元スレエレン「クリスタって小さくて可愛いよな」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
101 :
やっぱりライナーはかっこいいな
エレンはライナーに任せるべき
102 = 1 :
「チッ」
「なに苛々してんのさ」
ライナーに支えられ、どうにか身体を起こして二人を見る。
あからさまに不愉快そうな顔のミカサとつまんなそうな顔のアニ。
「……大丈夫かな」
「アニなら、なんとかしてくれるだろ。
しかしうちの格闘術ワンツーが女子ってのは
男として情けねーなぁ」
僕を気遣ってか、わざとらしく軽口を叩いてみせるライナーに
僕も自然と笑みを浮かべる。痛みですぐ消えたけれども。
「ふっ!」
見詰め合ってしばらくミカサが仕掛けた。
なんの衒いも無い正拳。それをアニは外側に回るように避けて、
手首と肘を掴んで捻りあげようとする。
それをミカサは空中で前転をするようにして流し、
アニの腹部に向かって蹴りを放つもこれもまた回避。
お互いまた距離を置いて止まり、今度はアニが仕掛ける。
103 = 6 :
このライナーマジ兄貴
104 = 1 :
離れた位置で見ているからギリギリ視認できるものの、
至近距離でやられたらあっという間に勝負が決まるような一撃を
お互い一進一退回避したり防いだりしながら戦っている。
「……エレンは?」
「多分まだクリスタと医務室だろうな。
まったく羨ましい奴だぜ」
「そっか」
できることなら。エレンの知らないところで終わらせたい。
ミカサのやったことは許されないけれど、
しかしバレて、エレンに本当に嫌われてしまったら
ミカサは今度こそどうなるかわからない。
いや、そんな建前は置いて単純にあの二人が
完全に仲違いする所を見たくないだけなのかもしれない。
「あんたさ、また三人でって言ったらしいね」
正面からお互いの手を組んで膠着したタイミングで、
おもむろにアニは口を開いた。
105 = 1 :
その表情にさっきまでの飄々とした態度は無く、
見ているこっちが怖くなるほど険しい顔だった。
「それが?」
対するミカサも、同様。
正直この場から逃げ出したくなる。
「その癖あんたは簡単にアルミンに殴る蹴るであそこで転がってる。
正直に言いなよ、あんたはエレンが居ればそれでいいんだろ?」
嘲笑するような物言いだった。
挑発する様でもある。この状況でこんな言葉をミカサに叩けるのは
アニだけだろう。
「……そう。そうだ! 私はエレンが居ればそれでいい!」
ミカサがアニの顔面目掛けて額を振り下ろしガンと鈍い音がした。
106 :
ミカサは俺がいただく。
腹を蹴られようが死にかけようが
107 = 6 :
>>106
死体がどうやってry
109 = 1 :
「他になにもいらない! エレンさえ居ればそれでいい!
邪魔する奴はみんな居なくなってしまえばいいんだ!」
いままで冷静さをまだ保っていたミカサが大声で叫ぶ。
でもそれは、怒鳴っているというより、悲鳴に近かった。
「居ればそれでいいってんなら! 祝福してやんなよ!
自分のものにしたいんだろ! いつまでも女々しく逃げるな!」
頭突きで鼻血を出しながら、アニも負けじとミカサのこめかみに肘鉄を入れる。
「なにがわかる! 私のなにが!」
先程までの高度な技術での格闘は、
打って変わってただの殴り合いの喧嘩になった。
「わかるよ。私も好きだった」
そしてそれはアニの一言でピタリととまった。
110 = 18 :
急展開ktkr
111 = 46 :
エレ×クリはよく見る
エレ×アニも見る
エレ×ミカも見たことある
エレ×サシャもある
エレン×ユミルを見たことない
112 = 106 :
エレンもてすぎいやああああ
113 = 1 :
両者ともに顔を腫らして、息を荒げて、
鼻や口の端から血を流して。
見詰め合っていた。
「でも、私はなにも言わなかったし。
だからクリスタにどうとも思わない、
抜かれたのは、自分が遅いからなんだ」
鼻から流れる血を手の甲でぬぐいながら、アニは語る。
騒ぎに人が集まってきたのも気にせず。
「認められないって、騒ぎ立てて暴れるほど
あんたなにかしたのかい? エレンが乗り換えたって言うなら話は変わるけど、
そうじゃないんだったら。結局あんたが悪いんだよ」
説教している。アニがミカサに。
「マジかよ……」ライナーがぼそっと呟いたのが聞こえた。
「それでも諦められないなら、
みっともない努力してないで振り向かせる努力を頑張りなよ」
114 = 1 :
ミカサは何も返さない。
僕の時と違うのは、やはり立場の違いか。
境遇の違いか。性別の違いか。
「私は……どうすればいい?」
やがて、俯いいたまま地面に向かってポツリと呟いた。
「そんなの、本人に聞きな。そこまで面倒見切れないよ」
アニは言いながら後方を指差した。
集まった人の中、指差した先に呆然としたエレンが居た。
そしてアニは「もういいだろ?」とライナーに言い放ってどこかへ行ってしまった。
「……エレン」
「ミカサ……」
115 = 83 :
修羅場すぎる…胃が痛い
116 :
サシャはオレが貰って行くわ
117 = 18 :
>>116
そういや芋子は何しとるねん
118 = 84 :
アニ良い女すぎワロタ
119 :
サシャならみんなが残した飯食ってるよ
120 = 6 :
残パァンか
121 :
>>111
ユミルあるぞ
支援
122 = 1 :
―――
あの後どうなったのか僕は知らない。
エレンに「少し二人きりで話させてくれ」と言われて
ライナーに支えられながら医務室へ行ったから。
あの場に居た他の人達も一緒にライナーに帰らされ、
二人がどんな会話をしたのか、どんな風に和解したのか
僕だけじゃなく二人以外の誰もが知らない事になる。
「ほら、あーん」
ミカサが望んだ未来にはならなかった。
「あー……ってもうっ! またっ!」
僕が望んだようにもならなかったし、
元通りにもならなかった。
「エレン、私もあーん」
「いやいやいや……」
「はぁ……馬鹿ばっかりだね」
ただ、いつものメンバーが三人から五人になった。
123 = 18 :
まさかの総取りEND
124 = 77 :
エレン氏ね
125 = 106 :
おい
おい
126 = 1 :
「お、なんだアルミンこっちをじーっとみてるけど」
「ううん、なんでもないよ」
そう、なんでもない。
これから先、どうなるかわからないし。
この光景がどう変わっていくのか知らない。
「あ、わかったアルミンもエレンに食べさせて欲しいんでしょ」
「えぇっ!? なんでそうなるの!?」
「……」
「ちょっと! 誤解だからその目で僕を見ないでよ」
「あんた、そういう趣味だったんだね」
「違うってば!」
「ほれアルミンあーん」
「エレンもやめて!」
でも、いまはなんとか保つ平穏を楽しみたい。
127 = 1 :
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
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_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
128 = 77 :
クリスタはこれでいいのか
129 = 1 :
まじでマイクロソフトの自動インストールやめろよ
後でって言ってるんだからあと何分とか出すのやめろよ
そして最後の最後で書き込めなくなってなんでだよと思ってたら
●が勝手にログオフしてたでござるの巻き
130 = 116 :
乙
アルミンENDならミカサも納得だな
131 :
もう書かなくていいよ
132 :
乙だよ
133 = 1 :
あ、なんか途中からかなり勢い任せで掻いたんで
色々ごめんなさいします
長い間ありがとうございました
134 = 18 :
乙ですた
135 = 6 :
後日談はよ
136 = 121 :
面白かった乙
137 = 83 :
やっぱりハーレムじゃないか(憤怒)
139 :
これクリスタが納得するわけねーだろ
140 = 1 :
>>139
あーそういえばそうだな
なんかもう勢いだわ
142 :
良かったよ
145 :
一体ナニがあったんですかねぇ…?
みんなの評価 : ☆
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