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元スレ大臣「あなたは私たちの期待に足りうる人材ですか」勇者「……あっ」
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店主「あんたらも勇者さんだったのか」
僧侶「そうですよー、魔王を倒すために旅してます!」
魔法使い「そうそう、この街他にも勇者がいるの?」
店主「ああ、『西の勇者』が一週間前から滞在してる」
僧侶「一週間前……」
勇者「……え?あれ? 俺の考えが間違ってるの?」
魔法使い「大丈夫、見習うべきはあんたの方だから」
僧侶「……一週間前」
魔法使い「随分楽しく魔王討伐の旅してるみたいね」
僧侶「そうですよー、魔王を倒すために旅してます!」
魔法使い「そうそう、この街他にも勇者がいるの?」
店主「ああ、『西の勇者』が一週間前から滞在してる」
僧侶「一週間前……」
勇者「……え?あれ? 俺の考えが間違ってるの?」
魔法使い「大丈夫、見習うべきはあんたの方だから」
僧侶「……一週間前」
魔法使い「随分楽しく魔王討伐の旅してるみたいね」
店主『せっかく来たんだ、中央に建ってるお城に行って王様にあいさつしてきなよ。城自体も観光名所なんだよ』
ー市場ー
勇者「……まあ、よくよく考えれば訪れたのにあいさつの一つもしない勇者ってのも無愛想か」
魔法使い「そりゃそうよね。あんたホント、コミュニケーションに礼儀の一つもなってないのね」
勇者「……だってそんな人と喋ったことないんだもん。王様とかついこの前初めて会ったよ」
僧侶「私が教えておけば良かったです……スミマセン」
魔法使い「いや……アンタ謝る立場じゃ」
勇者「……」ズーーーン
魔法使い「ほら……いらん罪悪感じてる」
ー市場ー
勇者「……まあ、よくよく考えれば訪れたのにあいさつの一つもしない勇者ってのも無愛想か」
魔法使い「そりゃそうよね。あんたホント、コミュニケーションに礼儀の一つもなってないのね」
勇者「……だってそんな人と喋ったことないんだもん。王様とかついこの前初めて会ったよ」
僧侶「私が教えておけば良かったです……スミマセン」
魔法使い「いや……アンタ謝る立場じゃ」
勇者「……」ズーーーン
魔法使い「ほら……いらん罪悪感じてる」
勇者「……いやでもまあ、俺なんかが王様んとこ行ったって別に」ブツブツ
魔法使い「ほ、ほらほら勇者! 武器屋だよ!その隣には防具屋もある! 入ろ入ろ!」
僧侶「そ、そうですよ勇者さん! 勇者さんが集めたお金でたくさん買い物しましょー!」
勇者「……うん、そうだな。そうだな! よし武器屋行くぞ!」ドンッ
男「おっとスマン」
勇者「こ、っこちらこそぶつかってシュミマセン(やっべ背の高い兄ちゃんにぶつかちゃった殺される!)」
魔法使い「ビビりすぎだっつの」
僧侶「回復しますかっ!」
男「一週間前から勇者がここらで遊んでるからそれで殺気立ってる連中もいる。そいつらにぶつからんよう気ィつけな」
勇者「……あ、はい、スミマセンわざわざ」
男「んじゃな」
魔法使い「ほ、ほらほら勇者! 武器屋だよ!その隣には防具屋もある! 入ろ入ろ!」
僧侶「そ、そうですよ勇者さん! 勇者さんが集めたお金でたくさん買い物しましょー!」
勇者「……うん、そうだな。そうだな! よし武器屋行くぞ!」ドンッ
男「おっとスマン」
勇者「こ、っこちらこそぶつかってシュミマセン(やっべ背の高い兄ちゃんにぶつかちゃった殺される!)」
魔法使い「ビビりすぎだっつの」
僧侶「回復しますかっ!」
男「一週間前から勇者がここらで遊んでるからそれで殺気立ってる連中もいる。そいつらにぶつからんよう気ィつけな」
勇者「……あ、はい、スミマセンわざわざ」
男「んじゃな」
ー武器屋ー
店主「いらっしゃーい」
僧侶「うっわー! いっぱいありますね!武器が!」
魔法使い「そりゃあ武器屋なんだもん当然でしょ」
勇者「……すっごいなー、さすがは貿易の街と謳うだけはあるな。いろんな剣が揃ってる」
店主「何かお探し物ですか」スススッ
勇者「……ッ!?!? ひぃっ!(うっわこれ一番嫌なやつうっわうっわ!)」
魔法使い「て、店主さーん! 魔法使い用の杖で良いのなんかないー?」
店主「おお、それでしたらあちらに……」クルッ
勇者(たたた、助かった……)ゼハーゼハー
店主「いらっしゃーい」
僧侶「うっわー! いっぱいありますね!武器が!」
魔法使い「そりゃあ武器屋なんだもん当然でしょ」
勇者「……すっごいなー、さすがは貿易の街と謳うだけはあるな。いろんな剣が揃ってる」
店主「何かお探し物ですか」スススッ
勇者「……ッ!?!? ひぃっ!(うっわこれ一番嫌なやつうっわうっわ!)」
魔法使い「て、店主さーん! 魔法使い用の杖で良いのなんかないー?」
店主「おお、それでしたらあちらに……」クルッ
勇者(たたた、助かった……)ゼハーゼハー
ガチャッ
???「ここがこの街一番の武器屋かァ!」
店主「……おや、はっ! いやいや『西の勇者』様御一行ではありませんか!いらっしゃいませ!」
西の勇者「おいおい店の主ィ、その言い方止めてくれよ! 他にも勇者がいるみてえじゃねえか!」
勇者「……(あ、ダメなタイプだ)」
魔法使い「このローブ丈夫そうね」
僧侶「この帽子可愛いですよ!」
西の勇者「俺が、俺こそが『勇者』だっ! 他の偽物はみんな雑魚、俺のことは変な方角つけねえで勇者と呼べ!」
???「ここがこの街一番の武器屋かァ!」
店主「……おや、はっ! いやいや『西の勇者』様御一行ではありませんか!いらっしゃいませ!」
西の勇者「おいおい店の主ィ、その言い方止めてくれよ! 他にも勇者がいるみてえじゃねえか!」
勇者「……(あ、ダメなタイプだ)」
魔法使い「このローブ丈夫そうね」
僧侶「この帽子可愛いですよ!」
西の勇者「俺が、俺こそが『勇者』だっ! 他の偽物はみんな雑魚、俺のことは変な方角つけねえで勇者と呼べ!」
魔法使い♀「ねえ勇者様ー、さっさと買って遊びにいこーよー」
僧侶♀「カジノ行きてえ……」
西の勇者「ふっふっふまあ待ってろお前たち、店主、勇者と魔法使いと僧侶の……」
店主「……ッ!」ゴクリ
西の勇者「勇者と魔法使いと僧侶の装備一式、全部一番高いやつをくれ!」
店主「はっ!はいいいい! おい防具屋ああああ!!」
防具屋店主「わかってらあ、まいどぉぉぉ!」
勇者「……(はっはっは、これが大臣の言ってた『投資』ってやつなのかね)」
西の勇者「……ん? お前は誰だ?」
勇者「うっわ最悪。目付けられた」ボソッ
僧侶♀「カジノ行きてえ……」
西の勇者「ふっふっふまあ待ってろお前たち、店主、勇者と魔法使いと僧侶の……」
店主「……ッ!」ゴクリ
西の勇者「勇者と魔法使いと僧侶の装備一式、全部一番高いやつをくれ!」
店主「はっ!はいいいい! おい防具屋ああああ!!」
防具屋店主「わかってらあ、まいどぉぉぉ!」
勇者「……(はっはっは、これが大臣の言ってた『投資』ってやつなのかね)」
西の勇者「……ん? お前は誰だ?」
勇者「うっわ最悪。目付けられた」ボソッ
勇者「ええっと……あれです、向かいの酒場に奉公してる丁稚です」
魔法使い「ねえ勇者、私これ欲しいー」
僧侶「勇者様! 見てくださいこの帽子可愛くないですかっ!」
勇者「……」
西の勇者「……お前」
勇者「丁稚です!!!」
西の勇者「嘘つけーい!!!」
魔法使い♀「なに、そこにいる男も勇者? あーそういやそういう話し聞いたかも」
僧侶♀「カジノ」
魔法使い♀「でもなんか貧しそうねっフフっ!」
西の勇者「ハッハッハ! 雑魚で貧乏な勇者かっ! こいつは傑作だ!」
魔法使い「ねえ勇者、私これ欲しいー」
僧侶「勇者様! 見てくださいこの帽子可愛くないですかっ!」
勇者「……」
西の勇者「……お前」
勇者「丁稚です!!!」
西の勇者「嘘つけーい!!!」
魔法使い♀「なに、そこにいる男も勇者? あーそういやそういう話し聞いたかも」
僧侶♀「カジノ」
魔法使い♀「でもなんか貧しそうねっフフっ!」
西の勇者「ハッハッハ! 雑魚で貧乏な勇者かっ! こいつは傑作だ!」
魔法使い「誰この人たち? 勇者なんか悪いことしたのすっごい罵倒されてるけど……」
勇者「自分の肩書嘘つきました」
僧侶「見て見てー勇者さーん、帽子ー!」
僧侶♀「……カジノ」
魔法使い♀「何?そこの二人が貧乏勇者の連れなの? っフフフ、これまた貧相な」
魔法使い「……あ?」イラ
僧侶「貧相じゃないですよー! 勇者さんが魔物からいっぱいお金取ったんですよ!」
勇者「……あ、そうそ」ゾクゥ!
西の勇者「ハッハッハ、どうせ魔物数体分の金だろう!俺のPTに入りなかわい子ちゃんたちっ!贅沢させてやるよ!」
勇者「自分の肩書嘘つきました」
僧侶「見て見てー勇者さーん、帽子ー!」
僧侶♀「……カジノ」
魔法使い♀「何?そこの二人が貧乏勇者の連れなの? っフフフ、これまた貧相な」
魔法使い「……あ?」イラ
僧侶「貧相じゃないですよー! 勇者さんが魔物からいっぱいお金取ったんですよ!」
勇者「……あ、そうそ」ゾクゥ!
西の勇者「ハッハッハ、どうせ魔物数体分の金だろう!俺のPTに入りなかわい子ちゃんたちっ!贅沢させてやるよ!」
魔法使い「ふざけんな、んな糞つまんねえ旅願い下げだ」
僧侶「……あっ、私は遠慮します」
西の勇者「なんて謙虚な子たちだ! 貧乏勇者の教育か!? やるじゃないか!」
魔法使い♀「いーよいーよ、こんなガキ連れてったって邪魔なだけだしさ」
魔法使い「ずっとこの街で遊んでるのが身のためよババア。それでぶくぶく太っちゃ身のためじゃないけどね」
魔法使い♀「……この糞ガキ」
店主「勇者さんお待たせしました! これが三人の装備一式です!!」
僧侶「……あっ、私は遠慮します」
西の勇者「なんて謙虚な子たちだ! 貧乏勇者の教育か!? やるじゃないか!」
魔法使い♀「いーよいーよ、こんなガキ連れてったって邪魔なだけだしさ」
魔法使い「ずっとこの街で遊んでるのが身のためよババア。それでぶくぶく太っちゃ身のためじゃないけどね」
魔法使い♀「……この糞ガキ」
店主「勇者さんお待たせしました! これが三人の装備一式です!!」
勇者「……あっ、はんっ、ふんっ」ダラダラダラ
西の勇者「ふん! さすがだ店の主! 俺が魔王を倒したあかつきには『この店の協力のお陰』と宣伝してやろう!」
店主「ありがたき幸せー!!!」
勇者「……やっべえ」ダラダラダラ
魔法使い♀「勇者様さっさと遊びに行こう」
僧侶♀「カジノ」
西の勇者「はんっ! せっかくだ貧乏勇者の買い物を見物してやろうじゃないか!」
魔法使い「……まあどうでも良いけどさ、こいつうっさいし私たちもさっさと買って店出よ」
僧侶「勇者さんの財力見せつけちゃって下さい!」
勇者(やばいやばいやばいやばいやばい)ダラダラダラ
西の勇者「ふん! さすがだ店の主! 俺が魔王を倒したあかつきには『この店の協力のお陰』と宣伝してやろう!」
店主「ありがたき幸せー!!!」
勇者「……やっべえ」ダラダラダラ
魔法使い♀「勇者様さっさと遊びに行こう」
僧侶♀「カジノ」
西の勇者「はんっ! せっかくだ貧乏勇者の買い物を見物してやろうじゃないか!」
魔法使い「……まあどうでも良いけどさ、こいつうっさいし私たちもさっさと買って店出よ」
僧侶「勇者さんの財力見せつけちゃって下さい!」
勇者(やばいやばいやばいやばいやばい)ダラダラダラ
魔法使い「……えっ、何その尋常ならざる汗」
僧侶「回復ですかっ! 回復しますか!」
勇者「……イ…ク…シタ」ダラダラ
魔法使い「んっ? 何聞こえない」
僧侶「帽子っ帽子っ」
勇者「……サイフナクシタ」ダラダラダラ
僧侶「ぼうっ、え……?」
魔法使い「あんた……」
勇者「……財布失くしましたごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ダラダラダラ
僧侶「回復ですかっ! 回復しますか!」
勇者「……イ…ク…シタ」ダラダラ
魔法使い「んっ? 何聞こえない」
僧侶「帽子っ帽子っ」
勇者「……サイフナクシタ」ダラダラダラ
僧侶「ぼうっ、え……?」
魔法使い「あんた……」
勇者「……財布失くしましたごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ダラダラダラ
僧侶♀「……くっ」プルプル
西の勇者・魔法使い♀「ぎゃーはっはははははははは!」
西の勇者「貧乏な上に大切な大切な小銭の入った財布を失くしたってか!?」ハハハ
魔法使い♀「とんだ間抜け勇者と一緒に旅してるのねあんたたち!」ハハハ
魔法使い「……」ブルブルブル
僧侶「私帽子いらないですし! 全然気にいってませんでしたし!」
勇者「ほんとごめんほんとごめんほんとごめん」ゴンゴンゴン
西の勇者「ずいぶん笑わしてくれるな貧乏勇者! また俺たちのPTに笑いが足りなくなった時」
西の勇者「俺の所へ笑わしに来てくれ!!! じゃあな!」
店主「ありがとうございましたあああ!」
西の勇者・魔法使い♀「ぎゃーはっはははははははは!」
西の勇者「貧乏な上に大切な大切な小銭の入った財布を失くしたってか!?」ハハハ
魔法使い♀「とんだ間抜け勇者と一緒に旅してるのねあんたたち!」ハハハ
魔法使い「……」ブルブルブル
僧侶「私帽子いらないですし! 全然気にいってませんでしたし!」
勇者「ほんとごめんほんとごめんほんとごめん」ゴンゴンゴン
西の勇者「ずいぶん笑わしてくれるな貧乏勇者! また俺たちのPTに笑いが足りなくなった時」
西の勇者「俺の所へ笑わしに来てくれ!!! じゃあな!」
店主「ありがとうございましたあああ!」
ー店の外(再び市場)ー
勇者「ごめんなさい、今から一日魔物と戦ってきます……」
僧侶「私も着いて行きます!」
魔法使い「んなことすんな、負けを認めることになるだろうが」イライラ
勇者「負けって……誰に? 西の勇者たち?」
魔法使い「あんな小物ども戦う気にもならねえよ」イライラ
勇者「じゃ、じゃあ誰に」
魔法使い「……ああああ! 腹立つ! 『スリ』だよ! 勇者はスラれたの!」イライラ
僧侶「えええ! スリって現実にあるんですか!?」
勇者「な、なんと! 空想上の生物かと思ってた!!」
魔法使い(平和ボケがこんな所で邪魔しやがってぇ……)イライライラ
勇者「ごめんなさい、今から一日魔物と戦ってきます……」
僧侶「私も着いて行きます!」
魔法使い「んなことすんな、負けを認めることになるだろうが」イライラ
勇者「負けって……誰に? 西の勇者たち?」
魔法使い「あんな小物ども戦う気にもならねえよ」イライラ
勇者「じゃ、じゃあ誰に」
魔法使い「……ああああ! 腹立つ! 『スリ』だよ! 勇者はスラれたの!」イライラ
僧侶「えええ! スリって現実にあるんですか!?」
勇者「な、なんと! 空想上の生物かと思ってた!!」
魔法使い(平和ボケがこんな所で邪魔しやがってぇ……)イライライラ
ー闇市ー
露天商「お前……まだこんな所をうろついてんのかよ」
男「へっへっへ、こっちのが気楽で良いんだよ」
露天商「……なあ『戦士』、お前は今はそうなんだろう? こんな所をうろついてちゃいけねえよ」
戦士「……ちゃんと戦士ギルドの仕事してんだから文句ねえだろー」
露天商「……ったく、おい、今この街に勇者がいるらしいじゃねえか。しかも二人」
戦士「ははっ、勇者ねえ……」
露天商「どうせならその勇者の仲間に加わってみろよ、お前の探してる物も見つかるかも知れねえぜ?」
戦士「そーの勇者の片っぽから盗ったんだよ。この財布、ナリの割に貯め込んでやがった『質の良い金』だ」
露天商「……ったくお前は」
露天商「お前……まだこんな所をうろついてんのかよ」
男「へっへっへ、こっちのが気楽で良いんだよ」
露天商「……なあ『戦士』、お前は今はそうなんだろう? こんな所をうろついてちゃいけねえよ」
戦士「……ちゃんと戦士ギルドの仕事してんだから文句ねえだろー」
露天商「……ったく、おい、今この街に勇者がいるらしいじゃねえか。しかも二人」
戦士「ははっ、勇者ねえ……」
露天商「どうせならその勇者の仲間に加わってみろよ、お前の探してる物も見つかるかも知れねえぜ?」
戦士「そーの勇者の片っぽから盗ったんだよ。この財布、ナリの割に貯め込んでやがった『質の良い金』だ」
露天商「……ったくお前は」
むしろこの勇者ちょっとコミュ力低い以外は勤勉で実力もあっていいやつじゃん
勇者「あっ、見つけた」
戦士「……は?」
勇者「さっきぶつかったお兄さん! 探したよ!」
戦士「……おいおいマジか偶然か!?」
勇者「闇市に偏見持ってるわけじゃないけど、怪しい人っていえば闇市かなーって」
戦士「……ッ!(俺としたことがこいつを甘く見てた)」
勇者「そんでもって来たら見覚えのあるお兄さん!」
戦士「……(見覚えっつったってぶつかっただけだろ!)」
勇者「パーソナルエリアに踏み込む人は少ないからね、印象強いよ。普段絶対入れないし」
戦士「……は?」
勇者「さっきぶつかったお兄さん! 探したよ!」
戦士「……おいおいマジか偶然か!?」
勇者「闇市に偏見持ってるわけじゃないけど、怪しい人っていえば闇市かなーって」
戦士「……ッ!(俺としたことがこいつを甘く見てた)」
勇者「そんでもって来たら見覚えのあるお兄さん!」
戦士「……(見覚えっつったってぶつかっただけだろ!)」
勇者「パーソナルエリアに踏み込む人は少ないからね、印象強いよ。普段絶対入れないし」
露天商「あきらめやがれよ戦士……」ボソ
戦士「うっせえよ」ボソ
勇者「?」
戦士「やあやあ、ついさっきの人か! 怪我とかは大丈夫だった?」
勇者「……えっと(聞いてねえよなんだこれ!魔法使いの考えてくれたセリフもうねえよ!)」
戦士「ん? どうしたんだい?(さっきまで饒舌だったじゃねえかコイツ)」
勇者「……あっと、えっと、財布を」モゴモゴ
戦士「……ははーん(なるほど、一人頭のキレそうなねーちゃんいたなそういや。『台本』か)」
勇者「……しゃっ、シャイフトッタダローカエセー!」パクパク
戦士「うっせえよ」ボソ
勇者「?」
戦士「やあやあ、ついさっきの人か! 怪我とかは大丈夫だった?」
勇者「……えっと(聞いてねえよなんだこれ!魔法使いの考えてくれたセリフもうねえよ!)」
戦士「ん? どうしたんだい?(さっきまで饒舌だったじゃねえかコイツ)」
勇者「……あっと、えっと、財布を」モゴモゴ
戦士「……ははーん(なるほど、一人頭のキレそうなねーちゃんいたなそういや。『台本』か)」
勇者「……しゃっ、シャイフトッタダローカエセー!」パクパク
戦士「……えっ! 財布失くしたの!?」
勇者「へあ! へへえ」
戦士「それは気の毒だ、でも俺は心当たりないな」
勇者「あ、あー、ソッスカ、ウィッス」
戦士「俺だから許したけど、人のせいにするのは……」
魔法使い「人のせい? さっき自慢げにそこの露天商に見せてたその財布はなんなのかしら!?」
戦士「は、上か!」
勇者「あいつ上から現れるの好きだな」
魔法使い「その後ろにぶら下がってる財布自慢げに見せてたわよね?」
戦士「ああっ、これは」ワタワタ
魔法使い「自分のなら慌てて隠す必要なくない?」
戦士「……」
勇者「へあ! へへえ」
戦士「それは気の毒だ、でも俺は心当たりないな」
勇者「あ、あー、ソッスカ、ウィッス」
戦士「俺だから許したけど、人のせいにするのは……」
魔法使い「人のせい? さっき自慢げにそこの露天商に見せてたその財布はなんなのかしら!?」
戦士「は、上か!」
勇者「あいつ上から現れるの好きだな」
魔法使い「その後ろにぶら下がってる財布自慢げに見せてたわよね?」
戦士「ああっ、これは」ワタワタ
魔法使い「自分のなら慌てて隠す必要なくない?」
戦士「……」
露天商「もう止めだ! そうだ、こいつがスッたのさ」
戦士「あっ、てめえ裏切りやがったな!」
露天商「元から信じあうような薄ら寒い関係でもないだろうがよ」
魔法使い「てっきりグルだと思ってたわ」
露天商「仲間と思われちゃ心外だ」
戦士「てめえ……」
露天商「俺はしがない闇市の商人だ、日陰で物を売ってるだけ」
魔法使い「私たちに真実を教えてくれたのはなんの気まぐれ? 商品買えって?」
露天商「買わんで良い、貰ってくれ、こいつを」
戦士「あっ、てめえ裏切りやがったな!」
露天商「元から信じあうような薄ら寒い関係でもないだろうがよ」
魔法使い「てっきりグルだと思ってたわ」
露天商「仲間と思われちゃ心外だ」
戦士「てめえ……」
露天商「俺はしがない闇市の商人だ、日陰で物を売ってるだけ」
魔法使い「私たちに真実を教えてくれたのはなんの気まぐれ? 商品買えって?」
露天商「買わんで良い、貰ってくれ、こいつを」
勇者「……(もう喋んなくて良いかなー)」ボケー
戦士「ええっと、はああああ!? 俺のことか!ふざけんなよてめえ!」
露天商「友達がいねえからっていっつもここ来るんじゃねえっつうの」
戦士「んなっ……てめえ」
魔法使い「どうでも良いけどこれ返してもらうわね」
戦士「あれその財布、あっ、てめえいつの間に!」
魔法使い「ナメんじゃねえよコソ泥が。おめえに出来て私にできねえと思ったか?調子乗んな糞野郎」
戦士「くっそ俺がこんな女のスリ如きに……」
魔法使い「その如きでいらん恥かいたんだよ!!わかるか!?いらん恥だ!てめえマジでこの街ごと火葬にすんぞ!?」
勇者「それはやめたけで(結局喋っちゃったよ)」
戦士「ええっと、はああああ!? 俺のことか!ふざけんなよてめえ!」
露天商「友達がいねえからっていっつもここ来るんじゃねえっつうの」
戦士「んなっ……てめえ」
魔法使い「どうでも良いけどこれ返してもらうわね」
戦士「あれその財布、あっ、てめえいつの間に!」
魔法使い「ナメんじゃねえよコソ泥が。おめえに出来て私にできねえと思ったか?調子乗んな糞野郎」
戦士「くっそ俺がこんな女のスリ如きに……」
魔法使い「その如きでいらん恥かいたんだよ!!わかるか!?いらん恥だ!てめえマジでこの街ごと火葬にすんぞ!?」
勇者「それはやめたけで(結局喋っちゃったよ)」
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