元スレP「平和だったはずの1日」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 57 :
(トイレいかなきゃ)
102 = 2 :
小鳥「え、エレベータ?……色々あったのね……。」
春香「というか、二人は休日デートなのかな……?あとで色々尋問しないと……」
小鳥「春香ちゃん、黒いよ……でもそのときには話に混ぜてね!」
春香「まあ、とにもかくにも二人は無事でよかった!」
小鳥「ええ、これで連絡が取れてないのは貴音ちゃんだけね……。」
春香「そうですね……!私の方にはまだ連絡来てないですね……。」
小鳥「私の方にも……、あ、社長からmixiメッセージが来てるわ!」
小鳥「あ、秋葉原に到着して真美ちゃんと合流できたみたいね!」
春香「さっきプロデューサーさんが社長にお願いしてた件ですね。」
小鳥「そうね。そのまま事務所に向かうみたい。」
春香「皆、どんどん事務所に向かい始めてますね……早く綺麗にしないと!」
小鳥「私は引き続き電話番もします、手伝いが必要だったら言ってね!」
春香「わっかりましたー!」
103 :
あの日は寒かったな、夜になって雪降ってきたし
避難先の体育館がまた寒くてさ……
懐中電灯の明かりしか無い中で、毛布被ってストーブにあたっても寒くて一睡も出来なかった
104 = 71 :
105 = 2 :
* * *
[しばらく時間経過、17:15]
<神保町付近>
社長(信号機が止まってる中、この道の混み方ではタクシーは使えない……)
社長(とりあえず馴染みの神保町まで来た……学生の頃はここで良く古本とレコードを漁ったな)
社長(事務所までの道はわからんが……このまま真っ直ぐ都営三田線に沿って行けば、三田までは出れるだろう。)
社長(そうすれば品川まではすぐだ……だが)
真美「……………。」
社長(……アイドルの子と2人きりというのは久しぶりだな。……どうしたものか。)
社長(……いかんいかん、いくらなんでも変な気は起こさないぞ!うん!私は社長だ!落ち着け!)
106 = 95 :
トイレで
おねえさんとの約束
とか言われたら
はぁぁぁん
107 = 57 :
>>104
ウワー 出遅れたー
108 :
百合かよしね
109 = 2 :
真美「…………。」
社長(しかし、このまま終始無言というのも寂しいものがあるな……アイドル達にしっかり懐かれている彼は流石だ。)
社長(やはり私の見る目は間違っていなかった!!……いや、今はそういう問題では無いな……。)
真美「社長……さん?」
社長「お、おお!どうしたかね、真美君?」
真美「あの……その……」
社長(ん、うーむ、どうしたものか……。)
社長(こ、こんなとき彼ならどうするのか……。)
110 = 4 :
>>104
興奮してきた
111 = 2 :
プランプラン
社長(ん……、手を所在なくブラブラさせている……。)
社長「手を、……繋いで欲しいのかね?」
真美「う……うん。」
社長(そ、そうか……いやしかし、いったい何歳差かね。これは犯罪では……。)
社長(だが……そうは言ってられんな、緊急事態か。)
ギュ
社長(手が冷たい、震えている……。)
社長(真美君はもう中学生だが、まだ子供か。さっきまで一人で寂しくて辛かったんだろうか……。)
112 = 95 :
(停電交通障害おきるほどの地震のあとティンティンがティンしてる社長って…)
113 = 2 :
社長「……うぉっほん。真美君、もう大丈夫だ。ここからは私が一緒だ。安心してくれ。」
真美「は……はい。ありがとうございます……社長。」
社長「なに、そんなに堅くならなくていいぞ。こういう時だ。辛かったら言ってくれ。」
社長「それじゃとりあえず、事務所へ向かうよ。」
真美「わかりました。」
社長(いつもの元気な真美君ではないな……。)
114 = 57 :
>>112
それぐらいの豪胆さが社長には必要なんじゃないか
必要か?
115 = 2 :
~ ~ ~
社長「………。」
真美「………。」
社長(さっきからずっとこの調子だ……。さすがに私も辛くなってきたな。)
社長「ま、真美君……。」
真美「は、はい。」
社長「喉は乾かないかね、途中でコンビニがあったら寄って行こうと思う。」
真美「うん、少しお腹もすいたかも。でもコンビニ開いてるかなあ。」
社長「そうだな……ずっと停電してるからな……。」
116 = 71 :
女性的魅力を本能で感じ取れ
ティンがティンときた!
117 = 85 :
>>114
地震後強姦して回ってるようなやつらと同類
118 = 2 :
真美「さっきのコンビニは閉まってたね。コンビニが閉まってるところなんて初めて見たよ。」
社長「昔は24時間営業じゃなかったから、深夜は閉まっていたよ。シャッターがついてるお店もあった。」
真美「へー、そうなんだー。真美はコンビニっていつでも開いてるもんだと思ってたよ。」
社長「他にも、北海道にはセイコーマートって言って深夜には閉まっているコンビニチェーン店もある。」
真美「社長は物知りだね!」
社長(少しだけ心を開いてくれたかな。寂しさが紛れてくれるといいんだが。)
119 = 63 :
出撃前に縮んでたら叱咤してくる人だからな
人に言うからには自分も実行してるんだろ
上に立つ人かくあるべきだね
120 = 71 :
さすが社長、知識が広い
121 = 2 :
~ ~ ~
真美「あ、社長、あそこのコンビニ開いてるよ!」
社長「本当かね!本当だ。」
真美「停電なのにどうしてるんだろうね。」
社長「そうだな、少なくともアイスは溶けちゃってるだろうな……。」
真美「とにかく入ろうよ!行こう!」
タッタッタッタ
社長「お、おい真美君、そんなに引っ張らないでくれ!」
122 = 95 :
でもまああの日は一周まわってハイになってたのは事実だ
じゃないと意味わかんなくて何も出来なかっただろうし
だが誕生日におっさんに性的に見られてる真美が可哀想だから俺がペロペロする
123 = 2 :
~ ~ ~
真美「うわ、凄い並んでる……。」
社長「レジは動かないから、手作業で会計をしているのか。……棚の商品も少ないな。」
真美「お弁当は全部売り切れちゃってるね。」
社長「そうだね。じゃあ色々選ぶから、真美君も好きなものを選んでくれたまえ。」
社長「なーに、心配するな。全部私の奢りだ!」
真美「ホント!?んっふっふ~、じゃあいっぱい選んでくるね!!」
社長「おいおい、持てるだけにしてくれよ!」
社長(大分元気を取り戻してくれたか、良かった良かった。)
124 = 2 :
~ ~ ~
真美「ぷはあ!大地の味がするぜ!」
社長「大分歩いてきたから、丁度良い水分補給になるかな。」
真美「そうだね。……それにしても、大分買ったね。」
真美「真美も半分持つよ!」
社長「いや、真美君に持たせる訳には行かないよ、なんのこれしき。」
真美「いいからいいからー!若いもんに任せてよー!」
社長「まだまだ私も現役だ!」
125 = 71 :
今思い出したが流通もやばかったな
何週間かスーパーコンビニに全然商品がなかった
126 = 2 :
~ ~ ~
真美「交差点の信号機が全部止まってるね……。」
社長「そうだな、おかげで車も大渋滞だ。」
真美「あ、あの交差点、誰かが誘導してるね……あれ、さっきと違って警察の人じゃないね。」
社長「ほう……。水瀬石油……、隣のガソリンスタンドの店員さんか。」
真美「店員さん?警察官じゃないのに誘導してるの?」
社長「ああ、そうだな。そのお陰でこの交差点はきちんと機能しているな。」
社長「自発的にやっているのか、そうじゃないかはわからないが……。」
真美「でも偉いね。」
社長「うん。一歩間違えると危険な作業だ。率先してやることは勇気がいるな。」
真美「勇気……か。」
127 = 95 :
どこのナニが現役なんでしょうね(蔑み)
128 = 85 :
人数分以上買うやつはどうぞ死んでください
129 = 57 :
近所のコンビニはバックルームからカイロや水、携帯用電池式充電器の在庫をひっぱりだしてきて手打ちで販売してたなぁ
懐中電灯をレジ袋にいれて灯りを拡散させて照らしながら
130 = 2 :
~ ~ ~
社長「……ふう、結構歩いたな。ちょっとあそこのベンチで休憩するか。」
真美「えー、やっぱり社長もおじさんだね!」
社長「……オホン!」
社長(痛いところをついてくるな……。)
社長「……よっこいしょ。」
真美「……よっこいしょ!」
社長「真似しなくても。」
真美「んっふっふ~。……あ、社長、これ少し飲んでいーよ!」
社長「お、ありがとう……。」
131 = 71 :
うちの片田舎は自警団の人が誘導してました
ありがとう
132 = 2 :
社長(ん、……間接キスか……// いやいやこんな歳になってそんなことでドキドキしてもだな。)
社長(気にするな……。いや、流石に我がアイドル諸君は私が見つけてきただけに、可愛い子が多いからな……。)
真美「………。亜美達は元気かな……。」
社長「やはり、亜美君のことが心配かね。」
真美「んー、さっきまで連絡取り合ってたから、無事で良かったなとは思ってるよ。」
社長「そうか、やっぱり2人で遊ばないと、かな。」
真美「最近、亜美は竜宮小町で忙しいから、しょうがないかな。」
真美「それににーちゃんが、真美の仕事も沢山取ってきてくれるから、真美も忙しいし、やっぱりしょうがないね!」
社長(普段から寂しかったんだな。竜宮小町は律子君の企画とはいえ、少し考えなくてはいけないかもしれない。)
133 = 2 :
社長「真美君の知名度も上がってきた事だし、今度双子揃っての仕事を取るように律子君にも提案してみるよ。」
真美「ホント!それできたら嬉しいな!」
社長「ああ、約束する。」
真美「……真美に何ができるかな……?」
社長「ん?どうしたかね、真美君は歌もダンスもルックスも、大分レベルアップしてきたじゃないか。」
真美「うーんと、そうじゃなくてね。」
真美「……さっきのガソリンスタンドのにーちゃんとか、コンビニの人たちとか、」
真美「みんな、怖い思いも不安もいっぱいだと思うのに、自分たちのできることやってみんなの手助けしてる。」
真美「……真美には何ができるかなって。」
社長「そうか……。」
134 = 4 :
真美は良い子だなぁ
135 = 2 :
真美「……ぼらんてぃあ、って中学の友達も課外活動でやってたりするけど、自分にもできるかな……?」
社長「真美君……。」
真美「でも真美、ちっちゃいし、力無いし……。」
社長「真美君にしかできないこと、あるじゃないか。」
真美「えっ?何?」
社長「歌と踊りで、皆を元気付けることだよ!」
真美「え?いつも真美やってるよ?そんなのが役に立つの?」
社長「きっと今は、皆怖くて、生きるために必死になっている。」
社長「だけどそのうち皆に余裕が出てきて、そうなると今度は将来が不安になってくる。」
社長「そうしたときに、真美君やアイドル諸君の笑顔と、歌と踊りで、皆を元気付ければいいんだよ。」
真美「……!」
136 = 57 :
>>125
コンビニは二週間以上閉まってたなぁ
流通が完全に死んでスーパーだけが県内の配送センターからちびちび品物を運んできてた
こっちは米と外国産の肉が手に入りにくくて地元の肉や魚、野菜が緊急でラインナップされてたわ
缶詰とカップラーメンは1ヶ月以上来なかった
店員に聞いたら全て被災の度合いが強い地域に回してたらしい
137 = 2 :
社長「真美君の笑顔には、いつも私も癒されているからな!」
社長「フム、少し落ち着いたら、765プロでチャリティーライブを行うというのも良いな!」
真美「それ良い!ナイスアイデアだね社長!」
社長「そうだ……、もし真美君が嫌じゃなかったら……今ここで私に歌と踊りを見せてくれないかね?」
真美「……え?」
社長「私も少し歩き疲れてしまったからな、真美君の歌と踊りで元気になりたいのだよ。」
真美「良いのかな……迷惑じゃないかな?」
社長「大丈夫だ!何かあったら私が責任を取る!」
真美「そっか……じゃあ社長、特別ステージ!聞いてください!さっき歌えなかったから、”おはよう!!朝ご飯”!」
真美「わん、つー、すりー、ふぉー!」
真美「まぶたを開けて、さわやかお目覚め!」
社長「ララララ朝だ!ララララ起きよう!」
138 = 57 :
社長いい人や……
139 = 2 :
~ ~ ~
社長(真美君の歌と踊りに、少しづつ足を止めて行く人が居た。)
社長(何人かは真美君のファンのようだが、真美君のことを知らない人の顔も、自然と笑顔になっていた。)
社長(先の見えない不安の中で、少しの時間でも皆の心のやすらぎになったようだ。)
社長(チャリティコンサートか、急な思いつきだったけど悪くないかもしれないな)
真美「体を動かすには、おいしい朝ごはあ~~~ん!」
パチパチパチパチパチパチパチ
ダレ? ホラアレダヨリュウグウコマチノ ソノフタゴノホウデショ?
ダンスノウマイカワイイコダネ
140 :
震度6強食らったけど海から離れてたから普通に昼寝してた
東北人にとってはいつもの震度の地震だったんだが……
141 = 2 :
真美「社長、どうだった!?」
社長「真美君、ありがとう、元気を貰えたよ。」
社長「それに私だけじゃなく、周りの人も見てご覧。」
パチパチパチパチパチパチ
真美「本当だ、えへへ、社長、どうもありがとう。真美、これからも歌とダンスのレッスン頑張るね!」
社長「そうか。……それじゃあ名残惜しいが、そろそろ行くとするか。」
真美「うん。みなさーん、聞いてくれてどうもありがとうねー!CDも買ってね!」
社長(私も元気になったが、真美君も大分元気になったな、良かった良かった。)
社長(パーフェクト、いや少なくともグッドコミュニケーションかな。)
社長(私もまだまだ衰えてないな!負けてられないぞ!)
142 = 2 :
* * *
[同時刻、17:30]
<水瀬義塾大学三田キャンパス、東門前>
<カフェ ミナセコーヒー三田大学前店>
美希「キャラメルマキアートはできないの?」
店長「ごめんなさいねー、電気が来ないから、キャラメルマキアートは出せないの。」
店長「だからもう今日はこのあと閉店ね……。」
P「美希!!居るか!!!」
美希「ハニー!!遅かったの!!!」
P「ハア……ハア……これでもかなりダッシュしたんだぞ……。」
店長「お疲れさまです、はい、これお水です。」
P「あ、ありがとうございます……。」
143 = 2 :
P「それに美希がお世話になったみたいで……本当にありがとうございます。」
店長「いえいえ、こういう時ですからお互い様です。私も誰かと喋っていた方が気が紛れるので。」
店長「それに……。」
ゴゴゴゴ
店長「さっきから余震が続いて、一人だと怖かったですから。」
美希「たっくさんお話したもんね!」
店長「ええ、惚気話をね!」
P「え……?」
店長「”はにー”さん、美希さんをしっかり守ってあげてくださいね!」
P「…………。」
144 = 67 :
はい。
145 :
>>144
お前じゃねーよハゲ!
俺だろ
146 = 2 :
店長「それでは、これでお店も閉めて、私も帰ることにします。」
P「すみません、私たちのために。よし、美希、行こう。」
美希「店長さん、どうもありがとうございましたなの!」ペコリ
店長「いえいえ!もしよければ、今度また遊びに来てくださいね、お話もたくさん聞かせてください!」
美希「はいなの!絶対来るの!」
P「お世話になりました!」
~ ~ ~
美希「とっても良い人だったの!」
P「……はぁ……、後で律子に説教してもらおう……。」
147 = 71 :
このPの苗字がはに
148 = 2 :
* * *
[同時刻、17:35]
<品川、765プロ事務所>
<給湯室>
小鳥「給湯室も大分片付いてきましたね。」
春香「ええ、しかしかなり暗くなってきました。まだ電気はつきませんね……。」
小鳥「そうね……。ろうそくあったかしら。」
春香「ああ、それなら皆で遊びに行って使った、キャンプ用のランタンがありますよ!」
小鳥「それはベストね!早速探しましょう。とりあえず懐中電灯はあったわ。」
春香「はい。でも大丈夫です。私は携帯電話のランプがあります!」
春香「あ、プロデューサーさんから連絡ありました。美希と合流したみたいです!」
小鳥「あらホント?結構早かったわね。」
春香「それにしても、貴音さんだけずっと連絡来ないですね……。」
小鳥「そうねえ。心配だわね……。」
149 = 4 :
なんで俺の名前はハニーじゃないんだろう
150 = 71 :
間抜けな途中送信をした
このPの苗字が羽仁井なんだよきっと
みんなの評価 : ★
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