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    元スレ照「咲のいじわる」

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    1 :

    「あれ、楽しみに取っておいたプリンがなくなってる」

    「もう食べちゃったんじゃないの?」

    「そんなはずはない。お風呂に入る前に…………ねぇ」

    「なに?」

    「私のプリン食べたでしょ?」

    「食べてないよ」

    「口のところにクリームがついてるよ」

    2 = 1 :

    「ねぇ、咲」

    「どうしたの、お姉ちゃん」

    「私の部屋の本棚の本を乱雑に並び替えたでしょ?」

    「嫌だなぁ。そんな幼稚な悪戯するわけないよ。そうやって直ぐにひとを疑ったりするのはお姉ちゃんの悪癖だよ」

    「……ごめんね」

    (ま、やったのは私だけど)

    3 :

    咲さんいじめっこ

    4 :

    宮永姉妹はシスコンなの?

    5 :

    照ちゃんギュッとしてナデナデしたい

    6 = 1 :

    「……咲。ちょっといい?」

    「なにかな? 今ちょっと忙しいんだよね」

    「私の教科書の人物画に落書きしたよね。夏目漱石に髭が生えてるんだけど」

    「それは元からだよ、お姉ちゃん」

    7 = 1 :

    「ねぇ、咲」

    「今度は何?」

    「今日、体育があったんだけど私の体操着を勝手にすり替えたよね?」

    「何のことかな?」

    「とぼけないで。そのせいで恥をかいた。平仮名で“みやながてる”と書かれた体操着を着たのなんて久しぶりだよ」

    「懐かしい体験ができてよかったね、お姉ちゃん」

    8 = 1 :

    「…咲」

    「どうしたの?」

    「なんでお弁当をカレーにするの?」

    「ダメだったの? こぼれないように考慮してカレーは水筒に入れたんだけど」

    「そういう問題ではない。匂いが充満して大変だった」

    「わかった。ごめんね、お姉ちゃん。次からはハヤシライスにするね」

    9 = 1 :

    「ねぇ、ちょっと良い」

    「?」

    「私の読んでた本の表紙だけを取り変えて中身は官能小説にしたよね。それも姉妹恋愛の官能小説。そのせいで菫たちにシスコン扱いされたんだけど」

    「お姉ちゃんはシスコンじゃないの?」

    「………」

    10 = 1 :

    「ねぇ、咲。ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

    「なにかな?」

    「お風呂上がりに用意していた着替えをメイド服にすり替えたよね。私の服を返してほしい」

    「えーっ、似合ってるんだからそのままで良いと思うよ」

    「それは流石に恥ずかしい。それにこの服のままだと寝苦しいと思う」

    11 = 1 :

    「ねぇねぇ、お姉ちゃん」

    「なに?」

    「プリン買ってきたんだけど一緒に食べよっか」

    「うん」

    「あっ、しまった。どうしよう」

    「どうかした?」

    「ちょっと手違いで一つしかプリンを買ってきてない」

    「…………えっ」

    「うーん、仕方ないよね。この一つのプリンを二人で分け合おうか」

    12 = 1 :

    「はい、お姉ちゃん。あーん」

    「あー……」

    「んーっ、プリン美味しいね、お姉ちゃん」モグモグ

    「…………え」

    「嘘だよ、お姉ちゃん。だからそんなこの世の終わりを見たような顔をしないで。ほら口を開けて」

    「ん……あー」

    「はい、あーん」

    「あーん」パクッ

    「どう?」

    「…おいしい」

    13 :

    咲さんかわいい

    14 :

    てるてる可愛い

    15 :

    宮永姉妹の愛おしさは異常

    16 :

    八尺様とおっぱいが負けて大阪が勝ってた……

    17 = 1 :

    「咲に仕返しをしたい」

    「いきなりどうしたんだ」

    「最近、咲が酷いことばかりしてくる。だからそろそろ姉の威厳を見せる為にお灸を据える必要があると思う」

    「酷いこととは具体的になんだ?」

    「それはもう言葉にするのも憚られるような鬼畜の所業。具体的には……大きな声では言えないからちょっと耳を貸して」

    「?」

    「ゴニョゴニョ」

    18 = 1 :

    「くだらん。なんだそれは。ただの悪戯じゃないか」

    「くだらなくなんてない。ただの悪戯も度が過ぎれば単なるイジメなんだよ?」

    「いや、お前らのはただの悪戯レベルだろ。それで仕返しとは具体的に何をするんだ?」

    「おっ、乗ってきた。流石は菫。なんだかんだで乗り気だね」

    「うるさい、黙れバカ」

    「ひどい……」

    19 :

    次鋒戦以降の菫さんはまやかしだったんだ

    20 = 1 :

    「それで咲に仕返しをする為の妙案は何かない?」

    「麻雀とかはどうだ? お前の方が強いだろ。それで咲ちゃんをレイプ目にすればいいんじゃないか?」

    「却下。最近は私に勝つまで止めない。この間なんて徹夜で麻雀を……」

    22 :

    照さん可愛い

    23 :

    しえん

    24 = 1 :

    「他に何か良い案はある?」

    「やられたことをそのままやり返せば良いんじゃないか?」

    「却下。そんなことをしたら咲が可哀相だよ」

    「……帰る」

    「ちょっと待って。菫だけが頼りなんだよ。だから……」

    25 = 1 :

    「とりあえず仕返しをしたいなら今までやられたことをそのままやり返せばいいだけだ」

    「………分かった。心を鬼にして頑張ってみるよ」

    「その意気だ。頑張れ。それじゃあ私は帰る。またな」



    「うん、分かった。誠意を持って頑張る。だから菫も一緒に………っていない」

    26 :

    てるてるかわいい

    28 = 1 :

    ちょっと炊事に行ってくる。出来れば保守をお願いします

    29 :

    みんなかわいいだろ

    30 = 23 :

    31 = 23 :

    33 = 16 :

    にやな

    34 = 23 :

    35 = 23 :

    36 = 23 :

    37 :

    38 = 16 :

    39 = 23 :

    40 = 1 :

    「うーん、今までやられたことをやり返せばいいんだよね」

    「…………そうだ。咲が楽しみにとっているプリンを勝手に食べよう。そうすれば咲にも私の気持ちが分かるはず」

    「そうと決まれば有限実行。確か冷蔵庫の中に咲のプリンが入っていたはず。それを食べてしまおう」

    「それじゃあいただきます」パクッ

    「――――ッ!」じたばた

    「はひ、ほれ。かはい。ひたがいはい!(なに、これ。辛い。舌が痛い)」



    「………」ニヤリ

    42 = 1 :

    「あー、まだベロがヒリヒリする。咲、よくあんなに辛いものを食べられる。咲のプリンを食べるなんてのは私には無理」

    「それなら次の作戦を決行しよう。咲の部屋の本棚の本の順番を並び替えよう」

    「というわけで失礼します」

    (部屋の中は綺麗に整理整頓されている。本も綺麗に並べられてる。これを崩すのは心苦しいけど咲が悪いんだよ)

    「って、え、なにこれ。なんで官能小説ばかりがこんなに…////」

    「……ど、どんなのを読んでるのか…姉として知る権利はあるはず…」

    「べつに私は興味はないけど妹が道を踏み外したら困る。だから妹の性癖は把握しておくべきだと思う」





    「………」ニヤニヤ

    43 = 19 :

    今後照が善意で買ってくるお菓子が辛くなる…

    45 = 1 :

    「咲は今お風呂に入っている。これはチャンス」

    「咲の着替えをこのメイド服にすり替えようと思う」

    「これで咲の恥ずかしがる姿を見れるはず」








    「…………」

    (あ、ありのままに今起こったことを話す。
    咲が用意していた着替えの服がボンテージだったんだ。
    な…なにを言っているのか分からないと思うけれど、私も分からない)

    46 = 1 :

    「くっ……」

    (結局、咲に仕返しすることが出来なかった。もうどうすれば良いのか分からない)

    「お姉ちゃん、お風呂あがったよ。お姉ちゃんも早く入ったほうがいいよ」

    「あ、うん。分かった」

    (ま、報復のことは忘れてお風呂でゆっくりしようかな)








    「………」ガクガクブルブル

    (な、なんで浴槽が冷水なの。冷たい。それに寒い)

    49 = 1 :

    「どうしたの、お姉ちゃん」

    「……冷水に浸かりすぎて寒い。何か暖かいものない?」

    「身体がポカポカ火照る作用の飲み薬ならあるよ」

    「……薬は嫌い。ホットココア作って」

    「ごめんね、お姉ちゃん。ココアはさっき飲んじゃった」

    「……そんな」

    「仕方ないなぁ。私が暖めてあげるよ、お姉ちゃん」

    50 :

    どうやっても咲さんには勝てないのか…


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