のくす牧場
コンテンツ
牧場内検索
カウンタ
総計:127,057,094人
昨日:no data人
今日:
最近の注目
人気の最安値情報
    VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。

    元スレ王子「姫! 必ずまた会える! 絶対また会おう!」姫「はいっ!」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - + - 王子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
    ←前へ 1 2 3 / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitter

    101 :

    >>90
    すげえええええええええ

    102 = 77 :

    別邸内──

    殺し屋(ん……部屋から声が)



    「どういうことだ!?」

    「ワシは処女しか抱かんといってあるはずだぞ!」

    「なぜ元締めであるオマエがここに来た!?」



    殺し屋(部屋の中で揉めている……)

    殺し屋(行為の最中の方が殺りやすかったんだが……今さらコソコソする必要もない)

    殺し屋(かまわず入るか)

    殺し屋「失礼」

    ギィィ……

    103 = 75 :

    毒女は姫
    金髪少女はメイドの妹

    王子と姫はお互い汚れた姿で再開して別れるのだった

    105 = 91 :

    >>103
    嫌がらせの好きなやつだな

    106 = 77 :

    殺し屋が市長の寝室に入ると──

    市長「誰だ!?」

    毒婦「おや、誰だい? ノックもせず穏やかじゃない──」

    殺し屋「(そういや市長と会ったことはなかったな)俺は──」

    毒婦「!」

    殺し屋「!」

    市長「オイ誰だ、キサマは!? 答えんかッ!」

    殺し屋「…………」

    殺し屋「……や」

    殺し屋「やっと……会えたね……姫」

    毒婦「ええ……」

    107 :

    >>103
    分かってても言うもんじゃねーだろky

    108 = 75 :

    ほら当たったあああああああああ
    もっと斜め上の展開にしろよおおおとお

    109 = 91 :

    >>107
    IDたどれば分かる、こいつ他人の足を引っ張るのが好きなやつだ
    >>1は目をつけられてかわいそうだったよ

    110 = 75 :

    >>109
    酷い・・・

    111 = 77 :

    市長「キサマは……誰だ!? オイ、二人とも聞いているのか!?」

    殺し屋「よく分かったね、ボクのことが」

    毒婦「分かりますとも。どんなに変わられても、分かりますとも」

    殺し屋「あれから色々あった……」

    殺し屋「山賊を殺し、君を探しつつ大勢殺し、いつしかボクは殺し屋になっていた」

    殺し屋「罪のある人もない人も、数えきれないほどこの手で殺した……」

    毒婦「私もです」

    毒婦「男どもの慰みものにされ、もはやそれが日常になった頃──」

    毒婦「私の上に乗る男の頭を、鋭い石で刺したらあっさりと息絶えました」

    毒婦「そうして覚えた手口で幾人もの男性を殺し、お金を蓄えて」

    毒婦「気づいたら自分の体と金で、この都市の風俗マーケットを支配していました」

    殺し屋「……ボクは君以外の女性になどまったく興味はなかったから」

    殺し屋「風俗街など寄る気にもなれなかったが、どうやら失敗だったな」

    殺し屋「そしたらもっと早く再会できたのに……」

    毒婦「フフ……そうですね」

    112 = 75 :

    これ最後2人とも自殺するんじゃないかな
    殺してしまった人達への償いをかねて
    父さん・・・じいや・・・今そっちにいくね・・・
    みたいな

    114 :

    >>112
    お前は黙ってろks

    115 = 91 :

    善政の敷かれてる他の街へ逃れるという手もあっただろうに、何故またクーデター派のNo.2の膝下に・・・

    116 = 77 :

    市長「キサマら!」ギュッ…

    殺し屋「……ん」

    市長「このヒモを引っ張れば、鐘が鳴る! そうなればすぐ兵が大勢駆けつける!」

    市長「そうなりたくなくば、とっとと消え失せろ! この場は見逃してやる……!」

    殺し屋「いや、見逃してくれなくていいんだ」スタスタ…

    市長「お、おいよせ! 来るな!」

    殺し屋「これを引っ張ればいいのか」グッ…

    ガラァン……! ゴロォン……!

    市長「え!? 自分で鳴らし──なぜだ!?」

    殺し屋「姫、二人で決着をつけよう。さ、このナイフを一緒に持って」

    毒婦「ええ」グッ…

    殺し屋「正面から敵を刺すなんて……いつぶりかな」

    市長「よ、よせ! や、やめろ! ワシはこの都市の王──」



    市長「うぎゃあああああっ……!!!」

    117 = 75 :

    どんなオチだろう
    金髪少女と奴隷少女と青年は絡めてくるのかな
    ただのミスリードとか言わせないよ

    118 = 77 :

    殺し屋「この物音……本邸から兵が駆けつけてきてるみたいだね」

    毒婦「そうですね」

    殺し屋「この自治都市……三大巨悪の最期だ」

    殺し屋「悔いはないかい?」

    毒婦「ありません」

    殺し屋「ボクもさ」

    殺し屋「ボクは大勢の人を殺し、堕ちるところまで堕ちた」

    殺し屋「他人どころか、王子としての誇りを持っていた自分さえも殺してしまった」

    殺し屋「それでかまわないと思っていた。仕方ないことだと思っていた」

    殺し屋「もうこのまま、他人の命を吸い続けて生きていこうと……」

    殺し屋「でもある男と出会って……かつての自分を思い出せた」

    殺し屋「最後の最後、誇りを取り戻すことができた」

    119 = 77 :

    殺し屋「そして、彼に代わってこの手で市長を滅すれば──」

    殺し屋「ボクはもう用済みだ」

    殺し屋「あとは地獄に落ちて、この体に染みついた血の償いをするだけだ」

    毒婦「ええ……共に落ちましょう」

    殺し屋「きっとボクたちは道はちがえど、同じような歩き方をして」

    殺し屋「今日この時、ここにたどり着いたんだろうね」

    毒婦「ええ、きっとそうですわ」



    王子「姫……ずっと会いたかった……ずっと愛していた……!」

    「はい、私もです……王子」

    120 = 75 :

    今のところ>>112が当たってるな

    金髪少「お待ちください!」
    2人「!?」

    って感じで生きる展開か?
    これはありきたりか・・・
    やっぱ死ぬのかな

    123 = 77 :

    屋敷の外──

    ワァァ……! ウォォ……!

    青年「う……」ムクッ

    青年「な、なんだ……騒がしいな──」

    青年「!」ハッ

    青年「殺し屋は!? あの女の子は!? どうなったんだ!?」

    青年「…………」

    青年(あ、あそこにいるのは──!?)

    金髪娘「うぅ……」

    青年「薬かなにかで眠らされている……? オイ、起きるんだ!」ユサユサ

    金髪娘「あ、あなたは──」

    青年「話は後だ! すぐここから逃げよう!」グイッ

    金髪娘「は、はいっ!」

    124 = 77 :

    翌日──

    ザワザワ……

    「市長が殺されたってよ! やったのは殺し屋と毒婦だ!」

    「殺し屋と毒婦も、抱き合ったまま私兵に串刺しにされたらしい!」

    「アイツらそんな仲だったのか!」

    「自治都市三大悪党が、一夜にして滅びたってわけか……」

    「この機を逃す大統領じゃねえ。この街も、もう終わりだな」

    ドヨドヨ……



    青年「殺し屋も……毒婦も……そして市長も死んだみたいだ……」

    金髪娘「ええ……」

    126 = 77 :

    青年「ボクは君を知っている……いや、君に似た人を知っている」

    青年「ボクと君の姉は恋仲だった。君の姉は……旧王国のメイドだろう?」

    金髪娘「はい……」

    金髪娘「私は姉の死の真相が、この都市の市長によるものだったことを知り」

    金髪娘「仇討ちのためにここにやってきました」

    金髪娘「そこで毒婦に出会って……」

    金髪娘「性行為の最中に相手を殺す方法を教えてもらっていたんです」

    金髪娘「でも昨夜私を屋敷内に送る直前、突如毒婦は私を眠らせて……」

    青年(彼女もまた、ボクと同じような道をたどってきたんだな)

    青年(殺し屋と毒婦……二人はいったいなにを考えていたんだろうか)

    青年(ボクらへの同情心か、あるいは市長に取って代わろうとでもしたのか)

    青年(今となってはもう知るすべはない……)

    青年(ただ一つ分かることは)

    青年(ボクの祖父、ボクの恋人、ボクが仕えるはずだった方の仇は──)

    青年(皆死んだということだけだ……)

    127 = 75 :

    またまた予想が当たってしまった
    てか予想できるような展開にするなよ・・・

    129 = 82 :

    妹か…

    130 = 77 :

    青年「もうまもなく、この都市は共和国軍が攻め込んでくるだろう」

    青年「そうなる前に、一緒に逃げよう」

    金髪娘「そうですね」

    青年「あと……殺し屋のアジトに一度寄らせてくれ」

    青年「連れていってあげたい女の子がいるから」

    金髪娘「あの時一緒にいた女の子ですね?」

    金髪娘「ぜひ連れていきましょう」



    そして半年後──

    131 = 77 :

    とある町──

    「お兄さん、お姉さん、学校に行ってきまぁ~す!」タタタッ

    金髪娘「行ってらっしゃい」

    金髪娘「今日でちょうど、あれから半年……早いものですね」

    青年(人々の悪夢を具現化したようなあの自治都市も)

    青年(あれからまもなく大統領の命を受けた共和国軍によって、崩壊した……)

    青年(だけどボクからすれば崩壊させたのは共和国ではなく、まちがいなくあの二人だ)

    青年「なぁ、最近ボクはこう思うんだ」

    青年「もしかしたら、殺し屋と毒婦は実は姫と王子で」

    青年「国が滅びるという過酷な状況下で一度は闇に落ちたけれども──」

    青年「最後に誇りを取り戻して、二人で悪を滅ぼしたんじゃないかって……」



                                     ─ END ─

    132 = 75 :

    えー・・・
    なにその落ち・・・

    まぁ乙・・・

    133 = 91 :

    >>131
    クズに負けずによく書ききった
    おつ

    134 = 76 :

    おもしろかったおつ

    135 = 75 :

    作者のあとがきとかあるでしょ?
    早く書いてよ

    138 = 82 :

    乙!
    すげーよかった!

    139 :

    最近糞みたいなSSばかりで萎えるな
    VIPのSSはもう終わったわ


    ←前へ 1 2 3 / 要望・削除依頼は掲示板へ / 管理情報はtwitterで / SS一覧へ
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 :
    タグ : - + - 王子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。

    類似してるかもしれないスレッド


    トップメニューへ / →のくす牧場書庫について