元スレ妹「お兄ちゃん、いっしょに寝よっ」兄「え……?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
101 = 94 :
各部隊が一斉に攻撃を開始する。
重火器「撃ちまくれぇ~っ! ヒャッハ~ッ!」ガガガガガ…
剣士「カッターナイフが今宵も血を欲しがる……」ギラッ
縄跳び「縄跳びを皮膚にぶつけた痛みは想像を絶する……特に冬場はな」ヒュンヒュンッ
暴走族「補助輪はまだ外れてねーぜェッ!」ガラガラ…
マッチョ「石を詰めたランドセル、投てき開始!」ブオンッ
鬼「グオオオオオッ! ガアアアアアアッ!」
廃人「真のポケモンマスターは、主人公の名前を決める段階で1000時間使う」
マセガキ「ねーねーAVってなぁに?」キョトン
その他「合唱では口パク、サッカーではゴールキーパー、それが俺たち!」ザンッ
ドゴォッ! バキィッ! ズガァッ! メキィッ! ボキィッ!
兄も10万の大軍相手によく戦うが、さすがに圧倒的兵力の前に疲労が出てきた。
兄(このままじゃ……たとえ10万を全滅させても、悪童は到底倒せない……!)
102 = 94 :
その時──
ドゴォォォンッ!
「ぐわぁっ!」 「うぎゃああっ!」 「ぎゃああっ!」
どこからともなく飛んできた砲弾が、大軍の一角を吹っ飛ばした。
悪童「なんだぁ!?」
兄「これは一体……!?」
103 :
まだやってたのかよwwwwww
104 :
強すぎワロタ
中身はザコか
106 = 94 :
砲撃の正体は御曹司が搭乗する戦車だった。
御曹司「そいつをやっつけるのはボクたち6年2組と3組なんだ!」キュルキュル…
御曹司「勝手に手を出されては困る!」キュルキュル…
ガキ大将「そういうこった!」
兄「お、お前たち……!」
ガキ大将「勘違いするんじゃねえ! てめえを倒すのは、この俺だからな!」
兄「……とにかく助かったよ」
さらに──
幼馴染「6年4組、全軍参上!」ザッ
児童A「6年1組、俺たちも駆けつけたぜ!」ザザッ
兄「幼馴染! みんな!」
幼馴染「ザコは私たちが引き受けたわ、アンタはあの悪童をやっつけなさい!」
兄「……ありがとう!」
107 = 94 :
御曹司「活躍したら、ボクからボーナスはずむぞ!」バッ
「さすが御曹司さん!」 「よぉ~し!」 「金欲の力を見せてやる!」
ガキ大将「俺に殴られたくなきゃ、全員ブチのめせぇっ!」バッ
「おうっ!」 「やってやらぁ!」 「大将こそ一番だ!」
幼馴染「みんな、行くわよっ!」バッ
「姐さんのためなら死ねます!」 「頑張るわ!」 「行くぜっ!」
児童A「組長のクラスである俺たちこそ最強だ!」バッ
「組長に恥はかかせねえ!」 「1組なめんな!」 「レモン汁の汚名返上だ!」
10万人と、6年1~4組連合軍がぶつかり合う。
ワアァァァァァ……! ドゴォン…… ズガァン……
兄「こうしてケンカするのは、幼稚園以来だね」ザッ…
悪童「お仲間に恵まれたようだな。だが、いい気になるなよ」
108 :
お受験軍団1万どこ行った
109 = 94 :
悪童「俺は各小学校を制覇しながら、あらゆる格闘術を極めた」
悪童「色んなタイプの小学生に勝ちまくるようなコンビネーションを探した!」
悪童「……そして今! 俺は10万の児童の頂点にいる!」
悪童「この意味が分かるか?」
兄「分かんない」
悪童「……分かった! 教えてやる!」
悪童「この俺様が! 小学生で一番! 強いってことなんだよ!」
戦闘開始──!
悪童「来い!」ザッ
兄(先手必勝、一撃で沈める!)シュバッ
インド象をも一撃で沈める、兄の右ストレート。
しかし、悪童はさざ波のようなゆるやかな動きで、これをあっさりとかわしてみせた。
110 :
グリーン
111 :
なんだこれ
112 = 104 :
例え方が最初のポケモン
113 :
なんか澤井啓夫の漫画を見てるような感覚
114 = 94 :
悪童はまずボクシングの連打(ラッシュ)で兄の顔面を打ち──
ムエタイの肘を突き刺し──
カラテの正拳で兄の胸骨に亀裂を入れた。
兄「いたた……!」ヨロッ…
兄(ボクの打撃はほとんど我流だし、立ち技じゃ勝ち目がないっ!)ダッ
悪童(タックルか、無駄だ!)サッ
悪童はレスリングテクニックも完璧である。
兄のタックルはあっさり切られ、逆に首を掴まれてしまう。
ガシィッ…… ボキィッ!
悪童「首の骨がいい感じに折れたな」
兄「いだだっ……! 寝違えた時より痛いや!」
116 = 94 :
兄「立ち技も、寝技もまるで通用しないなんて……」ハァハァ…
兄(ちくしょう……ここまでか……!)ハァハァ…
悪童「なんだよ……この程度かよ。警戒して損しちゃったぜ」
悪童「お前のお仲間も、さすがに10万相手には劣勢のようだし……」チラッ
ワアァァァァァ……!
幼馴染「みんな……ふんばるのよ!」ブオンッ
御曹司「くそ~っ、いくら撃ってもキリがない!」キュルキュル…
ガキ大将「殴りつかれてきたぜ……」バキッ
児童A「組長のために!」ドカッ
ワアァァァァァ……!
悪童「まずはお前にトドメを刺す! お仲間は全員死ぬまで肩パンの刑だ!」
兄「くっ……!」
「お兄ちゃん!」ザッ
117 = 94 :
空き地にやってきたのは、頼もしい援軍──
ポチとタマを引き連れた妹であった。
兄「お前……どうしてここに!?」
妹「ポチとタマのさんぽをしてたら、すんごい音がしたから……」
妹「ポチ! タマ! お兄ちゃんのお友だちをたすけてあげて!」
ポチ「グルルル……!」
タマ「ガルルル……!」
ポチ『子供のケンカに介入するってのは気がひけるけどな』ダダダッ
タマ『どう見てもフェアな戦争じゃないし、しゃーないっしょ! 殺すなよ!』ダダダッ
ザシュッ! ドシュッ! ガブゥッ!
ポチとタマは10万人の中に乱入し、
次々に児童たちの四肢を噛み砕き、爪で頸動脈を切り裂いていった。
118 = 108 :
先生!どこから殺す事になるんですか?!
119 :
死んでるだろwwwwwwwww
子供と狼&虎とか地獄絵図wwwwwwwwwww
120 :
なんだこれワロタ
121 = 94 :
妹「あのわるそうなヤツは、あたしがたおす!」
兄「よせっ! お前じゃアイツには勝てない!」
妹「あたしだって戦えるんだから!」ダッ
悪童「ふん」サッ
愛する兄のため、悪童に挑みかかる妹。
しかし──
飛びヒザ蹴りを顎に喰らい、よろめいたところにボディブローを受け、
アッパーカットで月面まで飛ばされてしまった。
妹「あうっ!」ドサッ
妹「いたたぁ……あれ、ここは月?」
妹「ウサギさんなんていないじゃない! 穴ぼこと岩しかないじゃない!」
妹「月にはウサギさんがいるってしんじてたのに……うわぁ~ん!」シクシク…
123 = 94 :
うわぁ~ん……
空気のない月で泣く妹の声を、兄の超聴力はキャッチした。
兄「…………」ピクッ
悪童「お前の妹は月の光に導かれたようだな……次はお前の番だ!」
兄「…………」
兄「よ、よくも……」ブチッ
兄「よくも、ボクの妹を泣かせたなぁぁぁぁぁっ!!!」
ボウッ!!!
悪童「なにっ!?」
124 = 94 :
悪童「なんだ、この兄気(オーラ)は……!」
兄「口に漢字の八をつけると、兄になる」シュインシュイン…
兄「すなわち!」シュインシュイン…
兄「兄とは、妹を守る時こそ最大戦力を発揮できるんだ!」シュインシュイン…
兄「前、幼稚園で戦った時は、まだ妹はお母さんのお腹の中だったしね!」シュインシュイン…
悪童「お、おのれェ……死にぞこないがァ!」
もはや悪童は兄の敵ではなかった。
兄のチョップが悪童の肩を切り裂き──
兄のローキックが悪童の両膝を粉砕し──
兄のデコピンが悪童の頭蓋骨をかち割った。
悪童「ぐおおっ……!」ヨロヨロ…
悪童「こ、こうなったら! 最後の手段だ!」サッ
兄(スマートフォンを取り出した?)
125 = 113 :
理解が追いつかない
126 = 94 :
悪童「パパ!」
総理大臣『なんだい、マイサン!』
悪童「核ミサイルのスイッチ、使っていいかい!?」
総理大臣『いいよ!』
すると、悪童はポケットから小さなスイッチを取り出し──
人差し指と中指を重ねた手で、連打を開始した。
これはかの高名なゲーマー『高橋名人』の連打法である。
カチカチカチカチカチ……
悪童「クゥ~ックックックック!」カチカチ…
悪童「妹を守る力、大したもんだ。だが、しょせん戦闘を制するのは数!」カチカチ…
悪童「今、国会議事堂から俺の連打の数と同じ数の核ミサイルが」カチカチ…
悪童「この空き地に発射されている!」カチカチ…
悪童「負けるくらいなら相討ち! これが俺の悪人としての“わるあがき”だ!」カチカチ…
127 :
ぱぱさん軽いなwwww
128 :
核あるから日本の話じゃなかったのか
なら納得だ
129 :
地球何回滅ぼすつもりだよ
130 = 94 :
「悪童さん、俺たちごとっすか!?」 「死にたくねえよ!」 「ひぃ~っ!」
側近「ボスと死ねるのなら本望……」
御曹司「ちくしょう、総理大臣の息子だなんてボク以上のセレブじゃないか!」
ガキ大将「明日の給食、食いたかったぜ……」
児童A「組長、あの世でも組長と呼ばせてくれ!」
ポチ『こりゃさすがに死んだな。辞世の句でも詠むか』
タマ『“雨傘は 英語で書くと アンブレラ”ってのはどうだ?』
幼馴染「みんな諦めないで!」
幼馴染「アイツなら……きっとなんとかしてくれるわ!」
シュゴォォォォォ……!
空き地上空におびただしい数の核ミサイルが迫る。
悪童「来た来た来た来た来たァ! ……今さら謝っても遅いぞ!」
兄「…………」
132 = 94 :
兄「数なんて無意味だよ」
悪童「!?」
兄「だって……それ以上の数で粉砕すればいいんだから!」バッ
兄は飛び上がると拳で核ミサイルを迎撃し始めた。
月から自力で戻ってきた妹も加わり──拳の数は二倍!
さらに兄妹愛が加わって、拳の数は無限大!
兄「うおおおおおおおおおっ!!!」
妹「でやああああああああっ!!!」
ズガガガガガガガガガガッ!
ズガガガガガガガガガガッ!
兄妹の拳で、全ての核ミサイルは塵芥と化した。
134 :
あかんwwww辞世の句がおかしいwwww
135 = 110 :
どんな顔してこれ書いてんだろう
136 = 94 :
兄「見たか!」スタッ
妹「みたかぁ!」スタッ
悪童(バ、バカな……)
悪童(あの数のミサイルを破壊して、息切れ一つしてないなんて──)
悪童(なんというスタミナ……!)
悪童(俺は日頃から葉巻とシンナーの吸いすぎで、スタミナだけは自信がない)
悪童(こんなスタミナを持つ奴らに、敵うわけなかったんだ……)
悪童「俺の……完敗だ……!」ガクッ
兄「悪童……」ポン
悪童「?」
兄「幸いボクの友だちもお前の仲間も全員無事だし、仲直りしてみんなで遊ぼう!」
悪童「……うんっ!」グスッ
137 :
なんだこれ糞笑った
138 = 119 :
核とか史上最悪のテロリストじゃねかwwwwwwwwwww
139 = 94 :
兄妹とその仲間、悪童と10万人の手下たちは空き地でドッジボールを始めた。
兄「いっくぞぉーっ! さてだれに投げるかな……」チラッ
妹「いつでもいいよ、お兄ちゃん!」
悪童「来いっ!」
幼馴染「こっちに投げないでよ!」
御曹司「この指無しグローブ、かっこいいだろ!?」ドヤッ
ガキ大将「俺が全員アウトにしてやらぁ!」
児童A「組長、手加減してくれよ~!」
側近「あんなに楽しそうなボスを見るのは初めてだ……」
ワイワイ……! アハハハ……! キャーキャー……!
タマ『さっきまでケンカしてたのに、子供ってのは気楽でいいやな~』
ポチ『ま、ケンカするほど仲が良いっていうしな!』
おわり
140 :
悪童の仲間死んでるが
141 :
ぽちとタマが
142 :
頸動脈ぐらい大したことないやろ
おつ
143 = 113 :
きっと再生治療もスゴい世界なんだよ
144 = 128 :
十万人のドッヂボールなんて終わらないな
145 = 141 :
>>144
殺せばいい
146 :
兄が放ったボールが貫通しまくるな
147 = 113 :
お前らJSじゃなかったのかJSはもう寝てる時間だぞ
148 :
これはどこのリーダー伝のたけしさんですか
149 :
なにこのスレこわい
みんなの評価 : ★
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