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元スレ苗木「どきどき修学旅行?」
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プツッ
……言葉の途中だったかしら。
まぁいいわ、いつもの事だし。
【病院】
通いなれた病院。
一階ロビーに足を踏み入れると、偶然クラスメイトに出会う。
その特徴的過ぎる髪型に周りから視線が集まっているのを感じる。
大和田「よう、オメーも来たのか」
霧切「えぇ……あなたは石丸君?」
大和田「あぁ、一応苗木もな。ホントはあんな奴どうでもいいんだけどよ、後で兄弟にガミガミ言われそうでよ」
霧切「ふふ、確かにそうね」
大和田「オメーはやっぱ苗木か?」
霧切「えぇ。もちろん石丸君の所にも行くわよ」
大和田「けっ、どうせ兄弟はついでだろ」
霧切「そんな事ないわよ。石丸君にだって早く目覚めてほしいわ」
大和田「……あぁ、いつまで寝てんだって話だ」
みんなは立ち止まっていない。
苗木君の願い通り、確かに歩き続けている。
【病室】
いつもの病室。ノックはいらない。
ただ、このノックをしない事で、扉を開けると舞園さんやセレスさんの暴走っぷりを目の当たりにする事もある。
そして今日は、扉を開けた瞬間、目の前に人が立っていた。
「……やぁ」
不思議な人だった。
霧切「えぇ。もちろん石丸君の所にも行くわよ」
大和田「けっ、どうせ兄弟はついでだろ」
霧切「そんな事ないわよ。石丸君にだって早く目覚めてほしいわ」
大和田「……あぁ、いつまで寝てんだって話だ」
みんなは立ち止まっていない。
苗木君の願い通り、確かに歩き続けている。
【病室】
いつもの病室。ノックはいらない。
ただ、このノックをしない事で、扉を開けると舞園さんやセレスさんの暴走っぷりを目の当たりにする事もある。
そして今日は、扉を開けた瞬間、目の前に人が立っていた。
「……やぁ」
不思議な人だった。
最近このスレタイよく見るけど最初から見たら長い?
読んでみたいんだが
読んでみたいんだが
>>909
そこそこ長いかも
そこそこ長いかも
希望ヶ峰学園の制服を着た、白髪の男子。
何かしら、この感覚は。
霧切「あなたは? 苗木君のお友達?」
「ははは、ボクなんかが彼の友達になれれば光栄なんだけど……」
霧切「……?」
「大丈夫だよ」
霧切「大丈夫?」
「うん。彼はきっと目覚める。だから、希望を失っちゃダメだよ」
霧切「……えぇ、言われなくても分かっているわ」
「そっか……そうだよね。ごめん、ボクなんかに言われなくても、キミ達はよく分かっているよね」
そう言って、彼は部屋から出て行く。
「それじゃ、邪魔者はここで。ごゆっくり」ニコ
バタン
何かしら、この感覚は。
霧切「あなたは? 苗木君のお友達?」
「ははは、ボクなんかが彼の友達になれれば光栄なんだけど……」
霧切「……?」
「大丈夫だよ」
霧切「大丈夫?」
「うん。彼はきっと目覚める。だから、希望を失っちゃダメだよ」
霧切「……えぇ、言われなくても分かっているわ」
「そっか……そうだよね。ごめん、ボクなんかに言われなくても、キミ達はよく分かっているよね」
そう言って、彼は部屋から出て行く。
「それじゃ、邪魔者はここで。ごゆっくり」ニコ
バタン
服装や髪型が更正プログラム内の苗木と同じな事に特に感想はないのか
何だったのかしら、あの人。
今のところ情報は希望ヶ峰の生徒で、苗木君に憧れ……いや、それとも少し違う気がする。
それにどことなく声が苗木君に似ていたわね。
すると、外から先程の彼の声が聞こえてくる。
「あれ、日向クン! 予備学科の日向クンじゃないか! どうしたの、授業はもう終わったの予備学科の!」
「うるさいなぁ……俺はただお見舞いに……」
「なるほど、何の才能もないボク以下のキミが超高校級の希望に会いたいと思うのは当然だね!
でも、今は遠慮した方がいいよ、彼女さんが来ているから。予備学科ではなく本科のね!」
「おい、お前いつもいつも何なんだよ!!!」
「びょ、病院では静かにしてくださいぃぃ~~!!」
……彼女、ね。
中々良い人じゃない、あの白髪の人。
今のところ情報は希望ヶ峰の生徒で、苗木君に憧れ……いや、それとも少し違う気がする。
それにどことなく声が苗木君に似ていたわね。
すると、外から先程の彼の声が聞こえてくる。
「あれ、日向クン! 予備学科の日向クンじゃないか! どうしたの、授業はもう終わったの予備学科の!」
「うるさいなぁ……俺はただお見舞いに……」
「なるほど、何の才能もないボク以下のキミが超高校級の希望に会いたいと思うのは当然だね!
でも、今は遠慮した方がいいよ、彼女さんが来ているから。予備学科ではなく本科のね!」
「おい、お前いつもいつも何なんだよ!!!」
「びょ、病院では静かにしてくださいぃぃ~~!!」
……彼女、ね。
中々良い人じゃない、あの白髪の人。
授業はもう終わったの予備学科の!
wwwwwwwwwwwwwww
wwwwwwwwwwwwwww
ベッドの近くの椅子に腰掛ける。
そのままいつもの様に、苗木君の頬に触れる。
手の火傷は治してしまった。もう私には、戒めは必要ない。
苗木君は暖かい。ちゃんと、生きている
だから、私はいつものように学校の事、みんなの事を話す。
霧切「舞園さんがあなたが起きない事を良い事に、またあなたと付き合っているってテレビで言っていたわよ。早く起きてくれないと大変な事になるわよ」
霧切「あとセレスさんはついに城を建てたわ。でも、あなたは行かない方がいいわよ、たぶん一度入ったら出てこれないから」
霧切「大和田君の暴走族はその内海外進出も狙っているみたい。警察との睨み合いが続いているわ」
霧切「そうそう、山田君の漫画がアニメ化されたわ。内容は言いたくないけど」
霧切「朝日奈さんはまた胸が大きくなったわ。告白される回数も凄い事になっているけど、いつも好きな人がいるって答えているらしいわ。誰の事かしらね」ジロ
霧切「腐川さんの新刊がダブルミリオンを記録したわ。私も読んだけど、凄く良かった。本人が十神君にフラれた回数はそろそろ三桁らしいわよ」
霧切「大神さんは未だ無敗よ。昨日も一つ上の学年のマネージャーをふっ飛ばして校舎壊して父が頭を抱えていたわ」
霧切「桑田君は野球は凄いけど、女の子からの人気はまだまだね。この前舞園さんの周りにいた黒服の人達に、どこかに連れて行かれるのを見たわ」
霧切「不二咲君のAI技術はまだまだ伸びているわ。山田君なんかは変な方向に期待しているみたい。
あなたのAIを作ろうかって言われたけど、断ったわ。だって、あなたはここに居るのだから」ナデナデ
そのままいつもの様に、苗木君の頬に触れる。
手の火傷は治してしまった。もう私には、戒めは必要ない。
苗木君は暖かい。ちゃんと、生きている
だから、私はいつものように学校の事、みんなの事を話す。
霧切「舞園さんがあなたが起きない事を良い事に、またあなたと付き合っているってテレビで言っていたわよ。早く起きてくれないと大変な事になるわよ」
霧切「あとセレスさんはついに城を建てたわ。でも、あなたは行かない方がいいわよ、たぶん一度入ったら出てこれないから」
霧切「大和田君の暴走族はその内海外進出も狙っているみたい。警察との睨み合いが続いているわ」
霧切「そうそう、山田君の漫画がアニメ化されたわ。内容は言いたくないけど」
霧切「朝日奈さんはまた胸が大きくなったわ。告白される回数も凄い事になっているけど、いつも好きな人がいるって答えているらしいわ。誰の事かしらね」ジロ
霧切「腐川さんの新刊がダブルミリオンを記録したわ。私も読んだけど、凄く良かった。本人が十神君にフラれた回数はそろそろ三桁らしいわよ」
霧切「大神さんは未だ無敗よ。昨日も一つ上の学年のマネージャーをふっ飛ばして校舎壊して父が頭を抱えていたわ」
霧切「桑田君は野球は凄いけど、女の子からの人気はまだまだね。この前舞園さんの周りにいた黒服の人達に、どこかに連れて行かれるのを見たわ」
霧切「不二咲君のAI技術はまだまだ伸びているわ。山田君なんかは変な方向に期待しているみたい。
あなたのAIを作ろうかって言われたけど、断ったわ。だって、あなたはここに居るのだから」ナデナデ
霧切「戦刃さんは居なくなった江ノ島さんを探し回ってたけど、本人にいらないって言われたみたいよ。
それと、役所に行って昏睡状態の人と結婚できるかって尋ねていたらしいから、私達で警戒しているわ」
霧切「十神君は相変わらずその財産を使い込んで、全力であなたが目覚める方法を探しているわ。勝ち逃げされたと思っているのでしょうね」
霧切「葉隠君は最近学校に来ていないわ。噂では海外に飛ばされたとか東京湾に沈められたとかあるけど、定かではないわね」
霧切「石丸君はまだあなたと同じ状態よ。彼が居ないから学校は前よりかなり緩くなって先生が困っているわ」
霧切「江ノ島さんは……どこで何をしているんでしょうね。彼女はたぶんまた、私達の前に立ちはだかるような気がするわ」
霧切「……私は、いつも通りよ。学校でみんなと過ごして、個人的に受けている依頼をこなして。あ、父とは一日に三回程話すようになったわ」
霧切「男子に告白される事もあるわ。その度にあなたと付き合っているって言っているけど、構わないわよね?」
霧切「……苗木君。待っているから。私は、ずっと待っているから。あなたがまた、みんなと一緒に笑っている、あの光景を」
苗木君の表情は変わらない。
ただ穏やかに、彼は眠り続ける。
窓の外では、明るく眩しい夕焼けの空がどこまでも広がっていて、彼を照らしていた。
それと、役所に行って昏睡状態の人と結婚できるかって尋ねていたらしいから、私達で警戒しているわ」
霧切「十神君は相変わらずその財産を使い込んで、全力であなたが目覚める方法を探しているわ。勝ち逃げされたと思っているのでしょうね」
霧切「葉隠君は最近学校に来ていないわ。噂では海外に飛ばされたとか東京湾に沈められたとかあるけど、定かではないわね」
霧切「石丸君はまだあなたと同じ状態よ。彼が居ないから学校は前よりかなり緩くなって先生が困っているわ」
霧切「江ノ島さんは……どこで何をしているんでしょうね。彼女はたぶんまた、私達の前に立ちはだかるような気がするわ」
霧切「……私は、いつも通りよ。学校でみんなと過ごして、個人的に受けている依頼をこなして。あ、父とは一日に三回程話すようになったわ」
霧切「男子に告白される事もあるわ。その度にあなたと付き合っているって言っているけど、構わないわよね?」
霧切「……苗木君。待っているから。私は、ずっと待っているから。あなたがまた、みんなと一緒に笑っている、あの光景を」
苗木君の表情は変わらない。
ただ穏やかに、彼は眠り続ける。
窓の外では、明るく眩しい夕焼けの空がどこまでも広がっていて、彼を照らしていた。
この程度のがこんなに長期間残るとかやっぱり夏休みって糞だわ
次からは速報でやれ
次からは速報でやれ
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