなのデショウカ)
アリス「家の場所?それはね、カレンが昨日あやのこと尾行して写真とってたから分かったんだよ!」
あや「!!!(ギロッ」
カレン「!!!」
あや「・・・!!(ギロッ」
カレン「ち、ちがうんデス!」
アリス「え?何が違うのカレン?」
カレン「だから、その!」
カレン(なにもちがくないデスヨ・・・ちがくないデス・・・でも・・・)
アリス「カレンのスマホの中からね、この辺の地域を撮った写真が何十枚も出てきたの!」
アリス「それでね、場所も分かったからお見舞いに行こうかってなったんだよ」
カレン「何十枚?そんなにないデス!たったの2枚だけデスヨ!」
アリス「なんだー。やっぱり写真とったんだー」
カレン(Oh no!)
あや「昨日ね・・・」
あや「昨日帰り道、誰かにつけられてる気がしたの・・・でね、カメラのシャッター音も聞こえたの・・・気のせいかなって思ってたんだけど・・・」
あや「カレンだったのね」
アニメ組は知らないだろうけどアリス原作ではこんな感じだからな~
カレン(このアリス!なんなんデスカ!?)
カレン(ワタシをはめました!)
カレン(場所が分かったからお見舞いに行こうって話になったという説明じゃ、順序が逆デース)
カレン(でも、でも、確かにワタシが写真を撮ってそのせいでお見舞いにきたというのは事実デス)
カレン(そればかりはどうしようもできまセン)
あや「カレン・・・あなたって・・・そういう・・・」
カレン「誤解デス!誤解なんデスヨ!」
ようこ「お、おい、あや!カレン!どうしたんだよいきなり」
ようこ「まあ、確かに尾行して写真を撮るってのは若干悪趣味だけどさ、そこまで怒らなくていいだろ」
ようこ「カレンが探偵ごっこしてくれたおかげで、みんなでお見舞いにこれたわけだしさ!」
ようこ「ほら落ち着けって(ナデナデ」
あや「ようこぉ///う、うん・・・そ、そうね・・・尾行されたくらいで怒ってもしょうがないわよね」
あや「・・・カレン、ごめんなさいね。そんなことで怒ってしまって・・・」
あや「そうよね、カレンってイギリス人だもの・・・この辺の土地のことなんて知らないわよね。悪気があったわけじゃ」
アリス「この辺の土地?土地といえば、今朝、カレン、ワタシとしのになにか土地っぽいことについて質問しなかったっけ?なんだっけあれ?」
しの→アホ
アリス→腹黒
カレン→アホ
あや→穢多
ようこが…ようこが何とかしてくれるっ…
アリス→腹黒
カレン→アホ
あや→穢多
ようこが…ようこが何とかしてくれるっ…
あや「土地っぽい質問?」
しの「・・・!」
しの「あ、あのー私、ジュース買ってきますね・・・近くに自販機あったので(ソロー」
ガチャ、ダダダ
カレン「う・・・!」
ようこ「ん?なんだなんだ?またカレン、日本語の質問かー?分かることなら答えてやるぞ!」
アリス「そうそう、日本語の質問だったよねー。私もシノも分からなかったんだけど・・・」
アリス「ようこじゃそういうの頼りにならないし・・・」
ようこ「なんだとぉ?まあ、事実だけど・・・」
カレン「・・・」
アリス「そうだ!頭もいいし、あや『なら』分かるんじゃない?」
アリス「ほら、あの質問してみなよ!カレン!」
アリス「ほら!」
あや「土地っぽい質問・・・?なにかしら・・・?」
カレン「・・・(バクバクバクバク」
カレン「土地・・・とち・・・」
カレン「とちぎ・・・」
あや「うん?」
カレン「とちぎ・・・栃木と群馬の位置関係が分からないデス!」
カレン「日本の地理も勉強しようと思っているんデスが、いっぱいあって覚えられないデース」
カレン「特に、あの栃木と群馬!島根と鳥取より厄介デスヨ・・・」
カレン(これはさすがにひどい回避デース。我ながらアホデスネ・・・)
あや「ああ、それだったら・・・うーんと・・・とちぎのぎは『みぎ』のぎと覚えたらどうかしら」
あや「群馬が左で栃木が右よ」
カレン(大丈夫デシタ!)
カレン「オー、すばらしい覚え方デース!Thanks!デース」
アリス「・・・」
アリス「んー・・・あれー?そんな質問じゃなかったよー?確か確か・・・そうそう!ヒサ」
ガチャ
しの「ただいまもどりました。はいジュースですよみなさん」
ようこ「お、結構じかんかかったな、しの!」
しの「ええ、ちょっと、お手洗いも借りていたので」
あや「今、カレンに栃木と群馬の位置関係を教えてたのよ」
しの「へ、へーそうだったんですかー」
しの「はい、これあやにです、で、これはようこに(スイスイッ」
しの「で、これはカレンにです(スイッ」
ようこ「お、サンキューな!実はちょっとノドかわいてたんだよなー(グビグビグビグビプハー」
あや「すごい飲みっぷりね・・・私あんまりノド渇いてないんだけどせっかくしのが買ってきてくれたんだからちょっとくらいは・・・(ゴクッ」
カレン「ワ、ワタシは、何かを口に入れるような気分ではないので遠慮シマース・・・」
あや「それにしてもこのジュース選びのセンスすごいわよね・・・」
ようこ「よくもまあ、こんなまずそうなジュースばかりピンポイントで」
しの「うう・・・ちょっとひどいですよ。私は本当においしそうなのを真面目に選んでですね」
ようこ「はははは」
あや「うふふふ」
カレン(もう、アリス・・・お願いだから、これを壊さないでほしいデス・・・)
アリス「・・・」
アリス「・・・ハァ・・・」
アリス「ワタシ、ちょっとトイレに行ってくるね・・・借りるよ、おトイレ?」
あや「ああはい、部屋を出て左の突き当りがトイレよ」
アリス「ありがとうね(ザサ」
ガチャッ
しの(アリス・・・トイレにいきましたね・・・)
しの(・・・ポワーン)
しの(ってなにはしたない想像してるんですか私は!)
しの(今だったら、アリスと二人きりで話せるチャンスです)
しの(アリスのことが分かるのは、私しかいないんです!)
しの「あのー私もちょっとトイレに・・・」
ようこ「ん?さっき、ジュース買うついでにトイレに寄ったって・・・」
あや「それに学校のトイレじゃないんだから何人も入れないわよ」
ようこ「まったく、しのは。ハハハ」
カレン(ん???今トイレにたてば、アリスと二人きりで話せマース!)
カレン(ワタシが説得しマス!もうこんなことはやめろといえマス!)
カレン(小さい頃から友達デスヨ!ちゃんと言えば分かるはずデス)
カレン(しのに行かせてはダメデス!)
カレン「ワ、ワタシもオシッコしたいデス!」
しの「も、もう我慢できないんです!」
カレン「ノー!それはワタシもデスヨ?」
しの「ここでもらしてもいいんですか!」
あや「それはいやよ!」
カレン「ふふーん!それだったらワタシの勝ちデスネ!今ほんのちょっともれてマース!」
あや「最悪じゃない!」
しの(なんなんですか?カレンは?その年齢で要おむつなんですか?)
しの(構っている暇はない)
しの「じゃあいきますね(ダダダ」
ガチャッバタ
カレン「オーノー!」
カレン「先を越されてしまいマシタ!」
あや「ねえ・・・カレン・・・本当にもれてるの?」
カレン「え・・・いや、まあそれはさすがに・・・」
ようこ「ははは!いくらカレンでもこの年齢でもらしたりは・・・うう・・・」
あや「ど、どうしたの?ようこ」
ようこ「すまん、なんか気持ち悪くて・・・頭がフラフラする・・・」
あや「もしかして私の風邪が移ったのかも・・・仕方ないわね///(ピトッ」
あや「熱はないようね・・・///」
カレン「そりゃ元から熱っぽい風邪の人間がおでこ当てたら、相手の熱なんてわかりませんヨ・・・」
---廊下
アリス「しのか、カレンか・・・どっちかくるかなーって思ってたよ」
しの「アリス・・・!」
アリス「しのが来たってことは、こっちの勝ちだね(ニコォッ」
・・・
翌朝
学校
朝のSHR
烏丸先生、ジャージではなく黒いドレス。
からす「もう知っている人もいるかもしれませんが、今日は皆さんにつらいお知らせをしないといけません」
からす「昨日、火事で猪熊さんが亡くなられました。一緒にいた小路さんも煙を吸い込んで・・・まだ意識がもどらないようです」
からす「アリスさんと、他のクラスですが九条カレンさんもその場にはいたようですが命に別状はないそうです」
からす「そして・・・これはいいづらいのですが・・・」
からす「大宮さんが・・・大宮さんが逮捕されました。放火殺人の罪で、です」
・・・
前日、夕方、廊下
アリス「しのが来たってことは、こっちの勝ちだね(ニコォッ」
しの「うん、そうだね!アリス!」
しの「とりあえず外に出ましょうか。ここだと声が聞こえてしまうかもしれないので」
アリス「うん!そうだね!」
・・・
あやの家の外
しの「それにしても今朝は、アリスが部落について知ってるなんて驚きましたよ」
アリス「うん!だって日本については色々勉強したからね!」
しの「驚いたのと同時に申し訳なくなりましたよ」
しの「日本の、そんな汚い、底辺の、ごみの、掃き溜めの、肥溜めの、そういう人間が、いや、ただの人型の肉塊がいるという事実」
しの「それを知ってしまったらアリスは幻滅してしまうのではないかと心配になりました」
アリス「だからあのとき、カレンに部落について質問されたあのとき、知らない振りをしたんだね」
しの「はいそうです。それなのにアリスが知っているなんていうから・・・」
アリス「ちょっとおどけて話をそらそうとしたんだね」
しの「そうです。意味はありませんでしたけど」
アリス「えへへ」
しの「ふふふ」
みんな優しくていい子だよ
だれ一人欠けちゃだめなんだ
俺の分まで幸せになってほしい
だれ一人欠けちゃだめなんだ
俺の分まで幸せになってほしい
しの「そして、アリスの話を聞いているとどうやらアリスは単なる事実として部落を知っているのではなく」
しの「そうではなく、確かにその部落民に憎悪を抱いているのだと分かりました」
しの「あそこまで強い憎悪」
しの「これはいよいよ、アリスが日本のことを嫌いになって私から離れていってしまうのではないかと思い始めました」
アリス「あのときアワアワしてたしのもかわいかったよ!」
しの「ありがとうございます」
しの「問題はさらに続きます。あやが部落民であるということ」
しの「もちろん私は知っていました。知っていて付き合いました」
しの「当然、あんなのと遊んだりおしゃべりをしたり、そんなのは本当に嫌でしたね」
しの「しかし、あのレズビアン、ようこを狙っているようでぴったりくっついてきやがる」
しの「私はようこのことは友達として好きなので、金魚の糞のようにくっついてくるあやとは仕方なしに付き合っていました」
しの「汚いものには蓋ではありませんが、極力あれのことはみないようにしてすごしていました」
しの「ところが、カレンの言動からあやが部落民であるということがアリスにどうやら露呈してしまったようである」
しの「これは本当に最悪でした」
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