元スレ千早「そういえば、もうすぐバレンタインね」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
51 :
食べきるのに合計何時間かかるんだろう
54 = 1 :
P「まあとにかく、二人ともありがとうな。嬉しいよ」
亜美「んっふっふー! ホワイトデーが今から楽しみですなー!」
真美「うんうん! 期待してるかんね、兄ちゃん!」
P「きっちり三倍返しにするから、ちゃんと持って帰れよ」
亜美「…………」
真美「…………」
亜美「だ、大事なのは大きさじゃないっしょー」
真美「そ、そうそう、大事なのは中身っしょ!」
P「いや、重さも大きさもきっちり三倍にしてあげるから期待してろよ」
亜美「お、重さも……ごくり」
真美「大きさも……ごくり」
亜美「……そ、それじゃ亜美たちはレッスンに行ってきまーすっ!」
真美「うあっ!? ま、待ってよ亜美ー!」
バタン
55 :
嫌がらせのレベルw
57 = 1 :
P「…………」
P「……まあ、嬉しいってのは本音だけどな、うん」
P「それにしても、俺の上半身並の大きさのチョコか……」
P「食べ切るのに何時間……いや、何日かかるんだろう」
ガチャッ
貴音「おはようございます」
P「お? おお、おはよう、貴音」
貴音「はて……今、双海姉妹が慌てて出て行ったようですが」
P「あはは、ちょっとからかいすぎたかな」
貴音「いけませんよ、あまりいけずなことばかりなさっては」
P「気をつけるよ」
58 = 19 :
お姫ちんなら或いは
59 = 1 :
貴音「そういえば……」
P「ん?」
貴音「本日は、ばれんたいんでーなるものと聞きました」
P「ああ、そうだな」
貴音「何でも、親しい者同士で菓子を贈呈しあう日であるとか」
P「あー……まあ、間違ってはいないな、うん」
貴音「…………」
P「…………」
貴音「ふふっ……真、楽しみでございますね」
P「お、おう……」
貴音「…………」 ソワソワ
P(そ、そうきたか……!)
60 :
ふむ
61 = 15 :
ハゲしく支援
62 = 51 :
そこでその巨大チョコですよ……
63 = 1 :
貴音「甘い物は別腹とは、昔の人も実に的確な言葉を残したものです」
P「な、なあ、貴音」
貴音「はい」
P「それ、どこで聞いたんだ?」
貴音「本日立ち寄ったこんびにで、そのように宣伝しておりました」
P(あー、最近は友チョコとかいうものもあるんだっけか……)
貴音「それが、どうかいたしましたか?」
P「じゃあ貴音は今、交換できるようなお菓子を持ってるか?」
貴音「ええ、少量ではありますが……」
P「よしわかった、ちょっと待ってろ」
貴音「はて……?」
P「音無さーん、ちょっと出かけてきます!」
小鳥『は、はいっ!?』
貴音「……? 小鳥嬢はどうして洗面所に篭城しているのでしょう」
64 = 15 :
ハゲしく支援
65 = 1 :
・
・
・
P「戻ったぞ貴音!」
貴音「はい、おかえりなさいませ」
P「さあ貴音、俺からチョコをあげよう」
貴音「……なんと!」
P「さあ喜べ! そうだ! そういうバレンタインがあってもいいんだ!」
貴音「ああ……ありがとうございます、それでは私も」
P「おう、ありがとうな! とりあえず一緒に食べるか!」
貴音「ええ、頂きましょう」
P(……まあ、こんなバレンタインもいいものだよな、うん)
貴音「それでは、お茶を……」
P「いや、俺が淹れてくるから貴音は座ってていいぞ」
貴音「よろしいのですか?……では、緑茶を渋めに」
P「任せろ!」
66 = 1 :
P「~♪」
貴音「……ふふっ」
貴音「……ありがとうございます、あなた様」
貴音「私がどう頑張っても、小鳥嬢より早く会うのはほぼ不可能」
貴音「……ですが、こうすれば」
貴音「……あなた様からの贈り物は、私が一番乗り」
貴音「ふふっ……本当に、ありがとうございます……あなた様」
P「おーい貴音ー、運ぶの手伝ってくれー」
貴音「ええ、お任せください」
67 = 51 :
貴音……賢い子……!
69 = 1 :
・
・
・
P「そろそろお昼か、今日の飯はどうするかな」
P「……さすがに昼飯にチョコってのもなぁ」
~♪
P「ん、電話? 律子から?」
P「もしもし」
律子『あっ、プロデューサー! 今事務所ですか?』
P「ああ、そろそろ溜まった書類を処理しないと律子に怒られるからな」
律子『むっ……言うようになりましたねー、プロデューサー殿?』
P「冗談だって、それよりどうした? まだ収録先だろ?」
律子『あっ、そうですそれです! あの、実はプロデューサーに折り入ってお願い事が……』
P「お願い事?」
70 = 15 :
ハゲしく支援
71 = 1 :
律子『あずささんの次の予定が、別のスタジオでグラビアの撮影なんですけど』
P「そういえばその予定だったな」
律子『実は、急な打ち合わせが入って私の付き添いが難しそうなんです……』
P「……あー、なるほど。わかった」
律子『すみません、一人で向かってもらおうとも思ったんですけど……その、移動距離が』
P「わかった、すぐそっちに向かうから」
律子『助かります、それではお待ちしていますね』
P「ああ、それじゃまた後で」
ピッ
P「午後の予定も考えると、あんまり時間は無いな」
P「あの、音無さーん!」
小鳥『は、はいっ! 事務所には私がいますから、安心してください!』
P「お願いします! あと、そろそろ洗面所から出てきてください! 謝りますから!」
72 = 1 :
・
・
・
あずさ「すみません、わざわざ送っていただいて」
P「いえ、これも仕事ですから」
あずさ「前回は、地図を見ながらなら大丈夫だと思ったんですけど……」
P「ああ、先月の」
あずさ「ずーっと地図とにらめっこしていたら、いつの間にか全然知らないところを歩いていてー……」
P「……まあ、この辺りは迷いやすいですからね、ええ」
あずさ「本当に、お手数をおかけします」
P「構いませんよ、俺も良い気分転換になりますから」
あずさ「あら、そうですか?」
P「ええ」
73 = 15 :
ハゲしく支援
74 = 1 :
あずさ「うふふっ、そう言ってもらえると助かります」
P「実際、俺はデスクワークより歩き回る方が好きですから」
あずさ「プロデューサーさん、いつも私たちのために歩き回ってくださってますものね」
P「……い、いや、俺が好きでやってることですし」
あずさ「あらあら、ご謙遜」
P「そ、そういうのじゃないですってば」
あずさ「でも本当に、いつも感謝しているんですよ?」
P「……あー……ど、どういたしまして」
あずさ「うふふっ、プロデューサーさんったら頬っぺたが真っ赤です」
P「……そういうあずささんこそ、耳が赤いですよ」
あずさ「ええ、今日は冷えますから」
P(俺の方が年上なのに、勝てる気がしない……)
75 = 1 :
あずさ「それでは、プロデューサーさんに日頃のお礼を」
P「……あ、ありがとうございます」
あずさ「少しお酒が入っているチョコですから、お家で食べてくださいね?」
P「大人の味ってやつですか」
あずさ「ええ、私も好きなんです、このチョコ」
P「それじゃ帰ってからゆっくりと味わいますよ」
あずさ「ええ、そうしてください」
P「……さて、スタジオまで後10分ってとこですか」
あずさ「そうですねー……うふふっ、少し勿体ない気もします」
P「はい?」
あずさ「こうしてプロデューサーさんと二人で歩くなんて、久しぶりですから」
P「……あ、あー、なるほど」
あずさ「昔はよく一緒に移動しましたよね、お散歩気分で」
P「そ、そうですね」
77 = 1 :
あずさ「最近はみんな大忙しで、そんなことを言っていられる環境ではなくなりましたけどー……」
P「まあ、確かに忙しいですけどね」
あずさ「はい」
P「まあ言ってくれれば、その……送り迎えの時間くらい、取れますよ」
あずさ「……あらあら」
P「な、なんですか」
あずさ「やっぱりプロデューサーさんは優しい方だなぁ、って」
P「俺はいつでも誰にでも優しいですとも」
あずさ「ふふっ、嬉しいです……嬉しいですけど、みんなのプロデューサーさんを独り占めするわけにもいきませんし」
P「そんなもんですか?」
あずさ「ええ、ですから……そうですね」
P「?」
あずさ「うーん……たまーにお願いするくらいなら、いいですよね?」
P「お安い御用です」
あずさ「……ふふっ、ありがとうございます」
78 = 1 :
P「本当にここで大丈夫なんですか?」
あずさ「もうスタジオまで一本道ですから、大丈夫ですよー」
P(それでも心配になるんだけどな)
あずさ「今日は本当に、助かりました」
P「いえいえ、それでは俺はここで」
あずさ「はい……あの、プロデューサーさん」
P「はい?」
あずさ「チョコレートの感想、聞かせてくださいね?」
P「? はい、わかりました」
あずさ「うふふっ……それではプロデューサーさん、ありがとうございました」
P「ええ、ではまた」
80 = 1 :
・
・
・
P「ただいま戻りましたー」
小鳥「おかえりなさい、プロデューサーさん」
P「どうしました? 音無さん」
小鳥「何がですか?」
P「なんだか笑いを堪えてるというか、ニヤニヤを抑えてるというか」
小鳥「……さあ? 何でもありませんよ? うふふっ」
P(何なんだろう、一体……ん?)
P「あの、音無さん」
小鳥「はい?」
P「この、俺の机の上にある箱なんですけど」
小鳥「私は何も見てませんし知りませんよ」
P「……あー……なるほど、そういうことですか」
小鳥「うふふっ」
81 = 15 :
ハゲしく支援
82 = 1 :
P(薄いピンク色の包装紙と、これはメッセージカードか)
P(えーっと、何々……)
「お疲れ様。いつもありがとう」
P「うん、実に簡潔な文章だな」
P「えーっと……」
P「…………」
P「音無さん、美希は?」
小鳥「プロデューサーさんが出かけている間に出発しましたけど」
P「そうですか、つまり今は応接室には誰もいないと」
小鳥「……あれー、どうだったかしら……?」
P「……うん、音無さんも嘘が苦手な人ですね、本当」
83 = 1 :
P「誰もいないならノックする必要も無いよなー、うん」
P「つまり俺はいきなり突入することになりますけど、構いませんね音無さん!」
小鳥「ど、どうして私に聞くんですか!?」
P「では遠慮なく行こう! お邪魔します!」
ガチャッ
P「よう! チョコありがとうな、伊織!!」
伊織「!!??」
85 = 1 :
P「いやぁ、まさか伊織にチョコを貰えるなんてなー! 嬉しいな本当に!」
伊織「ちょっ、ななな何言ってるのよ、寝言は寝て言いなさいよね!」
P「なんだ、じゃああのチョコは伊織からのじゃないってことか!?」
伊織「っ……し、知らないっ」
P「この薄いピンク色の包装紙も? メッセージカードも?」
伊織「し、知らないわよ」
P「このどこかで見たような丸っこい文字も、端っこに描かれたうさちゃんの絵も?」
伊織「し、知らないったら知らない! 知らないの!」
P「うーん、そうか……」
伊織「…………」
86 :
ぐうかわいい
ぐうかわいい
87 = 1 :
P「そうかー……」
伊織「な、何よ」
P「伊織からチョコを貰えたと思ったのになぁ……そうか、これは違う誰かからのチョコだったのか……」
伊織「…………」
P「そうか、伊織からのチョコじゃないんだな……違うのか、俺の間違いだったのか……」
伊織「……ちょ、ちょっと、何しょぼくれてるのよ」
P「ここまで盛大にぬか喜びしちゃったらな、そりゃしょぼくれるさ……」
伊織「だ、だからその……ち、違うのよ」
P「ん?」
伊織「だ、だから……違うの」
P「何が違うんだ?」
伊織「……ち、違うっていうのが違うの」
P「…………」
88 = 1 :
伊織「そ、それは知らないけど、でも間違いじゃないわ」
P「すごく不思議な理屈だな、それ」
伊織「だ、だからぬか喜びじゃないって言ってるでしょ!」
P「じゃあこれは伊織からのチョコなんだな!!」
伊織「……ち、ちが……」
P「違うのか!?」
伊織「……ああもうっ、言っておくけどたまたま! たまたま気が向いたから買っただけよ!」
P「やった! 伊織からのチョコだ! ひゃっほう!!」
伊織「は、話を聞きなさい!」
89 = 15 :
ハゲしく支援
90 = 1 :
P「いやぁ嬉しいなー! バレンタインって素晴らしいなー!」
伊織「だからたまたま店で見かけた時に買っただけ……って、いいから落ち着きなさいよ!」
P「ヒャッハァーーー!
ガチャッ
やよい「あ、あの、どうかしましたかー……?」
P「おうやよい! お疲れ!」
伊織「や、やよいっ……!?」
やよい「あっ、プロデューサーさんとやよいちゃんでしたか!」
P「ああ! 実はなー、伊織がチョコをくれたんだよ!」
伊織「!? ちょ、ちょっと何言って」
P「買ったものだなんてそんなの関係無いね! 重要なのは中身だから!」
やよい「あれ? ねえねえ、伊織ちゃん」
伊織「! や、やよいあのね」
やよい「この前、伊織ちゃんのお家で一緒に作ったよね?」
91 = 86 :
やよい…?
92 = 51 :
!?
93 :
素晴らしい
94 = 1 :
P「いやぁ嬉しいなー! バレンタインって素晴らしいなー!」
伊織「だからたまたま店で見かけた時に買っただけ……って、いいから落ち着きなさいよ!」
P「ヒャッハァーーー!
ガチャッ
やよい「あ、あの、どうかしましたかー……?」
P「おうやよい! お疲れ!」
伊織「や、やよいっ……!?」
やよい「あっ、プロデューサーさんとやよいちゃんでしたか!」
P「ああ! 実はなー、伊織がチョコをくれたんだよ!」
伊織「!? ちょ、ちょっと何言って」
P「買ったものだなんてそんなの関係無いね! 重要なのは中身だから!」
やよい「あれ? ねえねえ、伊織ちゃん」
伊織「! や、やよいあのね」
やよい「この前、伊織ちゃんのお家で一緒に作ったよね?」
95 = 1 :
P「いやぁ嬉しいなー! バレンタインって素晴らしいなー!」
伊織「だからたまたま店で見かけた時に買っただけ……って、いいから落ち着きなさいよ!」
P「ヒャッハァーーー!
ガチャッ
やよい「あ、あの、どうかしましたかー……?」
P「おうやよい! お疲れ!」
伊織「や、やよいっ……!?」
やよい「あっ、プロデューサーとやよいちゃんでしたか!」
P「ああ! 実はなー、伊織がチョコをくれたんだよ!」
伊織「!? ちょ、ちょっと何言って」
P「買ったものだなんてそんなの関係無いね! 重要なのは中身だから!」
やよい「あれ? ねえねえ、伊織ちゃん」
伊織「! や、やよいあのね」
やよい「この前、伊織ちゃんのお家で一緒に作ったよね?」
96 = 86 :
変わってねぇwwwwww
97 = 52 :
なおってねえ
98 = 1 :
P「……一緒に?」
やよい「はいっ! あ、これ私からのチョコです!」
P「おお、やよいもくれるのか! ありがとうな!」
やよい「はいっ! 伊織ちゃんと一緒に作ったんですよー! ねっ、伊織ちゃん!」
伊織「……だ、だから、それ、それは違、違うの」
P「おいおいどうしたんだ伊織、顔が真っ赤だぞー」
やよい「伊織ちゃんどうしたの、耳まで真っ赤だよ?」
伊織「!! ち、違わないけど違うのよ馬鹿! 変態! ばかばかばか!!」
バタンッ!
やよい「い、伊織ちゃん!?」
P「おかしいなぁ、なぜか伊織をついついからかってしまう……」
やよい「あ、あのプロデューサー、私伊織ちゃんを追いかけますね!」
P「おう、やよいもチョコありがとうな!」
やよい「いえいえ、おそまつさまです! それでは!」 ガルーン
99 :
モンキーパンツ思い出したわww
うおおおおわああああのあれ
みんなの評価 : ☆
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