元スレ黒子「お姉さまなんてもう知らないですわ!」美琴「こっちこそ!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★
1 :
ある日の朝 寮内にて
美琴「黒子!!わ、私の下着どこにやったのよ!?」
黒子「いやですわ、お姉さま。お姉さまの下着ならちゃんと
いつもの棚の中にあるではないですか。」
美琴「こ、これ全部、アンタの下着じゃない!?いつの間に
入れ替えたのよ!?…そ、それに、私のいつもはく短パンも
ないんだけど!!」
黒子「お姉さま…以前も言いましたけど……お姉さまには常盤台中のエースと
しての自覚がなさすぎですわ……エースはエースらしい身なりを整えて
欲しいと黒子はつねづね思いますの……まずは、子供っぽい下着や短パンを止
めるとこから始めるべきですの!」
美琴「や…やっぱりアンタの仕業なのね!!わ、私の下着と短パンどこにやったのよ!!」
2 = 1 :
美琴「あ!!そ…それに…ゲコ太!?わ、私のゲコ太グッズもどこにも
ないじゃない…!!あ、あんたまさか…!!」
黒子「ですからお姉さま…常盤台中学のエースとして、ゲコ太グッズを集めて
悦に入るという行為も…」
美琴「…えせ…」
黒子「……え?」
美琴「返せ…」
パリッ…パリッ…
黒子「お…お姉さま…?こ、ここは寮内ですのよ…?
ちょ…寮内での能力の使用は禁…」
美琴「私のもの、全部返せええええええええええええええ!!!!!!!!」
バリバリバリバリバリーーーーー!!!!
3 :
つづけたまえ
4 :
嫌いじゃない
5 :
これは黒子が悪い
6 = 1 :
その日の昼休み 校内にて
美琴「はあ……」
美琴「結局あの後、黒子から全部取り返したものの……能力を使った
おかげで寮監からはこってり絞られるし……さんざんだわ…」
美琴「それにしても黒子のやつ……最近、二言目には説教ばっかり…、
ふん…何がエースとしての自覚が…よ!!人のもの勝手に盗ったりす
るのは、ホント止めてほしいわ!!」
美琴「……それに黒子こそ、人のこと盗撮したり、媚薬の飲まそうとしたり、
瞬間移動で人の風呂場に入ってくるのも勘弁してもらいたいわ!!(イライラ…)
………あーーー!思い出したら腹が立ってきたわ!!
…………ん?」
7 :
ふむ…続けて
8 = 1 :
女生徒A「ぐす…ぐす…ひ、ひどいですわ…」
女生徒B「ほんと…さ、寒くて風邪をひきそうですわ…」
女生徒C「と、とにかく、はやく寮に戻って、着替えなくては…」
美琴「あなた達…どうしたの…?何を泣いて…って、3人とも、せ、制服が
びしょぬれじゃない!?い、一体どうしたの!?」
女生徒A「あ!!あ、あ、あなたは!?御坂様!!」
女生徒B「ま、まさか、御坂お姉さまに声をかけていただけるなんて…!」
女生徒C「しかも、私達を心配してくださるなんて、感激ですわ!」
美琴「い、いや…私のことはなんでもいいけど…だから、どうしたのよ!?
9 = 1 :
美琴「なんで服がびしょぬれなの!?…まさか、誰かにいじめられたとか…」
女生徒A「そ、それは……」
女生徒B「えっと…その…」
美琴「え…?な、なんなの?言えないことなの?」
女生徒C「……その、実は………その、白井さんです……御坂様のルームメイトの
白井黒子さんに、ついさっき、いきなり能力でプールの中に瞬間移動さ
せられて…」
美琴「…く、黒子が!??」
10 = 1 :
美琴「ま、まさか、黒子が…そんなことするなんて…いくら何でもなにかの
間違いじゃあ…」
女生徒A「その、実は私たち…御坂様の大ファンで……
それこそ毎日のように御坂様のお話に花を咲かせるのが
習慣だったのです…」
女生徒B「それで今日の昼休みも、いつものように御坂様の話で盛り上がって
いたら…」
女生徒C「…急に白井さんがやってきて、急に私たちをプールの中へテレポートさせて…
なんだか、すごくイライラしていた様子でしたわ……
『私のお姉さまの話をするんじゃないですの!!』とか言われて…」
女生徒A「こ、怖かったです…」
11 = 1 :
美琴「な…、そんな…いくら黒子でも、そんなこと…!!!」
美琴「(………いや…でもアイツ最近、説教ばっかりしてきておかしかったし…
今日の朝のケンカでイライラしてて、そんなことをしたのかも…!!)」
女生徒C「み、御坂さま…!け、けど、白井さんを怒らないでください…!!
悪いのは、白井さんの前で御坂様の話をした…私たちなんですから…!!」
美琴「な、なに言ってるのあなた達!悪いのは全部黒子じゃない!?
ちょっと待ってて!私が黒子に直接言ってきかせるから!!
12 = 7 :
ほ
13 :
おもしろいじゃないか
14 :
早く続きを書くんだ
15 = 1 :
その日の放課後…
風紀委員活動第一七七支部
黒子「まったく…お姉さまったら…いきなり朝から能力をぶっぱなすなんて…
私まで寮監様に絞られましたわ」
初春「もー、またその話ですかぁ?その愚痴なら昼休みに散々、
電話で聞いたじゃないですか……それに白井さんも、御坂さん
のモノとったりするのはよくないですよ?」
黒子「…あまいですわ初春…お姉さまのあの幼稚極まりない趣味趣向を
直すにはこれぐらいのことしなければ…」
バンッ!!(ドアが開く音)
美琴「黒子!!あんた、なんてことしてくれたのよ!!!」
初春「み、御坂さん!?」
16 = 1 :
黒子「お姉さま!?…どうしたんですの?お姉さまのモノなら今日の朝、
全部返しましたのよ!?」
美琴「今日の朝のことじゃないわよ!!アンタ、自分がイライラしてるからって、
同じ学校の生徒をプールに落とすって、どういうことよ!!」
黒子「……はあ!?な、なにを言ってますの、お姉さま!?なんでわたくしが
そのようなこと…!?」
美琴「とぼけたって無駄よ、私、昼休みにそのプールに落とされた子たちに
実際に会って聞いたんだから!」
17 = 1 :
黒子「ちょ、ちょっとお姉さま!?落ち着いてくださいまし!!お姉さまは、
黒子がそんなことする人間にみえるんですの!?…う、初春もなんと
か言うんですの!!」
初春「ひ、ひどいです、白井さん…私をいびるだけじゃあきたらず、まさか、
そんなことまで…!!!」
黒子「て、てめ…初春ぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!!あなたまで
なにいってんですのぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
18 = 7 :
初春www
19 :
いい内容だ、続けなさい
いや続けてください
22 = 1 :
初春「じょ、冗談ですよ白井さん。…御坂さん、なにかの間違いなんじゃないですか?
白井さんがそんなことするわけ…」
美琴「いや、初春さん!最近、黒子は、私に対していっつもケンカふっかけてきて
おかしかったし…今日も朝ケンカしてイライラしてたみたいだし…!!」
黒子「……!そのくらいしてもおかしくないと……!!?はっ!!お姉さま!そこまで
黒子のことが信じられないなんて…!!幻滅ですわ!!黒子より、その、
名前の知らないような生徒たちの言葉を信じるんですのね!!」
ぷるるるる……(携帯のなる音)
23 = 1 :
初春「はい……あ、固法先輩?え?は、はいわかりました!すぐ現場に
向かいます!!!」
初春「白井さん、事件です!!すぐ、現場に向かいましょう!!」
黒子「事件!?わ、わかりましたわ!!」
美琴「ちょ、ちょっと黒子!!話はまだ終わって…!!」
黒子「はっ!もうお姉さまと話すことなんてありませんの!
……お姉さまなんてもう知らないですわ!」
美琴「こっちこそ!」
24 = 19 :
とあるSSと正反対の方に進んでるなw
続き期待
25 :
初春がやや原作仕様だな
26 :
>>24
ですのですね
27 = 1 :
とある公園
固法「これは…ひどいわねぇ…」
黒子「固法先輩!!今参りましたわ!……ってこれは…!!」
初春「こ、公園の自販機が…ぐちゃぐちゃにぶっ壊されてますねぇ」
黒子「一体誰がこんなことを…!!」
男>1「あ、あの、僕、現場でずっと見てたんですけど…。さっき常盤台中学の
制服を着てた女の子が…その、すっごい機嫌悪そうにしてて…
その……急に能力を使ってその自販機を壊しはじめて…」
初春「と、常盤台中学の生徒が、そ、そんな野蛮なことを!?」
黒子「(常盤台………自販機………ま、まさか…)」
28 = 3 :
いいなこれ
29 = 13 :
明日は4時起きだ・・・
俺は寝る
ぷん太あとはたのんだ
30 :
ほう・・・
31 = 1 :
男>2「あ、あの能力は確か…そう、超電磁砲だ!!ありゃ、有名な常盤台中学
のエース、御坂美琴だった!!」
男>3「…幸い、近くに人がいなかったからよかったものの…下手したら怪我人が
でるとこでしたよ…全く…レベル5なら、何をしてもいいと思っているん
ですかね」
固法「そ、そんなまさか…いくら御坂さんでもそんなことするわけ…」
黒子「いや…今日のお姉さまならありえますわ…」
初春「ちょ、ちょっと白井さん!?」
33 :
すごいなこれ。脳内再生余裕じゃないか
34 :
黒子「お姉さま、普段から、自販機を蹴ってストレスを解消してらしたし…
きっと、今日の放課後、ジャッジメントの支部に来る途中で…」
固法「け、けど…証言だけじゃなんとも…、見間違いかもしれないし…」
初春「あの、目撃者の方すいません…もうちょっと詳しくお話を…
…ってアレ?」
固法「さ、さっきまでここにいたのに、どこにいったのかしら…?」
黒子「初春…固法先輩……この一件は、この黒子にまかせてくださいな…」
固法「…え…?白井さん…」
35 = 34 :
一方そのころ…
喫茶店にて
美琴「ってわけなのよ!!!ね、佐天さん、ひどいと思わない?黒子の奴!?
プールに落とすなんて!!」
佐天「…あ、あの御坂さん…言いにくいんですけど…それ…嘘ですよ、絶対…」
美琴「…え?」
佐天「だって、その事件が起きたのは昼休みなんでしょ?…白井さん、昼休み中は
ずっと初春と電話してたはずですよ?なんでも初春曰く、
白井さんにずっと御坂さんの愚痴を聞かされたとかなんとか…」
美琴「そ、そ、それ、ホントの話…?」
37 = 34 :
佐天「ええ。だって私、初春と同じクラスだから、間違いないですよ。」
美琴「う、嘘…、そ、そうなんだ…」
佐天「そもそも、御坂さん。白井さんが、そんなことするわけないじゃ
ないですか、そんな弱いもの虐めなんて…だって、白井さんは、学
園都市の治安を守るジャッジメントなんですよ?弱いものいじめする
やつを取り締まる人じゃないですか」
美琴「そ、それは…」
美琴「……(いや…そうだ、そうだよ…よく考えたら、黒子がそんなことするわけない…
朝のケンカでイライラしてたのは、私の方だ…。落ち着いて考えれば、そんな
の、すぐ分かりそうなものなのに…)」
38 :
面白い
39 = 34 :
美琴「……け、けど、それじゃ、本当にプールに落とした犯人は、誰なのかしら…!?」
佐天「さあ…?そこまでは……けど、案外、自作自演だったりして…」
美琴「え?自作自演?それってどういうこと?」
佐天「だって御坂さん、学校ですごい人気じゃないですか!!ファンクラブ
まであるっていうし…だから、御坂さんといっつも一緒にいる白井さん
を妬んで、2人の仲をひきはなそうとして…とか…」
40 = 34 :
美琴「ま、まさかぁ……だ、だって、そんな感じの子達じゃなかったし…」
佐天「いやー、人は見かけによらないですよ御坂さん、特に女の子の嫉妬って
怖いから…」
美琴「そ、そうなのかな……け、けど、そんなことより、私、黒子に酷いこと
言っちゃった…黒子に謝らないと…」
美琴「(うう…けど、気まずいなあ…黒子…もう、寮に帰ってるかしら…?)」
42 :
これはいい
支援
43 = 34 :
その日の夜 寮内にて
美琴「た…ただいま…」
黒子「……………」
美琴「(うっ…く、黒子…もう寝ちゃってる…い、いや…寝たふりかな…
やっぱり怒ってるのかしら…)」
44 = 34 :
黒子「……………」
美琴「…あ、あのさ、黒子……さ、さっきはごめん……そ、そのさっき
佐天さんに聞いたら、黒子は昼休み中、初春さんとずっと電話し
てたんですってね……」
黒子「…………」
美琴「…い、いや、違う、そうじゃない…そんなアリバイなんかなくたって、
黒子がやるわけないって初めからわかりそうなものなのに…私、黒子のこ
と疑ってしまって…その、ほ、ほんと、ご、ごめ…」
黒子「も、もういいですの、お姉さま!!!」
美琴「く、黒子…」
46 = 34 :
黒子「も、も、もう、今日の一件で分かりましたの!!お姉さまが黒子のことなんて
みじんも信用してないって!!く、黒子のことより、ど、ど、どこの馬の
骨とも知れない生徒達のほうが信用できるんですわ!!!!」
美琴「だ、だからそれは…!!」
黒子「それにお姉さま!!!どういうことですの!いくら、黒子のことでイライラ
してるからって、自販機を超電磁砲でぶっ壊すなんて!!下手したら、怪我人
がでるとこでしたのよ!!」
美琴「は、はあ!?なによそれ?なんの話よ、私、そんなことやってないわよ!!」
黒子「とぼけたって無駄ですの、お姉さま!!そ、そんなに何かに怒りをぶつけたい
でしたら、全部、黒子にぶつけてくださいまし!!!」
美琴「だから、私、知らないって…!!」
48 :
ふふ…計画通りなんだよ!
49 = 34 :
黒子「い、いいですこと、お姉さま!?今回の自販機の一件は、黒子に免じて
水に流してもよろしいですの…ですが…もし、こ、今度、同じことが、
あったら…あったら…!!
…ジャッジメントとして、お、お、お、お姉さまをお縄にかけることに
なりますのよ!!!!」
美琴「………な!!……く、黒子、アンタ!!!!」
50 :
ほ…黒子
みんなの評価 : ★★
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