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    元スレ不良女「ち、ちょっとツラ貸せよ」女「……」

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    651 = 1 :

    祖母「それだけ言い合いできるならいくらでもお話できそうだねぇ。じゃあ、ちょっとお布団の用意してくるからね」スタスタ……

    不良「ちょ、ま…………勝手に決めてんじゃねーよ畜生」

    「……ハァ。もう諦めなさい、私も一晩くらいなら我慢してあげるから」

    不良「こっちのセリフだっての。一晩中テメェと一緒なんざ反吐が出るぜ」

    「……ご飯の用意してくるわ。祖母がああ言ってるんだから、逃げるんじゃないわよ」

    不良「うるせー。とっとと消えろクソアマ」

    ………………



    ――深夜、女の部屋

    「…………」

    不良「…………」

    「…………」

    652 :

    ふむふむ、続けてくれ

    653 :

    確かに女のほうが餓鬼に見える

    654 = 1 :

    不良「…………。おらクソアマ。なんかしゃべりやがれ」

    「……まだ起きてるの? 睡眠の邪魔しないで」

    不良「居づらいんだよ、なんか……なんなんだよあのばあさんはよ……」

    「……ああいう人なのよ。何の気もなしに、良いことだと思ったら人の都合なんて考えないで世話を焼きたがるの」

    不良「マジで余計な世話だっての……ちっとは空気読めよな」

    「……貴女。祖母に対してだけは、本当に普段の姿が想像できないくらい大人しいわよね」

    不良「…………」

    「何? 年配の人に苦手意識でもあるの? 貴女に限ってそんなデリケートなことないでしょうけど」

    655 = 39 :

    なんか400ぐらいからうざくなってきた

    656 :

    女ウザ過ぎだろイライラしてくる

    657 = 345 :

    ヶ原さんっぽい

    658 = 501 :

    駄目だ。 この女がどうしても雪ノ下で脳内再生されてしまう。

    659 = 609 :

    感想乙

    660 = 284 :

    俺はほむほむで再生される

    661 :

    SSスレの外野は普段どうしてる奴らなんだ
    明らかにVIPにいる感じの奴じゃねえだろ

    662 = 609 :

    >>658
    わかる

    663 :


    >>658わかる

    664 = 1 :

    不良「……あたしのおばあちゃん」

    「……?」

    不良「もう死んだけどよ……いい人だった。ガキん時から家の都合でしょっちゅうおばあちゃんチに預けられててよ」

    「……」モゾ

    不良「……やっぱいい」ゴソ

    「聞いてあげるから。話して」

    不良「…………育ての親みてぇなもんなんだよ、おばあちゃんは。マm……母親より長いこと一緒にいた気がする」

    「そう」

    不良「おばあちゃんとこは、もともと貧乏でよ。母親が父方に嫁いで金持ちンなったんだと。だから、おばあちゃんチもこの家みたいにボロかったな」

    「人の家に対して失礼ね」

    不良「事実だろボケ。とにかく、アレなんだよ……苦手なんだよああいうタイプの年寄りはっ」

    665 = 614 :

    >>660
    わかる

    666 = 1 :

    「……要するに、自分がおばあちゃんに甘やかされて育ってきたから、逆らえないってわけ?」

    不良「……ンだよ、だったらワリィかオラ。テメェこそババアっ子じゃねえか」

    「そりゃそうよ。あの人には返しきれないくらいの恩があるもの」

    不良「……それって、なんか借金とかいってた……アレかよ」

    「それも含めて、今の生活を与えてくれたことよ……別に貴女みたいに昔から世話になってたわけじゃない。ただ血縁の孫だからってだけでここまでしてくれてるの」

    不良「……」

    「それくらい、特別なものなのよ。今の私の、この日常生活は……貴女には絶対理解できないでしょうけど」

    不良「別にテメェの事情なんざ関係ねーし、理解する気もねー。勝手にやってろ」

    「初めからそのつもり。だから貴女には何度も話してる。『この生活の邪魔をしないで』と」

    不良「……フン」

    667 :

    不良「ち、ちょっと」って噛んでるとこに引っ掛かって開いた

    668 = 501 :

    >>667 俺もだ

    669 = 1 :

    「私自身のためだけじゃないわ。私を助けてくれる祖母やマスターみたいな人たちのためにも、もう余計なことはしないで頂戴。わかった?」

    不良「……っせーな、わかったっての。もうテメェの相手すんのもうんざりなんだよこっちは」

    「気が合うわね。それなら互いに無干渉でありたいものだわ」

    不良「言われなくてもそうするっつーの」

    「そう……」

    不良「……」

    「……貴女が話もできない人間だと言ったこと、訂正するわ」

    不良「……あっそ」

    「……もう満足? なら寝るから。お休み」

    不良「…………ッチ」

    ………………

    670 :

    >>661
    今のVIPの三分のニはガキだから……

    671 = 350 :

    不良女が某カラスちゃんみたい

    672 = 1 :

    ――お母さん、ここどこ? この人たち誰?

    ――やだ! やめてよ! 痛い! 痛いイタイ!! やめてぇ!!

    ――お母さん! どこ!? お母さん!! おがぁざぁあん!!

    ――ィ――きろ! 起きやがれコラ!

    「ッかは――!!?」ガバッ

    不良「わっ、テメ、いきなり飛び起きんじゃね―!」

    「ハァ……ハァッ……」グッショリ

    不良「朝からギャーギャー唸ってんじゃねーぞクソ女……耳障りで起きちまっただろがボケ」ボリボリ

    「……ごめんなさい」

    不良「……何素直に謝ってんだ。気味わりーぞテメェ」

    「(……久しぶりね、あの女の夢を見るなんて……)」

    673 = 39 :

    >>670
    お前も高確率で入ってるって覚悟してるよな?

    674 = 653 :

    おねしょ?おねしょなのか?

    675 = 1 :

    ――朝、食卓

    「……ごちそうさま」カタン

    祖母「あら、女ちゃん食欲ないの? 半分残ってるじゃないの」

    「うん……なんか気分悪くて。帰ってから食べるよ」

    不良「……っそさん」カチャン

    祖母「不良ちゃんもそれだけでいいのかい? 少なくなかった?」

    不良「いいよこれで……んじゃもう行くから」スッ

    祖母「せっかちな子だねぇ。二人で一緒に行けばいいじゃない」

    不良「ヤだよ。コイツと一緒にいたら何言われるかわかったもんじゃねぇ」

    「じゃあ周りの目がなかったら構わないの?」

    不良「はぁ!? ちげーし、あたしが個人的にテメェと一緒なんざお断りだっつってんだ!」

    祖母「意地っ張りだねぇ。まぁまた来てくれるならなんでも構わないよ。それじゃあね」

    676 = 146 :

    ビューティ増田

    677 = 1 :

    ――学校

    不良「……」ガラッ

    シーン……

    不良「……」スタスタ……ガタン!

    モブ江「……」

    モブ子「あ、不良じゃん」

    モブ美「お、おはよ」

    不良「んだよ。気安く話しかけんな」

    モブ子「つれねーなぁ。別に声かけるくらいいじゃんか」

    不良「うるせぇ」

    モブ江「おい、ほっとけよ」

    モブ子「へいへい」

    不良「……っけ」

    678 = 350 :

    ビューティー増田ってマジでなんなのよ

    679 :

    読んでるだけでむかつくのに読んじゃう悔しいビクンビクン
    クリムゾンかてめー

    680 = 1 :

    ――放課後

    不良「(……ヒマだな。家帰ってもすることねぇし)」

    不良「(……ゲーセンでも行くか)」

    ………………

    ――ゲームセンター

    不良「……」ギョーン ギョーン バキッ

    『GAME OVER』

    不良「チッ……もういいか」

    不良「UFOキャッチャーなら金掛けりゃ取れんだろ」チャリンチャリン

    不良「……」グオーン グオーン

    不良「(……あークソ。なんか腹立ってきた)」

    681 :

    >>658
    分かる

    682 = 1 :

    ――夕方、ゲームセンター前

    不良「(……全部取っちまった。重い)」ウィーン……

    「……何やってるの?」

    不良「!!」

    「ぬいぐるみたくさん抱えて出てきたのが貴女とはね……意外な趣味をお持ちで」

    不良「ちが、これは、ヒマだから根こそぎ取ってやっただけだっての! いらねーよ!」

    「そう。なら私にくれる? 人にあげたいのだけれど」

    不良「あ?」

    「マスターが客寄せにぬいぐるみでも置こうかって言ってたから。例の喫茶店まで持って来て頂戴」

    不良「いや、お前コラ勝手に……待てオラ! 少しは手伝いやがれ!」

    「嫌よ」スタスタ

    683 = 284 :

    >>676
    ビューティ増田

    >>678
    ビューティ増田

    684 = 1 :

    ――街角の喫茶店

    カランカラン……

    マスター「お、女ちゃんか……ん? 前の嬢ちゃんも一緒やないけ」

    不良「ど、どうも……」

    「ジュース入れてあげるから座ってなさい」

    マスター「なんやねんそのデカいぬいぐるみ共は。土産か?」

    「要らないらしいので。せっかくならこのお店に……」

    不良「待てオラ、タダでやるなんて一言も」

    マスター「ホンマか! いやぁ、ウチちょっとむさくるしい雰囲気やさかい可愛いコーナーを作ってみたかったんや。おおきに嬢ちゃん」ニカッ

    不良「あ、いえ……」

    「マスターからお金とる気?」

    不良「……うるせぇ」

    685 = 681 :

    面白い

    687 = 1 :

    「……」

    不良「……」

    マスター「いやーエライ可愛らしなったの! こんな喫茶店なら小さなジャリも同伴で入りたくなるで。のう女ちゃん?」

    「……だといいですね」

    不良「(渋い喫茶店がガキの遊び場になっちまった……変なおっさん……)」

    マスター「ほな女ちゃんは着替えてきて……ん? 嬢ちゃんは何しに来たんや?」

    不良「へ? いや、あたしは別にコイツに無理矢理」

    「……貴女も少しは働いてみたら?」

    不良「は?」

    「マスター、まだ従業員募集してますよね」

    マスター「おう。ちゅうか俺ら二人だけやさかい、まだまだ人がおらんと……もしや嬢ちゃん、ウチで働いてくれんのか?」

    不良「ま、え? なにが?」

    「まるっきり子供なんで役に立つかどうかわかりませんけど。店番くらいにはなるんじゃないかと」

    688 = 350 :

    面白いんだけどもっと投下ペースあげてほしいの

    689 :

    残りの量次第だが終わる前に埋まるかも知れんな
    その場合はSS速報に建ててくれ

    690 = 1 :

    ………………

    マスター「んじゃ、前の方は二人でよろしく頼むで」

    不良「……ふざけんな」

    「いい社会勉強になるわ。少しは人との接し方を学びなさい」

    不良「んな勉強いらねんだよ」

    「エプロンのつけ方も知らない癖に偉そうなこと言わないでくれる? 小学生にも劣るわ」

    不良「テメェ後で覚悟しとけよ。ぜってー殺す」

    「ちゃんと断らない貴女が悪いのよ……いらっしゃいませ」カランカラン

    不良「ぐ……」

    「そちらへどうぞ……貴女、お水持っていきなさい」

    不良「嫌だね」

    「水も出さない店員がいたら評判が下がるわね。マスターが怒りそう」

    692 = 1 :

    不良「だったらテメェがやれや」

    「……マスターに言われた方がいいかしら?」

    不良「……っせーなやりゃいんだろやりゃあよ!」ガタン!

    「静かに」

    不良「……っ」

    『すみませーん』

    「お呼びよ。ついでに注文も取ってきなさい、何が欲しいかメモするだけだから」

    不良「命令すんなボケ……」

    「……?」

    不良「……み、水、どぞ」コットン

    「ありがとう。アイス一つと、パンケーキくれる?」

    不良「わ、わかった」

    693 = 1 :

    スパーンッ!

    不良「って!? なにしやがる!」

    「敬語くらい使いなさいバカ。すみません、この子まだ世間慣れしていなくて……」

    「ああ、いえいえ。頑張ってね」

    不良「……は、い」

    「アイスとパンケーキですよね。少々お待ちください」

    不良「……」

    カランカラン

    「いらっしゃいませ。……席まで案内して」

    不良「……っしゃーせ」

    「はっきり声出しなさい! いつもの威勢はどうしたの!」

    不良「!」

    694 = 385 :

    不良ちゃん膜ないんでしょ じゃあちょっとなあー

    695 = 1 :

    ――夜、喫茶店

    マスター「お疲れさんやったな。どうやった?」

    不良「……わけわかんねぇし」ゲッソリ

    「まぁいきなりでしたし、この子の素質から考えたら頑張ったと思います」

    不良「……!」

    マスター「ふーん。ま、何も問題なかったわけやし。ほれ、今日の代金や」スッ

    不良「……? なんだこれ」

    「バイト代。貴女にとっては端金でしょうけど」

    不良「(……2800円? あんだけ働いて?)」

    マスター「ふむ。嬢ちゃんはボンボンか?」

    「らしいです」

    マスター「ほんならこんな金たかが知れとるやろな。正直、どう思う? そのお金もろて」

    696 = 284 :

    そこのお店に慣れたお客さんなの?
    上司ならともかくお客さんに「すみません」はちょっとアレじゃね 「申し訳ありません」じゃないの
    あと「パンケーキですよね」もちょっと 「パンケーキでよろしかったでしょうか」じゃないの

    697 = 691 :

    こまけえこたあいいんだよ

    698 = 433 :

    しっえーんしっえーん

    699 = 1 :

    不良「……す、すくねぇ、かな」

    マスター「ん。それがお前さんの行動の対価や。それでも女ちゃんの紹介やさかい色つけたってんねんで」

    不良「……」

    マスター「……女ちゃんとは、なんやようしらんが浅からぬ仲とみた。嬢ちゃん、学校でもエライやんちゃしとる……いや、しとったやろ」

    「……」

    不良「……」

    マスター「自分がつまらんことやっとる間も、こうやって細々と金を稼いどる人間もおるんや。そういう人間の邪魔をしたらアカン。これは人に対する『礼儀』ちゅうヤツや」

    不良「……はい」

    マスター「……まぁ、ワシも昔はひどいことやっとった。偉そうなこと言えへんけども、嬢ちゃんはちゃんとした生き方しいや」ポンポン

    不良「!」ビクッ

    マスター「……いや、そないに怖がらんかて……まぁ、また働きに来てくれや」

    不良「……は、はい」

    「……ふふ」

    700 :

    みみっちい奴


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