元スレ誠子「部活が休みになったから釣りに出かけよう!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 86 :
お昼
淡「ねー誠子ーお昼の時間だよー」
誠子「え、もうそんな時間!?」
尭深「うん、そう」
誠子「くっそー…午前中1匹も釣れなかったよ…」
淡「そういうこともあるんでしょ?」
誠子「そうだけど、でもせっかく二人を連れて来たんだし…
かっこいいとこ見せたいじゃん」
淡「…ううん、誠子はいつでもかっこいいよ」
尭深「う、うん//」
誠子「そ、それは嬉しいけどでもなぁ…うーん、仕掛けがまずいのかなぁ」
淡「…ダメだやっぱり」ボソッ
尭深「だね…」ボソッ
誠子「まあ、仕方ないか…ってそうだ!尭深と淡が作ってくれたお昼ご飯じゃん!」
102 :
たくさん釣ってますよ亦野さん…
103 = 97 :
鈍感系なのに許せる不思議
104 = 88 :
このまま全く聞く耳持たずプラプラ突き進んでいただきたい
106 = 86 :
淡「そうそう!私が作ったこのおかずに注目!」パカッ
誠子「おぉ!美味しそう!」
淡「えへへー」
誠子「こんなに作ったって何時起きだよ淡、ありがとう!」
淡「が、頑張ったんだよ!」
尭深「あ、えっと、これ、誠子が言ってたおにぎり」スッ
誠子「おーこれこれ!海苔が美味しいんだよね!」
淡「もう、テンション上がりすぎー」
誠子「だって後輩と同級生が作ってくれたご飯が食べられるんだよ?」
淡「え?」
尭深「え?」
誠子「嬉しすぎてテンション上がらないはずなくない?
ほら、私は料理できないしさ、二人ともありがとね」
淡「あ、うん…」
尭深「うん、いいの。大した事じゃないから…」
107 :
こういう爽やかな鈍感というか、他に夢中になれることがある主人公は素敵
108 = 86 :
誠子「じゃあ、いただきます!」
淡「はいどーぞ」
尭深「召し上がれ、誠子」
誠子「おー!玉子焼き美味しいー」
淡「でしょでしょー」
誠子「うん、淡すごいなぁ」ヨシヨシ
淡「もっと褒めてもいいよー」
誠子「うん、すごいすごい」
淡「誠子に喜んで欲しくて頑張ったんだからね」
誠子「喜んでるよ、ほんと、マジで」
淡「日頃のお礼と、今日のお礼」
誠子「淡…お前そんなキャラだっけ?」
淡「なっ!ひどーい!」
誠子「アハハ、ごめんごめん」
109 :
すばらだわ
④
110 :
>>107
頑張ってる人は魅力的だよね
111 = 86 :
誠子「さて、尭深のおにぎりも食べようかなぁ」パクッ
尭深「どうぞ、たくさんあるからいっぱい食べて」
淡「たかみー私も食べていい?」
尭深「うん、もちろん。淡ちゃんの分も作ったから」
淡「わーい!ありがとー!私のやつも食べてね」
尭深「うん、じゃあ、いただきます」
誠子「おぉ!これだこれ!尭深のおにぎりはいつも美味しいなぁ」
尭深「そ、そうかな?別に普通って言うか…」
誠子「なんでだろう、美味しいんだよねぇ。何か入れてる?」
尭深「ううん、全然」
誠子「きっとあれだね、尭深の気持ちが入ってんだね」
尭深「えっ!?//」
112 = 107 :
>>110
そういう主人公が鈍感なのは許せるけど、ただのやれやれ系へタレが鈍感なのは許せん
とりあえずこのSSの亦野さんがすばらなのは確か
113 = 86 :
誠子「美味しくなりますように、ってやつだね」
尭深「あぁ…そっちなのね」
誠子「そっち?」
尭深「ううん、なんでも。喜んでくれてよかった」
淡「たかみーよく作るの?」
尭深「そうでもないけど、前に一度1つあげたらすごく美味しいって言ってくれたから」
誠子「たまに食べたくなるんだよね」
淡「私のもなる?」
誠子「うん、美味しいからきっとなるよ」
淡「そっかぁ、よかったぁ」
誠子「さーて、腹ごしらえも済んだし…もいっちょ頑張るか」
淡「今度こそ釣り上げてよね」
誠子「うーん、まあ頑張るよー」
尭深「頑張って、誠子」
115 = 86 :
誠子「あ、あんまり遅くなると暗くて危ないから早めに切り上げるね」
淡「はーい」
尭深「うん、わかった」
誠子「あ、ていうか、ほんとに大丈夫?」
淡「なにが?」
誠子「いや、二人は釣りもしないのにここにいて退屈じゃないのかなって」
尭深「全然退屈じゃないよ、楽しい。ね、淡ちゃん」
淡「うん、大丈夫だよ誠子」
誠子「ならよし。…さて、仕掛けちょっと直すかな」
誠子「うーん、角度かなぁ…こっちをちょっと削るか」
誠子「……えーっと、これでいいかなぁ、よし」
淡「…相変わらず楽しそうで」
尭深「全然退屈じゃないよね」
淡「誠子を見てるだけで楽しいもんね」
尭深「…だよね」
117 = 86 :
誠子「っ!!あ、淡!きた!」
淡「ほんと!!?」
誠子「ほんとほんと!」
尭深「しなってる!」
誠子「よーし、そっとそっと…この網でっと…」
淡「っ!これがアマゴ!」
誠子「ちょっと待ってね、ハリを外して…はい、釣れた!」ドーン
淡「あ、赤い!」
誠子「あぁ、うんそうだよね。綺麗だよ…ちょっと小さいけど」
尭深「これで小さいの?」
誠子「うん、だけどまあ、よしとしよう」
淡「これがアマゴなんだぁ…」ツンツン
誠子「そんなに珍しい?」
淡「うん!誠子、連れてきてくれてありがと!」
誠子「あ、うん…なんか恥ずかしいな//」
118 :
いいっすねー
119 = 86 :
誠子「そろそろ帰ろうかー」
淡「もういいのー?」
誠子「うん、これだけ釣れれば十分だよー」
尭深「午後はすごかったね」
誠子「こういうこともあるのが自然なんだよねー」
淡「面白いね」
誠子「でしょ?だから、やみつきなんだよね」
尭深「誠子、いい顔してる」
誠子「そ、そう?//」
尭深「さ、片付けよう」
誠子「うん、バラしてくね」
淡「これ塩焼きとかするの?」
誠子「そ、美味しいよ。お母さんがいろいろ料理してくれるの」
淡「食べたいなぁ」
誠子「うちにおいでよ、一緒に食べようよ。尭深も」
120 = 118 :
いいっすねー
121 = 86 :
淡「い、いいの!?」
尭深「迷惑じゃない?」
誠子「ううん全然平気。今日は少し多めに釣れたしさ、ご馳走したい
ってお母さんが料理するんだけどさ」
淡「い、行く!行きたい!」
尭深「あ、私も…」
誠子「おっけー。じゃあ、このまま沢を下りてうちへ向かおっか」
淡「さんせー!」
尭深「ありがとう、誠子」
誠子「なんのなんの。いいってことよー!」
淡「たかみー嬉しいでしょ」
尭深「それは淡ちゃんでしょ」
淡「ふーんどうかな」
尭深「そっちこそ」
123 = 86 :
淡「誠子、魚の分重いでしょ?何か持とうか?」
誠子「バーカ。淡に持たせるなんてできないよ」
淡「なにそれ落とすと思ってるんでしょー」
誠子「違う違う。後輩に重いもの持たせるなんてできないってこと」
淡「…そ、そう?ありがと」
誠子「今日はやけに素直だ、いいね、可愛い」
淡「か、可愛くなんかないよ、バカ//」
誠子「えー、淡って可愛いよね?尭深」
尭深「そう?」
誠子「もう、尭深は素直じゃないなぁ」
尭深「そ、そんなんじゃ…」
誠子「さて、岩場降りよっか」
淡「うん…」
124 = 107 :
イケメン過ぎるで亦野さん
125 = 89 :
こりゃモテますわ
126 = 86 :
誠子「私が先に降りるからね…よっと、ここを持つといいよ」
誠子「おっと、…よし、降りられた。じゃあ尭深からおいで」
尭深「あ、うん…」
誠子「落ち着いてね、ゆっくりでいいよ。そう、そこを持って」
尭深「い、行くよ」
誠子「うん、ちゃんと支えるから平気だよ、っと…よし、降りられた」
尭深「ほっ…よかった」
誠子「ごめんね、危ない場所に連れて行って」
尭深「ううん!謝らないで」
誠子「うん、…わかった。…じゃあ、淡降りといでー」
淡「行くよ~」
128 = 86 :
誠子「淡、急がなくていいからね。安全第一だよ」
淡「わかってるってー、全然平気っ、あっ!!」
誠子「ほら、もう!しっかり手をかけて!」
尭深「淡ちゃん落ち着いて!」
淡「こ、怖いよ誠子!お、落ちる!」
誠子「大丈夫、ちゃんと足をそこ、そう、かけて!」
淡「う、うん!…はぁ、よかった」
誠子「よし、じゃあ、ゆっくり、そう、ちょっとずつ降りてきて…うん、そうそう」
淡「は、はぁ…お、降りられた」
誠子「調子に乗らないの…もう」
淡「…ごめんね誠子」
誠子「いや、私こそこんなところに連れてきてごめん」
淡「なんで、私が来たかったんだよ」
誠子「そうだけど…でも、ごめん」
淡「…うん、いいよもう」
129 = 86 :
誠子の家まで歩く
誠子「疲れてるだろうし、ゆっくり歩いて行こう」
尭深「…うん、疲れちゃった」
淡「でも楽しかったよね、たかみー」
尭深「楽しかったね」
誠子「ほんと?なら連れてきてよかったのかなぁ」
淡「よかったんだって!」
尭深「うんうん」
誠子「私も楽しかったよ、淡と尭深がいて楽しかった」
淡「それはそれは」
尭深「お魚楽しみ…」
誠子「美味しいよ、きっと」
130 :
あとでよむほ
131 = 92 :
132 = 86 :
淡「ねえ、誠子、誠子が好きなものってなーに?」
誠子「好きなもの?うーん、釣り?」
尭深「麻雀じゃないの?」
誠子「それも好きだけど、今日は釣りしたばっかりだしさー。淡は?」
淡「好きなもの?うーん、私は麻雀」
誠子「そっか、淡らしいね。尭深は?」
尭深「私は…私は、私も、やっぱり麻雀」
誠子「お茶じゃないんだ?」
尭深「うん。麻雀の次かな、お茶は」
誠子「そっかー…私は釣りも麻雀もどっちも好き」
淡「釣りは自然が好きだからでしょ?じゃあ麻雀は?」
誠子「麻雀は、打つのも楽しいし団体戦だとみんなの試合見るのも好きだよ」
尭深「そ、そうなの?」
133 = 99 :
>>131
こりゃ完全に惚れてる顔だ
134 = 86 :
誠子「私は白糸台の仲間が好きだし、みんなで戦う団体戦が好きなんだよね」
淡「私も、みんなのこと好きだよ」
尭深「なら、私だって」
誠子「一体感っていうのかな…スポーツともまた違うような、なんて言えばいいのかな
そういうのを体感できる麻雀が、好きなんだよね」
誠子「釣りとは全然違う、人と人とのつながりっていうかさ」
淡「誠子、いろいろ考えてるんだ」
誠子「どういう意味だーこらー」
135 = 86 :
淡「だって。ただの釣りバカかと。ね、たかみー」
尭深「ふふ、だね」
誠子「ち、違うって。もう…私はみんなが好きで麻雀が好きなんだよ」
尭深「そっか、みんななんだ」
誠子「尭深もそうだって言ったでしょ?」
尭深「そうだけど、そうじゃないっていうか」
淡「うん、そうだけどそうじゃないよね。わかるわかる」
誠子「えぇ、どういうこと?」
淡「鈍感な誠子には一生分かりませーん」
尭深「うーん、確かに」
誠子「私鈍感かなぁ。それは宮永先輩じゃないの?」
淡「うわ、自覚ないわけ?厄介だー」
尭深「ほんとだねぇ、困っちゃうね」
136 = 84 :
ええな
137 :
すばら
138 = 86 :
誠子「うぅ、二人がいじめるよー」
淡「照も大概だけど、誠子も全然負けてないから」
尭深「いい勝負かな」
誠子「…うーん。わからない…弘世先輩に聞いてみようかな」
淡「菫は多分教えてくれないんじゃないかなぁ」
誠子「そうなの?」
尭深「そうなの」
淡「ねぇ、それよりお腹すいちゃった」
誠子「もうちょっと我慢だー」
尭深「誠子ー」
誠子「ん?」
尭深「…今日はありがと」
誠子「え?うん…さっきも言ったよ?」
139 = 92 :
140 = 86 :
淡「あ、じゃあ私も!ありがと誠子!」
誠子「んー?変な二人」
淡「誠子、きっといつかさ」
誠子「いつか?」
淡「教えてあげるよ」
誠子「いつだよーそれ」
尭深「いつかは、いつかだよ」
誠子「なんとなく、すごく遠い話のような…」
淡「それは誠子次第ってことで」
誠子「うーん」
尭深「きっとね、わかるよ」
淡「私たち、気持ちが」
誠子「…気持ち?」
カン
141 = 92 :
お疲れ様サマです!すばらでした!
142 = 84 :
乙、即興にしては凄いな
143 :
おつなのよー
144 = 86 :
もう2時過ぎてるやん、適当に書いて12時終了予定だったのに!
疲れた…すいません、最後駆け足ぎみになってしまった
ちなみに続きません
支援ありがとうですおやすみなさい
145 = 99 :
乙
亦野さん最高!!!!
146 :
乙乙
みんなかわいい
147 :
おつー。終始ニヤニヤしてたわ
みんなの評価 : ★
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