私的良スレ書庫
不明な単語は2ch用語を / 要望・削除依頼は掲示板へ。不適切な画像報告もこちらへどうぞ。 / 管理情報はtwitterでログインするとレス評価できます。 登録ユーザには一部の画像が表示されますので、問題のある画像や記述を含むレスに「禁」ボタンを押してください。
VIP以外のSS書庫はSS+をご利用ください。
元スレ美希「ハニー、ミキ結婚するね?」
SS スレッド一覧へ / SS とは? / 携帯版 / dat(gz)で取得 / トップメニューみんなの評価 : ★
レスフィルター : (試験中)
P「え?」
美希「ミキにふさわしい人、見つけちゃったんだ」
P「い、いやちょっと待てよ! アイドルはどうするんだ!」
美希「ごめんね、バイバイ」
P「お、おい美希! 嘘だろ、待ってくれ、美希!!」
――
P「美希……いかないでくれ……頼む」
P「美希……」
P「……はっ」
P「これまたベタな夢だな……」
P「仕事行くか……」
美希「ミキにふさわしい人、見つけちゃったんだ」
P「い、いやちょっと待てよ! アイドルはどうするんだ!」
美希「ごめんね、バイバイ」
P「お、おい美希! 嘘だろ、待ってくれ、美希!!」
――
P「美希……いかないでくれ……頼む」
P「美希……」
P「……はっ」
P「これまたベタな夢だな……」
P「仕事行くか……」
P(よりによって朝からあんな夢を見てしまうとは)
P(……美希は、うちの事務所のアイドルで)
P(今からちょうど1か月前くらいだったかな? 事務所に初めて来たときに、出会った)
P(きっとその時から惹かれていたというか、一目惚れに近いような……)
―
P「よろしくお願いします」
律子「えっとそれじゃ、プロデューサー殿はそちらの……ちょっと美希?」
美希「んー?」
P「……この子は」
律子「あぁ、えぇと……」
美希「ミキ? 美希は星井美希って言うの! よろしくね?」
P「あ、あぁよろしく。ちなみに俺は……」
美希「ねぇねぇそこの人。ミキ眠たいからちょっと寝るね? だから時間になったら起こして欲しいな」
P「え?」
律子「ちょ、ちょっと美希! アンタプロデューサーになんてこと!」
美希「え? プロデューサー?」
P(……美希は、うちの事務所のアイドルで)
P(今からちょうど1か月前くらいだったかな? 事務所に初めて来たときに、出会った)
P(きっとその時から惹かれていたというか、一目惚れに近いような……)
―
P「よろしくお願いします」
律子「えっとそれじゃ、プロデューサー殿はそちらの……ちょっと美希?」
美希「んー?」
P「……この子は」
律子「あぁ、えぇと……」
美希「ミキ? 美希は星井美希って言うの! よろしくね?」
P「あ、あぁよろしく。ちなみに俺は……」
美希「ねぇねぇそこの人。ミキ眠たいからちょっと寝るね? だから時間になったら起こして欲しいな」
P「え?」
律子「ちょ、ちょっと美希! アンタプロデューサーになんてこと!」
美希「え? プロデューサー?」
P(律子が散々叱って、その最中にも言ってしまえばほとんど話を聞かずに)
P(ただ見てた俺の方をチラチラ覗いて。目が合った時、俺はもう)
P(……もちろんルックスもさながら。後で年齢を聞いたときは、それこそ驚いた)
P(自分がプロデュースするアイドルとしてなのか……一人の女性としてなのか)
P(どちらにせよ、俺にできることは一つだった。気に入ってる相手ともなれば、それなりにやる気もでる)
―
美希「ねぇねぇプロデューサー! どうだった?」
P「すごいじゃないか美希! またこのオーディションも合格だな!」
美希「えへへ、ミキにかかればこれくらい簡単なの!」
P「……それにしても、それだけ力が合ったのにどうして」
美希「何が?」
P「あ、いや……今までだってアイドルやってたんだろう? なのに無名ってのがどうも信じられないというか」
美希「うーん、やる気の問題かな?」
P「やる気?」
美希「なんとなくやる気が出たってだけだよ? 今までは、なんていうか退屈だったの」
P(ただ見てた俺の方をチラチラ覗いて。目が合った時、俺はもう)
P(……もちろんルックスもさながら。後で年齢を聞いたときは、それこそ驚いた)
P(自分がプロデュースするアイドルとしてなのか……一人の女性としてなのか)
P(どちらにせよ、俺にできることは一つだった。気に入ってる相手ともなれば、それなりにやる気もでる)
―
美希「ねぇねぇプロデューサー! どうだった?」
P「すごいじゃないか美希! またこのオーディションも合格だな!」
美希「えへへ、ミキにかかればこれくらい簡単なの!」
P「……それにしても、それだけ力が合ったのにどうして」
美希「何が?」
P「あ、いや……今までだってアイドルやってたんだろう? なのに無名ってのがどうも信じられないというか」
美希「うーん、やる気の問題かな?」
P「やる気?」
美希「なんとなくやる気が出たってだけだよ? 今までは、なんていうか退屈だったの」
P「退屈、か」
美希「だからプロデューサーが来るって聞いて、すっごくワクワクしてたの!」
P「それはそれは」
美希「ねぇねぇ、次のお仕事は!」
――
P(それはもう天才としか形容し難いほど、優秀で素晴らしい人材だった)
P(……逆に、そのことを聞いて。初日に俺のことを見ていたのは単なる好奇心だと)
P(男性としての興味ではないんだと実感して、少しだけがっかりした。というのが本音だ)
P(美希のことを知っていくと、男性関係は軽くいなしてきた、とも聞くし。もともと期待する方がおかしいのだが)
P(舞台で輝く美希を見てると、その気持ちは高まる一方で……とそんなある日)
――
美希「ねぇねぇハニー!」
P「なんだ美……え?」
美希「どうしたの?」
P「いや、美希……その、今なんて」
美希「だからプロデューサーが来るって聞いて、すっごくワクワクしてたの!」
P「それはそれは」
美希「ねぇねぇ、次のお仕事は!」
――
P(それはもう天才としか形容し難いほど、優秀で素晴らしい人材だった)
P(……逆に、そのことを聞いて。初日に俺のことを見ていたのは単なる好奇心だと)
P(男性としての興味ではないんだと実感して、少しだけがっかりした。というのが本音だ)
P(美希のことを知っていくと、男性関係は軽くいなしてきた、とも聞くし。もともと期待する方がおかしいのだが)
P(舞台で輝く美希を見てると、その気持ちは高まる一方で……とそんなある日)
――
美希「ねぇねぇハニー!」
P「なんだ美……え?」
美希「どうしたの?」
P「いや、美希……その、今なんて」
あえて結末がどうであるかは聞かないけど、これ俺が読んだほうがいいss?
美希「……ハニー?」
P「そうだ、それ! なんでそんな……」
美希「プロデューサーは、ただのプロデューサーじゃない、って思ったから」
P「え?」
美希「ミキね、ずっとキラキラしたいって思ってたの! 舞台の上でいろんなダンスや歌をして」
美希「今まで全然できなかったことが、今毎日できてるってことがすっごく嬉しいの」
P「……」
美希「プロデューサーのおかげだって、思ってる。だから、プロデューサーはミキのハニーなの!」
P「い、いや……」
美希「……嫌?」
P「いやじゃ、ないが……その、仕事では押さえてくれると」
美希「お仕事が終わったらいいの?」
P「そういうことでもなく! わ、わかった……好きにしてくれ。でも、できるだけ外では、気を付けてくれ」
美希「はいなの!」
P「……」
P「そうだ、それ! なんでそんな……」
美希「プロデューサーは、ただのプロデューサーじゃない、って思ったから」
P「え?」
美希「ミキね、ずっとキラキラしたいって思ってたの! 舞台の上でいろんなダンスや歌をして」
美希「今まで全然できなかったことが、今毎日できてるってことがすっごく嬉しいの」
P「……」
美希「プロデューサーのおかげだって、思ってる。だから、プロデューサーはミキのハニーなの!」
P「い、いや……」
美希「……嫌?」
P「いやじゃ、ないが……その、仕事では押さえてくれると」
美希「お仕事が終わったらいいの?」
P「そういうことでもなく! わ、わかった……好きにしてくれ。でも、できるだけ外では、気を付けてくれ」
美希「はいなの!」
P「……」
――
P(もちろん嬉しかった。でもそれ以上に不安の方が大きくて)
P(急にそんなふうに慕われては、どう対応していいかもわからず……いわゆる勘違いをしてしまいそうで)
P(そんな勘違いがいいのか悪いのか、順調に進み、ついには日常的にスキンシップがはかられるようになった現在)
P(……さっきの夢を見てしまった。どうしてこうも、夢のダメージは大きいのか)
P「……はぁ」
P(精神的なところだけ強く感じるのか、結構胸が痛む)
P(……あれだけ慕ってくれている美希も、いつかは。なんて、父親でもあるまいし)
P(しかし、想えば想うほど。アイドルとプロデューサー、そもそも交わることなどないはず)
P(さっきの夢が、やたらリアルに思えてきて余計切なくなる。というのは、出勤中の男としては不釣り合いだろうか)
P「あーもうダメだこんなんじゃ! シャキッとシャキッと!」
律子「あ、あの……」
P「え? うわぁああ!!!」
律子「わっ……お、驚かさないでくださいよ……」
P「あ、り、律子か……すまん」
P(もちろん嬉しかった。でもそれ以上に不安の方が大きくて)
P(急にそんなふうに慕われては、どう対応していいかもわからず……いわゆる勘違いをしてしまいそうで)
P(そんな勘違いがいいのか悪いのか、順調に進み、ついには日常的にスキンシップがはかられるようになった現在)
P(……さっきの夢を見てしまった。どうしてこうも、夢のダメージは大きいのか)
P「……はぁ」
P(精神的なところだけ強く感じるのか、結構胸が痛む)
P(……あれだけ慕ってくれている美希も、いつかは。なんて、父親でもあるまいし)
P(しかし、想えば想うほど。アイドルとプロデューサー、そもそも交わることなどないはず)
P(さっきの夢が、やたらリアルに思えてきて余計切なくなる。というのは、出勤中の男としては不釣り合いだろうか)
P「あーもうダメだこんなんじゃ! シャキッとシャキッと!」
律子「あ、あの……」
P「え? うわぁああ!!!」
律子「わっ……お、驚かさないでくださいよ……」
P「あ、り、律子か……すまん」
律子「びっくりしますよ……歩いてる男の人が急に大声を上げるんですから……」
P「そ、それはまあ……この通り、そんなに人多くないしさ?」
律子「まあいいんですけど……何かあったんですか?」
P「え? いや、別にそういうあれじゃないんだ!」
律子「もしよかったら相談に乗りますよ? 私も、一応プロデューサーですし」
P「……うん、ありがとう。特にアイドルの事になると、女同士の方が捗るだろうしな」
律子「アイドル?」
P「あぁいや、別になんでもないんだ。ありがとな」
律子「いえ、そういうことならいいんです」
P「……さて、と。今日も頑張るか」
律子「そうですね、頑張りましょう!」
ガチャッ
美希「あ、ハニー!」
P「おっと美希、来てたのか。おはよう」
美希「だって今日、お仕事早いんじゃなかった?」
P「そ、それはまあ……この通り、そんなに人多くないしさ?」
律子「まあいいんですけど……何かあったんですか?」
P「え? いや、別にそういうあれじゃないんだ!」
律子「もしよかったら相談に乗りますよ? 私も、一応プロデューサーですし」
P「……うん、ありがとう。特にアイドルの事になると、女同士の方が捗るだろうしな」
律子「アイドル?」
P「あぁいや、別になんでもないんだ。ありがとな」
律子「いえ、そういうことならいいんです」
P「……さて、と。今日も頑張るか」
律子「そうですね、頑張りましょう!」
ガチャッ
美希「あ、ハニー!」
P「おっと美希、来てたのか。おはよう」
美希「だって今日、お仕事早いんじゃなかった?」
P「いや、いつもより早いって話でさ」
美希「えー!」
P「今からだと……3時間くらい、あるか?」
美希「……」
P「いや、それはなんていうか……俺も伝達ミスだったな、すまんすまん」
美希「……いいの」
P「そうか、次はちゃんと……」
美希「その時間、ハニーとデートするの!」
P「……え?」
美希「ハニーが悪いんだから、いいよね?」
P「あ、いや、でも、俺ちょっと仕事……」
美希「……」
P「……デートと言っても何するんだ」
美希「この時間じゃお店も空いてないの。適当に散歩しよ?」
P「……わかった」
美希「えー!」
P「今からだと……3時間くらい、あるか?」
美希「……」
P「いや、それはなんていうか……俺も伝達ミスだったな、すまんすまん」
美希「……いいの」
P「そうか、次はちゃんと……」
美希「その時間、ハニーとデートするの!」
P「……え?」
美希「ハニーが悪いんだから、いいよね?」
P「あ、いや、でも、俺ちょっと仕事……」
美希「……」
P「……デートと言っても何するんだ」
美希「この時間じゃお店も空いてないの。適当に散歩しよ?」
P「……わかった」
美希「~♪」
P「……」
美希「どうかした?」
P「あ、いや。その、楽しいか?」
美希「うーん、楽しくはないかな」
P「……まあ、そうですよね」
美希「~♪」
P「その……美希さん?」
美希「何?」
P「どこに向かってるんだ?」
美希「別に?」
P「……」
美希「こういうのは男の人がリードしてくれるんじゃないの?」
P「……そう、なんだろうな」
美希「……ハニーは、嫌?」
P「……」
美希「どうかした?」
P「あ、いや。その、楽しいか?」
美希「うーん、楽しくはないかな」
P「……まあ、そうですよね」
美希「~♪」
P「その……美希さん?」
美希「何?」
P「どこに向かってるんだ?」
美希「別に?」
P「……」
美希「こういうのは男の人がリードしてくれるんじゃないの?」
P「……そう、なんだろうな」
美希「……ハニーは、嫌?」
P「嫌なんてそんな……ただ、デートと言うのはさ」
美希「……」
P「……美希?」
美希「……デート、してくれるんでしょ?」
P「うん、でもその……」
美希「デートってすれば、ただ出かけるだけでいいとか思った?」
P「み、美希?」
美希「……ミキは、誰にでもハニーとか、言うと思った?」
P「あ、いやそんなこと……」
美希「……ううん、なんでもない。ごめんなさい」
P「……」
美希「うー、やっぱり朝は寒いの……そろそろ、戻ろ?」
P「あ、うん……」
美希「……」
P「……美希?」
美希「……デート、してくれるんでしょ?」
P「うん、でもその……」
美希「デートってすれば、ただ出かけるだけでいいとか思った?」
P「み、美希?」
美希「……ミキは、誰にでもハニーとか、言うと思った?」
P「あ、いやそんなこと……」
美希「……ううん、なんでもない。ごめんなさい」
P「……」
美希「うー、やっぱり朝は寒いの……そろそろ、戻ろ?」
P「あ、うん……」
P(俺には美希が何を考えてるか、何を求めているかわからない)
P(たとえ分かったとして、それが俺に対する愛情だったとしても……受け入れることは)
美希「ハニー?」
P「おっと……」
美希「どうかした?」
P「いや、ちょっと考え事をな」
美希「……さっきのことは、気にしないで?」
P「あ、うん」
美希「……今日の収録の後って、迎えにきてくれる?」
P「え? えーと、時間は合うと思うが」
美希「そっか、わかったの!」
P「迎えに行っていいのか? そのまま帰ってもいいんだぞ?」
美希「んーとね、ちょっとだけ寄りたいところがあるから付き合って欲しいなって」
P(たとえ分かったとして、それが俺に対する愛情だったとしても……受け入れることは)
美希「ハニー?」
P「おっと……」
美希「どうかした?」
P「いや、ちょっと考え事をな」
美希「……さっきのことは、気にしないで?」
P「あ、うん」
美希「……今日の収録の後って、迎えにきてくれる?」
P「え? えーと、時間は合うと思うが」
美希「そっか、わかったの!」
P「迎えに行っていいのか? そのまま帰ってもいいんだぞ?」
美希「んーとね、ちょっとだけ寄りたいところがあるから付き合って欲しいなって」
P「寄りたいところ?」
美希「さっきダメだったから、チャンスを上げるの!」
P「……あー」
美希「いいでしょ?」
P「……わかった」
美希「それじゃ、行ってくるの!」
P「あぁ、行ってらっしゃい」
P(美希のわがままはなかなか厄介なものばかりで。でも、それをかなえてあげたいと心のどこかで思っていて)
P(……ひいきはしないように心がけてるが、やっぱり弱い)
律子「プロデューサー?」
P「おっと、律子か」
律子「さっき美希と出かけて、何か?」
P「……いや、まあデートと称して散歩に行ったんだが……お気に召さなかったようで」
美希「さっきダメだったから、チャンスを上げるの!」
P「……あー」
美希「いいでしょ?」
P「……わかった」
美希「それじゃ、行ってくるの!」
P「あぁ、行ってらっしゃい」
P(美希のわがままはなかなか厄介なものばかりで。でも、それをかなえてあげたいと心のどこかで思っていて)
P(……ひいきはしないように心がけてるが、やっぱり弱い)
律子「プロデューサー?」
P「おっと、律子か」
律子「さっき美希と出かけて、何か?」
P「……いや、まあデートと称して散歩に行ったんだが……お気に召さなかったようで」
律子「……それでなんとなくわかりましたけど」
P「具体的に何かをするわけにもいくまい……美希の気持ちはわかるけどさ」
律子「……」
P「律子はどうした方がいいと思う?」
律子「……さぁ、それは美希にしかわからないでしょうから」
P「やっぱり、そうだよなぁ」
律子「……あとは、本人と」
P「まあ、とりあえず大丈夫だろう。目立つ事はしないつもりだし」
律子「心配はしてませんよ、まあ頑張ってください」
P「うん、ありがとうな」
P「具体的に何かをするわけにもいくまい……美希の気持ちはわかるけどさ」
律子「……」
P「律子はどうした方がいいと思う?」
律子「……さぁ、それは美希にしかわからないでしょうから」
P「やっぱり、そうだよなぁ」
律子「……あとは、本人と」
P「まあ、とりあえず大丈夫だろう。目立つ事はしないつもりだし」
律子「心配はしてませんよ、まあ頑張ってください」
P「うん、ありがとうな」
---
美希「待ってたの、ハニー!」
P「すまんな、ちょっと遅れて」
美希「ううん、大丈夫」
バタン
P「それでどこに行くんだっけか?」
美希「……」
P「美希?」
美希「このまま……車の中でもいいよ?」
P「え?」
美希「……ミキは、それで」
P「美希……?」
美希「ミキ……ハニーのことが好き」
P「……それは前から聞いて」
美希「違うの! だって、どうせ……ハニーは適当な言葉だって思ってて……」
美希「待ってたの、ハニー!」
P「すまんな、ちょっと遅れて」
美希「ううん、大丈夫」
バタン
P「それでどこに行くんだっけか?」
美希「……」
P「美希?」
美希「このまま……車の中でもいいよ?」
P「え?」
美希「……ミキは、それで」
P「美希……?」
美希「ミキ……ハニーのことが好き」
P「……それは前から聞いて」
美希「違うの! だって、どうせ……ハニーは適当な言葉だって思ってて……」
P「て、適当だなんてそんな……」
美希「でも、今何も思ってない……」
P「な、何が……」
美希「ミキはこんなにドキドキしてるのに……ハニーは全然変わってないの……」
P「……」
美希「……本当は、ダメなのわかってる……分かってるけど、ちゃんと言いたかったから」
美希「ハニーが優しくしてくれるから、ミキだって……期待しちゃったのに」
P「……美希」
美希「えへへ、今朝のデートのお詫びに本当は……もっと欲しいけど」
美希「……最後まで聞いてくれたから、今日はもういいの。うちに向かって?」
P「あ、うん……」
美希「でも、今何も思ってない……」
P「な、何が……」
美希「ミキはこんなにドキドキしてるのに……ハニーは全然変わってないの……」
P「……」
美希「……本当は、ダメなのわかってる……分かってるけど、ちゃんと言いたかったから」
美希「ハニーが優しくしてくれるから、ミキだって……期待しちゃったのに」
P「……美希」
美希「えへへ、今朝のデートのお詫びに本当は……もっと欲しいけど」
美希「……最後まで聞いてくれたから、今日はもういいの。うちに向かって?」
P「あ、うん……」
P(緊張してないわけじゃない。ただ、目の前で起こったことがにわかに信じられなくて……)
P(それを、ただ純粋に喜ぶことができない立場、というのも一つだろうが)
P(……何にせよ、らしくない美希を乗せたまま、沈黙に包まれたまま無事家に着いた)
美希「……もう着いちゃったの」
P「……あぁ」
美希「それじゃ、また……明日、ね?」
P「……あぁ」
美希「ミキなら……ミキが運転手なら、自分の家に連れて行っちゃうよ?」
P「……」
美希「……じゃあね」
バタン
P(美希は最後に、精一杯の美希らしさを俺に見せて)
P(……きっと明日からも、変わらない日常なんだろう。そう思うと、やっぱりこの想いは重たい)
P(はじめからそんな想い持っていなければ……もしかしたら、美希も悩まなくて済んだのかもしれないのに)
P(それを、ただ純粋に喜ぶことができない立場、というのも一つだろうが)
P(……何にせよ、らしくない美希を乗せたまま、沈黙に包まれたまま無事家に着いた)
美希「……もう着いちゃったの」
P「……あぁ」
美希「それじゃ、また……明日、ね?」
P「……あぁ」
美希「ミキなら……ミキが運転手なら、自分の家に連れて行っちゃうよ?」
P「……」
美希「……じゃあね」
バタン
P(美希は最後に、精一杯の美希らしさを俺に見せて)
P(……きっと明日からも、変わらない日常なんだろう。そう思うと、やっぱりこの想いは重たい)
P(はじめからそんな想い持っていなければ……もしかしたら、美希も悩まなくて済んだのかもしれないのに)
P(家に着いた俺は、何ということもなくベッドに倒れ込んで)
P「……はぁ」
P「……いっそ、今日あの夢を見たい」
P(というか、夢じゃなくて本当なら……諦めもつくかも。なんて弱音を吐いたりして)
P(珍しく何もせず、そのまま眠ってしまった)
P(翌日、事務所に着くと誰もいなかった)
P(……と思ったら)
P「……早いな」
美希「……おはよう、ハニー」
P「おはよう、美希」
美希「……ハニー」
P「どうした?」
P「……はぁ」
P「……いっそ、今日あの夢を見たい」
P(というか、夢じゃなくて本当なら……諦めもつくかも。なんて弱音を吐いたりして)
P(珍しく何もせず、そのまま眠ってしまった)
P(翌日、事務所に着くと誰もいなかった)
P(……と思ったら)
P「……早いな」
美希「……おはよう、ハニー」
P「おはよう、美希」
美希「……ハニー」
P「どうした?」
ギュッ
P「え? ちょ、ちょっと美希!?」
美希「……」
P「お、おい離れ……」
美希「……ハニー、ごめんなさい」
P「……美希」
美希「……ダメな子だよね、ミキ」
P「……」
美希「もうね、こんなわがままなこと言わないから……」
美希「……だから、今日だけ」
P「……」
P(ベタベタな展開……だと突っ込んだとしても俺にはどうすることもできず)
P(……数分後、美希は離れた。目は軽く赤くなっていて)
P「え? ちょ、ちょっと美希!?」
美希「……」
P「お、おい離れ……」
美希「……ハニー、ごめんなさい」
P「……美希」
美希「……ダメな子だよね、ミキ」
P「……」
美希「もうね、こんなわがままなこと言わないから……」
美希「……だから、今日だけ」
P「……」
P(ベタベタな展開……だと突っ込んだとしても俺にはどうすることもできず)
P(……数分後、美希は離れた。目は軽く赤くなっていて)
何故だか俺の中では美希は噛ませ犬というか
恋に破れるイメージが強いのだが
恋に破れるイメージが強いのだが
美希「……あはっ! なんだか、スッキリしちゃったの!」
P「美希……」
美希「大丈夫……ハニーは、ハニーは悪くないから……」
美希「それで、ミキはいいの……」
P「……」
P(何も口にしてくれない美希に対してなのか、何もわからない自分に対してなのか分からない)
P(結局ずっと見てるだけだった、という自分に対しても……とにかく苛立が押さえきれなかった)
P(もう思っていることを絡まったまま吐き出してやりたかった。でも、そんなこと流石にできず)
P(美希に対する想い、今の葛藤からひねりだした言葉は……)
P「……俺も好きだ」
美希「……え?」
P「俺も好きなんだ! でも、でも……」
P「美希……」
美希「大丈夫……ハニーは、ハニーは悪くないから……」
美希「それで、ミキはいいの……」
P「……」
P(何も口にしてくれない美希に対してなのか、何もわからない自分に対してなのか分からない)
P(結局ずっと見てるだけだった、という自分に対しても……とにかく苛立が押さえきれなかった)
P(もう思っていることを絡まったまま吐き出してやりたかった。でも、そんなこと流石にできず)
P(美希に対する想い、今の葛藤からひねりだした言葉は……)
P「……俺も好きだ」
美希「……え?」
P「俺も好きなんだ! でも、でも……」
他の女の子がおとなしめなアタックしてる時に、あっさり直球アタックでPをもっていくイメージ
ほかのキャラメインのssでどうしてもかませ役になってしまうからな
>>34
ハニーって呼ばせなきゃ良いだけなんだがな
ハニーって呼ばせなきゃ良いだけなんだがな
スレタイみたことあるって人おおいけど
やよい「長介、私幸せになるね」
じゃないの?
やよい「長介、私幸せになるね」
じゃないの?
みんなの評価 : ★
類似してるかもしれないスレッド
- 美希「ハニーはミキの物だよね?」 (170) - [79%] - 2013/7/22 15:15 ☆
- 美希「ハニー、大好きなの!」 (397) - [64%] - 2011/12/20 3:30 ★★
- 美希「ハニー、おんぶして」 (461) - [63%] - 2012/4/7 18:15 ★★★×4
- 美希「ハニーがホームシックなの」 (340) - [62%] - 2013/1/4 9:45 ★
- 美希「ハニーになら何されてもいい」 (408) - [59%] - 2012/7/8 0:45 ★★★×5
- 美希「イッツ・マイ・ライフ!」 (334) - [56%] - 2012/4/19 21:15 ★★
- 美希「ハニーが浮気してるの……」 (994) - [56%] - 2012/3/12 3:15 ★★★×7
- 美希「ハニーってさ、結局誰がタイプなの?」 (164) - [54%] - 2012/3/14 4:00 ★
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について