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元スレ織莉子「バレンタインデーに鹿目まどかに一服盛る」
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マミの家にて。
さやか「アーッハッハッハ!!失恋の一度や二度がナンボのもんじゃー!!」
杏子「人生山あり谷ありってねぇ!キリカの人生、今が谷の時期なんだろうよ!気にすんな気にすんな!この世にゃ星の数ほど女もいりゃ男もいるってもんだ!」
ゆま「きにしなーい!まえをむいていきていこー!」
マミ「むしろ失恋出来る事を幸せに思うべきよ、美樹さんも呉さんも!わたしなんて、失恋する相手もいないからしたくても出来ないってものよ!」
キリカ「アハハハハハ!なんか本当にどうでもよくなってきたやぁ!」
キリカとマミをはじめとしたお茶会組は、マミが買って来たシャンパンによって完全に出来あがっていた。
マミの家にて。
さやか「アーッハッハッハ!!失恋の一度や二度がナンボのもんじゃー!!」
杏子「人生山あり谷ありってねぇ!キリカの人生、今が谷の時期なんだろうよ!気にすんな気にすんな!この世にゃ星の数ほど女もいりゃ男もいるってもんだ!」
ゆま「きにしなーい!まえをむいていきていこー!」
マミ「むしろ失恋出来る事を幸せに思うべきよ、美樹さんも呉さんも!わたしなんて、失恋する相手もいないからしたくても出来ないってものよ!」
キリカ「アハハハハハ!なんか本当にどうでもよくなってきたやぁ!」
キリカとマミをはじめとしたお茶会組は、マミが買って来たシャンパンによって完全に出来あがっていた。
さやか「しっかしあの織莉子さんがまどかの事をねぇ!意外や意外!」
杏子「人間、見た目に寄らないって言うが、ありゃ本当だな!ようはあれだ!殺したい程愛してたってこった!アッハハハハ!!」
マミ「殺し愛!いいじゃない、それも素敵なものよ!」
ゆま「そうだ、キョーコ!はい、バレンタインのチョコだよ!」
杏子「おっ、サンキューゆま!お前は真っ直ぐ育てよなぁ!」
ゆま「ゆまは育ちざかりだから、すくすく育つもん!将来は、キョーコのお嫁さんになるんだぁ!」
杏子「そいつぁ楽しみだ!ずっと待ってるからな、ゆま!」
マミ「こら、佐倉さん、ゆまちゃん!失恋したばっかりの呉さんの前でそういう会話は冗談でもしないの!」
ゆま「ごめんなさーい!あはははは!」
杏子「人間、見た目に寄らないって言うが、ありゃ本当だな!ようはあれだ!殺したい程愛してたってこった!アッハハハハ!!」
マミ「殺し愛!いいじゃない、それも素敵なものよ!」
ゆま「そうだ、キョーコ!はい、バレンタインのチョコだよ!」
杏子「おっ、サンキューゆま!お前は真っ直ぐ育てよなぁ!」
ゆま「ゆまは育ちざかりだから、すくすく育つもん!将来は、キョーコのお嫁さんになるんだぁ!」
杏子「そいつぁ楽しみだ!ずっと待ってるからな、ゆま!」
マミ「こら、佐倉さん、ゆまちゃん!失恋したばっかりの呉さんの前でそういう会話は冗談でもしないの!」
ゆま「ごめんなさーい!あはははは!」
さやか「恭介のバッカヤロー!逃した魚は人魚やでぇーーー!!」
キリカ「織莉子のバカヤローウ!でもやっぱり大好きだぁぁぁ~~~!!」
マミ「その気持ちは、いつか呉さんにとってかけがえのないものとなるはずよ!大事にしなさい!」
キリカ「本当にありがとう!キミ達はわたしの大切な恩人だ!」
さやか「恋の話なら、この失恋の大先輩に任せときんさい!愚痴なら、いつでも聞いたげるから!」
キリカ「感謝してもしたりないよ、美樹!」
―――案外と、キリカの立ち直りも早かったのだった。
キリカ「織莉子のバカヤローウ!でもやっぱり大好きだぁぁぁ~~~!!」
マミ「その気持ちは、いつか呉さんにとってかけがえのないものとなるはずよ!大事にしなさい!」
キリカ「本当にありがとう!キミ達はわたしの大切な恩人だ!」
さやか「恋の話なら、この失恋の大先輩に任せときんさい!愚痴なら、いつでも聞いたげるから!」
キリカ「感謝してもしたりないよ、美樹!」
―――案外と、キリカの立ち直りも早かったのだった。
数時間後。
さやか「恭介ぇ……ムニャムニャ……」
杏子「クカー……あー腹減ったぁ……」
ゆま「ムニュ……お嫁……さん……」
マミ「殺し愛……それもすて、き……クー……」
キリカを除く四人は、酔いつぶれて眠ってしまっていた。
キリカ「……だいぶ、助けられたよ……。ありがとう、みんな」
感謝の言葉をひとつ残し、キリカはマミの家を後にする。
さやか「恭介ぇ……ムニャムニャ……」
杏子「クカー……あー腹減ったぁ……」
ゆま「ムニュ……お嫁……さん……」
マミ「殺し愛……それもすて、き……クー……」
キリカを除く四人は、酔いつぶれて眠ってしまっていた。
キリカ「……だいぶ、助けられたよ……。ありがとう、みんな」
感謝の言葉をひとつ残し、キリカはマミの家を後にする。
キリカ(織莉子……キミの気持ち、今ならわたしは正直に受け止められる気がする)
美国の家へ向かいながら、キリカはいくつかの決心を固める。
織莉子が誰を好きであろうと、受け入れて見せる。
そして、それでもわたしは織莉子の事が好きだ、と。
キリカ(胸を張って、そう言い切って見せようじゃないか)
キリカの気持ちが前を向いたからか、はたまた別の事由によってか。
美国の家につくのは、思いのほか早かった。
キリカ(………よしっ!!)
外から家を眺め、キリカは意を決して家の中へあがる。
美国の家へ向かいながら、キリカはいくつかの決心を固める。
織莉子が誰を好きであろうと、受け入れて見せる。
そして、それでもわたしは織莉子の事が好きだ、と。
キリカ(胸を張って、そう言い切って見せようじゃないか)
キリカの気持ちが前を向いたからか、はたまた別の事由によってか。
美国の家につくのは、思いのほか早かった。
キリカ(………よしっ!!)
外から家を眺め、キリカは意を決して家の中へあがる。
キリカ「ただいま、織莉子!」
挨拶をしながら、居間のドアを開けた。
織莉子「………」
中では、織莉子が椅子に座って目を瞑っていた。
どうやら、未来予知の魔法を使っているようだった。
邪魔にならないように静かにしながら、キリカは織莉子の正面に座る。
織莉子「―――………あら、キリカ」
キリカ「ただいま……織莉子」
諦観の笑顔を浮かべながら、キリカは再度ただいまを言う。
挨拶をしながら、居間のドアを開けた。
織莉子「………」
中では、織莉子が椅子に座って目を瞑っていた。
どうやら、未来予知の魔法を使っているようだった。
邪魔にならないように静かにしながら、キリカは織莉子の正面に座る。
織莉子「―――………あら、キリカ」
キリカ「ただいま……織莉子」
諦観の笑顔を浮かべながら、キリカは再度ただいまを言う。
織莉子「ええ、お帰りなさい。どこに行っていたの?」
キリカ「ちょっと、心の整理をしに、ね」
織莉子「心の整理?」
顔に疑問符を浮かべながらも、織莉子はテーブルに大きな包みを置く。
キリカ「!? これは!?」
織莉子「話す前にキリカ、家を出て行っちゃったから知らないでしょうけれど……」
キリカ「いや待ってくれ織莉子、わかってるよ」
織莉子「キリカ……?」
キリカ「これは鹿目に渡すはずだった、バレンタインの本命チョコ……だよね?」
織莉子「ええ……結局、渡しそびれてしまったけれど」
キリカ「ちょっと、心の整理をしに、ね」
織莉子「心の整理?」
顔に疑問符を浮かべながらも、織莉子はテーブルに大きな包みを置く。
キリカ「!? これは!?」
織莉子「話す前にキリカ、家を出て行っちゃったから知らないでしょうけれど……」
キリカ「いや待ってくれ織莉子、わかってるよ」
織莉子「キリカ……?」
キリカ「これは鹿目に渡すはずだった、バレンタインの本命チョコ……だよね?」
織莉子「ええ……結局、渡しそびれてしまったけれど」
キリカ「鹿目に、断られた、ということかい?」
織莉子「そう。だから、作戦の立て直しよ。と言っても、もう作戦を立てる必要はないのだけれどね」
たった今行っていた未来予知では、世界を滅ぼす魔女の姿が見えなくなっていた。
今日のどの行動が功を奏したのかはわからない。
ただ、言えることは。
これで、世界は救われた、ということのみだった。
織莉子「そう。だから、作戦の立て直しよ。と言っても、もう作戦を立てる必要はないのだけれどね」
たった今行っていた未来予知では、世界を滅ぼす魔女の姿が見えなくなっていた。
今日のどの行動が功を奏したのかはわからない。
ただ、言えることは。
これで、世界は救われた、ということのみだった。
キリカ「………織莉子は、やっぱり鹿目の事が好きなんだね」
織莉子「えっ」
キリカ「いいよ、わかってる……でもね、織莉子。織莉子が誰を好きであろうとも、わたしは織莉子の事を愛している。それは何があろうとも変わらない、強い、わたしの気持ちだ」
織莉子「ちょっ、え、あれ?なんだか話がこじれていない?」
キリカ「えっ?」
織莉子「わたしが愛しているのは、今も昔もこれからも貴女一人よ、キリカ」
キリカ「!?」
織莉子「この大きな包みは、その、別の事由で鹿目まどかに渡そうと思っていただけに過ぎないわ。貴女に渡したバレンタインチョコの包みが小さかった事に関しては、申し訳無いと思ってる。わたしの失態よ」
キリカ「え?それじゃあ、織莉子が鹿目の事を好きだっていうのは……」
織莉子「勘違いさせてしまってごめんなさい、キリカ。もう一度言うけれど、わたしが愛しているのは貴女だけよ、キリカ」
織莉子「えっ」
キリカ「いいよ、わかってる……でもね、織莉子。織莉子が誰を好きであろうとも、わたしは織莉子の事を愛している。それは何があろうとも変わらない、強い、わたしの気持ちだ」
織莉子「ちょっ、え、あれ?なんだか話がこじれていない?」
キリカ「えっ?」
織莉子「わたしが愛しているのは、今も昔もこれからも貴女一人よ、キリカ」
キリカ「!?」
織莉子「この大きな包みは、その、別の事由で鹿目まどかに渡そうと思っていただけに過ぎないわ。貴女に渡したバレンタインチョコの包みが小さかった事に関しては、申し訳無いと思ってる。わたしの失態よ」
キリカ「え?それじゃあ、織莉子が鹿目の事を好きだっていうのは……」
織莉子「勘違いさせてしまってごめんなさい、キリカ。もう一度言うけれど、わたしが愛しているのは貴女だけよ、キリカ」
キリカ「………っ~~~~そっかぁ!!そっか、そっか、そっかぁ!!わたしの勘違いかぁ!!いやぁ、よかったよかった!!」
心のもやが晴れ渡ったような気分だった。
キリカ「いやー、なんだか安心したらお腹空いて来ちゃった。これ、食べてもいい?」
問いかけながらも、手は大きな包みを開封に掛かっていた。
織莉子「あ、それは!」
手早く開封し、中のチョコクッキーを口へと運ぶ。
キリカ「いただきまー―――」
心のもやが晴れ渡ったような気分だった。
キリカ「いやー、なんだか安心したらお腹空いて来ちゃった。これ、食べてもいい?」
問いかけながらも、手は大きな包みを開封に掛かっていた。
織莉子「あ、それは!」
手早く開封し、中のチョコクッキーを口へと運ぶ。
キリカ「いただきまー―――」
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―――後に呉キリカはこう語る。
「魔法少女でなければ即死だった。これも殺し愛の形のひとつなのかもしれない」
そして、美国織莉子はこう語る。
「我ながら惚れ惚れする威力でした。これなら対魔女戦でも足手まといにならずに済みそうです」
………と。
「魔法少女でなければ即死だった。これも殺し愛の形のひとつなのかもしれない」
そして、美国織莉子はこう語る。
「我ながら惚れ惚れする威力でした。これなら対魔女戦でも足手まといにならずに済みそうです」
………と。
QB「え?何故織莉子の未来予知で世界を滅ぼす魔女の姿が見えなくなったか、だって?」
QB「今日の彼女達の行動を見ていて、よくわかったんだよ」
QB「僕は、予想以上に恐ろしい人を相手に契約を迫っていたのかもしれないってね」
QB「宇宙のエネルギー問題も大切だけれど、僕たちが絶滅してしまっては元も子もないからね」
QB「まどかとの契約は諦めたのさ、これがね」
終わり
QB「今日の彼女達の行動を見ていて、よくわかったんだよ」
QB「僕は、予想以上に恐ろしい人を相手に契約を迫っていたのかもしれないってね」
QB「宇宙のエネルギー問題も大切だけれど、僕たちが絶滅してしまっては元も子もないからね」
QB「まどかとの契約は諦めたのさ、これがね」
終わり
>まどか(ま、まさか、人生初の本気バレンタインチョコが女の子からなんて……)
そもそも女の子が本気バレンタインチョコ貰う事ってないから
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