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    元スレ鮮花「確信しました。式は男です」黒桐「は?」

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    101 = 90 :

    「……」ハァ…

    黒桐「いや、でも……」


    「……分かったよ。幹也、今日はオレん家来い」

    黒桐「……!」

    橙子「……」ニヤニヤ


    橙子「いや、これで一件落着だ。黒桐、今日はもうあがって良いぞ。ほれ、式の家でゆっくりご馳走になってきなさい」

    黒桐「はぁ……」


    「―――トウコ。明日はちゃんと幹也の給料払えよ」

    橙子「細かい事は気にするな。さっさと行け」

    黒桐(細かい事かなぁ……)

    102 = 90 :

    「……」

    黒桐「―――式」


    「……何だ、幹也」

    黒桐「……今晩は、ご馳走になるね」

    「……ああ」


    黒桐「それじゃあ……橙子さん、今日のところはこれで失礼します」

    橙子「はい、さようなら。また明日ね」



    (がちゃ……ばたん……)



    橙子「……」

    橙子「……」カチッ…シュボッ…


    (ふーっ……)

    103 = 92 :

    104 = 90 :

    橙子「……」

    橙子「冗談の、つもりだったんだが……ふむ。すっかり本気にされてしまったな」


    橙子(真面目な話と冗談の区別くらい普段のあいつならすぐ付くだろうに……一体何があったんだあいつ)

    橙子「あんまりに真剣な顔だったんでついからかいたくなってしまった……」


    蒼崎橙子―――間違いなく悪女である。



    (コンコン……)


    橙子「どうぞ、入れ」



    「……失礼、します……」



    橙子「おお……どうした。今日は何も言い付けてはいない筈だが―――鮮花」


    鮮花「……」

    106 :

    よし支援だ

    107 = 90 :


    ……
    ………



     ― 式のマンション ―


    (……カチャ)


    「……」スタスタ

    黒桐「……」


    「? どうした、おまえも入るんだろ」

    黒桐「あ……うん、いや……」


    (―――さっきからどうしたんだろう、幹也。何を話しても、どこか上の空っていうか……)

    黒桐(……)


    黒桐「ねえ、式」

    「ん、何だ?」

    109 = 92 :

    さる

    110 = 105 :

    頑張れ

    111 = 90 :

    黒桐「……ここまで来て、今更……なんだけどさ」

    黒桐「―――これから材料だけ持っていって、僕の部屋で作って貰う……事、出来るかな?」


    「―――――」


    「―――何だそれ。結局どこだろうが二人で食う事に変わりはないんだから、単なる二度手間じゃないのか。――おまえん家、遠いし」

    黒桐「はは、ごめん……」

    「……なんで急にそんな事を?」

    黒桐「う……ん、何と、なく……」



    「……」

    「まあ、別に良いけどさ……」

    黒桐「……え?」



    ……
    ………

    113 = 90 :

    再び伽藍の堂


    橙子「で、改めて聞くが……どうした。何のようだ、鮮花」

    鮮花「……」


    鮮花「―――実は」

    橙子「待て。おまえが話す前に、一つだけ聞いておきたい事がある」


    鮮花(……じゃあ今何で聞かれたんだろう……?)



    橙子「さっき休日だって言うのに黒桐が出社してきてな……おかしな事を私に聞くんだ」

    鮮花「……」ゴク



    橙子「たかが一月給料を払わなかった位で『どこまでいい加減で身勝手なんだ、この会社』って……案外狭量だよな、あいつ」


    鮮花「……」←冷めた目付き


    橙子「分かった、分かったから拗ねるな鮮花。今度こそ真剣に聞くから……」

    114 = 92 :

    さる

    115 = 90 :

    鮮花(……橙子師のこの『とことん人をおちょくって楽しんでやろう』って性格、何とかしてもらいたいなぁ……)


    橙子「全く……あいつはちゃんと、内の制度を理解してから入ってもらったなんだがね」

    鮮花「……」


    橙子「それがたかが一ヶ月や二ヶ月の給料未払い位で怒られてちゃやっとれんよ」ハァ…

    鮮花(……それは兄さんじゃなくても怒る気がするなぁ)



    橙子「で、本題に戻るが―――鮮花。あいつに一体何を吹き込んだ?」

    鮮花「……」ドキ


    橙子「正直に答えろ。おまえの用件は、そのあとでちゃんと聞いてやるから」

    鮮花「……奇遇ですね。私の用件って、きっと橙子さんが聞きたい事と同じですよ」


    橙子「……」

    鮮花「実は……」

    116 = 92 :

    さる

    117 = 90 :

     ― 幹也のアパート ―


    (……ガチャ)


    黒桐「入って、どうぞ」

    「…………」スタスタ


    黒桐「いいよ、上がって」

    「ん……」


    黒桐「……」

    「……」ンー…


    (今日のこいつ、やっぱり何かヘンだ。……部屋に入る時だって、いつもなら何も言わないのに)


    黒桐「……」


    『……そもそもだ。何故式が、『男』と『女』の人格に分かれていたかというとな―――』

    眠くなる前に書ききらないと…

    119 = 92 :

    もう式のナイチチはコクトーが育ててやれ

    121 = 90 :

     ― 伽藍の堂 ―


    橙子「……なるほどな」

    鮮花「……」


    橙子「……子供染みた咄嗟のいたずらにしては良く出来てるよ。黒桐と私の性格をよく読んでいたな、鮮花」

    鮮花「……最初は、普段と同じ様なごく普通の愚痴のつもりだったんです」



    橙子「『黒桐は式が女である事を望んでいる』、そして『式が女である事は私が直々に保証した』」

    鮮花「……」



    橙子「ならば……『何らかの方法で式が男であると私の口から聞かせれば、兄は動揺するだろう』……そういう事か?」

    鮮花「……」コクリ


    橙子「……」ハァー…

    122 :

    眠い…

    123 :

    がんばれよいけるよ!

    124 = 94 :

    眠い
    でも保守

    126 = 92 :

    先が見えん

    127 = 90 :

    鮮花「幹也が…………式が、女である事を願っているのは、知っていましたから」

    橙子「いつもの減らず口のように、軽く受け流してくれる事を望んでいた……軽い冗談のつもりだったんだな」


    橙子「ところが……予想と違ったのは、黒桐の奴が本当にその冗談に信憑性を感じてしまった事、か」

    鮮花「……はい」


    橙子「……全く」

    鮮花「すみません」

    橙子「謝るなら私じゃなくて黒桐にだろう。……といっても、あいつもあいつだがね」

    鮮花「……」

    橙子「式が女である事くらい、近くで一目見れば分かるだろう。素直というか、馬鹿正直というか。馬鹿というか、阿呆というか」

    鮮花「……幹也は純粋なんですよ、どこまでも。……それが橙子さんの口から如何にも尤もらしい事を聞けば……」

    橙子「金出せ金出せ言うがな、むしろこっちが出してもらいたい気分だ。こっちだっておぜぜは欲しいんだぞ」グチグチ

    鮮花「……橙子さん、聞いてます?」

    橙子「うん」

    128 :

    イチャイチャはまだか?

    129 = 92 :

    ホルモン出すためにエロいことしろやあああああああああ

    130 = 105 :

    イチャイチャ読むまで寝かせんぞ

    131 = 90 :

    橙子「しかし鮮花―――もし今回の呪いが成功し、本当に黒桐が傷心したら、おまえどうする気だ?」

    鮮花「―――え?」


    橙子「心の傷に付け込んで、本当に幹也を自分の物にする気か? ええ?」

    鮮花「……」



    鮮花『兄さん……本当に、私で良いんですか? 私達は実の―――』

    黒桐『……もう僕は選んだんだ、この道を。―――なら、行くしかないじゃないか』

    鮮花『幹也―――』


    鮮花「―――ッシャラァァ―――」

    橙子「……」ジーッ…


    鮮花「そ、そんな負け犬みたいな真似はごめんです!」

    橙子(こいつ今一瞬それでも良いかも、って思ったな……)

    132 = 94 :

    式とのイチャイチャが見たいでも
    織とのイチャイチャも見たいでも
    近親相姦も見たい

    133 = 90 :

    橙子「しかし、鮮花―――おまえは一つ、重大な勘違いをしている」

    鮮花「えっ……」ドキッ

    橙子「……」

    鮮花「な……何ですか橙子さん、重要な勘違いって」


    橙子「……」スッ

    鮮花「……」シュボッ

    橙子「……」スゥ…


    (ふぅー……)


    鮮花「……」



    橙子「―――何故、あいつが”女しかいけない”などと、思い込んだ?」

    鮮花「――――――!!!」

    いつになったら式と幹也のイチャイチャになるんだよ…

    134 = 92 :

    手を動かせ

    135 :

    たまには鮮花と式がいちゃいちゃしてるところも見てみたい

    136 :

    らっきょ観たくなってきた

    137 = 94 :

    幹也は実の妹だとどうなるんだろ
    過去作のSSだと普通にヤってたけど
    ありえないけどもし公式で鮮花ルートとかあったらヤるのかな

    138 :

    あの橙子さんがまほよであんな殺され方するとは思わなかったよ

    139 = 90 :

    橙子「……我々はとんでもない思い違いをしていたかもしれない。鮮花、おまえだけでなく私もね」

    鮮花「ど、どういうことです橙子さんっ!?」


    橙子「……以前にあいつが、起源を覚醒させた先輩に捕まった事は知っているはずだろう?」

    鮮花「……!」ハッ!

    橙子「その時に、だ……」



    『気持ち良いか……? 気持ち良いだろ……?』ハァ…ハァ…

    黒桐『むぐ……』


    『……キミの事が好きだったんだよ……』サワサワ…

    黒桐『フゥ……ンッ……』


    『ん……』チュッ…

    黒桐『う、うもうっ……』

    142 = 94 :

    まほよプレイして俺は確信した
    橙子さんはらっきょで幹也と絡んでる時が一番かわいい(断言)

    143 = 90 :

    橙子「……こんな事が、なかったとは限らんだろうが」

    鮮花「……っ!」ゾッ…


    橙子「場合によっては、おまえのした事は黒桐を傷心させる、どころかその真逆―――」

    鮮花「ふ、二人の急接近の手助けをしただけ……の可能性もあるんですかっ……!?」


    「もう堪忍して」……そう言わんばかりに鮮花の口から悲痛な叫びが漏れる。
    しかし、橙子は。
    この愛すべき弟子相手に容赦をかける気など、まるでなかった。


    橙子「……ドンマイ、鮮花!」


    (ぽんぽん)


    鮮花「」


    橙子「……一見冷静なように見えて、その実割と後先考えてない所は黒桐にそっくりだ。やっぱり血を分けた兄妹だよ、おまえら」クスクス

    146 :

    未来福音楽しみだなぁ

    147 = 90 :

     ― 幹也の部屋 ―



    「さて……じゃあ、台所借りるぞ」

    黒桐「うん、よろしくお願いします」



    (ごちゃごちゃ……)


    「……」

    「……おい、幹也」


    黒桐「な、なにかな?」


    「なんだよ……このレトルトの山は……」

    黒桐「いやー……ははは」


    (笑った位で誤魔化されるか。―――カップ麺、パスタ、コンビニ弁当……レトルトのゴミだらけじゃないか)

    149 = 90 :

    「おまえさ……よくこんなモノしか食わないで、生きていこうと思えるよな」

    黒桐(……と言っても。レトルトは安い、早い、簡単の三拍子揃ってるし……自炊できない人間には必需品だと思う)


    「味だってイマイチだし……何より、こんなモノばっかり食ってたら早死にするぞ」


    黒桐「―――式」


    「―――なんだよ」



    黒桐「―――レトルトでもね、ボンカレーはどう作っても美味しいんだよ」

    「……そのボンカレーさえ家に置いてない奴が、何を言っても説得力ないぞ」



    ………
    ……………
    ………………

    150 = 138 :


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