元スレ美希「ミュウツー……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
151 :
そうさ永遠にー
152 = 1 :
──────
────
──
それからまた数週間後……765プロ事務所
ミュウツー「みゅー」
『それじゃあ、三人とも……今日の活動は以上だ。
家に帰って、明日以降の英気を養ってくれ』
春香・真・美希「はーい!」
……
春香「最近プロデューサーさん、ちょっと変わったよね。
真以外のみんなにも敬語で話さなくなったし……」
真「そうだね。なんていうか、前よりもっと優しくなったっていうか……
何かあったのかな?」
春香「ねぇ美希、なにか知ってる?」
美希「知らな~い」
美希(……ハニーとのことは、みんなにはヒミツなの)
153 = 1 :
美希「ハ……じゃなくて、プロデューサーもきっと、
事務所に慣れたんじゃないかな~。えへへ……」
春香「むむ、あやしい……」
美希「う……あっ! そろそろせんせいの散歩の時間なの!
そ、それじゃあ春香、真くん! ばいばーいっ!」タタッ
春香「あ、ちょっと! 待ちなさいよ~!」タッ
真「お、置いてかないでくれよー!
あ、小鳥さん、プロデューサー、おっつかれさまでしたーっ!」
春香・美希「おつかれさまでーっす!」
タッタッタ……
バタン
小鳥「……ふふっ、プロデューサーさんが来てからというもの、
事務所もすっかり賑やかになっちゃいましたね」
ミュウツー「みゅー」
小鳥「ええ、ほんとに……私もそうだと思います」
ミュウツー(あれ? まだテレパシー出してなかったんだけど……)
155 :
ミュウツーにも先生がカモネギに見えてたのか
156 = 1 :
プルルル……
小鳥「あら、電話……」
ガチャッ
小鳥「はい、765プロダクションでございます」
ミュウツー「……」
ミュウツー(……ミキはあれから、私の言いつけを守り、
休むときには休み努力するときには努力するという、
オンとオフの切り替えがしっかりと出来るようなった)
ミュウツー(そうして日々を過ごしていくうちに、彼女の才能はみるみる開花していく。
ミキがステージに立つことを多くのファンが望んでいるし、
彼女自身もまた、そんなファン達の声援に応えることに喜びを感じているようだ)
ミュウツー(私は、そんな彼女のプロデューサーでいられることを誇りに思う。
トップアイドルはまだ夢の先だが、この調子でいけば必ず……)
157 = 1 :
小鳥「……はい、はい……ええ……え? か、かしこまりました」
ミュウツー(……唯一気になることがあるとすれば、それは961プロダクションであった。
黒井崇男はあの日以来、今日まで一度も私の前に姿を現していないのだ)
ミュウツー(私のことはもう諦めたのか? いや……そう楽観的に考えるのは危険だろう。
しつこい性格の奴のことだ、必ずやまた何か厄介ごとを運んでくるはず……)
小鳥「……プロデューサーさん、お電話です」
『電話?』
小鳥「あの……961プロダクションの、黒井社長から……」
ミュウツー「……」
ミュウツー(……こんな具合に)
158 = 1 :
ミュウツー(……テレパシーを電話モードに切り替えて、と……)
ミュウツー『……何の用だ』
黒井『おやおや、いきなりご挨拶じゃないか、
弱小765プロのおとぼけプロデューサー君』
ミュウツー『なんだと……?』
ミュウツー(……いや、こんな挑発のことなどどうでもいい。
いまこの男は、私のことをプロデューサーと呼んだのか?)
ミュウツー(何か、気にかかる……私が765プロのプロデューサーであると認めて、
それを踏まえたうえで電話をかけてきたということだろうか)
……
黒井『ククク……私がわざわざタウンページを開いてまでそちらに電話をかけてやったのはね、
ある理由があるからなのだよ。それがなんだかわかるか?』
ミュウツー『さっさと用件を言え』
黒井『つれないねぇ……これだから「失敗作」は』
ミュウツー『……、失敗作、だと?』
160 = 1 :
黒井『ああそうだ。貴様のような、自分の使命を忘れ好き勝手に生きるモンスターなど、
「失敗作」以外になんと呼べばいい?』
ミュウツー『……』
ミュウツー(この私が、失敗作……?)
ミュウツー(かつてあれほど私に執着していた男が、今、そう言ったのか?)
ミュウツー『っ! まさか、貴様ッ!』
黒井『ククク……ああそうだ! ついに! 完成したのだよっ!』
黒井『我が961プロダクションの研究により、
全能『ミュウ』の遺伝子を引きつぐ、完璧なアイドルが誕生した!』
ミュウツー『……!』
ミュウツー(そん、な……!)
161 = 1 :
黒井『ククク……さしずめ、貴様の弟といったところかな?
奴は実に素晴らしい……王者にふさわしい器の持ち主だよ』
ミュウツー『……研究所は破壊した。再び実験など出来ないはず!』
黒井『ノンノン。もちろん、いずれ貴様の様な暴走する個体が現れるとは、こちらも予測済みだ。
研究データのバックアップなどいくらでもあるのだよ。
まぁ、壊すことしか脳が無い貴様には、想像もつかなかっただろうがね』
ミュウツー『……!』ギリッ
黒井『お前がのんきにアイドルプロデュースをしている間に、
私達は再びミュウの遺伝子を……』
ミュウツー『何度同じ過ちを繰り返せば気が済む!?
命を生みそれを弄ぶなど、神にでもなったつもりか!!』
黒井『神、か……そう呼ばれるのもまた面白い』
ミュウツー『……』
ミュウツー(……この男は、もうダメだ。人の心を失った化け物……)
162 = 18 :
タウンページwwww
黒井はあれだな サカキポジションだな
163 = 1 :
黒井『……ミュウツーよ。私はその最強のアイドルを、
来週開催される○○というオーディションに参加させ、アイドルデビューさせようと考えている』
ミュウツー『何……?』
黒井『この私が、ただその自慢をするためだけに電話をかけたとでも思ったのか?』
黒井『ククク……興味があれば、貴様が育てたアイドル共をそのオーディションに参加させることだな。
そうすれば貴様は関係者としてテレビ局に入り、直接その目で、
お前の弟の顔を拝むことが出来るかもしれんぞ』
ミュウツー『……』
黒井『まぁ、貴様のような運命から逃げ出す軟弱者には、そんな勇気はないとは思うがね!
自分のアイドルが敗北し傷つくのはいやだろうからなぁ! ハーッハッハ!』
ミュウツー『お、おい……』
黒井『ではアデュー!』
ピッ……
ミュウツー「……」
ミュウツー(……ず、随分と親切に教えてくれるんだな)
ミュウツー(もしや、これは……罠か?)
164 = 1 :
小鳥「お、お電話、終わりましたか?」
ミュウツー「……?」
『音無さん、どうして机の下に隠れてるんですか?』
小鳥「プロデューサーさんが電話をしながら、超能力であっちこっちにものを飛ばすからですよぉ!
私がいくら言っても気付いてくれないし……怖かったわ、もう……」
『え……さ、サイコキネシス? 使ってました?』
小鳥「そりゃあもう! ほら、見てください! この事務所の有様を!」
ゴチャァ……
ミュウツー(……まるで台風が過ぎ去ったようになっている。
私としたことが、興奮し無意識のうちに力を使ってしまっていたようだ)
小鳥「片付け、手伝ってもらいますからね!」プンプン
ミュウツー「みゅー……」
──────
────
──
165 = 1 :
ミュウツー「……」ミュンミュン
ヒュンヒューン!
小鳥「まぁ、どんどん片付いてく……超能力って本当に便利ですねぇ」
ミュウツー(……こんな風に、誰も傷つかない使い方をすればの話だ。
私はこの力を使って、何匹ものきょうだい達を──……)
『さぁミュウツー150号よ。今日は貴様の力の強度を測るぞ。
……その失敗作共を処分しろ』
『みゅー……』
『どうした? やれないのか?
いずれにせよそのミュウの子供達は、もう間もなく死ぬ運命。
出来ぬならば、命令を聞かない失敗作として、貴様も処分するだけだが──……』
ミュウツー(……)
ミュウツー(……私には、奴に対して『化け物』と言う資格など、無いのかもしれない)
ミュウツー(生れ落ちた瞬間、母の胸から離れた瞬間から──私はすでに、化け物だったのだから)
167 = 1 :
『……終わりました』
小鳥「はい、ありがとうございま──って、おでかけですか?」
ミュウツー「……」コクン
小鳥「……プロデューサーさん。電話で何を言われたのかは、わかりませんけど……
あまり、思いつめないでくださいね」
ミュウツー「……」
小鳥「……お気をつけて」
ミュウツー(──しかし、だからこそ)
ミュウツー(だからこそ私は、この手で全てを終わらせなければならない)
ミュウツー(化け物と呼ぶなら、それでもいい……)
ミュウツー(……それが、私のけじめだ)
168 = 1 :
~961プロダクション前~
コォォ……
ミュウツー「……」
ミュウツー(……趣味の悪い、ゴテゴテとしたビルだ。
あの男が好みそうなデザインだな)
ミュウツー(──音無さんは、私の机の上に置いてある辞表に、気付いてくれるだろうか?)
169 = 1 :
ミュウツー(……私は、もう765プロには戻らない)
ミュウツー(このビルを破壊し、ミュウを救い出し、そして……
もういなくなってしまった、たくさんのきょうだい達の元へと向かおう)
ミュウツー(目撃者が誰もいないままこの世を去れば、765プロに迷惑はかかるまい。
それが、この私に与えられた、最後の使命だ……)
ミュウツー「ミュー……!」
ゴゴゴゴ……!
ミュウツー(……アイドルとは何か)
ミュウツー(ミキ達をプロデュースしていくうちに、
私はその存在理由を理解することが出来た)
ミュウツー(結局のところ、ミキが言ったとおりだったのだ。
『アイドルとは、人を笑顔にする者』……その言葉が嘘ではないことは、
彼女達のそばにいたこの私が一番知っている……)
170 = 1 :
ミュウツー(だからもう、私は、満足だ……)
ミュウツー(私が生み出された理由──アイドルが、こんなにも素晴らしい存在だった。
それを知ることが出来たから……もう、この世界に未練は無い)
ミュウツー「……みゅ、みゅぅ……!」
ゴゴゴ……!
ミュウツー(……本当、に)
ミュウツー(私は、本当に……、たくさんの笑顔を、彼女達から……受け取った)
ミュウツー(私は、間違いなく化け物だ)
ミュウツー(それなのに、彼女達は、そんな私を、まるで一人の人間のように扱ってくれた……。
いつだって笑顔で、いつだって明るく……)
ミュウツー(……この世界に生まれてきて、良かった)
ミュウツー(そうでなければ、私は、彼女達に出会えなかった……!)
171 = 1 :
ミュウツー「みゅう……う、うぅ……!」
ポロポロ……
ミュウツー(……ひとつだけ、思い残すことがあるとすれば)
ミュウツー(たった一瞬でもいいから……ミキがトップアイドルになり、
胸を張ってきらめくステージに立つ姿を……見たかった)
シュィィィン……
ミュウツー(もしも、生まれ変われるなら……人間に──なれるといいな)
173 = 1 :
ミュウツー「……、」
ミュウツー(……力が、溜まった)
ミュウツー(この最高威力のサイコブレイクで、全てを……!)
シュィィィン……!
ミュウツー「……?」
ミュウツー(しかし、先ほどからなんだ? この、風を切る音は────)
「……せんせいっ!」
「かもーっ!!」
ミュウツー「……っ!?」
「……ゴッドバァァァァァーーード!!!!!」
174 = 1 :
カモネギの ゴッドバード!▼
ミュウツー(な……あれ、は……!)
カモネギ「かもぉぉぉ!!」シュィィィィン
ミュウツー(──ミキの、ポケモン!?)
……ドガァァァァン!!!
ミュウツー「がふっ……!」
きゅうしょに当たった!
……ミュウツーは ひるんだ!
175 :
ゴッドバードとはいえ急所とひるみを同時に引くとはなかなかの強運
176 = 1 :
ミュウツー「……っ」クラッ
ミュウツー(……ダメージこそ少なかったものの、
頭部に、モロに食らっ……! 意識が、薄れ──)
ミュウツー(くそ、これがひるみか……! 立っていられない……!)
美希「……先生、お疲れ様。ありがとね」
カモネギ「くわー!」
……
テク、テク……
美希「……ハニー」
ミュウツー(……ミ、キ? ああそうだ、これはミキの……私のアイドルの声だ)
美希「ねぇ、なんでミキがこんなことしたか、わかる?
どうしてミキがここにいるか、わかる?」
美希「ミキの頭の中をのぞけば、すぐわかると思うよ。ねぇ、やってみて?」
ミュウツー(頭の……中……?)
177 = 128 :
美希は枝毛の数で全国模試1位を取っちゃう幸運持ちだからな
そのポケモンも幸運なんだろう
178 = 1 :
ミュウツー(……)
ミュウツー(……わからない)
ミュウツー(ひるみの影響か、しばらくは身体と脳が言うことをきかないのだろう……。
ミキの考えていることが、私には、全くわからない……)
ミュウツー「みゅ……」フルフル
美希「……うん、それでいいんだよ」
ミュウツー(え……?)
美希「考えてることがなんでもわかっちゃうなんて、
それってやっぱり、ヘンだよ」
美希「相手がどんなことを考えてるのかなって想像して、
あれかな、これかな? って、いろんなことを試して……
そうやって、ミキ達人間は、絆を深めていくんだって思う」
ミュウツー「……」
180 = 1 :
美希「……今のハニー、すっごく人間っぽいよ。
力に頼らないで、ミキのこと、いっぱい考えてくれてる」
美希「ミキの考えてること、わかんなくてもいい。
答えなんて見つからなくたって、そうしてくれるだけで、ミキは嬉しいの」
ミュウツー「みゅー……」
美希「えへへ……だって……だってハニー、ミ、ミキはね……!」
ぎゅぅぅ……!
美希「そんなハニーのことが、世界で一番、大好きだから……!」
181 = 1 :
ミュウツー「……みゅ、う」
美希「……帰ろ?」
ミュウツー「……?」
美希「765プロに──ミキ達の場所に」
ミュウツー「……」
『……ああ、帰ろう』
──────
────
──
182 = 1 :
~765プロ事務所~
……ガチャッ
小鳥「!」ガタッ
ミュウツー「みゅ」
小鳥「──プロデューサーさんの、バカっ!」
……バッチーン!!
ミュウツー「……?」
小鳥「バカバカバカバカ!!」
バチチチチチンッ!
ことりの おうふくビンタ!▼
『あ、ちょ、やめ……いたっいたた』
小鳥「やめませんっ! わ、私が、どれだけ心配したと思って……!」
小鳥「本当に……! 本当に、バカ……!」
183 = 107 :
ほ
184 = 1 :
ミュウツー(……あとから聞いた話によると、ミキには、音無さんから連絡がいったらしい)
ミュウツー(事務所を出る前の私の様子がおかしかったことから、音無さんはデスクの上の辞表にすぐに気付き、
真っ先にミキにこのことを伝えたんだそうだ。もちろん、直前に961プロから電話があったということも)
ミュウツー(ちょうどカモネギの散歩中だったミキは、音無さんから961プロの場所を教えてもらうと、
カモネギの背に乗ってまっすぐに空を飛び……)
ミュウツー(……そして、こうなった)
……
美希「……ねぇねぇハニー、こっち向いて!」
ミュウツー「……?」
パシャッ!
美希「アハッ☆ 小鳥にぶたれてボコボコになったハニーの変顔写真、ゲットなの~!」
ミュウツー「……」
ミュウツー(……先ほどのやり取りについては、実のところ、
意識が朦朧としていたため、あまり覚えていない)
ミュウツー(しかし、今ではミキはいつも通りのミキだ。
そのことについて話したいなら、こんな顔はしていないはず。
わざわざ自分から話を振るのはやめておこう……)
185 = 1 :
美希「あは、あはは! ……はぁ……」
ミュウツー「……?」
美希「ね、ハニー。あ、あのね、さっき言ったことだけど……」
『ミキは、その件について話したくないんだろう?』
美希「え!? いつミキがそんなこと言ったの!?」
『さっきまでいつも通りの顔だったから……
おそらく、大事なことを伝えてくれたのということは想像出来る。
それならいつも通りの顔はしないだろう?』
美希「あ、や、それは、照れ隠しっていうかなんていうか……
そ、それより! 『想像出来る』って、どういうこと!?」
『……実は、ひるんでたせいでよく覚えてないんだ。
ミキはさっき、私に対してなんて──』
美希「」
『……ミキ? どうした、顔が真っ青だが』
美希「……もーいいの……ふーんだっ! ばかハニーっ!」
ミュウツー(……力に頼らずにミキの考えることを見抜くのは、実に難しいな)
186 = 1 :
よるご飯食べる
188 = 128 :
なんで全部マヨ入ってるんですか
なんでシュークリームが混ざってるんですか
なんでシュークリームにも海苔が付いてるんですか
189 = 94 :
何で具無しないんだよ間抜け
190 :
ポケットの中はいつだって
191 = 10 :
マヨネーズのみってのが一番イヤ
193 = 1 :
美希「……あーあ、せっかくあんなにカッコよく言えたのになぁ~……」ブツブツ
ミュウツー「……」コホン
『……そんなことより、ミキ』
美希「そんなことなんて言っちゃ、ヤ! ミキにとってはすっごく大事なことだったんだよ!?」
『あ、ああ、すまない……』
美希「……それで、なーに? ハニーが話したいことも、大事なことだったんでしょ?」
……
美希「……そっか。ハニーの弟が、出来ちゃったんだ」
『……黒井崇男は、一週間後のオーディションでそのアイドルをデビューさせると言っていた。
しかし……罠という可能性もある』
美希「ハニーが捕まっちゃう、とか?」
『あるいは、765プロのアイドルであるミキ達になんらかの危害を与える、とか……』
美希「……」
194 = 1 :
美希「ハニーは、どうしたいの?」
『私? 私は……』
美希「……そのオーディション、行ってみたいんでしょ?」
ミュウツー「……ミュー」コクン
『……たとえこのような運命の下に生まれた存在とは言え、
もしも黒井崇男が言っていたことが本当なら、
それは私にとって、この世界に残された最後のきょうだいだ』
『話し合いなど無駄かもしれない。しかし私は、
何もしないままそのきょうだいが利用されるのを、黙って見ていたくはない』
美希「出来るなら、説得して、961プロを辞めさせたいんだよね?」
『……ああ』
美希「それじゃあ、いこう!」
ミュウツー「……、」
『……良いのか? 自分達に危害が及ぶ可能性だってあるのに』
美希「そしたらハニーが、ミキ達のこと守ってくれるでしょ?
だからミキは、そんなこと、全然シンパイしてないよ!」
195 = 82 :
これ今回で完結できなくてもいいから続けてほしい
196 :
ミュウツーかわいいよミュウツー
197 = 107 :
スーツ、オーダーメイドだろうから高かったろうな。
198 = 1 :
『守る……』
美希「そうなの。さっきはなんか、こわーいカンジで超能力を使おうとしてたみたいだけど……、
でもハニーのその不思議な力があれば、どんなことがあったって、ミキ達を守れる!」
美希「……ミキは、ハニーのその力を、そういう風に使って欲しいって思うな。
ほらほら、前に春香が転ぶのを助けたみたいにさ!」
ミュウツー「……」
ミュウツー(誰かを傷つけるのではなく……、守るために、この力を……)
美希「……それともハニーは、そのオーディションでミキ達が負けちゃうって思ってるの?
それでミキ達が泣いちゃうかもーってシンパイしてるの?」
『そ、そんなわけないだろう! ミキ達は他のどんなアイドルよりも優れている!
私が心配しているのはそうではなくて──……』
美希「じゃーあ、不安は全部消えちゃったね!」
『……』
ミュウツー(ミキ……)
199 = 1 :
ミュウツー(これが、アイドルの本当の力……他者を笑顔にするエネルギー)
ミュウツー(……不思議だ。力が湧き上がってくるようだ。
彼女達にも、もしかしたら、私と同じように超能力があるのかもしれないな……)
ミュウツー「……ミュー!」
ミュウツー(アイドルが私をここまで信じてくれているなら、
プロデューサーである私に出来ることはただひとつだけだ)
ミュウツー(彼女達を、最高の舞台に立たせてやることだけ……!)
『……行こう! ミキ!』
美希「はいなの!」
──────
────
──
200 = 1 :
一週間後……
さくらテレビ
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