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元スレ勇者「感情が無い」

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勇者「……」ザシュザシュ
勇者「……」グチャァ
勇者(収集もこの辺にしてそろそろ進むか……)
勇者(それにしてもこの辺りは魔物が多いな)ザッザッ
勇者(他の勇者達は近くを通っていないのか)
勇者(なら……依頼があれば受けられそうだな)
勇者「……」グチャァ
勇者(収集もこの辺にしてそろそろ進むか……)
勇者(それにしてもこの辺りは魔物が多いな)ザッザッ
勇者(他の勇者達は近くを通っていないのか)
勇者(なら……依頼があれば受けられそうだな)
勇者(……珍しいな。依頼が一枚も張り出されていない)
受付「あの……勇者の、方ですか?」
勇者「はい」チャラ
受付「ここは勇者様方が魔王城を目指す上で、通るメリットが無いですからね」
受付「基本的に依頼は全て近くの都市の兵士達にしているのですよ」
勇者「なるほど……」
受付「それなので勇者様にお願いする依頼は無いのですが……」
受付「近くにある樹木の伐採場への物資運搬の仕事ならあります」
勇者「報酬はどちらで?」
受付「こちらでも向こうの伐採場でも受け取れますよ」
受付「あの……勇者の、方ですか?」
勇者「はい」チャラ
受付「ここは勇者様方が魔王城を目指す上で、通るメリットが無いですからね」
受付「基本的に依頼は全て近くの都市の兵士達にしているのですよ」
勇者「なるほど……」
受付「それなので勇者様にお願いする依頼は無いのですが……」
受付「近くにある樹木の伐採場への物資運搬の仕事ならあります」
勇者「報酬はどちらで?」
受付「こちらでも向こうの伐採場でも受け取れますよ」
勇者「……」ザッザッ
勇者(この辺りだが……)キョロキョロ
勇者(あれか? 建物? 随分と小さいような)ザッザッ
勇者(これは……)ザッザッ
勇者(そうか。ここは町から離れているからな)
廃墟
勇者(魔物の襲撃か……)
勇者(この辺りだが……)キョロキョロ
勇者(あれか? 建物? 随分と小さいような)ザッザッ
勇者(これは……)ザッザッ
勇者(そうか。ここは町から離れているからな)
廃墟
勇者(魔物の襲撃か……)
「そんな訳がねえ! あいつらが! そんじょそこらの魔物如きに……!」
「嘘をついているんだ! こいつ、伐採場まで行くのが面倒だからって!」
勇者(遺骨の一つでも持って来るべきだったか)
「おい! 何とか言ったらどうだ!」
受付「み、皆さん落ち着いて下さい! 彼は曲りなりにも勇者なのですよ!」
「こいつの何処が勇者だ! 大方その証だってちょろまかしたもんだろ!」
「そ、そうだ! そうに違い無い! ふてぇ野郎だ!」
勇者(これ以上は時間の無駄か)クルリ
「嘘をついているんだ! こいつ、伐採場まで行くのが面倒だからって!」
勇者(遺骨の一つでも持って来るべきだったか)
「おい! 何とか言ったらどうだ!」
受付「み、皆さん落ち着いて下さい! 彼は曲りなりにも勇者なのですよ!」
「こいつの何処が勇者だ! 大方その証だってちょろまかしたもんだろ!」
「そ、そうだ! そうに違い無い! ふてぇ野郎だ!」
勇者(これ以上は時間の無駄か)クルリ
……
勇者(昼過ぎには町か……)ザッザッ
勇者(あんな所に洞穴か。魔物が住み着いていそうだ)
女勇者G「はぁ! はぁ!」バッ
勇者(既に別のPTが入って……血塗れだな。しかも一人しか出てこない)ザッザッ
勇者「大丈夫か?」
女勇者G「ひぃっ!」ビクッ
女勇者G「あ、あんたは……こ、この際誰でもいい! 助けて!」
勇者「?」
女勇者G「あたしの仲間がまだ中に……魔物が強すぎるの! 皆を助けて!」
勇者「あんたを逃がす為に残ったのか。あんたは町に行って助けを求めろ」
女勇者G「あ、ああ……恩に着るよ」
勇者(昼過ぎには町か……)ザッザッ
勇者(あんな所に洞穴か。魔物が住み着いていそうだ)
女勇者G「はぁ! はぁ!」バッ
勇者(既に別のPTが入って……血塗れだな。しかも一人しか出てこない)ザッザッ
勇者「大丈夫か?」
女勇者G「ひぃっ!」ビクッ
女勇者G「あ、あんたは……こ、この際誰でもいい! 助けて!」
勇者「?」
女勇者G「あたしの仲間がまだ中に……魔物が強すぎるの! 皆を助けて!」
勇者「あんたを逃がす為に残ったのか。あんたは町に行って助けを求めろ」
女勇者G「あ、ああ……恩に着るよ」
勇者(残りはボスだけか? 魔物が出てこないな)カツン カツン
勇者(随分と拾い洞窟だ)ガツ
勇者JKL「」
勇者(時間を稼いだ後撤退する所を仕留められたか)
勇者(なら……)
狼男「おおぉぉ? まぁぁだぁ生き残りがぁいたのかぁぁ」ユラ
勇者「……」スラァン
狼男「あぁぁんたも八つ裂いてぇやるよぉぉ!」
勇者(随分と拾い洞窟だ)ガツ
勇者JKL「」
勇者(時間を稼いだ後撤退する所を仕留められたか)
勇者(なら……)
狼男「おおぉぉ? まぁぁだぁ生き残りがぁいたのかぁぁ」ユラ
勇者「……」スラァン
狼男「あぁぁんたも八つ裂いてぇやるよぉぉ!」
狼男「おおおぉぉ!!」ブォ
勇者「……ぐ!」ガガガ
勇者「……あ」ガァン
狼男「ひゃっはああぁぁ!」ヒュヒュン
勇者「ぐぅ!」ズシャァ
狼男「っけ! 弱ぁい! 弱あぁ過ぎぃぃる!」
勇者「……ぐ!」ガガガ
勇者「……あ」ガァン
狼男「ひゃっはああぁぁ!」ヒュヒュン
勇者「ぐぅ!」ズシャァ
狼男「っけ! 弱ぁい! 弱あぁ過ぎぃぃる!」
勇者「……」ムクリ
狼男「おおぉ? その傷でまだ動くかぁ?」
狼男「いいぜぇぇ、もっかいぶち殺したるよぉ」ジャキン
狼男「ひゃぁっはあぁぁ!」ヒュヒュン
勇者「……ぐ」ズジャ
狼男「ひぃっひぃぃっひぃぃ!」
勇者「……」ザッ
狼男「おぉぉ? お前なぁんで倒れ」ズバッ
狼首「ねぇぇ……」ゴトン
狼男「おおぉ? その傷でまだ動くかぁ?」
狼男「いいぜぇぇ、もっかいぶち殺したるよぉ」ジャキン
狼男「ひゃぁっはあぁぁ!」ヒュヒュン
勇者「……ぐ」ズジャ
狼男「ひぃっひぃぃっひぃぃ!」
勇者「……」ザッ
狼男「おぉぉ? お前なぁんで倒れ」ズバッ
狼首「ねぇぇ……」ゴトン
勇者(血も止まってきたか……そろそろ出るか)ノロ
勇者(……)ザッザッ
勇者(……不味いな、血を流しすぎたか)フラ
勇者(少し、療養すべきか)ザ ザ
女勇者G「……あんた」
衛兵A「ひ、人が出てきた!」
衛兵B「おい! 中はどうなっていた!」
勇者「……」フルフル
勇者(……)ザッザッ
勇者(……不味いな、血を流しすぎたか)フラ
勇者(少し、療養すべきか)ザ ザ
女勇者G「……あんた」
衛兵A「ひ、人が出てきた!」
衛兵B「おい! 中はどうなっていた!」
勇者「……」フルフル
女勇者G「だ、誰も……?」
勇者「着いた時には……魔物は討ち取った」
衛兵C「なんだこいつ……まるで魔物のような顔を……」
衛兵B「気付かなかったが確かに……」
衛兵A「お前! 他の勇者様方が魔物と戦い、勝ち取った後ろを襲ったんじゃあるまいな!」
勇者(またか……)
衛兵B「否定しないのか? 否定しないんだな!」バッ
衛兵C「よく見れば切り傷じゃないか……こいつ本当に手柄を横取りしようと!」
女勇者G「……み、皆……ぅぅ」
勇者(これでは……弁明しても効果はないだろうな)
勇者「着いた時には……魔物は討ち取った」
衛兵C「なんだこいつ……まるで魔物のような顔を……」
衛兵B「気付かなかったが確かに……」
衛兵A「お前! 他の勇者様方が魔物と戦い、勝ち取った後ろを襲ったんじゃあるまいな!」
勇者(またか……)
衛兵B「否定しないのか? 否定しないんだな!」バッ
衛兵C「よく見れば切り傷じゃないか……こいつ本当に手柄を横取りしようと!」
女勇者G「……み、皆……ぅぅ」
勇者(これでは……弁明しても効果はないだろうな)
勇者「……」ボロボロ
衛兵D「出ろ。釈放だ」
勇者「そうか……」ノソ
衛兵D「俺はその場にいなかったから分からんが、違うなら違うと言えばよかったものを」
勇者「何を言おうと言い訳にしかならなかったから」ヨロ
衛兵D「おかしな奴だ……おまけにそんな生気の無い顔じゃ、ますます偏見をもたれるぞ」
勇者「偏見じゃないさ」ガチャ
衛兵D「?」
彼ら子孫の旅は過酷で多くの者が命を落とした。
ある者は人知れず洞窟の奥深くで。
ある者は人々を守るべく勇敢に。
その中でただ一人で旅をした者がいたという。
衛兵D「出ろ。釈放だ」
勇者「そうか……」ノソ
衛兵D「俺はその場にいなかったから分からんが、違うなら違うと言えばよかったものを」
勇者「何を言おうと言い訳にしかならなかったから」ヨロ
衛兵D「おかしな奴だ……おまけにそんな生気の無い顔じゃ、ますます偏見をもたれるぞ」
勇者「偏見じゃないさ」ガチャ
衛兵D「?」
彼ら子孫の旅は過酷で多くの者が命を落とした。
ある者は人知れず洞窟の奥深くで。
ある者は人々を守るべく勇敢に。
その中でただ一人で旅をした者がいたという。
女勇者G「……悪かったわね。あの時あたしが話せば、あの衛兵達も手荒な事をしなかっただろうし」
勇者「どうだろうな」
女勇者G「……あんたはもっと何考えているのか分からない気が狂った奴だと思ってたよ」
女勇者G「ごめん、それとありがとう……皆の仇を討ってくれて」
勇者「危険な魔物を倒しただけだ」クルリ
女勇者G「あ……ちょっと、あんた報酬!」ジャラ
勇者「無くてもなんとかなる」
女勇者G「そうじゃないだろ! 正当な取り分だろ!」
勇者「じゃあくれてやる」
女勇者G「はあ?!」
勇者「どうだろうな」
女勇者G「……あんたはもっと何考えているのか分からない気が狂った奴だと思ってたよ」
女勇者G「ごめん、それとありがとう……皆の仇を討ってくれて」
勇者「危険な魔物を倒しただけだ」クルリ
女勇者G「あ……ちょっと、あんた報酬!」ジャラ
勇者「無くてもなんとかなる」
女勇者G「そうじゃないだろ! 正当な取り分だろ!」
勇者「じゃあくれてやる」
女勇者G「はあ?!」
勇者「お前はこれからどうする? 仲間を、三人を殺されてどう旅をする」
勇者「それで傭兵でも雇って帰れ」
女勇者G「同行させてくれる、とか無いんだ」
勇者「俺と一緒にいたいのか?」ジッ
女勇者G「……そうね、確かにあんたと一緒にいるくらいならゾンビの方がまだ愛嬌があっていいわね」
勇者「それ以前に、俺と同行した先にある未来なんて碌なものじゃないぞ」
女勇者G「……あんたはそれでいいの?」
勇者「どうでもいい……俺は俺が思うよう行動するだけだ」
勇者「それで傭兵でも雇って帰れ」
女勇者G「同行させてくれる、とか無いんだ」
勇者「俺と一緒にいたいのか?」ジッ
女勇者G「……そうね、確かにあんたと一緒にいるくらいならゾンビの方がまだ愛嬌があっていいわね」
勇者「それ以前に、俺と同行した先にある未来なんて碌なものじゃないぞ」
女勇者G「……あんたはそれでいいの?」
勇者「どうでもいい……俺は俺が思うよう行動するだけだ」
勇者(狼男との戦闘の所為で、鎧の耐久が心許無いな)サスサス
勇者(少し大国側を通って質の良い装備に換えるか)ザッザッ
勇者「ふぅ……」ザッ
勇者(少し休憩を取るか)ドッカ
勇者(あそこに見えるのは馬車か……行商人か何かか?)
勇者(炎が上がったな……魔物と戦闘でもしているのか)
勇者(少し大国側を通って質の良い装備に換えるか)ザッザッ
勇者「ふぅ……」ザッ
勇者(少し休憩を取るか)ドッカ
勇者(あそこに見えるのは馬車か……行商人か何かか?)
勇者(炎が上がったな……魔物と戦闘でもしているのか)
勇者(馬車に火が……間に合うだろうか)スック
勇者(どちらにしても行くしかないか)ダダ
勇者「……」ヒュンズバン
魔物「ガアアア!」ドッ
勇者「……」ヒュパン
魔物「ガ……ア……」カヒューカヒュー
勇者(これだけ魔物がいるという事は……)キョロキョロ
行商人達「」
勇者(やはり手遅れか……)
勇者(どちらにしても行くしかないか)ダダ
勇者「……」ヒュンズバン
魔物「ガアアア!」ドッ
勇者「……」ヒュパン
魔物「ガ……ア……」カヒューカヒュー
勇者(これだけ魔物がいるという事は……)キョロキョロ
行商人達「」
勇者(やはり手遅れか……)
勇者(荷台にも人がいるが……あの出血量では)
勇者(せめて火くらい消すか)バッサバッサ
勇者(これは燃えている部分を切り捨てた方が早いな)スラァン
勇者「……ふ」ヒュヒュン
勇者(何か土を掘れる道具でもないものか……弔いくらい)ガサゴソ
兵士A「おいそこで何をしている!」
兵士B「こいつ……いくら魔物にやられたとは言え、行商人の荷物を漁るとはなんと不届きな!」
兵士C「ひっ捕らえろ! 山賊と変わりはあるまい! 国に連れて行き法の下で裁いてやれ!」
勇者(間が悪いな……面倒だし彼らの馬に乗せていってもらうか)
勇者(せめて火くらい消すか)バッサバッサ
勇者(これは燃えている部分を切り捨てた方が早いな)スラァン
勇者「……ふ」ヒュヒュン
勇者(何か土を掘れる道具でもないものか……弔いくらい)ガサゴソ
兵士A「おいそこで何をしている!」
兵士B「こいつ……いくら魔物にやられたとは言え、行商人の荷物を漁るとはなんと不届きな!」
兵士C「ひっ捕らえろ! 山賊と変わりはあるまい! 国に連れて行き法の下で裁いてやれ!」
勇者(間が悪いな……面倒だし彼らの馬に乗せていってもらうか)
勇者「……」ボロボロ
兵士A「出ろ、釈放だ」
兵士A「全く、何故あの時否定しなかった」
勇者「言い訳をしたとして信じるか?」ヨロ
兵士A「確かに信じないな。悪事を働いていてもおかしくない面だからな」
勇者「だろうな」ノロノロ
兵士A「ほらよ」スッ
勇者「……? 傷薬か」
兵士A「暴行を加えた事は謝る。すまなかった」
兵士A「だが目障りだ。国も大事を前に忙しない。とっとと去れ」
兵士A「出ろ、釈放だ」
兵士A「全く、何故あの時否定しなかった」
勇者「言い訳をしたとして信じるか?」ヨロ
兵士A「確かに信じないな。悪事を働いていてもおかしくない面だからな」
勇者「だろうな」ノロノロ
兵士A「ほらよ」スッ
勇者「……? 傷薬か」
兵士A「暴行を加えた事は謝る。すまなかった」
兵士A「だが目障りだ。国も大事を前に忙しない。とっとと去れ」
勇者(大事……? 魔物が襲い掛かる今、一体何を?)ザッザッ
勇者(いや……どうせまつりごとなのだろう。近づくのは薮蛇なのだろう)
勇者(あれは……?)
女勇者A「……」オロオロ
女勇者B「……」
女勇者C「……」ハァ
勇者(D姉さんはいないが……何かあったのか? だが……)
女勇者B「……」ピク
勇者(いや……どうせまつりごとなのだろう。近づくのは薮蛇なのだろう)
勇者(あれは……?)
女勇者A「……」オロオロ
女勇者B「……」
女勇者C「……」ハァ
勇者(D姉さんはいないが……何かあったのか? だが……)
女勇者B「……」ピク
これは行く先々でもらった道具から何かのきっかけで友情が芽生えると予想
女勇者B「そこのお前、さっきから何ジロジロ見てんの!」
女勇者A「え?」
女勇者C「うわあぁぁBーー、せめて相手確認してから言おうよー! ゴーレムだよ!?」
女勇者B「うるさい! ゴーレムだか鉄仮面だか知らないが気に食わないのよ!!」ズカズカ
勇者「……」
女勇者B「お前も何か言ったらどうだ!」グイ
女勇者A「やめてー……胸倉とか掴んじゃだめー……」
女勇者C「殺されるぅ……あたし達、Dを助けることも出来ずに殺されるぅ……」
勇者「助ける?」ピク
女勇者B「お前には関係の無い話だ!」バッ
女勇者A「え?」
女勇者C「うわあぁぁBーー、せめて相手確認してから言おうよー! ゴーレムだよ!?」
女勇者B「うるさい! ゴーレムだか鉄仮面だか知らないが気に食わないのよ!!」ズカズカ
勇者「……」
女勇者B「お前も何か言ったらどうだ!」グイ
女勇者A「やめてー……胸倉とか掴んじゃだめー……」
女勇者C「殺されるぅ……あたし達、Dを助けることも出来ずに殺されるぅ……」
勇者「助ける?」ピク
女勇者B「お前には関係の無い話だ!」バッ
女勇者A「……」
女勇者C「ね、ねえ……彼に話をして手伝ってもらわない?」
女勇者B「何を言っているか分かっているの?!」
女勇者C「そ、そうだけどさぁ……あたし達だけじゃ絶対無理だって。男手だって必要だろうし」
勇者「……詳しく聞かせてもらえないだろうか?」
女勇者A「……あたしは、こんな化け、この人と一緒にいるのちょっと……」
女勇者B「……」
女勇者B「あーもーしょうがない……が、言いだしっぺのCが全部やる事。あたし達はちょっとお茶でも飲んでくる」
女勇者C「えええっ?!」
女勇者C「ね、ねえ……彼に話をして手伝ってもらわない?」
女勇者B「何を言っているか分かっているの?!」
女勇者C「そ、そうだけどさぁ……あたし達だけじゃ絶対無理だって。男手だって必要だろうし」
勇者「……詳しく聞かせてもらえないだろうか?」
女勇者A「……あたしは、こんな化け、この人と一緒にいるのちょっと……」
女勇者B「……」
女勇者B「あーもーしょうがない……が、言いだしっぺのCが全部やる事。あたし達はちょっとお茶でも飲んでくる」
女勇者C「えええっ?!」
女勇者C「ぇー……」ポツーン
勇者「嫌ならいいんだぞ」
女勇者C「……あんた、顔は今にも人を殺しそうだけど意外と普通なのね」
勇者「……そうでもない」
女勇者C「まー少しは話しやすくなったし良いか」
女勇者C「あたし達のPTにはもう一人いてさ、Dって言うんだけど」
勇者「囚われているのか?」
女勇者C「ちょっと違うんだよねー……」
勇者「嫌ならいいんだぞ」
女勇者C「……あんた、顔は今にも人を殺しそうだけど意外と普通なのね」
勇者「……そうでもない」
女勇者C「まー少しは話しやすくなったし良いか」
女勇者C「あたし達のPTにはもう一人いてさ、Dって言うんだけど」
勇者「囚われているのか?」
女勇者C「ちょっと違うんだよねー……」
勇者「王子に見初められた?」
女勇者C「そうなのよぉ……まあ、そりゃあ玉の輿のまたとないチャンスだけども」
女勇者C「Dは何か迷ってはいるものの、今は王宮にいるのよねぇ……」
女勇者C「そんな訳であたし達は連れ戻したいのよ」
勇者「だがそれはDという人の意思で向こうにいるんだろう?」
女勇者C「そうなんだけどちょっと様子がさぁ。なんか流されている風でもあったから」
女勇者C「連れ戻して少し頭を冷やさせたいのよ。お願い! 同じ勇者の好で助けて!」パン
勇者「……何れにせよそれはこの国に対してよくない行動だ。とてもじゃないが手を貸せない」
女勇者C「……ですよねー」
女勇者C「そうなのよぉ……まあ、そりゃあ玉の輿のまたとないチャンスだけども」
女勇者C「Dは何か迷ってはいるものの、今は王宮にいるのよねぇ……」
女勇者C「そんな訳であたし達は連れ戻したいのよ」
勇者「だがそれはDという人の意思で向こうにいるんだろう?」
女勇者C「そうなんだけどちょっと様子がさぁ。なんか流されている風でもあったから」
女勇者C「連れ戻して少し頭を冷やさせたいのよ。お願い! 同じ勇者の好で助けて!」パン
勇者「……何れにせよそれはこの国に対してよくない行動だ。とてもじゃないが手を貸せない」
女勇者C「……ですよねー」
勇者「……」
兵士E「何者だ」ザッ
勇者「今こちらにいる女勇者Dの従弟です。できれば会いたいのですが」
兵士E「ふん! 貴様のような死人がか?! さては貴様、王子の婚約者に手をかけようとする悪党だな!」
勇者「勇者の証ならこちらに」チャラ
兵士E「……しばし待て、確認ぐらいはしてやろう」
女勇者D「いやぁ……乱闘騒ぎにならなくて良かったよ」
勇者「俺は暴れた事なんてなかったと思うが……」
兵士E「何者だ」ザッ
勇者「今こちらにいる女勇者Dの従弟です。できれば会いたいのですが」
兵士E「ふん! 貴様のような死人がか?! さては貴様、王子の婚約者に手をかけようとする悪党だな!」
勇者「勇者の証ならこちらに」チャラ
兵士E「……しばし待て、確認ぐらいはしてやろう」
女勇者D「いやぁ……乱闘騒ぎにならなくて良かったよ」
勇者「俺は暴れた事なんてなかったと思うが……」
勇者「皆心配していたよ。D姉さんの様子がおかしかったからって」
女勇者D「あー……マジ? 悪い事したなぁ」
勇者「D姉さんはどうするつもり?」
女勇者D「……」
女勇者D「なんかさー……あたしも良く分からないんだよねぇ」
女勇者D「そりゃあ条件は滅茶苦茶いいよ? 人柄も立派だよ」
女勇者D「でも何処かで納得できない自分がいるんだよねー……」
女勇者D「……なんなんだろうねー。いっその事、あんたにプロポーズされた方が納得しちゃうかもね」ニッ
勇者「……」
女勇者D「あー……マジ? 悪い事したなぁ」
勇者「D姉さんはどうするつもり?」
女勇者D「……」
女勇者D「なんかさー……あたしも良く分からないんだよねぇ」
女勇者D「そりゃあ条件は滅茶苦茶いいよ? 人柄も立派だよ」
女勇者D「でも何処かで納得できない自分がいるんだよねー……」
女勇者D「……なんなんだろうねー。いっその事、あんたにプロポーズされた方が納得しちゃうかもね」ニッ
勇者「……」
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