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    元スレP「響のマンションが全焼してから一ヶ月」

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    タグ : - アイドルマスター + - 期待外れ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    ゴオオオオ

     「ここは・・・」

     「自分の・・・家」

    ゴオオオオ


     「燃え・・てる?・・・・・・いけない!火事だ!!」バッ

    2 :

    はいだらー

    3 :

    じゃあ俺ん家来ればいい

    4 = 1 :

     「貴重品を持って、それと、それと・・・!」

    いぬ美 「わんっ!・・・カヒッ・・・カヒッ・・・」

     「いぬ美!」

     (そうだ、まずみんなを避難させないと!)

     「みんな!火事だぞ!すぐに逃げるんだ!」

     「いま扉を・・・」スカッ

    5 = 1 :

    すみません
    書き忘れたけどこれは

    「響のマンションが全焼!?」

    の続編です

    6 :

    くさそう

    7 = 1 :

     「あれっ」スカッスカッ

     (触れない・・・なんで!?)

    ゴオオオオ

     「あぁ・・・ああ・・・」スカッスカッスカッ

    ゴオオオオオオオオオオ

    いぬ美「カヒッ・・・ヒュー・・・ヒュー・・・」

    ハム蔵「ヂュ・・・ヂ・・・キィイィ・・・」

    ねこ吉「フーッ・・・フーッ」

     「どうして触れないの・・・みんな・・・」

     「早く、早く逃げないとみんなが」


     『みんなが 死んじゃうよぉ!!!』

    ハッ

    8 :

    響は不憫

    9 :

    焦げくさそう

    10 = 1 :

     「・・・!!」ガバッ

    シィン……

     「また、あの夢・・・」ハァハァ

     (このところ、毎晩だぞ・・・)チラ

     (まだこんな時間・・・)

     (・・・・・・)

     (なんで、あんな夢を見るんだろう)

     (みんなは、ただちょっと)


     (家出をしているだけなのに)


     (ただ、あの火事でみんな驚いて逃げ出しちゃっただけなのに)

    11 :

    この作品にかけるお前の情熱なんなの

    12 :

    くぅ~

    13 = 1 :

     (・・・・・・)

     「あれからそろそろひと月になるっていうのに」

     「みんな、いったいどこにいるんさー」ポツリ

     (それに、なんでだろう)


    『・・・カヒッ・・・カヒッ・・・』


     (あの声が、耳にこびりついて離れない)

     「・・・・・・ぅぇっ」ウプ

     (今日も、眠れそうにないな)

    14 :

    響イジメもここまできたか

    15 = 1 :

    ~翌日 765プロ~

    P 「あの火事から、…もうじき一か月ですね」

    小鳥「もう、そんなになるんですね・・・」

    P 「最近の響は、少しずつ元気を取り戻しているように見えませんか?」

    小鳥「私たちの前でも、少しずつですが笑ってくれるようになりましたもんね」

    律子「事故直後の、収録中ずっと作り笑顔で無理やり演技している響は、見ていて痛々しかったですからね・・・」

    17 = 1 :

    律子「それに比べれば、確かに元気になってきたと思います」

    P 「仕事の数も、また少しずつ増えてきてる」

    P 「実家に帰らず、アイドルを続けるって聞いたときは少し心配したけど・・・」

    P 「一度も涙を見せないし、強い奴だよ、響は」シンミリ



    貴音「・・・・・・」

    伊織「・・・・・・」

    亜美「二人ともどうしたの?難しい顔してー」

    貴音「いえ・・・」

    18 = 1 :

    伊織「ううん、なんでもないわ」

    亜美「そう?ならいいけど・・・」


    千早「今はまだ笑顔が、少し空虚に感じる時がありますけど・・・」

    雪歩「でも、たとえ空元気だとしても」

    雪歩「それで少しずつでも心の穴が埋まっていってくれればいいと思います」

    P 「・・・ああ、そうだな!」

    ガチャ

    19 :

    亜美「みんなでひびきんを慰める会開こうよ!」

    20 = 1 :

     「はいさーい」


    春香「あ、響ちゃんおはよー」

    美希「響おはようなのー!」

     「おはようー。ってあれ、どうしたんだ?みんな集まって」

    P 「ん?いや、大したことじゃないんだが」

    P 「響は強いなって話をしててな」

    響   「強、い ・・・? 」

    貴音「あなた様!」

    22 = 1 :

    P 「おわっ!な、なんだ貴音」ビクッ

    貴音「あ・・・。いえ、その・・・今日の仕事のことで、ちょっとお聞きしたいことが」

    P 「おお、そっか。じゃあ、ちょっと向こうで話をしようか」スッ

    貴音「はい。ぜひお願いします」テクテク

    伊織「・・・・・・」

     「響おはよう!待ってたんだ」

     「おはよう真。待ってたって、どうしたの?」

     「今日は僕と一緒にCM撮影だろ?実は、ちょっと打合せしたいことがあるんだ!」キラキラ

     「あ、うん。そうだね。準備したらすぐいくさー」

    23 = 1 :

     「やりぃ!じゃあ先にいってるねー」タタッ

     「了解さー」テクテク

    律子「ほら、あなたたちも解散。仕事の準備しなさい」シッシッ

    春香「はーい」


    亜美「・・・ハッ!ねぇねぇ真美!あみまみちゃんの新しいネタ思いついた!」

    24 = 1 :

    真美「えっ!なになにー!」

    亜美「真ん中に大きなボールを置いてさ、亜美と真美がその両脇にエビぞりになってるの」

    真美「うんうん・・・あ、もしかして!」

    亜美「そう、ボールに眼鏡を掛けたらさ」

    亜美「あら不思議!律っちゃんにみえるよ!」

    千早「 」ブフゥ

    美希「 」ブフォ


    律子「あ、あんたたちねー!」ワナワナ


    ワイワイガヤガヤ


    小鳥「ふふ、うれしいわ・・・。少しずつ、前の765プロが帰ってきたみたい」

    25 :

    ハッピーエンドじゃなかったら>>1を掘る

    26 = 1 :

    ~応接間~

     「………でさ、僕がこう、50mを走ってくるだろ?」タタタタ

     「当然一番でゴールするよね」

     「で、ここで・・・こう、さりげない決めポーズ!」キャルルーン

     「こんな感じでアドリブ入れたいんだけどどうかな!」キラキラ

     「うーん、今回のCMって、真は陸上部で、自分はそのマネージャーって設定だったよね・・・」

     「だから、そんなかわいいポーズしちゃだめじゃないか?」

     「それにそのポーズ、全然さりげなくなかったぞ」

    27 :

    待ってた

    28 = 1 :

     「だ、だめかな。かわいいのに・・・」

     「そのかわいさは次の機会までとっておくさー」

     「あ・・・うん。そうだね!プロデューサーにそういう仕事取ってきてってお願いしよう!化粧品とか!」

     「うんうん、それがいいさー」

     「プロデューサーってば、なんか肉体系の仕事ばっかりとってくるんだよな。リポDとか、正義の味方とかさ」ブツクサ

     「この間なんて、バク宙で燃える薪を飛び越えて・・・っと、ごめん」

     「え、・・・あぁ、大丈夫大丈夫。真は気を使いすぎさー」ヒラヒラ

     「でも・・・」

    30 = 1 :

     「・・・確かに、家が燃えちゃったのはすごくショックだったけど」

     「いつまでも落ち込んでいたら仕事にならないさー」

     「響・・・」

     「それに、いつまでもくよくよしていたら」



     「みんなとまた会った時に、怒られちゃうもんね」ニヘ


     「・・・・・・え?」

    31 = 1 :

     「だから、自分一生懸命頑張らないといけないんだ」

     「早く元気にならないと」

     「ね、ねぇ響、それって」ヒヤ


    ガチャ


    P 「あ、ここにいたか。おーい、響、真―。そろそろ出発するぞー」

     「あ、プロデューサー。はーい」

     「よしっ、真、そろそろ時間だってさ。がんばろうね」スック

     「あ・・・うん、そうだね」


     (今の、どういう意味だろう)

     (なんだか、胸の中がすごくざわざわする)

    32 = 1 :

    ――――――――――――――――――

    ~収録後 765プロ ~

    伊織「ふぅん・・・なるほどね」

    貴音「それで、わたくしたちの所に相談へきたという訳ですか」

     「うん、うまく説明できないんだけど、とにかく変な感じなんだ」

     「伊織はあの時社長が部屋を見つけるまでの間、響を泊めていたし」

     「貴音は響と昔からすごく仲がいいだろ」

     「だから、二人なら何かわかるかなって」

    33 = 1 :

    貴音「・・・・・・」

    伊織「・・・・・・」

     「ふ、ふたりとも・・・?」

    伊織「ねぇ、貴音、真。あの・・・事故の後、響が泣いているとこって、一度でも見たことある?」

     「・・・いや、見てない」フルフル

    貴音「わたくしも同じです」

    伊織「そう、私もよ。私の家に泊まった時も、その後も」

    伊織「でも、それってどうなのかしら」

    34 = 1 :

     「それは」

    伊織「一緒に暮らしていた大切な家族をいっぺんにうしなったのよ?」

    伊織「それなのに、仲の良かった貴音にすら一度も涙を見せていないなんて・・・」

    伊織「響の性格を考えると、ちょっと・・・ううん、絶対おかしいわ・・・!」

    36 = 1 :

    貴音「・・・響が」

     「貴音?」

    貴音「響が一度も泣いていないとすれば・・・それは、もしかしたら」

    貴音「響の中で、何かがねじれてしまっているのかもしれません」

     「ねじれ・・・?」

    貴音「・・・・・・」コクリ

    貴音「真。伝えてくれて感謝します」

    貴音「このまま傷が癒えれば・・・と思っておりましたが・・・やはり、そうもいかないようですね」

    37 = 1 :

    伊織「なにか考えが、あるのね」ゴクリ

    貴音「いえ、それはこれから考えます」

     「な、なんだ・・・」ズル

    貴音「ですが、このままにしておくつもりはありません。響への思いを胸に・・・」グッ

    貴音「わたくしはわたくしが信じる行動をとるのみ、です!いざっ!」ガタッ

    貴音「響ぃ!!」バァァン!!!!

    P 「 ! 」ビクッ

    小鳥「 ! 」ビビクッ

    38 = 1 :

    貴音「響!響はいますかー!」ウロウロ

    貴音「ひびきー?」ウロウロ

    小鳥「ひ、響ちゃんなら・・・」

    P 「ひ、響なら今日は直接家に帰ったよ・・・」ドキドキ

    貴音「 ! 」ガーン

    貴音「め、面妖な・・・」ヨヨヨ

    伊織「アタックは明日に持越し、ね」

    貴音「・・・そうですね。幸いなことに明日は久方ぶりのおふ」

    貴音「全身全霊をもって、響と向き合いましょう・・・!!」めらめら

     「アハハ、頼もしいよ・・・」

    39 = 1 :

    ~響の家~

     「ただいまー」ガチャ

    シィン…

     「・・・」

     「・・・ははっ」

     「社長が借りてくれた部屋、ペット可なのはいいけどちょっと広すぎさー」

     (いや、自分がそういうとこがいいって言ったんだっけ?)

     (よく覚えてないさー)

    40 = 1 :

    ――――――――――

     「・・・・・・」モグモグ

     「・・・・・・」ザブン

     「・・・・・・」ブオー

    ―――――――――――

     「さっぱりしたさー」ポスン

     「・・・・・・」

    41 :

    さるさん喰らってまうで

    42 = 1 :

     「・・・・・・」

     「・・・・・・」

     「・・・・・・そうだ」ムクッ

     「・・・・・・」アシタノジュンビ

     「これでよしっと」ポスン

     「・・・・・・」

     「・・・・・・」ボー

     (あれ?)



     (自分、いつも何してたんだっけ?)

    43 = 1 :

     (テレビ、料理、編み物・・・なにもやる気がしないさー)

     (他には・・・・・・)

     (・・・・・・)

     (もう、寝よう)


     (でも)


     (寝たらまた、あの夢を見るのかな・・・) ブル

    44 :

    これあかんやつや

    45 = 1 :

     (・・・どうしよう、寝るのが怖い)

     「でも」


    『響は強いなって話をしててな』


     「・・・寝なきゃ。明日も元気に仕事、しないと」モソモソ

     (目を閉じれば、自然に眠れるはず・・・)

     (今まで普通にやってたことさー)スゥ

    46 = 1 :

    ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ



     「・・・・・・あぁああ!!」ガバッ

    47 = 1 :

     「・・はぁっ・・・はっ・」ハァハァ

     「また・・・・・・」ハァハァ

     「・・・うぷっ」

    ダダッオエエ

     「げほっ・・・ごほっ」ハァハァ


    『カヒッ・・・ヒュー・・・ヒュー・・・』
    『ヂュ・・・ヂ・・・キィイィ・・・』


     「!」ビクン

     「・・・ぅああぁぁ」オエエ

    48 = 1 :

     「はぁっ・・・はっ・・・・・・もう、やだ・・・」

     「自分、謝るから」

     「早く、みんなかえってきてよ・・・!」

    49 = 1 :

    ~翌朝~

     「・・・」カガミノマエ

     「ひどいクマだな。パンダみたいだぞ」

     「また化粧で隠さないと・・・」チョイチョイ

     「うん。これで完璧さ―・・・さぁ、今日も元気に行こうか!」

     「・・・行ってきます」



    ガチャン

    50 = 1 :

    ~765プロ~


    貴音「おはようございます」 ガチャ

    P 「おはよう・・・ってあれ、貴音?どうしたんだ、今日はオフのはずだろ?」

    貴音「はい。ですがわたくしは、今日は響と一緒に過ごすと決めているのです」キッパリ

    P 「お、おお、そうか」

    P (すごい気迫だ・・・あぁ、そういえば昨日も響を探してたな)


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