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    元スレ男「ギャルゲ部……?」

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    タグ : - ギャルゲ + - 嘘を演技した代償 + - 神スレ + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    廊下

    「ここか……」

    (名前に惹かれて来ちゃったけど……どんな部活なんだ……?)

    (ギャルゲについて語り合うとか……?それともギャルゲをプレイするとか?)

    (どっちにしても気の合う人はいるよな)

    「しつれいしま―――」ガラッ

    部長「……」

    「……す」

    部長「なに?」

    (なんか女の人がいる……)

    2 = 1 :

    「だーれだ?」

    「うわぁ?!」

    「あててみてー?」

    「な、なんですか?!」バッ

    「んだよ、ノリわりぃなぁ」

    「は、はぁ?」

    幼馴染「だーれだ、で目隠ししてきたら幼馴染って相場が決まってんだろ?」

    「知らないです」

    幼馴染「部長、こいつだめっすわ」

    部長「まぁまぁ。いきなりやられて主人公のように対応されたら怖いでしょ?」

    幼馴染「ま、そうですけど」

    (また女の子だ……)

    (ギャルゲ部だよな……ここ……)

    3 = 1 :

    ロリ「おにいちゃーん!!」ギュゥゥ

    「なぁ!?」

    ロリ「今日はなにする?おいしゃさんごっこがいいなー」

    「あ、あの……えっと……」

    ロリ「もう、しっかりしてくださいよ。相応の覚悟もなくここの扉をくぐったんですかね?」

    「すいません」

    (小学生……?)

    部長「まぁ、こっちに来て」

    「は、はい」

    部長「ギャルゲ部にようこそ。それで、どのルートをお探しかしら?」

    「ルート?」

    部長「ええ」

    「あの……入部したいなぁって考えてるんですけど」

    部長「入部……?」

    幼馴染「マジかよ!?」

    5 = 1 :

    「駄目ですかね?」

    部長「男性の募集はしてないのだけれど」

    「でも、ギャルゲ部ですよね?」

    部長「ええ」

    「むしろ男性のための部活のような」

    部長「違うわ」

    「はい?」

    部長「ここはギャルゲ世界を疑似体験できる場所。部員は女の子のみ。男性は主人公」

    「……」

    部長「そういうこと」

    「意味がわかりません」

    幼馴染「頭わりいなぁ。よーするにここはギャルゲの世界を体感できるところ。私たちはその空間を放課後に提供してやってんの」

    「いや、理屈はわかるんですけど」

    部長「ま、貴方は入部はできないわ。主人公にはなれるけど」

    「そうなんですか」

    6 = 1 :

    部長「で、どのルートをお探し?」

    「……帰ります」

    部長「あら?そうなの?」

    「俺、あの……そういう目的で来たんじゃないんで」

    幼馴染「んじゃ、なんだよ」

    「と、友達が……ほしくて」

    部長「友達?」

    「はい」

    幼馴染「しけたやつだなぁ。学生なら恋愛第一だろうが」

    部長「勉強が第一」

    幼馴染「はいはい」

    「だから……」

    部長「珍しい人ね。普通なら目の色変えて女の子を吟味するところなのに」

    「それじゃあ、失礼します」

    部長「さようなら」

    7 = 1 :

    翌日

    「はぁ……」

    「どの部活にしようかな」

    「運動部は嫌だし……」

    「部活でもしないと友達なんて……」

    委員長「どうかしたの?」

    「え?」

    委員長「まだ部活決めてないの?」

    「は、はい」

    委員長「ふーん。運動は苦手なの?」

    「そ、そうかな」

    委員長「得意なことは?好きなこととか」

    「えっと……漫画とかみるのは好きだけど」

    委員長「ふーん。そっかそっか……」

    (な、なんだろう……急に話しかけられた……)

    8 = 1 :

    委員長「漫研とかは?」

    「いや、見たけど……ここのは結構本格的でついていけなくて」

    委員長「なるほどねー」

    「……」

    委員長「じゃあ、どれがいいかなぁ?」

    「委員長ー!」

    委員長「はーい。ごめんね。私でよかったらいつでも相談に乗るから」

    「う、うん……」

    委員長「なにかなー?」

    「これなんだけどー」

    「……」

    (優しい人だなぁ……)

    (あんな人が彼女なら……)

    「……」

    (友達もつくれない俺に恋人なんて無理だよな……。部活、さがそ)

    9 = 1 :

    放課後

    「……」キョロキョロ

    「天文部とか……どうかな……?」

    ガラッ

    部員「……?」

    「あ、えと……」

    部員「なんでしょうか?」

    「部活の見学に……」

    部員「そこに座っていてください」

    「は、はい」

    部員「……どうぞ」

    「入部届け……?あ、いや、俺は見学だけで……」

    部員「そうですか。では返してください」バッ

    「あ……」

    (なんか厳しそうな人だ……)

    10 = 1 :

    部員「……」

    「あの、部長さんは?」

    部員「私です」

    「他の部員は?」

    部員「いません」

    「……」

    部員「……」

    「いつも何をしてるんですか?」

    部員「本を読んでいます」

    「そうですか」

    部員「はい」

    「……」

    部員「……」

    「帰ります」

    部員「わかりました」

    11 = 1 :

    玄関

    「はぁ……このままじゃ……3年間一人で過ごすことに……」

    部長「お友達は見つかった?」

    「な?!」

    部長「なに?」

    「い、いえ……まだです」

    部長「そう。残念ね」

    「友達作るの苦手で」

    部長「みたいね」

    「え?」

    幼馴染「部長。なにしてるんですかぁ?」

    ロリ「ギャルゲのイベント会議しますよぉ」

    部長「はいはい。それじゃあ、友達作りがんばってね」スタスタ

    「は、はい……」

    12 = 1 :

    翌日

    「だめだぁ……」

    「決まらない……」

    委員長「それでね」

    「そうなんだー」

    委員長「ふふ」

    「……」

    (相談……してみようかな……)

    「……」

    (だめだ。きっとキモいって思われる……)

    (もう一人でいいかな……はぁ……)

    委員長「……」

    「どうかした?」

    委員長「ううん。なんでも」

    13 = 1 :

    ギャルゲ部 部室

    部長「えーでは、イベント会議を行います」

    ロリ「いえーい」

    幼馴染「部長ーひゅー」

    部長「今回のターゲットは友達が欲しいというこの人」

    ロリ「写真で見るとかなり冴えない人ですね」

    幼馴染「なー」

    部長「それでもここの門をくぐったからには主人公になってもらわないと」

    幼馴染「めんどくせー規則っすね」

    部長「部の伝統だからね。では、意見のある人」

    ロリ「はいはい」

    部長「どうぞ」

    ロリ「クラスに特攻して昼ごはんに誘うってどうですかぁ?」

    部長「いい案ですね」

    幼馴染「それ、私の役だな」

    14 = 1 :

    昼休み

    「……」モグモグ

    委員長「ねえねえ」

    「?!」

    委員長「一緒に食べない?」

    「な、なんで?!」

    委員長「いつも一人みたいだから」

    「い、いや……俺は……」

    委員長「だめ?」

    「えっと……いいの?」

    委員長「うん」

    「じゃあ、どうぞ」

    委員長「ありがとう。ところで、部活は決まった?」

    「まだ」

    委員長「うーん……何がいいのかなぁ……」モグモグ

    15 = 1 :

    「……」

    委員長「文化系の部活だとどれも似たり寄ったりな気もするんだけど」

    「あの」

    委員長「んー?」

    「どうして俺を気遣ってくれるの?」

    委員長「いや、ほら、教室で孤立してる人とか作りたくないから」

    「そう」

    委員長「うん」

    (そうなんだ……)

    幼馴染「ここかぁー!!!」

    「?!」

    委員長「あ」

    幼馴染「なんで一番端のクラスなんだよ。全部の教室に乗り込んじまっただろうが」

    「な、なんですか?!」

    幼馴染「―――ご飯、作ってきたんだ。たべよ?」

    16 :

    書き溜めて出直してこいや

    17 = 1 :

    「え?」

    幼馴染「栄養たっぷりなんだよ。ほらほらー」

    委員長「あの」

    幼馴染「なに?」

    委員長「先輩……ですよね?」

    幼馴染「そういう君は後輩かな?」

    委員長「いきなり教室に入ってくるのはどうかと思います」

    幼馴染「別にいいでしょ?今日はこいつとお昼ご飯にするって決めてたんだぁ」

    委員長「本当ですか?それにしては困っているようですけど」

    幼馴染「そうなの?」

    「えと……」

    幼馴染「んだよ、ノリわりーなぁ。しゃんとしろよ」

    「あ、はい」

    幼馴染「―――ね?」

    委員長「用がないなら自分のクラスに戻ってください」

    18 = 1 :

    幼馴染「しゃーねえなー」

    「……」

    幼馴染「んじゃな」

    委員長「……誰?」

    「えっと……この部活の部員さん」

    委員長「ギャルゲ部……?」

    「うん」

    委員長「何をする部活なの?」

    「ギャルゲを体験する部活らしい」

    委員長「ふーん。変な部活があるんだ」

    「みたい」

    委員長「迷惑?」

    「いや……それほど」

    委員長「そう。貴方がそういうなら……注意することもないか」

    「……」

    19 :

    いいんちょが実は本当の幼馴染とかベタなことはすんなよ

    20 = 1 :

    放課後

    「……」キョロキョロ

    「どこがいいかなぁ」

    部員「あ、どうも」

    「えと……天文部の……」

    部員「はい」

    「……」

    部員「なにか?」

    「な、なんでも」

    部員「……入部しますか?」

    「ま、まだ考えている」

    部員「そうですか」

    「うん」

    部員「それでは」

    「……」

    21 = 1 :

    玄関

    (今日もだめだった……)

    部長「収穫ゼロって顔をしているわね」

    「あ、部長さん」

    部長「いつまでも逃げ腰じゃ、友達なんてできないわよ?」

    「え?」

    ロリ「部長ー」

    部長「今行くわ」

    「あの」

    部長「なに?」

    「なんか……全部見てたような言い方ですけど」

    部長「あの子からの報告を受けたからね」

    幼馴染「うっす」

    「……」

    部長「それじゃあね」

    24 = 1 :

    翌日

    「どうしよう……もう決めないと……」

    委員長「おはよ」

    「お、おはよう」

    委員長「部活は?」

    「まだ」

    委員長「そっか」

    「……」

    委員長「今日の放課後も探すの?」

    「え?う、うん」

    委員長「よし」

    「え?」

    委員長「私も一緒に探すよ」

    「ど、どうして?!」

    委員長「ほら、私は委員長だし。クラスメイトが困っているなら手を貸してあげないとね」

    25 = 1 :

    ギャルゲ部 部室

    部長「では、イベント会議を行います」

    ロリ「わーい」

    幼馴染「ちっすちっす」

    部長「意見のある人」

    幼馴染「はいはい!!」

    部長「はい」

    幼馴染「こいつは部活動を探しているんですよね?」

    部長「そうね」

    幼馴染「部活探しを手伝うってどうですか?」

    ロリ「それいいかもー」

    部長「誰がするの?」

    ロリ「私がいくよぉ!」

    幼馴染「だいじょうぶかぁ?」

    ロリ「任せておくんなせぇ」

    26 :

    そんな名前のエロゲなんかあったなと思ったら
    ギャルゲーじゃなくてエロゲ部だったわ

    続けろ

    27 = 1 :

    放課後

    委員長「どこがいいかなー?」キョロキョロ

    (なんて優しい人なんだろう……)

    (可愛いし、人望もあるし……)

    委員長「ん?なに?」

    「な、なんでもない!」

    委員長「そう?―――あ、ここは?」

    「え?」

    委員長「天文部とかいいと思うけど」

    「あー」

    ロリ「―――おにいちゅわぁぁぁん!!!!」ダダダッ

    「?!」

    ロリ「部活動きまったぁ?」ギュゥゥゥ

    「な、なななんですかぁ!?」

    委員長「誰、この小学生?」

    28 = 1 :

    ロリ「ほう?ちょっと胸が大きいと先輩を侮蔑してもいいわけですかぁ?」

    委員長「え?あ、先輩だったんですか!?」

    ロリ「そーだぁ!」

    委員長「すいません。先輩に見えなくて……」

    ロリ「カチーン!!」

    「……」

    ロリ「おにいちゃん、こんな人は無視して私と部活さがそうよぉ」

    「あ、いや」

    委員長「あの、困っているようですし」

    ロリ「おっぱいお化けに用はないんだよ」

    委員長「だ、だれが?!」

    「喧嘩はしないほうが……」

    委員長「年上のくせにそんな貧相な体なのがおかしいんです!!」

    ロリ「あーん?いてこますぞ?」

    部員「……廊下でうるさくしないでください。迷惑です」

    29 = 1 :

    委員長「あ、すいません」

    部員「なにか?」

    ロリ「ごめんなさぁい。部活見学してもいいですかぁ?」

    部員「どうぞ」

    ロリ「さんきゅー」

    委員長「……」

    「あ、えと……」

    部員「貴方も、ですか?」

    「あ、よければ」

    部員「どうぞ」

    「ありがとう」

    部員「どうぞ」スッ

    「まだ決めたわけじゃないから、入部届けは……」

    部員「ちっ……」

    (やっぱり怖い人だ……)

    30 = 1 :

    ロリ「うわー、薄気味悪……じゃなくて薄暗いですね」

    部員「天文部なので」

    委員長「他の部員は?」

    部員「いません」

    委員長「でも、規則では部として活動するためには最低でも5人いないと」

    部員「はい。ですので、あと一ヶ月もしたら廃部になります」

    「そ、そうなの!?」

    部員「はい」

    ロリ「わーたいへーん」

    部員「どうぞ」スッ

    ロリ「ノーサンキュー」

    部員「ちっ……」

    委員長「そうなんですか……。でも、勧誘しているよいうにはみえませんね」

    部員「誘って入ってくれるような部活でないことは自覚しているので」

    「そんなこと……ないと思うけど……」

    32 = 1 :

    部員「では、入部しますか?」

    「あ……えと……」

    委員長「うーん……名前だけでもいいの?」

    部員「はい」

    委員長「じゃあ、それ一枚貸して」

    部員「どうぞ」

    委員長「ありがとう」

    ロリ「うーん。部として存続させたいの?」

    部員「それはもちろんです」

    「……」

    (そうなんだ……。いや、そうだよな。存続させたいからこの部室にいるんだよな)

    「お、俺も入部する」

    部員「……そうですか。どうぞ」

    「ど、どうも」

    ロリ「むぅ……。ここで入部しないと私が悪者みたいじゃないかぁ。私にも入部届けくらはい!!」

    33 :

    いかにもな感じだな
    支援

    34 :

    紫煙

    35 :

    ギャルゲ部存続の危機か?

    36 = 1 :

    委員長「はい」

    「書けた」

    ロリ「どーぞ」

    部員「……」

    委員長「どうしたの?」

    部員「いえ、嬉しくて」

    「全然、伝わってこないけど」

    ロリ「無表情、こわい」

    部員「そうですか。難しいですね」

    委員長「これで4人か……あと一人、いるのよね」

    部員「はい」

    「あ、えと……あの人は?」

    ロリ「どの人?」

    「自称幼馴染の先輩」

    ロリ「あの子を引っ張ってくるの?まぁ、いいけどぉ」

    37 = 1 :

    幼馴染「ここかぁー!!!」ガラッ

    部員「……!」ビクッ

    幼馴染「んで、何用だ?」

    ロリ「んー」

    幼馴染「入部届けだぁ?―――まってろ」カキカキ

    委員長「そんな即決していいんですか?部活、しているのに」

    幼馴染「掛け持ちぐらい平気だろ」

    委員長「……」

    (結構、優しいんだ)

    幼馴染「ほらよ」

    部員「どうも」

    委員長「これでもう大丈夫だね」

    部員「はい」

    「よかった」

    部員「では、平日は6時まで。土日は朝9時から13時まで活動しますから。そのつもりで」

    38 = 1 :

    「え?」

    委員長「あの……」

    部員「強制参加です。勿論、夜に活動するときもありますのでそのつもりで」

    ロリ「強制参加!?」

    幼馴染「あっはっはっは!!いいねえ。そういう強引な部長は割りと好きだぜ」

    「な、名前だけでいいんじゃ……」

    委員長「私もその……委員長としての雑用とかあるんだけど」

    部員「関係ありません」

    (やっぱり怖い人だ……)

    ロリ「ぶーぶー。掛け持ちなんだぞー。考慮しろー」

    部員「無論、そちらを優先してもらっても構いません。暇なら、こい。ってことですから」

    幼馴染「いいねえいいねえ。そういうの大好きだ♪」

    委員長「ギャルゲ部はいいんですか?」

    「そうですよ」

    幼馴染「こっちの部長も器はでかいから、まぁ少し顔を出しときゃあ大丈夫だろ」

    39 :

    ほうほう

    40 = 1 :

    部員「では、明日からお願いします」

    「わかった」

    委員長「まさか、強制参加だなんて」

    ロリ「オリオン座はっけーん」

    幼馴染「私はアルタイルでも見つめるかなぁ」

    「楽しそうですね」

    ロリ「お兄ちゃんもいるなら、たのしいよ」

    幼馴染「幼馴染が一緒の部活に入る。ま、当然だわな」

    委員長「幼馴染って別にそういう関係じゃないんでしょ?」

    「うん。なんか、そういう設定らしい」

    幼馴染「まぁ、私の立ち位置を分かりやすくするためのものだ。気にするな」

    委員長「……」

    ロリ「合宿もするのー?」

    部員「部費があれば。ないですけど」

    (なんか勢いで入部したけど……これでよかったんだよね……)

    42 :

    面白い設定だな

    43 = 1 :

    翌日 放課後

    「……部活にいこ」

    委員長「あ、ちょっと遅れるって伝えて」

    「うん」

    (部活してるって……いいなぁ……)

    「……♪」

    部長「ハロー」

    「あ、どうも」

    部長「天文部に入部したみたいね」

    「は、はい」

    部長「やっていけそう?」

    「多分」

    部長「そう。ならよかった」

    「あの、二人ほど引き抜いちゃったんですけど……」

    部長「いいわよ。辞めたわけじゃないしね。こき使ってあげて」

    44 :

    >>4
    こいつにレスしてるカスはなんなん?

    >>14
    ああ、お前には聞いてないから。
    趣旨理解してる?

    45 = 1 :

    天文部 部室

    「こんにちは」ガラッ

    部員「あ。きた」

    「え?」

    部員「ふぅ……安心しました」

    「な、なにがですか?」

    部員「もしかしたら来ないのかと不安でした」

    「いやいや、来ますよ」

    部員「すいません。疑ってしまいました」

    「あ、そ、そんな」

    部員「どうぞ。座ってください」

    「はい」

    部員「コーヒーでも飲みますか?買ってきますが」

    「お、おかまいなく!!」

    部員「そうですか」

    46 = 1 :

    「……」

    部員「……」

    (何をしたら……)

    幼馴染「ちーっす!!」ガラッ

    ロリ「きたよーん!!」

    「こんにちは」

    部員「……」

    幼馴染「で、なにしたらいいんだぁー?」

    部員「みなさん。星についてどれぐらいの知識がありますか?」

    ロリ「恒星があるー」

    幼馴染「あれだな。彦星と織姫がぁなんとか川を渡ると恋愛が成就するとか」

    「うわー、アバウト……」

    幼馴染「んだよ。そんなに詳しくねーつーの」

    部員「なるほど。では、まずは好きになってもらわないと駄目ですね。今から、出かけます」

    「え?どこにですか?」

    47 = 1 :

    玄関

    委員長「おまたせ」

    部員「これで全員集合ですね」

    「で、今からどこに?」

    部員「プラネタリウムです」

    ロリ「うひゃー。いったことぬぇー」

    幼馴染「確か、幼稚園のときにいったきりだなぁ」

    「でも、どうして急に」

    部員「そこで興味を持てないようであれば終わりです」

    委員長「まぁ、スタートを切る意味でもそれがいいのかなぁ?」

    「それもそっか。とりあえず見てみないと駄目だもんな」

    部員「そういうことです。では、行きます」

    ロリ「部費からおちますかぁ?」

    部員「自腹です」

    幼馴染「マジかよ!?」

    48 = 1 :

    会場

    「どうぞ、順番にお進みください」

    「お客さん、意外といますね」

    部員「需要がなければ潰れますから」

    「そ、そうですね」

    幼馴染「おほー!!すげーなぁ!!」

    ロリ「これ天井全部が星空にかわるんでしょー?すごいねー」

    委員長「静かにしてください。他のお客さんに迷惑です」

    幼馴染「んだよ。お前は委員長か?」

    委員長「委員長です」

    「えっと、ここに座ればいいのかな?」

    部員「……」

    (なんだろう……なんか緊張する……)

    部員「なにか?」

    「な、なんでもないです!!」

    49 = 1 :

    『これが夏の星座です。順番に見ていきましょう』

    ロリ「ねえねえ、あれは何座?」

    幼馴染「すぐに説明あるだろ」

    委員長「静かに」

    「へー……すごいなぁ」

    部員「……」プルプル

    「……?」

    部員「……あ、あの……」プルプル

    「どうかしました?」

    部員「……」プルプル

    「えっと……」

    部員「き、きもちわるい……」プルプル

    「え?!」

    部員「映像に……よ、よって……しまいました……うぷ……」

    「3D酔いですか?」

    50 = 1 :

    部員「は、はい……」プルプル

    「な、なら……」

    部員「まって……ください……他の人に言わないで……」

    「ど、どうして……?」

    部員「天文部なのに……かっこわるい……ですし……」

    「でも」

    部員「うぅ……」プルプル

    「ちょっと」

    委員長「どうかした?」

    「お腹いたいから、お手洗いに」

    幼馴染「んだよ。いいとこなによぉ」

    「ごめんなさい」

    委員長「場所はわかる?」

    「案内してもらうから。あの、お手洗いの場所までお願いします」

    部員「は、はい……」


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