元スレスザク「これはナナリーメーカーだ」ルルーシュ「なんだと?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 :
忠犬カレンかわいい
52 = 14 :
一期の頃は成績上位の常連だったのに…
53 = 1 :
ルルーシュ「……」
カレン「えーと……ああ、思い出した……こうだ……」カキカキ
ルルーシュ「やればできるじゃないか」
カレン「まあ、これぐらいはね」
ルルーシュ「……」
カレン「なによ?」
ルルーシュ「いや、そういえばナナリーにもこうやって教えていた時期があったと思ってな」
カレン「ふぅん」
ルルーシュ「いいか、カレン? お前もこの企画に参加した以上は、それなりに真剣にやってもらう!! お前の信条、プライドは捨てろ!!」
カレン「指示するなら明日にしてもらえる?」
ルルーシュ「……そうだったな」
カレン「今日はもうルルーシュの言うことを聞く必要はないから」
ルルーシュ「くっ……そうなるのか……!!」
カレン「はい。ドリル終わり。よーし、自由にさせてもらう」
ルルーシュ「何をするつもりだ!! カレン!! お前にはおしとやかに育って欲しいと思っている!!!」
54 = 1 :
カレン「筋トレするの」
ルルーシュ「馬鹿な!! それは恐らく、きっと、いや、絶対に魅力や知力を下げる行動だ!!! やめろ!!!」
カレン「いーちっ……にーぃっ……さーんっ……」グニッグニッ
ルルーシュ「やめろと言っているだろう!!! 狂ってしまう!!! お前をナナリーにするための完璧なプランが!!!」
カレン「しーらないっ」
ルルーシュ「くぅぅ……!!!」
カレン「ごーぉっ……ろーくっ……」
ルルーシュ「おのれ、スザァァク!!! どこが初心者向けだ!!! どこが育てやすいんだ!!! まるで俺の言うことなど聞かないぞ!!!」
ルルーシュ「俺のを裏切ったのか!!! スザァァァク!!!!」
カレン「……」
ルルーシュ「ダメだ……もう、俺の目指すナナリーには……なりえない……」
カレン「ねえ、お兄ちゃん?」
ルルーシュ「な、なんだ?」
カレン「ナナリーは機械みたいにルルーシュの指示に従ってくれていたの? ずっと昔から、ルルーシュの言うことを10割聞いてくれていたの?」
ルルーシュ「それは……」
55 = 30 :
PS2のゲームでドカベンを恥ずかしそうに食べるカレンは可愛かった
56 = 14 :
しれっとスザクの名前叫ぶなwwww
57 :
9割五分くらい聞いてそう
58 = 1 :
ルルーシュ(確かに。幼少の頃のナナリーは、俺の言うことなどあまり聞かずに走り回っていることもあったな……)
カレン「妹は兄の奴隷じゃない。それは覚えておいてね」
ルルーシュ「……なるほどな。どうやら、俺が間違っていたようだ」
ルルーシュ「兄という立場を利用し、全てを縛り付けるなど愚の骨頂。いい妹に育つはずもない」
カレン「そうそう」
ルルーシュ「よし。プランの練り直しだな。見ていろ、カレン。俺色に染めてやるからな」
カレン「……う、うん」モジモジ
ルルーシュ「フフフハハハハハ」
ジェレミア「ルルーシュ様。公務のお時間です」
ルルーシュ「もうそんな時間か。――カレン。留守を頼むぞ」
カレン「はい」
ジェレミア「どうですか、ルルーシュ様? ナナリーメーカーの様子は」
ルルーシュ「悪くない。出鼻を挫かれる形にはなったが、まだまだ修正はできる。ここから俺の手腕を魅せるときだ」
ジェレミア「オール・ハイル・ルルーシュ!!」
ルルーシュ「カレンはナナリーに変わる!!! 変えられる!!!!」
59 = 1 :
ルルーシュ「ただいま、カレン」
カレン「おかえりー」
ルルーシュ「食事はもう済ませたのか?」
カレン「まだだけど」
ルルーシュ「そうか。何がいい? 作ってやるよ」
カレン「ハンバーグがいいかしら」
ルルーシュ「分かった。少し待っていろ」
カレン「はい」
ルルーシュ「でも、お前も料理ぐらいはしたらどうだ?」
カレン「お兄ちゃんがいるから、その必要もないと思うけど」
ルルーシュ「何を言っている。兄として妹の手料理も味わいたいんだよ」
カレン「ふーん……」
ルルーシュ「ひきにくは……あった。よし……」
カレン「……手伝ってもいいけど?」
ルルーシュ「いいよ。お前は筋トレでもしていろ」
60 = 1 :
カレン「――お風呂先に入ってもいい?」
ルルーシュ「どうぞ。レディーファーストだ」
カレン「覗いたら、弾けさせるから」
ルルーシュ「妹の入浴を観賞する趣味はない」
カレン「どーだが。前科あるくせに」
ルルーシュ「あれはお前からだろ」
カレン「ふんっ!」
ルルーシュ「全く……」
ジェレミア「――ルルーシュ様」
ルルーシュ「どうした?」
ジェレミア「本日の結果をご報告いたします」
ルルーシュ「ステータスの変動か。よし」
ジェレミア「こちらです」
ルルーシュ「ちぃ……。やはり知力が低下しているな……。だが気立ての数値が上がっている……。魅力も若干上昇か……」
ジェレミア「では、おやすみなさいました」
62 = 14 :
知力10からさらに低下ってどうすんだよ
63 = 1 :
数日後
ルルーシュ「ただい――」
カレン「あ。おかえり」
ルルーシュ「何をやっている?」
カレン「晩御飯作ってみたんだけど? 朝に指示したでしょ」
ルルーシュ「ああ、そうだった。しかし、あれだな、カレンがキッチンにいると……」
カレン「何よ。似合わないって言いたいの?」
ルルーシュ「いや。お嫁さんみたいだ」
カレン「なっ……」
ルルーシュ「きちんと俺の出した課題のほうもやっているな。偉いぞ」
カレン「それぐらい別になんともないから」
ルルーシュ「それより晩御飯はまだか? こっちは公務の疲れが溜まっているんだ」
カレン「ちょっと待って。味見してるところだから」
ルルーシュ「どうせ美味いんだろ。味見する必要はないんじゃないか?」
カレン「もう……黙ってて……」
64 :
久々のギアスss支援
66 = 1 :
ジェレミア「こちらが本日の結果です」
スタミナ 255
知力 25
気力 240
プライド 50
モラル 90
気品 70
気立て 130
センス 70
魅力 90
武勇 150
信頼度 255
性格 忠犬
ルルーシュ「この際、知力には目を瞑るか……」
ジェレミア「ルルーシュ様は随分と褒めて育てているようですが、これでいいのですか?」
ルルーシュ「まずはカレンを手懐けるところからだ。カレンはああいった性格だからな。褒めさえすればどうにでもなる」
ジェレミア「なるほど」
ルルーシュ「そして徐々にナナリーへと近づけていく」
ジェレミア「具体的には?」
ルルーシュ「とにかくナナリーは優しいからな。明日から花でも育てさせるか」
ジェレミア「流石、ルルーシュ様」
67 = 1 :
数日後
ルルーシュ「おはよう。カレン」
カレン「……おはよう」
ルルーシュ「今日の指示だが……」
カレン「……」
ルルーシュ「何を隠している?」
カレン「え? な、なんでもないから……」
ルルーシュ「目が泳いでいるぞ」
カレン「いいから、指示を出して!!」
ルルーシュ「秘密にしていることを話せ」
カレン「そ、それ卑怯なんだけど……」
ルルーシュ「答えろ。指示には絶対のはずだろ?」
カレン「……お花……枯れちゃいました……」
ルルーシュ「たった数日で……!? 何をしている!!! カレン!!!」
カレン「ご、ごめんなさい……あげる水の量を間違えちゃって……」
68 = 51 :
ゼロレクイエム前なのにカレンはルルーシュに懐いてるのな
69 = 29 :
カレンカワイイ
70 = 14 :
>>66の数値を見ると初期から比してプライドと武勇が下がったな
71 = 1 :
ルルーシュ「……はぁ」
カレン「わざとじゃない!」
ルルーシュ「花に謝ったのか?」
カレン「え?」
ルルーシュ「カレン。お前は一つの命を終わらせてしまったんだぞ? 分かっているのか?」
カレン「あ……」
ルルーシュ「謝るんだ」
カレン「……お花さん、ごめんなさい」
ルルーシュ「反省したか?」
カレン「した」
ルルーシュ「ならいいんだ」
カレン「ごめん、お兄ちゃんから貰った花だったのに」
ルルーシュ「気にするな。お前に動植物を愛でるだけの優しさがあればそれでいいんだ」
カレン「お兄ちゃん……」
ルルーシュ「そろそろ仕事に行ってくる。留守を頼むぞ」
72 :
ロスカラ2はやくしろ
73 = 1 :
数日後
スタミナ 250
知力 40
気力 250
プライド 40
モラル 120
気品 95
気立て 190
センス 95
魅力 100
武勇 100
信頼度 255
性格 駄犬
ジェレミア「ルルーシュ様。とうとう最後の週となりましたが、調教のほうはどうなっておられますか?」
ルルーシュ「概ね順調だな。カレンのナナリー化は7割完了していると言ってもいい。とはいえ、まだ3割はカレンのままだ」
ジェレミア「まさかあの紅月カレンが花と会話をするまでになるとは思いませんでした」
ルルーシュ「ふっ。ナナリーなら当然の行動だ」
ジェレミア「では、最後の仕上げとなりますね」
ルルーシュ「ああ。ところで、本当にエンディングを迎えたあとはカレンと共に生活してもいいのか?」
ジェレミア「勿論です」
ルルーシュ(複雑だな……。このまま一緒に居ても俺はカレンのことをナナリーとしては見れないのに……。カレンは俺のことを本当の兄と思っている節すらある……)
74 = 14 :
駄犬て
75 = 1 :
翌朝
カレン「起きて……ねえ……」ユサユサ
ルルーシュ「ん? 朝か……」
カレン「今日は早いって言ってたでしょ?」
ルルーシュ「そうか、悪いな」
カレン「ほら、お兄ちゃん。顔洗ってきて」
ルルーシュ「そうするよ」
カレン「……」
ルルーシュ「どうした、カレン。俺の顔に何かついているか?」
カレン「ううん……。別に」
ルルーシュ「変な奴だな」
カレン「なによ。せっかく起こしてあげたのに」
ルルーシュ「はいはい。気の強い妹は扱いに困るな」
カレン「早く用意しなさいよ!!」
ルルーシュ「はいはい」
76 = 1 :
数日後
ルルーシュ(そういえば、明日で終わりか。このレクリエーションも)
カレン「ふんふーん」
ルルーシュ(カレンも家事をするようになったし、言うことがないな。妹の手料理を味わえるなんて……夢のようだ……)
ルルーシュ「夢か……そうだな……。この一時は儚い幻想のような……」
カレン「おにーちゃん」ギュッ
ルルーシュ「おいおい、どうした急に甘えてきて」
カレン「あのね……お兄ちゃん……」
ルルーシュ「なんだ?」
カレン「ずっと……ずっと隠してきたことがあるんだけど……」
ルルーシュ「隠してきたこと?」
カレン「今日……それを言いたくて……」
ルルーシュ(なんだ……? 俺の知る限り、花を3度も枯らしたことを以外に秘匿にしていることなどカレンにはないはずだが……)
カレン「こんなこと……いけないことだって、わかっているけど……。どうしても今、言っておきたい」
ルルーシュ「あ、ああ……。何でも言ってくれ」
78 = 1 :
カレン「――私、紅月カレンは、お兄ちゃんのことを一人の男性として愛しています」
ルルーシュ「……」
カレン「お嫁にして」
ルルーシュ「……まて……何を急に……」
カレン「お兄ちゃん、好きです。結婚してください」
ルルーシュ「待て!! ナナリーはそんなこと言わない!!!」
カレン「でも……」
ルルーシュ「やめろ!! 仮に!! 仮にだ!!! ナナリーがそのようなことを思っていても!! 口になどしないはずだ!!!」
カレン「……」
ルルーシュ「お前はナナリーではない!!!」
カレン「そりゃそうだけど」
ジェレミア「――ルルーシュ様。落ち着いてください」
ルルーシュ「ジェレミア!! これはどういうことだ!!! 俺は完璧に!! カレンをナナリー化させたはずなのに!!!」
ジェレミア「ルルーシュ様。今は別室のほうへ移動いたしましょう」
カレン「……」
79 = 1 :
ルルーシュ「おかしい……!! 何故だ……!! どこで育成を失敗していた……!! 俺の戦略は一分の隙もなかったはずなのに……!!!」
スザク「ルルーシュ。カレンの最終ステータスを見てくれ」
ルルーシュ「なに?」
スタミナ 230
知力 60
気力 210
プライド 100
モラル 180
気品 115
気立て 210
センス 105
魅力 110
武勇 85
信頼度 255
性格 雌犬
ルルーシュ「これがどうした?」
スザク「君は勘違いをしている」
ルルーシュ「なに?」
スザク「結果はこの数値が全てだ。君がどうカレンに接し、教育したかは、はっきり言ってあまり問題じゃない。このステータスがナナリーと同等でなければ、誰もナナリー化しない」
スザク「そう。ナナリーエンドは絶対に訪れない」
ルルーシュ「ぐぅぅ……!! 馬鹿な……!!! そ、そんなルールが……!!! い、いや、確かにジェレミアは数値でエンディングが変化すると……。そういうことだったのか……」
80 :
雌犬カレンひとつほしいわ
81 = 29 :
ステータス上がりすぎだろ
82 = 14 :
もうお嫁さんでいいじゃん
すぐ未亡人になるのか
83 :
知力だけが劣ってるw
84 :
とりあえず扇は死ねばいいのに
85 = 29 :
カレンメーカー欲しいです
86 = 1 :
ジェレミア「ご苦労様でした」
カレン「あー疲れた。あんな感じでよかったんですか?」
ジェレミア「上々だ」
カレン「個人的にはもう少し……付き合ってもよかったけど……」
ジェレミア「それはルルーシュ様次第。このカレン雌犬エンドで満足するというのなら、それもまた良し」
カレン「その言い方どうにかなりませんか?」
スザク「どうする、ルルーシュ? このエンドを受け入れて、雌犬と化したカレンとゼロ・レクイエムまで共に過ごすかい?」
ルルーシュ「そんなわけにはいかない……」
スザク「だろうね。僕としても是非ともナナリー化した女の子と最後の日まで一緒に居てほしいところなんだ」
ルルーシュ「スザク……。やはり、お前は俺のことを思って……」
スザク「友達だろ? 僕たち」
ルルーシュ「ふっ。そうだな」
スザク「リセットするかい?」
ルルーシュ「そうだな。リセットするなら次はアーニャで始めたい。カレンは確かに親しみやすいが、ナナリー化は至難の業のようだ」
スザク「分かった。アーニャだね。すぐに準備するよ」
87 = 29 :
まさかの
88 = 83 :
アーニャルート
89 = 1 :
ルルーシュ(ナナリー化させるには、ナナリーの数値に近づけなければならないことはわかった)
ルルーシュ(となれば、初期値がナナリーに近いであろうアーニャを選択するのも、必然だ)
ジェレミア「出でよ!! 妹の器となるもの!!!」
アーニャ「よろしく」
ルルーシュ「来たか、アーニャ」
アーニャ「呼ばれたから」
ルルーシュ「これから1ヵ月、よろしくな。そして、お前を俺の妹にしてみせる」
アーニャ「キモイ」
ジェレミア「それではルルーシュ様、指示を出してもらえますか?」
ルルーシュ(そう。この初日の指示から布石を打っておかなくてはならなかった)
ルルーシュ「アーニャ。花を育てることを命じる」
アーニャ「わかった」
ルルーシュ(くくく……。見ていろ。アーニャのステータスをナナリーそのものに……ん? そういえば、ナナリーのステータスはどこで知ることができるんだ?)
ルルーシュ(いや。知る必要などない。俺はナナリーのステータスぐらい既に把握しているのだからな。ナナリーのスタミナは20、知力は200、気力は――)
アーニャ「育てる花、チューリップしかない……。なんでもいいけど」
90 = 51 :
雌犬カレンの発情期はないんですかねえ
92 = 1 :
翌日
ルルーシュ「朝か……」
アーニャ「……」
ルルーシュ「おはよう。アーニャ」
アーニャ「おはよう、ルルーシュ」
ルルーシュ「花への水は?」
アーニャ「もう終わった」
ルルーシュ「そうか。朝食は?」
アーニャ「パン、食べたけど」
ルルーシュ「そ、そうか……」
アーニャ「行ってきます」
ルルーシュ「まて!! どこに行くつもりだ!!」
アーニャ「ジェレミアのところ。ダメ?」
ルルーシュ「……ダメではないが」
アーニャ「ありがとう。行ってきます」
93 = 1 :
夜
ルルーシュ「……」
アーニャ「ただいま」
ルルーシュ「おかえり」
アーニャ「おやすみ、ルルーシュ。ベッドに入ってきたら、ころす」
ルルーシュ「まて、アーニャ」
アーニャ「なに?」
ルルーシュ「今、何時だと思っている?」
アーニャ「2030時」
ルルーシュ「こんな遅くまで遊ぶなんて何を考えている?」
アーニャ「私の勝手。この遊びに付き合えばジェレミアが遊んでくれるって言ったから」
ルルーシュ「お前は俺の妹のはずだ」
アーニャ「……」
ルルーシュ「妹の素行を正すのも兄の務めだ」
アーニャ「ルルーシュ……」
94 = 1 :
数日後
ジェレミア「ルルーシュ様、大変です」
ルルーシュ「どうした?」
ジェレミア「まずはこちらをご覧ください」
スタミナ 10
知力 120
気力 10
プライド 200
モラル 70
気品 150
気立て 40
センス 85
魅力 160
武勇 50
信頼度 5
性格 非行
ルルーシュ「何故だ……。何故、ステータスの下落が止まらない……」
ジェレミア「それよりもアーニャがストレスで病気になってしまったようです」
ルルーシュ「病気だと!? 今朝は元気だったぞ!?」
ジェレミア「ルルーシュ様の指示がアーニャに大きな負担を与えていたのでしょう……」
ルルーシュ「な、何を言っている。俺はアーニャのことを思って……!! 常に……!!!」
96 = 14 :
もしかしてナナリーじゃなくマリアンヌ化すんじゃね
97 = 1 :
ジェレミア「ですが、こうして結果に出てしまっています」
ルルーシュ「とにかく、アーニャのところへ向かう!! 公務は明日に延期だ!!」
ジェレミア「イエス・ユアマジェスティ」
ルルーシュ「――アーニャ!!」
アーニャ「……」
ルルーシュ「アーニャ、大丈夫か?」
ジェレミア「……」
アーニャ「ジェレミア。いらっしゃい」
ジェレミア「うむ」
ルルーシュ「具合が悪いならどうして言ってくれなかったんだ!?」
アーニャ「ジェレミア、喉かわいた」
ジェレミア「水でも持ってこよう」
アーニャ「ありがとう」
ルルーシュ「答えてくれ!! アーニャ!!!」
アーニャ「……」
98 = 1 :
ルルーシュ「無視をするな!!」
アーニャ「……」
ルルーシュ「なんてことだ……!! 俺の妹が不良に……!!」
ルルーシュ(いや。これは当然の結果か……。アーニャのためだと思ってやってきたことは、ただの抑圧でしかなった)
ルルーシュ(俺はナナリーにこんな仕打ちをしていたか? 無論、した記憶はない!! ないじゃないか!!!)
ルルーシュ「アーニャ……すまなかった……。俺が悪かった」
アーニャ「……」
ルルーシュ「これからはアーニャの好きにするといい。好きなだけジェレミアと会えばいい」
アーニャ「……ホント?」
ルルーシュ「こうして病気になってしまうほうが困るからな」
アーニャ「ルルーシュ……」
ルルーシュ「アーニャ……」
アーニャ「私、いい子になる」
ルルーシュ「お前は初めからいい子だよ」ナデナデ
アーニャ「嬉しい」
99 :
数日後
スタミナ 60
知力 150
気力 60
プライド 250
モラル 30
気品 180
気立て 10
センス 90
魅力 190
武勇 40
信頼度 0
性格 不良
ルルーシュ「……」
スザク「ルルーシュ……」
ルルーシュ「俺は間違ってなどいないはずだ……」
スザク「なら、このまま続けてみればいい」
ルルーシュ「なに!?」
スザク「君が間違っていないというなら、続けるべきだ。そしてその結末を見届ける義務がある」
ルルーシュ「残り15日間、俺はアーニャの、妹の非行を看過し続けなればいけないというのか!! スザァク!!!」
スザク「それが君の選んだ道だから」
100 = 99 :
最終日
ルルーシュ「ただいま、アーニャ……」
アーニャ「おかえり。ルルーシュ、話があるんだけど」
ルルーシュ「なんだ?」
アーニャ「私、ここから出て行く」
ルルーシュ「な、なぜだ?」
アーニャ「ジェレミアのところに嫁ぐ。一緒にみかん農園することも約束したから」
ルルーシュ「何を勝手なことを言っている!!! 兄の許しなく、そんな話を進めるな!!!」
アーニャ「もう決めたから」
ルルーシュ「まて!!! アーニャァァ!!!!」
アーニャ「バイバイ」
ルルーシュ「まってくれぇぇぇぇ!!!! もう1度話し合おう!!! 話し合えば分かる!!!」
ジェレミア「ルルーシュ様」
ルルーシュ「お前が……!! お前が俺の妹を……!!!! ジェレミアァ……!!!」
ジェレミア「別室へ参りましょう」
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