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    元スレ春香「プロデューサーさんのいじわるっ♪」

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    タグ : - アイドルマスター + - 春香 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 = 1 :

    春、昼の公園。

    満開の桜に彩られた公園には、子供達の元気な歌声が響いていた。


    「楽しそうだなぁ~♪」


    以前の自分だったら、一体どんな風に見えていただろう。

    夢や目標を失ったまま、もしかしたら幼い頃の幻覚でも見ていたかもしれない。

    そして、失意の私は、幼い頃の自分に向けこう尋ねるのだ。


     『ねぇ、私はどうしてアイドルになりたかったの?』

     『あいどるになってね、みんなでたのしく、おうたをうたうの!』


    きっとこれも一つの答えで、一つの結末に辿り着けたに違いない。

    102 = 1 :

    「でも、もう思い出しちゃったから……」


    歌のお姉さん。一緒に歌った友達。拍手してくれた人々。

    そして、それを思い出させてくれた、あの人のこと。


    「プロデューサーさん……」


    私はこれからも、色々な場所でアイドルをするでしょう。

    そして、その場所では、あなたを思い出すことはないのかもしれない。

    でも、それでも、『天海春香』が最後に戻る場所は――。

    103 :

    支援は紳士のつとめ

    104 = 1 :

    「いつか、アイドルを辞めたときは、あなたのところへ戻っても良いですよね……」


    “ああ。そのときは、あの話の続きをしよう。

     春香の気持ちが、変わっていなければね――”


    「うふふっ♪」


    天を仰げば、私を照らす、あの人の笑顔みたいな太陽が輝いている。

    私は目を細め、遥か彼方のあなたに向けて。


    春香「プロデューサーさんのいじわるっ♪」


    ――。

    105 = 1 :

    epilogue

    長い長い時が経ち、誰もが一人の少女がアイドルであったことを忘れ去った頃。


    「色んなことがあったなぁ~」


    一人の少女が、街灯に照らし出された夜道を歩いていた。


    「最初は、765プロってアイドル9人だったんだよねぇ」


    懐かしい夜風を頬に感じ、遠い昔に思いを馳せる。


    「そこに、美希や響、貴音さんが加わって――」

    「そういえば、美希が961プロに移籍しちゃったこともあったなぁ」

    「律子さんがプロデューサーで、伊織達とフェスで競争したりもしたっけ」


    それらは、全てが終わらなければ見ることのできない、思い出の俯瞰風景。

    106 = 103 :

    支援は紳士のつとめ

    107 = 49 :

    さるったかw

    108 = 1 :

    「長かったけど、やっと戻って来れたんだ」


    街灯に照らし出された夜道。

    ここはかつて、彼女が大切な人と歩き、別れた場所。


    「ここで終わって、始まったんだよね……」


    多くの思い出が色褪せる中、それだけは鮮明に覚えている。

    天海春香のルーツ。

    大切な人と歩んだ、光り輝く61週間。

    彼女が生まれ、アイドルとなった、一番最初の物語。

    109 = 1 :

    「やぁ、春香。お疲れ様」


    待ち望んだ声。


    「ふふっ、お疲れさまです、プロデューサーさん♪」


    長い長い時を繋ぐ挨拶。


    「私……トップアイドルになれてましたか?」

    「ああ、もちろんだ。春香はトップアイドルだった!」


    会話は、昨日まで一緒だったかのように軽やかだった。

    110 = 1 :

    「えへへ、私なんかでも、トップアイドルになれたんですね」

    「当然だよ。何せ春香は、俺が唯一、感情を押し殺してでも業界に残したアイドルなんだから」

    「え……? あの、それって――」

    「俺と春香の物語だけは、あの時に終わってないからな」

    「プロデューサーさん?」

    「だから、今度は俺から言わせてもらうよ」


    向き合った二人は、あの時と全く同じ姿で。

    違うとするなら、それは話の結末。

    111 = 1 :

    遠い昔に始まった物語は、


    「春香」


    長い長い時を経て、


    「は、はい」


    忘れ去られたこの場所で、


    「俺さ、ずっと春香のことが――」


    ようやく終わりを迎える。



    アイドルだった少女の、初恋の成就によって――。


    END

    112 = 1 :

    おわりです。お目汚し大変失礼しました。

    113 :

    つまりこのPはアイドルマスターで最低のゲス浮気野郎じゃないですかやだー

    114 = 49 :

    うはw完走www
    まぁ、おつ


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