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    元スレ怜「就活かぁ」

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    153 :

    現実のプロ雀士はそれだけで食える人は皆無らしいからな。

    155 = 154 :

    156 = 120 :

    しえん

    160 = 157 :

    166 = 127 :

    167 :

    170 = 4 :

    そして一週間がたち……

    「はぁ……ただいま~」

    「って誰もいないか……疲れたわ」ゴロン

    「でもだいぶ覚えてきたな。商品の場所とか」

    「週4はけっこうきついけど、これも竜華のことを思えばなんてことあらへん」

    ピピピッ

    「ん、メールか」

    『怜、バイトお疲れさん。就活はどう、進んでる? 自己PR書いた?
    うちは来週から説明会に参加し始めるよ。怜も早め早めの行動が大事やで。
    ただ体調には気をつけえよ。それじゃあまた月曜に学校で 竜華』

    171 :

    案外バイト上手くやってるのな

    172 = 4 :

    「就活か……そういえば、登録したっきり特になんもやってないなぁ」

    「就活するためにスーツ買って、バイト始めたのになぁ」

    「なんか本末転倒な気がするわ」

    「やらなあかんのはわかっとるんやけど、なんか気が進まへん……」

    「今は眠さが限界や。起きてからいろいろ考えよう……」

    スヤスヤ...

    173 = 4 :

    さらに一週間後……

    「ふぁあ……」

    竜華「なんや寝不足?」

    「うん、今日の課題やっとったら全然寝る時間なくて」

    竜華「だからあれだけ早めにやっとけって言うたやん」

    「反省してます……」

    セーラ「ところでもうすぐクリスマスやなぁ」

    竜華「なんよ急に」

    セーラ「いやぁ、お二人さんはどっかでかけるんかなぁと思いまして」

    175 = 4 :

    竜華「な、なにバカなこと言うてんの! うちと怜はそんなんやあらへんから!」

    セーラ「そうなんかぁ?」

    竜華「そ、そうや! なぁ、怜?」

    「へ? ……あ、ごめん。聞いてへんかった」

    竜華「……やっぱりあんた少し寝た方がええんやないの? 顔色も悪いで」

    「そうか? ……じゃあ竜華が膝枕してくれる?」

    竜華「な、なにバカなこと言うてんの。大学でそんなことできるわけないやろ」

    「そっか……残念やなぁ」

    セーラ「アッツアツですなぁ」ニシシ

    竜華「あんたは黙れ」ゴスッ

    176 = 4 :

    セーラ「そういや竜華はもう就活始めとるんやっけ?」

    竜華「まぁな。まだ説明会に参加してる段階やけど」

    セーラ「あいっ変わらずマジメやなぁ」

    竜華「あんたも今からやらへんと後悔するで」

    セーラ「俺はまだええって。先輩も春休み入ってからで十分間に合うって言うてたし」

    竜華「そんな一人の先輩の言うことなんて当てにしたらあかんやろ。就活は人それぞれなんやから、そうやってセーラもうまくいくとは限らへんで」

    セーラ「大丈夫やろ~。なんとかなるって」

    竜華「まったく……怜を見習いや」

    「?」

    177 = 4 :

    セーラ「なんや、怜ももう始めたん?」

    竜華「始めたって言うてたで。なぁ、怜?」

    「え、えっと……」

    (もしかして一昨日のメール……適当に生返事したんを勘違いされたんかな)

    (でも、ここでやってないって言うたら竜華に怒られるかもしれへんし……)

    「う、うん。いくつか説明会も回ったで」

    セーラ「ええ~、お前はこっち側の人間やと思うてたのに~!」

    竜華「怜はやるときはやるんや。な?」

    「ま、まぁな」

    178 = 136 :

    嫌なフラグが見えるような見えないような

    179 = 4 :

    セーラ「どんなとこ回ったん?」

    「ぶ、文房具メーカーとか」

    竜華「消しゴム作ってる会社とか言うてたな」

    セーラ「消しゴムっちゅうとあれか。『MOMO』とか?」

    「そ、そうそれ。その会社受けるつもりや」

    竜華「うん、がんばり。ほら、あんたも怜を見習ってちゃんと就活しい」

    セーラ「ええ~」

    竜華「ええ~やない!」

    (セーラ、ごめんな……)

    180 = 4 :

    さらに一週間後……大学は冬休みに入った。

    うちは休みの間はほとんどバイトを入れてて、就活のことなどほとんど頭にはなかった。
    クリスマスやお正月には部活のメンバーでパーティをやったりしたけど、竜華はチラッと顔を見せただけですぐに帰ってしまった。
    就活のこともそうやけど、たぶん休み明けに控えている定期試験の勉強をやるためやと思う。
    うちはそんな竜華に後ろめたい気持ちを感じながらも、なんとかそこから目をそらしてきた。

    そして短い休みも終わりを迎え、試験期間に入った。

    182 = 4 :

    セーラ「やべえ……全然できへんかった」

    「うちもや……」

    竜華「ちゃんと勉強せえへんから。自業自得や」

    セーラ「うあああっ! 進級できへんかったらどうしよう!」

    竜華「そんときは漫や絹恵と一緒にもう一年間お勉強やな」

    セーラ「いやや、そんなんイヤやわ!!」

    竜華「怜もやで。内定もらっても留年したり卒業できへんかったら意味ないからね」

    「そ、そうやね」

    183 = 71 :

    春休みあとは遅いだろ・÷・

    184 = 4 :

    (あぁ、試験結果が気になってバイトにも集中できへんわ……)

    晴絵「どうした? なんかそわそわしてるけど」

    「あ、すんません」

    晴絵「いや、いいけどさ。なんかあったの?」

    「いえ、大学の試験が気になって……」

    晴絵「あぁ、なるほど。もしかして出来悪かった?」

    「正直あんまり……」

    晴絵「う~ん……まぁ、今さらくよくよしたって仕方ないしなぁ」

    晴絵「体動かしてればそのうち気分も晴れるって。元気出せ、な?」

    「そう……ですね」

    185 = 4 :

    「ふぅ……くたくたや」

    「なんか面白い番組やってへんかな……」ピッ

    恒子『では次のニュースです。昨年12月から本格化した企業の採用活動ですが……』

    「うっ……」ピッ

    (なんか就活の話題きくだけでうんざりやわ……とにかく今はやっと試験が終わったんやし、少しリラックスしたい)

    「これから春休みか……竜華と遊びたいけど、とても誘える雰囲気やないなぁ……」

    「部室に行けばセーラたちがいるやろし、まぁええか」

    186 = 136 :

    バイトから正社員ルートかこれは

    187 = 4 :

    春休み3日目

    ガチャ

    「あ、園城寺先輩」

    絹恵「こんにちは」

    「お、二人だけか。セーラたちはいないん?」

    「なんか洋榎先輩とスキー行くとか言うてましたけど」

    「元気やなぁ、あの二人……絹ちゃんはいかへんでよかったん?」

    絹恵「うち、サッカー以外のスポーツがからっきしで……なんで今回はパスしました」

    「なるほど」

    188 = 4 :

    ポチポチ...バコーンバコーン

    「そういや先輩、就活どんな感じです?」

    「っ!」

    「? どないしたんです?」

    絹恵「泉ちゃん、無神経すぎるで!」ボソッ

    「え、ええってええって。ぼちぼちやってるで」

    絹恵「あ、そうなんですか(ホッ がんばってくださいね」

    「うん……」

    189 = 4 :

    春休み10日目

    ガチャ

    「ん、今日も二人だけか……ていうか泉、あんた毎日いるなぁ」

    「そ、そんなことないですよ!」

    「いえ、毎日いますね」

    「上重先輩まで!」

    「そういえば最近、由子も見なくなったなぁ」

    「真瀬先輩は就活やって言ってました」

    (そうか……さすがにみんなそろそろ始める時期やもんな)

    190 :

    竜華の姐さんは家業があるから就活とか遊びだし

    191 = 4 :

    春休み25日目

    チュンチュン

    「寒い……布団から出たくない……」

    「今日はバイトもあらへんし、このまま二度寝しよ……」

    ピピッ

    「メールか……」

    『怜、もし予定が空いてたらお昼食べに行きませんか? 返事待ってます 竜華』

    「竜華からか……久々に会いたいし、オッケーって返事しとこ……」

    192 = 171 :

    別れフラグか

    193 = 4 :

    「あ、竜華」

    竜華「怜、久しぶりやね」

    「そうやな。一か月ぶりくらい?」

    竜華「お互いに就活で忙しかったもんなぁ」

    ...ズキン

    「……」

    竜華「怜の方は最近どんな感じ?」

    「え……ま、まぁぼちぼちってとこかな」

    竜華「ちゃんと栄養のあるもん食べてる? またカップ麺ばっかやったりしないやろな」

    (な、なんでバレとるんや……)

    194 = 4 :

    カランコロン

    マスター「いらっしゃい」

    竜華「二名で」

    マスター「空いている席へどうぞ」

    「偉い小さいとこやな」ヒソヒソ

    竜華「けっこう穴場なんよここ。パスタが絶品やで」

    竜華「それでどう? 就活進んでる?」

    「う、う~ん……竜華は?」

    竜華「うち? うちはまぁあんまりいいとは言えんけど、選考は進んでるで」

    (あんなに早く始めた竜華でも苦労してるんや……)

    195 :

    しえん

    196 = 4 :

    竜華「それで、あんたは?」

    「う、うん……まぁ竜華とおんなじ感じかな」

    竜華「どんなとこ受けてるん? やっぱりメーカー狙い?」

    「せ、せやね。前言った文房具のとことか……」

    竜華「あぁ、まだ選考始まってなかったんやな。ディスカッションとかあった?」

    「でぃ、でぃすかしょん……?」

    竜華「グループディスカッション。ほら、なんかお題で討議するやつ」

    「あ、あぁ! あれな、やったやった……」

    (や、やばい……会話について行けへん……)

    197 = 4 :

    竜華「あれは一緒になったメンバーとの相性もあるからなぁ」

    「そ、そうやね……」

    竜華「キャリア支援課で面談の練習はしてる?」

    「し、してるしてる。あれええよね」

    竜華「そうかなぁ……担当者によっていうこと違って、うちはあんまり参考にならへんかったわ」

    竜華「それよりうちは実際に場数を踏む方が大事やと思うで」

    「そ、そうやね……」

    竜華「あとな、昨日受けた面接で……」カクカクシカジカ

    198 = 4 :

    怜宅

    「……あかん、うちもそろそろはじめんとホンマあかん」

    「よし、まずは就活サイトで検索してみよう」

    「文房具メーカー……っと」

    「あ、ここええ感じやな。名前聞いたことあるわ」

    「……ふんふむ。売上300億って良い方なんやろか……よくわからへんわ」

    「とにかくエントリーっと……」カチッ

    「あとは説明会……って、もうおわっとる」

    「こっちも……こっちも……」

    (あかん……)

    199 = 195 :

    完全に乗り遅れてるな


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