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    元スレ継母「今日の食事、なにこれ?」シンデレラ「あ……あの……」

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    みんなの評価 :
    タグ : - シンデレラ + - セリーヌ + - ツンデレラ×4 + - 童話 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    継母「ちょっと、美味すぎなんですけど? なにこれ? お店でも開くつもりなの? え? どうなの?」

    シンデレラ「そ、それは……あの……そのような予定はありません……」

    継母「んまぁ!! もったないわね!! こんなに美味しいのにっ!!」ハフハフ

    シンデレラ「……」

    「シンデレラー? ちょっとぉー」

    シンデレラ「な、なんですか、お姉様」

    「洗濯物畳んでくれてありがとう。もう貴方が洗ってくれた服しか着れないようになってしまったわ。責任とってね」

    シンデレラ「は、はぁ……」

    「シンデレラぁー? トイレの掃除、もしかして貴方がやったの?」

    シンデレラ「は、はい、何か、その、不手際が……?」

    「やっぱりね。キレイすぎると思った。さっき扉を開けたときトイレを新調したかと思ったわ。ふざけないでもらえる?」

    シンデレラ「も、申し訳ありません」

    2 :

    これはこれで可哀想

    3 :

    返ってこえーよ

    4 :

    新デレ始まりますか?

    5 :

    肩身が狭そう

    6 :

    これいいね

    7 :

    なんか誕生パーティ開いてもらったりしてそうだな

    8 = 1 :

    「シンデレラ?」

    シンデレラ「なんでしょうか?」

    「クマのヌイグルミが壊れていたはずなんだけど?」

    シンデレラ「はい。耳が取れていましたので……その……私が修繕を……」

    「はぁぁ? やっぱり、貴方だったのね!!」

    シンデレラ「……」

    「まあ、お姉様やお母様じゃ、ここまで美しく完璧に直せないから、シンデレラしかいないと思ってたけど」

    シンデレラ「は、はい……」

    「買った時より可愛くなってるわ。どうするつもり? もう私、このテディベアを抱いて寝るしかないじゃない」

    シンデレラ「よ、よくお似合いです……お姉様……」

    「ふん! そ、そんなこと言われても、別に嬉しくないんだからね!!」

    シンデレラ「す、すいません……」

    11 :

    ポクメーツ久しぶりに見た

    12 = 1 :

    継母「そうだわ。お庭の掃除をしなくちゃいけないわね。ちょっと」

    「なんですか?」

    継母「お庭の掃除をお願いしたいのだけれど?」

    「ええ。わかりました」

    継母「草や木の枝で怪我をしないようにね」

    「わかっています」

    継母「よろしくね」

    「さーてと。やりますかぁー」

    「――あら?」

    シンデレラ「ふぅ……」

    「シンデレラ?」

    シンデレラ「は、はい?」ビクッ

    「何をしているのかしら?」

    シンデレラ「あの……家事が全て終わったので……庭の手入れを……。雑草が伸びていたので……やろうかなと……」

    13 :

    なにこの可愛いファミリー

    14 :

    続けたまえ

    15 :

    仲良しか
    いい事だな

    16 = 1 :

    「お母様に言われたの?」

    シンデレラ「いえ……えっと……その……」

    「勝手なことしないでもらえるかしら?」

    シンデレラ「も、もうしわけありません……お姉様……」

    「貴方ねえ、家事を全部やった上にこんなことまでするなんて、正気じゃないわよ」

    シンデレラ「でも、あの……私はこのお家でお世話になっている身ですから……」

    「黙りなさい」

    シンデレラ「……」

    「過労死がお望みなの? そんなの許さないわ。シンデレラは私たちの中で誰よりも遅く、笑顔で眠るように死ぬこと以外は絶対にダメよ? わかった?」

    シンデレラ「それは……難しいような……」

    「で、怪我はしてないわけ?」

    シンデレラ「あ、えっと……」

    「はっきりいいなさい!!!」

    シンデレラ「し、してませんっ」

    「それを真っ先に言いなさい!! 心配するでしょ!! 全く、シンデレラはトロいんだから」

    17 = 4 :

    このシンデレラできる

    18 :

    女の子は笑顔なのがいいわ

    19 :

    なんだこれ安らぐ

    20 :

    長女可愛い

    21 = 13 :

    このシンデレラにネズミたちと友達になれる部屋はないだろうな
    そんなの継母らが許さないだろうから

    22 :

    続きはよ

    23 = 1 :



    シンデレラ「あの……食事の用意ができました……」

    継母「まぁ! 相変わらず、美味しそうだこと!!」

    「はぁ、今日も美味……。これではいつまでたっても外食にいけないわね」

    「そうですわね。これも全部、シンデレラがこの家にきてからですわ」

    「食費が浮いて家計も大助かりだわ」

    シンデレラ「も、申し訳ありません……」

    継母「全く!! もう少し不味くつくってもいいのよ!?」

    「そうですね、お母様。常にレストランの味を越えられては、街のコックも困るでしょうし」

    「シンデレラ!! このソースはなに!?」

    シンデレラ「そ、それは、トマトを……つかった……」

    「後でレシピを渡しなさい!!! 今度、真似するから!! いいわね!!」

    シンデレラ「は、はい……わかりました……」

    「シンデレラ!!! おかわりはあるの!?」

    シンデレラ「い、いっぱいあります……すいません……」

    24 = 4 :

    なんだろうシンデレラより周囲の姉妹が可愛く見えてきた

    25 = 2 :

    原作ほどでないにしろやはり可哀想

    26 = 1 :

    継母「ごちそうさまでした」

    シンデレラ「あの……では、お風呂の準備を……」

    「お風呂の掃除もしてくれたんでしょうね?」

    シンデレラ「はい、しました」

    「なら、貴方から入ればいいじゃない」

    シンデレラ「そ、そんな!! 滅相もありません!! お母様よりも先に入るなんて……!!」

    「あなた、いつも最後に入ってるわよね? 理由でもあるの?」

    シンデレラ「そ、それは……」

    「私、知ってますよぉ、お姉様。この子が最後に入る訳を」

    「あら? そうなの?」

    シンデレラ「あ……あ……お姉様……」

    「シンデレラ、出るときにカビが生えないようにきちんと床とか壁を拭いていますのよ? どう思います?」

    「はぁ……なんてこと……。今日は私が最後に入るわ」

    シンデレラ「で、でも……!!」

    「姉に反論するつもり? 許さなくてよ?」

    27 = 22 :

    映画化はよ

    28 = 1 :

    シンデレラ「わ、わかりました……。では……」

    継母「早くでてきたら引っぱたから」

    シンデレラ「えぇ……」

    「お母様。好みの入浴時間は人それぞれですから」

    継母「あら、そう? なら、好きにするといいわ」

    シンデレラ「は、はい、失礼します……」

    「ごゆっくり」

    「……シンデレラがここに来てから今日で何日になるのかしら?」

    「春先にお母様が等身大のお人形を持って帰ってきたと思ってしまったあの日から、既に3ヶ月以上が経過しています」

    「もう4ヶ月になるというのに、シンデレラは一向に心を開いてくれず、私たちに遠慮ばかり」

    「お姉様たちが素直に褒めないからではありませんこと?」

    「ふんっ。知ってるんだから。ヌイグルミを直してくれたシンデレラに大声で怒鳴ったことはね」

    「あ、あれは!! まさかそんなところまで気を回してくれるとは思ってなくて……それで……どう言っていいのか……」

    「よく妹にそんなことがいえるわね。貴方だって、シンデレラに対してまともなお礼は一度も言ったことがない癖に」

    「そ、それは、お姉様も同じのはずですわ!!」

    29 = 1 :

    「ぐっ……。でも、なんかこう、露骨に褒めるのは馴れ馴れしい気がするでしょ?」

    「それは……そうですが……」

    継母「やめなさい。見苦しい」

    「しかし、お母様。お母様もシンデレラに対しては遠まわしに褒めるばかりで、逆にプレッシャーを与えていらっしゃるのでは?」

    継母「……そうなの?」

    「ええ」

    継母「そ、そんな……そんなつもりは……」オロオロ

    「どうして、私たちはこう褒めるのが下手なのかしら……」

    「はぁ……」

    「シンデレラぁ……」

    シンデレラ「あのぉ……」

    継母「あら!? もう出てきたの!? 早いわね!!」

    「しっかり温もらないと風邪を引くわよ? その程度の知識もないの?」

    シンデレラ「す、すいません!! お姉様が待ってると思うと……あの……」

    「やっぱりそういう気の使い方をするのね。ふん。予想通りすぎて面白くないわね」

    30 :

    シンデレラもっと嬉しそうにしろよ
    やっぱ貧しい奴は表現も貧しいんだな

    31 :

    はん、貧乏人らしいな

    32 :

    逆にこわい

    33 = 22 :

    実は原作のシンデレラはシンデレラの被害妄想で、本当はこのスレみたいな感じだったのかもしれんなw

    34 :

    同情するなら靴をくれ

    35 = 1 :

    数日後

    「シンデレラ!! ちょっといらっしゃい!!」

    シンデレラ「は、はい」

    「これをみなさい」ペラッ

    シンデレラ「これは……?」

    「役割分担をすることにしたわ。放っておいたら、貴方はいつまでも家の中を奔走するでしょ?」

    シンデレラ「ご、ご迷惑でしたか……?」

    「誰がそんなこと言ったわけ?」

    シンデレラ「ひゃっ……」ビクッ

    「こほんっ。今のは、怒ったわけじゃないのよ」

    シンデレラ「はい……」

    「貴方は料理だけしたらいいから。いいわね?」

    シンデレラ「洗濯や掃除は?」

    「頼れるお姉様たちがやりますわ。そもそもシンデレラに家事をやれなんていったかしら? 貴方が勝手に貢献してくれているだけでしょ?」

    シンデレラ「す、すこしでも……私を引き取ってくれたお母様やお姉様に恩返しが……したいと……」

    36 = 34 :

    ネコシンデレラの恩返し

    37 = 1 :

    「……!」

    シンデレラ「ですから……」

    「ふ、ふんっ!! 今更、健気ぶっても周知の事実よ!!! 何言ってるのかしら!?」

    シンデレラ「も、もうしわけあり――」

    「謝るのもいい加減にしなさい。か、か、かぞ……く……にそんなこと言われても、耳障りなだけよ」

    シンデレラ「……はい、申し訳ありません」

    「ともかく。シンデレラの役目はキッチン!! いいこと?」

    シンデレラ「は、はい。分かりました」

    「いってよし」

    シンデレラ「失礼しました」

    「……シンデレラ? 今は何をしていたの?」

    シンデレラ「えっと……トイレ掃除を……」

    「ちょっと!! 毎日掃除してどうするわけ!? あなた、トイレの女神かなにか!?」

    シンデレラ「あ、いえ……そんなつもりは……」

    「あのズッコンバッコンするやつをお貸しなさい。私がやるわ」

    38 :

    青髭王子からシンデレラ守る女傑家族みたいな…

    39 = 22 :

    ズッコンバッコンごくり

    40 :

    パンツ脱いだ

    41 = 1 :

    リビング

    シンデレラ「……」

    シンデレラ「……」ソワソワ

    シンデレラ「……窓拭きぐらいなら……きっと……」

    「シンデレラ?」

    シンデレラ「ひゃぁ!!」ビクッ

    「……」

    シンデレラ「あ……あの……ま、まどふきなら……いいかなって……何もしないのも……さすがに……あの……」

    「洗濯物、上手く干せたと思う? ちょっと見なさいよ」

    シンデレラ「え……?」

    「どう? あんな感じでしょ?」

    シンデレラ「は、はい、とてもいいと思います」

    「ふん。そう。そうなの。へぇ、あれでいいのね。ふぅん……うんうん……よしよし……ふふっ……」

    シンデレラ「……」

    「シンデレラー? 混ぜると危険な洗剤はいつ使用すればいいの?」

    42 :

    マツコデラックスで再生される

    43 = 1 :

    「んしょ……んしょ……」ゴシゴシ

    シンデレラ「あの、お姉様?」

    「なによ? 貴方はリビングでうたた寝していればいいでしょ?」

    シンデレラ「い、いえ、お手伝いを……」

    「はぁぁ?」

    シンデレラ「十分、休ませてもらいましたので……」

    「動いていないと死んじゃう病気なの?」

    シンデレラ「いえ、そんな病気は患ってないと思います」

    「なら、朝はゆっくりしてなさい。今の貴方にはお似合いだわ」

    シンデレラ「わかりました……。失礼しました」

    「……」

    「ちょ、ちょっと!! シンデレラー!? 貴方が手取り足取り教えてくれないから、全然捗らないでしょ!?」

    シンデレラ「え……?」

    「全く、それぐらいの気遣いもできなわけ? これだからシンデレラはトロいって言われちゃうのよ」

    シンデレラ「は、はい! 申し訳ありません!! すぐに雑巾を持ってきます!!」

    44 :

    シンデレラがいじめられっ子から有能なちょっと卑屈な子に見える不思議

    45 = 1 :

    シンデレラ「よいしょ……よいしょ……」ゴシゴシ

    「……シンデレラ?」

    シンデレラ「なんでしょうか?」

    「あの……クマの……あれ……」

    シンデレラ「あの、なにか?」

    「……ありがとう」

    シンデレラ「え……」

    「って、ヌイグルミが言っていましたわ」

    シンデレラ「お姉様のヌイグルミ、しゃべるのですか?」

    「そうよ? 文句ある?」

    シンデレラ「いえ!! そんな!!」

    「……ところで、シンデレラに訊いてみたいことがあったの」

    シンデレラ「な、なんでしょうか?」

    「お……お姉様のなかで、誰が一番、す、すきなの?」

    シンデレラ「す、好きですか……? えっと……それは……」オロオロ

    46 = 1 :

    「どうなの?」

    シンデレラ「そんな決められません……」

    「全員嫌いなの!? はぁぁ!? なにそれ!? どこがダメなの!? いってごらん!! さぁ!! はやく!! すぐに矯正するから!!!」

    シンデレラ「いえ、あの、心から感謝しています。こんな私をこの家に置いてくれているだけでなく、きちんとした部屋まで……」

    「当然でしょ? 何を言っているの?」

    シンデレラ「私はそれだけで胸がいっぱいで……」

    「……」

    シンデレラ「だから、決められません……誰が一番なんて……」

    「で?」

    シンデレラ「はい?」

    「わ、わわ、私のことはどうおもってるザマス?」

    シンデレラ「えっと……」

    「正直に」

    シンデレラ「か、可愛い……なって……」

    「可愛い?」

    47 = 31 :

    ザマスwwww

    49 :

    「姉に向かって可愛い!? 可愛いですって!?」

    シンデレラ「い、いえ、あのいい意味で可愛いと……!!」

    「鏡を持ってきなさい」

    シンデレラ「はい?」

    「鏡を持ってきなさいって言ったのよ」

    シンデレラ「は、はい!!」タタタッ

    「……」

    シンデレラ「――持って来ました!!」

    「自分に向けなさい。ほら、早く」

    シンデレラ「はい……」

    「何が映ってるかしら?」

    シンデレラ「私です」

    「そう。シンデレラよ。その顔でよくもまぁ、私に可愛いだなんていえたものね。なんて答えていいかわからないわ」

    シンデレラ「私もこの鏡の意味がさっぱりです」

    「で? 私のどんなところが可愛いわけ?」

    50 :

    5、6年前に立ってた新ジャンルスレを思い出す
    素晴らしい


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