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    元スレ坂本「宮藤の担当はバルクホルンとシャーリー、どちらが良いか……」

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    1 :

    ロマーニャ地方 501基地 ミーティングルーム

    ミーナ「それでは定例ミーティングを始めましょう。何か報告はあるかしら?」

    バルクホルン「私からは特にない」

    シャーリー「はいはい。それじゃあ、あたしから。最近、ルッキーニが基地の地下遺跡を探検したいって言ってるんですけど、させてもいいですか?」

    美緒「遺跡に関してはまだ詳しい調査ができていないからな。どのような危険性があるのか分からない以上、安易に許可は出せんな」

    シャーリー「やっぱりダメかぁ」

    バルクホルン「シャーリー。担当官としてもう少し毅然とした態度をとれないのか?」

    シャーリー「あたしはルッキーニの担当じゃないぞ。それを言うなら、バルクホルンだってハルトマンの部屋の整理をきちんとさせなきゃまずいんじゃないのか?」

    バルクホルン「言って聞くようならこんなに苦労はしていない」

    ミーナ「はいはい。他にはないかしら?」

    美緒「今、バルクホルンから担当官という言葉が出たが、私としてはそういう存在があってもいいと考えている。近頃のミーナはどうも疲れ気味でな」

    ミーナ「さ、坂本少佐。別にそんなことは……」

    3 :

    シャーリーだな

    4 :

    シャーリーまじお母さん

    6 :

    最近ストパンssが多くて嬉しい

    7 = 1 :

    シャーリー「担当官って必要ですか? 教官は少佐がいれば十分だと思うし」

    美緒「いや、そうではない。生活管理や健康管理のほうでだ。私も気にはしているがな」

    バルクホルン「確かに現在はミーナがその手のことは一人で担当しているようなものだからな」

    ミーナ「いいのよ。それが隊長としての務めなんだから」

    美緒「そうはいうがな、ミーナ。お前、疲れが顔に出ているぞ」

    ミーナ「そ、そうかしら?」

    シャーリー「やってもいいですけど、具体的にはどんなことを?」

    美緒「何、やることは大して変わらんさ。それぞれが担当する者の生活面を気にかけてくれればそれで良い」

    美緒「あとは悩み事などを聞いてやってくれるとありがたいか。その場で解決できるようなら、私やミーナに報告する必要もない」

    シャーリー「なるほど」

    バルクホルン「つまりは、カウンセラーか?」

    美緒「身も蓋もない言い方だが、そうなる。まぁ、担当官というのも形だけだ。堅苦しく考えなくても良い」

    バルクホルン「そういう存在があるというだけで、多少相談を持ち掛けやすいという利点はあるかもしれないが……」

    9 = 1 :

    シャーリー「で、問題の担当はどうするんですか?」

    美緒「そこは私が決めるよりもお前たちで選んだほうがいいだろう。相性もあるだろうしな」

    バルクホルン「私はハルトマンだな。アイツをシャーリーや少佐に任せるのは気が引ける」

    ミーナ「もうずっと担当官みたいなものだものね」

    バルクホルン「そういうつもりではないが、腐れ縁だ」

    ミーナ「はいはい」

    シャーリー「それならあたしもルッキーニを選ぶか」

    美緒「ルッキーニもお前でなければ愚図ってしまうか?」

    シャーリー「そんなに子供じゃないですって。あたしとしても慣れているからって理由が大きいし、何よりバルクホルンが担当官になっても結局はあたしのとこに来ますから」

    バルクホルン「それは同感だな。ルッキーニがわざわざ私に相談等を持ちかけるとは思えない」

    シャーリー「だろ?」

    美緒「私もペリーヌからよくその手の話は聞くから、ペリーヌの担当を任せて欲しいところだ」

    シャーリー「ああ。それはもう、どうぞどうぞ」

    ミーナ「残るはエイラさん、サーニャさん、宮藤さんにリーネさんね」

    バルクホルン「……」

    10 :

    お姉ちゃんで

    11 :

    お姉ちゃんに僕の担当官になってもらって射精管理されたい

    12 = 8 :

    天使の担当はバルクホルンでいいのだろうか
    いままで通りだらけそう

    13 :

    >>11
    ああ^~

    14 = 1 :

    美緒「宮藤とリーネは私でも……」

    バルクホルン「いや、少佐。それでは少佐の負担が多くなる。ここは分けるべきではないか」

    美緒「ん? そうか?」

    シャーリー「宮藤ご指名か?」

    バルクホルン「そういうことではない。少佐も隊長補佐としての仕事があるんだ。ここは私かシャーリーが一人でも多く担当すべきだと言っている」

    美緒「そこまで考えてくれていたのか。流石だな、バルクホルン大尉」

    バルクホルン「いや。当然だ」

    ミーナ「シャーリーさんはどう?」

    シャーリー「うーん。あえて選ぶなら……エイラ、サーニャ……宮藤とリーネでも……」

    バルクホルン「……」

    美緒「バルクホルンは?」

    バルクホルン「誰でも構わない」

    美緒「そういわれると困ってしまうな」

    バルクホルン「本当に、誰でも構わない」

    ミーナ「難しいところね。美緒が先に一人を決めたらどうかしら?」

    15 :

    芳佳ちゃんにシャーリーおっぱいを与えてバルクホルンさんにぐぬぬってさせようぜ

    16 = 1 :

    美緒「私か……。そうだな、そうするか」

    バルクホルン「……」

    美緒「では、私はリーネはエイラを担当しよう」

    シャーリー「お? なんでまた」

    美緒「エイラから個人的な相談を受けた経験がほとんどない、というのが選んだ理由だ」

    シャーリー「まぁ、エイラはサーニャにべったりですからね」

    バルクホルン「……」ヨッシャ

    ミーナ「トゥルーデ、何か言った?」

    バルクホルン「何も。シャーリー、次はお前が決めるといい」

    シャーリー「そうだなぁ。それじゃあ、少佐と同じような理由でサーニャとリーネにしようか――」

    バルクホルン「よし。では、私は宮藤だな。分かった。解散だ」

    シャーリー「おいおい。待てよ。まだ決めてないって」

    バルクホルン「いーや。決まった。問題ない」

    美緒「シャーリーだけ三人になってしまうが、いいのか?」

    シャーリー「ああ、人数は全然気にしませんけど。本当にいいんですか? これで」

    17 = 1 :

    >>16
    美緒「では、私はリーネはエイラを担当しよう」

    美緒「では、私はエイラを担当しよう」

    18 :

    お姉ちゃん!お姉ちゃん!

    19 = 15 :

    萌えルン「期待」

    20 = 2 :

    かわいい

    21 = 1 :

    美緒「宮藤は誰とでも相性が良いからな。シャーリーでもバルクホルンでも構わないが」

    バルホルン「だ、そうだ」

    シャーリー「バルクホルンは宮藤から結構個人的な相談受けてるんじゃないのか?」

    ミーナ「あら、そうなの?」

    バルクホルン「言うほど多くはない。宮藤は少佐を圧倒的に信頼しているからな」

    美緒「そうなのか?」

    シャーリー「気づいてなかったんですか」

    美緒「はっはっはっは。それは存外に嬉しいものだな」

    バルクホルン「なので、これを機に宮藤が私を頼ってくれればと……」

    シャーリー「それをいったら、あたしだって条件は同じだけど」

    バルクホルン「お前はもうサーニャとリーネを選んだだろう。これで話は終わりだ。では、私はこのことを宮藤に伝えてくる」

    美緒「あ、ああ」

    シャーリー「おい!! もっとしっかり話し合ったほうが……!!」

    ミーナ「美緒。私のことを気遣ってくれるのは嬉しいけど、何もこんなことしなくても」

    美緒「頼れるうちに頼っておけ。シャーリーもバルクホルンも細かいところまでよく見てくれるから心配はないだろ? それにどうやら満更でもないようだしな」

    22 :

    さすがお姉ちゃん

    23 = 1 :

    食堂

    芳佳「それでね、小熊の親が出てきて、ぐわーって立ち上がったの」

    サーニャ「それで、芳佳ちゃんはどうしたの?」

    芳佳「そこで小熊の治療を止めるわけにはいかないから、必死で続けたの。そしたらなんとか小熊は元気になってくれたんだ」

    サーニャ「へぇ……」

    芳佳「親の熊もそれで安心してくれたみたいで、小熊を咥えて森に帰っていったんだけど。元気にしてるかなぁ」

    サーニャ「きっと、次にあったときは芳佳ちゃんよりも大きくなってるかも」

    芳佳「そうだね。それなら背中に乗せてもらおうかなぁ。なんて」

    サーニャ「うふふ。芳佳ちゃん、動物とも仲良くなれてうらやましいわ」

    芳佳「サーニャちゃんだって仲良くなれるよ」

    バルクホルン「――宮藤」

    芳佳「あ、はい」

    バルクホルン「これからは私がお前の担当官だ。何かあればすぐに私を頼れ。以上だ」

    芳佳「え? あ、はい」

    バルクホルン「ではな」

    24 :

    最近のスト魔女SS大体この組み合わせだな
    書いてる人が一緒なのかも知れんが

    25 = 1 :

    サーニャ「……なんだったのかしら」

    芳佳「わかんない。担当官ってどういうことかな?」

    シャーリー「お。宮藤、サーニャ。今、バルクホルンが来なかったか?」

    芳佳「シャーリーさん。はい、来ました。でも、よくわかんないことを言われて……」

    サーニャ「担当官がどうとかって……」

    シャーリー「あいつ、どういう説明したんだ」

    芳佳「一体、なんですか?」

    シャーリー「さっきミーティングがあってさ。そこであたしやバルクホルンがみんなの生活管理を監督したらどうかって話になったんだ」

    芳佳「そうなんですか?」

    シャーリー「話し合いの結果、バルクホルンは宮藤の担当になった。ってことだ。ちなみにサーニャはあたしが担当するから。よろしく」

    サーニャ「はい。こちらこそお願いします」

    芳佳「でも、私は坂本さんに日ごろから色々と……」

    シャーリー「ああ、別に宮藤が少佐に相談したかったらしたらいい。担当官っていうのも形だけって少佐も言ってたからね。もちろん、あたしでも大歓迎だ」

    芳佳「そうですか。わかりました」

    シャーリー「ま、バルクホルンは宮藤に頼られたいみたいだから、できるだけあいつを頼ってやってくれ。それじゃ」

    26 = 15 :

    バルクホルンはデレデレでも甘やかさないところがいい
    エイラさんにも見習って欲しいものですな

    28 = 1 :

    サーニャ「シャーリーさんが私の担当……」

    芳佳「なんだか、急なことでびっくりだよね」

    サーニャ「そうね。でも、悪いことじゃないと思うわ」

    芳佳「そうなの?」

    サーニャ「私の相談相手っていったら、ハルトマンさんぐらいしかいなかったから……」

    芳佳「サーニャちゃん、そんなことないよ」

    サーニャ「え?」

    芳佳「私もサーニャちゃんの相談なら、いつでもきいてあげるから」

    サーニャ「芳佳ちゃん」ギュッ

    芳佳「まぁ、その、聞くだけになるかもしれないけど」

    サーニャ「ううん。嬉しい」

    芳佳「えへへ」

    エイラ「――サーニャ、部屋にいないとおもったら……あぁー!! 宮藤ぃ!! なにサーニャと二人っきりで、しかも手まで握って……!!!」

    芳佳「あ、エイラさん」

    エイラ「はなれろぉー!!! ばかぁー!!」

    29 = 1 :

    ブリーフィングルーム

    ミーナ「もう各担当官から通達はあったと思うけど、これからはそれぞれに担当者がつくことになりました」

    美緒「飽くまでも試験的なものであり、また不満があるというのなら申し出てくれ」

    エイラ「はいはい!!」

    美緒「なんだ、エイラ?」

    エイラ「私の担当官はサーニャで」

    美緒「……私では不服ということか?」

    エイラ「……」

    美緒「……」

    エイラ「いや、少佐でいいです」

    美緒「そうか。よかった。はっはっはっは」

    エイラ「(こえぇ……)」

    サーニャ「(エイラ、失礼よ)」

    エイラ「(だって……)」

    ペリーヌ「坂本少佐がわたくしの担当官だなんて……はぁ……もうあんなことや、こんなことを……あぁ!! そんな!! 少佐!! ダメですわぁ……!!」モジモジ

    30 = 1 :

    ミーナ「それでは、細かい質問は担当官に直接聞いてね。それでは解散

    リーネ「シャーリーさーん」

    シャーリー「ん? どうした?」

    リーネ「あの、どんなことでシャーリーに相談したらいいんですか?」

    シャーリー「なんでいいよ。飛行技術のこととか、もっと胸を大きくしたいとかでもな」

    リーネ「こ、これ以上は……ちょっと……」

    ルッキーニ「にひぃ!! ねね!! シャーリー!! それじゃあ、早速相談があるんだけどー!!」

    シャーリー「はいはい。なんだ?」

    ルッキーニ「遺跡の探検、してもいいよねっ! ねっ!?」

    シャーリー「あぁ……そうだなぁ……」

    サーニャ「探検?」

    ルッキーニ「この前、新しい洞窟の入り口をみつけたんだよ!!」

    リーネ「そうなんだ」

    ルッキーニ「リーネも一緒に探検しない!?」

    リーネ「え、えーと……危険がないなら……」

    32 = 15 :

    タイプミスなんだろうけど、リーネちゃんが呼び捨てしてるとなんか笑えるな

    33 = 1 :

    バルクホルン「いいか。軍人たるもの、1に規律、2に規律、3、4、5、6、7――」

    エーリカ「宮藤の担当がトゥルーデってもう作為的というか恣意的というか」

    芳佳「私はバルクホルンさんでもシャーリーさんでも、良かったですよ」

    エーリカ「私でも?」

    芳佳「もちろんですよぉ」

    エーリカ「よしよし。なら、宮藤の担当官はこのエーリカ・ハルトマン中尉が勤めよう」

    バルクホルン「こら。勝手なことをいうな。シャーリー班とは違い、こちらは厳しくいくからな」

    芳佳「え? でも、担当官って形だけって聞きましたけど……」

    エーリカ「別に誰がどの担当でもいいんだろ?」

    バルクホルン「う……まぁ、そうだが……」

    芳佳「バルクホルンさん?」

    バルクホルン「か、形だけとはいえ、私は二人の担当だ!! まずは私に相談をしろ!!」

    芳佳「は、はい!!」

    エーリカ「げぇ……私はいつもと変わんないからいいけどぉ」

    バルクホルン「何を言っている。宮藤の規範になるように生活態度を改めろ、ハルトマン」

    34 = 1 :

    エイラ「サーニャがいいなぁ」

    美緒「何か言ったか?」

    ミーナ「まぁまぁ。エイラさんも無理に坂本少佐を頼ろうとしなくていいのよ?」

    美緒「その言い方は傷つくな、ミーナ中佐」

    ペリーヌ「そうですわよ、エイラさん。少佐に選ばれたことを誇りに思わなくてどうしますの?」

    エイラ「ペリーヌはいいよなぁ」

    美緒「あまりに畑違いなことを持ちかけられても力にはなれないかもしれないが、最善は尽くすつもりだ」

    エイラ「畑違いって?」

    美緒「それは……」

    ミーナ「料理を教えて欲しい、とかね?」

    エイラ「なるほどな」

    美緒「……」

    ペリーヌ「そ、それは他の担当官も同じことですわ!!」

    エイラ「バルクホルン大尉は普通に料理上手いじゃないか」

    ペリーヌ「うっ……」

    36 = 1 :

    夜 通信室

    美緒「サーニャ。定時報告を頼む」

    サーニャ『こちらサーニャ。異常はありません』

    美緒「分かった。引き続き頼む」

    サーニャ『了解』

    シャーリー「――少佐。交代の時間ですよー」

    美緒「おお。もうそんな時間か」

    シャーリー「ゆっくり休んでください」

    美緒「では、あとのことは頼む。今日は平和な夜になりそうだがな」

    シャーリー「それはいいことです。あ、そうそう。少佐」

    美緒「どうした?」

    シャーリー「ルッキーニがどうしても探検したいって言ってるんですけど」

    美緒「その話か……」

    シャーリー「担当官の判断で探検しちゃ、ダメですかね?」

    美緒「引率するということか? しかしな……。って、シャーリー。まさか、このためにルッキーニの担当官を申し出たのか?」

    37 = 18 :

    お母さん!お母さん!

    38 = 1 :

    シャーリー「いや、そういうつもりは……ちょっとだけ」

    美緒「やれやれ。調査もろくに済んでいないんだ。無茶なことだけはさせるな」

    シャーリー「お? ってことは」

    美緒「何かあれば担当官の責任だ」

    シャーリー「はい。了解っ」

    美緒「……困ったものだな」

    シャーリー「いやー。よかったぁ。これでルッキーニも喜ぶぞ」

    美緒「まだ初日だが、問題はないか?」

    シャーリー「いえ、全く。バルクホルンが妙に張り切ってるぐらいですかね」

    美緒「バルクホルンが?」

    シャーリー「宮藤の相談役になれたことが嬉しいみたいで、ずっとニヤニヤしてましたよ」

    美緒「そうか。……正直な気持ちとしては、バルクホルンに任せるのは不安だがな」

    シャーリー「え? なんでですか?」

    美緒「宮藤は一度決めたことは上官の命令であっても曲げることはしない。それはハルトマンも同じだ。故にそういう似た者を二人も抱えて大丈夫だろうかという心配もある」

    シャーリー「大丈夫ですよ。宮藤だって、バルクホルンのことは尊敬してますし、余程のことでもないと困らせたりはしないんじゃないですか?」

    39 = 1 :

    翌日 廊下

    ルッキーニ「よっしかぁー!!」

    芳佳「どうしたの? 何か嬉しいことでもあったの?」

    ルッキーニ「にひぃ。わかるぅ?」

    芳佳「いつも以上にニコニコしてるもん。わかるよ」

    ルッキーニ「実はね、シャーリーが探検してもいいって言ってくれたんだぁ!!」

    芳佳「あ。新しい洞窟の入り口を見つけたって話?」

    ルッキーニ「そうそう!! 芳佳も一緒にどう?」

    芳佳「うん。行きたい。なんだか楽しそうだし」

    ルッキーニ「やったぁ! それじゃあ芳佳も探検隊の一員ね!」

    芳佳「ありがとう」

    ルッキーニ「よぉーし!! 他の隊員も見つけてこなきゃぁ!!」

    芳佳「ふふっ」

    芳佳(ルッキーニちゃん、本当に楽しそう。なんだが、ルッキーニちゃんを見てるだけでこっちまで楽しくなるから不思議)

    芳佳「あ、お掃除しなきゃ」テテテッ

    40 = 1 :

    芳佳「ふんふふーん」ゴシゴシ

    シャーリー「宮藤、鼻歌しながら掃除って。そんなに掃除が好きか?」

    芳佳「いえ、違いますよ。さっきルッキーニちゃんに探検隊の一員にしてもらったのが嬉しいんです」

    シャーリー「なっ……。あいつ、宮藤まで誘ったのか」

    芳佳「え? わたしまでって……?」

    シャーリー「あたしとリーネ、サーニャも引き入れてるんだ。もしかしたら、全員を誘うつもりか……?」

    芳佳「いいじゃないですか。みんな一緒のほうがきっと面白いですよ」

    シャーリー「そうはいうけど、あまり大事にはしたくないんだけどなぁ……うるさいやつもいるからさぁ……」

    芳佳「あの……」

    シャーリー「誰かって? 訊かなくてもわかるだろ? バルクホルンだよ、バルクホルン。絶対、何か言ってくる」

    芳佳「シャーリーさん……」

    シャーリー「なに?」

    バルクホルン「……リベリアン」

    シャーリー「おわ!! い、いたのかよ」

    バルクホルン「宮藤を危険なことに巻き込んでほしくはないというのも、うるさいことか?」

    41 = 1 :

    シャーリー「あぁー、始まった」

    バルクホルン「まだ調査が済んでもいない古代遺跡を探検するメリットはどこにある?」

    芳佳「あ、あの」

    バルクホルン「宮藤は黙っていろ」

    芳佳「は、はい」

    シャーリー「心配ないって。あたしがいるんだし」

    バルクホルン「心配を取り除く要因には成り得ないな」

    シャーリー「なんだと?」

    芳佳「ちょっと、あの……」

    シャーリー「担当官はこういうことにも口を出してもいいんだっけ?」

    バルクホルン「担当官として当然の忠告をしているに過ぎないが?」

    芳佳「あぁ……」オロオロ

    シャーリー「なら、バルクホルンも一緒に探検するか?」

    バルクホルン「なに?」

    芳佳「あ! それいいですね!! 行きましょうよ、バルクホルンさん!!」

    42 = 1 :

    バルクホルン「余計なリスクを負う真似などしない」

    シャーリー「なんだよ。宮藤は行きたいよな?」

    芳佳「できれば」

    バルクホルン「宮藤……」

    芳佳「お願いしますっ!!」

    バルクホルン「許可できない」

    芳佳「えぇ……」

    シャーリー「よぉーし。なら、あたしが許可する」

    芳佳「わーい」

    バルクホルン「まて!!」

    シャーリー「なんだよ?」

    バルクホルン「宮藤の担当官は私だ!!」

    シャーリー「形だけだろ?」

    バルクホルン「形だけでも、私が担当官であることには変わりない!!」

    芳佳「あ……あ……さ、さかもとさーん!! たすけてくださーい!!」

    43 :

    何であれ形だけとか拗れる原因になり易いよな

    44 :

    お姉ちゃんvsお母さん

    45 = 1 :

    美緒「――お前たちがしっかりしないと、宮藤だけでなく、他のものも混乱するだろう」

    シャーリー「はぁい」

    バルクホルン「しかし、少佐!!」

    美緒「宮藤が探検への同行を希望しているのなら、頭ごなしに否定するのではなく、きちんと話を聞いてやるべきではないのか?」

    バルクホルン「それは……」

    シャーリー「ですよねー」

    美緒「シャーリー」

    シャーリー「は、はいっ」

    美緒「お前も、どう安全なのか、どういう事情があって宮藤を探検に誘うのか、バルクホルンが納得できるだけの説明をしたのか?」

    シャーリー「いえ……」

    美緒「では、バルクホルンが頑なになるのも当然だ。二人とも反省しろ」

    シャーリー「わかりましたぁ」

    バルクホルン「了解」

    芳佳「……で、結局、私は探検に行ってもいいんですか?」

    美緒「担当官であるバルクホルンに相談するといい。それは個人的な相談だと、私はそう判断したぞ、宮藤」

    46 = 1 :

    バルクホルン・エーリカの部屋

    エーリカ「すぅ……すぅ……」

    芳佳「お邪魔します……」

    バルクホルン「こっちに座ってくれ」

    芳佳「はい」

    バルクホルン「先ほどは恥ずかしいところを見せたな」

    芳佳「いえ、そんな」

    バルクホルン「……それで、どうしても行きたいのか?」

    芳佳「はい。行きたいです」

    バルクホルン「怪我をする危険があるぞ?」

    芳佳「だからです」

    バルクホルン「なに?」

    芳佳「ルッキーニちゃんって、ほら、結構危ないことを平気でやりますから。私がついていればもしものときもすぐに処置ができますし」

    バルクホルン「そうか。なるほど。ただ遊びたいからという理由ではなかったのか」

    エーリカ「……ん? あれ、宮藤だ。おはよー。なになに? なにかったの?」

    48 = 1 :

    バルクホルン「お前は黙っていろ」

    エーリカ「なんだよー。いつもは早く起きろーっていうくせにぃ」

    バルクホルン「宮藤」

    芳佳「はい」

    バルクホルン「いいだろう。許可する」

    芳佳「あ、ありがとうございます!!」

    バルクホルン「ただし」

    芳佳「な、なんですか?」

    バルクホルン「私も同行する」

    芳佳「はいっ! バルクホルンさんも一緒なら心強いです!!」

    バルクホルン「違う。シャーリー含め、軍規違反するようなことをしないか、監視するためだ」

    エーリカ「……」

    バルクホルン「なんだ、ハルトマン。言いたいことがあるようだな」

    エーリカ「宮藤が心配なだけだろ?」

    バルクホルン「お前は寝てろ」

    49 = 18 :

    洞窟→暗闇→ラッキースケベってことですかわかりません

    50 = 1 :

    格納庫

    シャーリー「なに!? 同行、するのか?」

    バルクホルン「ああ。何か問題でもあるのか?」

    シャーリー「あー、いやぁー……宮藤、どう説得したんだ?」

    芳佳「私は何も」

    バルクホルン「それで。詳細な予定は組んであるのだろうな?」

    シャーリー「まぁ、色々と」

    バルクホルン「すぐ書類で提出しろ」

    シャーリー「無茶いうなよ!!」

    バルクホルン「話は以上だ」

    シャーリー「あ、おい!!」

    芳佳「シャーリーさん、バルクホルンさんはその、みんなが怪我をしないかどうかを気にしているみたいで……だから……」

    シャーリー「分かってる。他に言い方を考えて欲しいところだけどな」

    ルッキーニ「シャーリー!! いつ出発するー!?」

    シャーリー「とりあえずメンバーを全員ここに呼んで来てくれ。それからだな」


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