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    元スレ菫「松実宥が病気?」

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    101 = 1 :

    「だから、宥。生きてくれ。」

    「……でも」

    「私は君を救う覚悟を決めている。宥も生きる覚悟をもってくれ」

    「……わかった。私も絶対生きるよ。」グスッ



    「それじゃあもう一度繰り返すよ。私は宥のこと愛している。だからこれを受け取ってくれ」

    「私も菫ちゃんを愛しています。ずっとそばにいさせてください」


    そして2人は幸せで熱いキスを交わした。

    102 = 8 :

    よしっ!よしっ!よしっ!

    103 = 47 :

    すばらっ!!

    104 = 1 :

    キス後

    「菫ちゃん、早速したいこと言ってもいいかな?」

    「ん?何でも言ってくれ」

    「私ね、菫ちゃんとあったかいこと、したいな。」

    「!?」

    (ここで言うあったかいことってそういうことでいいんだろうか?)

    (いや待て!勘違いだったら嫌われる。ここは冷静に様子を)

    「ずっと、私待ってたんだよ?///」

    「寂しい思いさせてすまない宥」

    「ん……恥ずかしいから電気消してもいい?」

    「宥、優しくするから……」

    「うん、あったかくして……」

    (省略されました。わっふるわっふる)

    「昨夜はお楽しみでしたね!」

    「!?」
    「!?」

    105 = 8 :

    ん?

    106 = 47 :

    えっ?

    107 = 9 :

    キングクリムゾン…

    108 = 1 :

    私は大学を4年で早期卒業し、晴れて研究医となった。

    宥がここまで耐えてくれたのは、玄が献身的に支えたことや宥自信の精神の強さによるものだ。

    しかし着実に宥の身体は死へ近づいていた。

    そしてずっと研究した宥の治療手術をすぐ行うことにした。

    109 = 1 :

    「iPS細胞移植?」

    「ああ。宥の身体で異常のある場所に宥のiPS細胞を移植する。そうすれば今の病気は治るはずだ。」

    「菫さん!ついにお姉ちゃんの治療法が完成されたんですか!?」

    「理論上はな。だが、前例がない。術後の保証はない。」

    「それでも……しないと私は死ぬ……そうだよね?」

    「……ああ。ここまで保ってくれているのが奇跡みたいなものだ。」

    「うん。手術受けるよ私。菫ちゃんのこと信じてるから。」

    「菫さんがここまで頑張ってきたんです、絶対大丈夫です!」

    111 = 1 :

    手術室

    (理論上は大丈夫。実験も何百回とした。これが成功すれば宥を救えるはずだ)

    (信じろ……自分を。そして宥を)










    手術後

    「菫さん!手術は……お姉ちゃんはどうですか!?」

    「大丈夫だ。宥の容態は安定、手術も成功したとみていいだろう。」

    「本当ですか!?よかったーお姉ちゃん」ウルウル

    「楽観視はできないがな。前例のない手術だ。今後何が起こるかわからない。」

    「でも菫さんがついていれば大丈夫ですよね?」

    「ああ。宥は私が救う。」

    「なら安心なのです!」

    112 = 8 :

    フラグ乱立でちょーコワイよー

    113 = 1 :

    病室


    「――ここ……は?」

    「宥。おはよう」

    「……菫ちゃん?」

    「まだ麻酔が残っている。もう少し寝ていたほうがいい。」

    「麻酔……手術はどうなったの?」

    「手術は成功した。君はまた外へ出られるようになるだろう。」

    「そう……。ありがとう、菫ちゃん。」

    「宥ががんばってくれたからだ。とりあえずおやすみ。」

    「うん……おやすみなさい。」

    114 = 1 :

    それから宥は何回かの検査を経て無事退院した。

    これからは宥と玄、3人で幸せな時間が続いてく。










    ――そう思っていた。

    115 = 8 :

    Oh……

    116 = 47 :

    おい




    おい

    117 = 1 :

    手術から1ヶ月後

    「子どもを産みたい?」

    「うん。ダメかなぁ?」

    「ダメだ。」

    「えっ」ガーン

    「当たり前だ。母体にどれだけ負担がかかると思ってる。」

    (それに宥を男に抱かせるなんてこと絶対できないに決まってる)

    「それは……そうかもしれないけど、私は菫ちゃんとの子供を産みたい!」

    「私とのだと?」

    「うん、菫ちゃんの研究しているiPS細胞で同性同士の子供が誕生したってニュースこの前見たの。」

    (確かに女性のiPS細胞からでも精子を作り出し受精させることはできるが……)

    「宥が私の子を産みたいという気持ちはわかった。そう思ってくれることは嬉しいが」

    「子を成したいのならば私が産む。宥に負担をかけさせる訳にはいかない。」

    「それでも私が産みたい。」

    「絶対にダメだ。」

    119 = 8 :

    助けて孕村教授!

    120 = 1 :

    「私ね、夢だったの。」

    「夢?」

    「お母さんになることがずっと夢なの。愛する人とあったかい家庭を築きたい。」

    「子供を産みたいのは私のエゴだと思う。それでもお願い菫ちゃん!」

    「私はお母さんになりたい!」


    (宥はこう見えて譲れないところでは全く折れてくれないのはわかってる。)

    (その心の強さをもつ君だから私は好きになったんだ。)

    「――わかったよ。」

    「菫ちゃん!ありがとう!」








    それから私は教授にお願いして同性間のiPS細胞を用いた受精実験の被験者にしてもらった。

    私のiPS細胞から生成された精子は宥の卵子に着床し宥は無事妊娠することができた。

    121 = 47 :

    松実家はほんとに早世しそう

    122 = 1 :

    妊娠1ヶ月後

    入浴中


    「宥、少しお腹が大きくなってきた気がするな。」

    「うん、赤ちゃんが成長してるって私も感じる。」お腹さすさす

    「私にも赤ちゃんを感じさせてくれ」お腹さすさす

    「菫ちゃん……その……恥ずかしい……よ?」

    「もっと赤ちゃんと宥を感じさせてくれ」

    「もう……甘えん坊さん。」

    「宥にはついつい甘えてしまうな。」

    「あ、そこは……///」



    (省略されました。わっふるわっふる)

    123 = 8 :

    またか!またお前か!

    124 = 47 :

    あのねぇ……

    125 :

    関係ないのにワカメの悪い顔がチラつく

    126 = 1 :

    妊娠3ヶ月後


    「宥。体調はどうだ?」

    「うん、大丈夫……だよ?」

    「お姉ちゃん、ずっと調子悪そう……」

    「この次期つわりで一番妊婦にとって辛い時期だそうだからな……」

    「お腹の中にね……赤ちゃんがいるのがわかるから……だから辛くなんてないよ?」

    「おねえちゃん……」

    「何かしてあげられることはないか?」

    「それじゃあ、手をつないでくれる?」

    「それくらいいくらでもしてあげれるさ」

    「玄ちゃんも手、つなご?」

    「うん、お姉ちゃん」

    「ありがとう、赤ちゃんともつながって、玄ちゃんとも菫ちゃんともつながってる……。こうしてると落ち着くの。」

    127 = 1 :

    妊娠5ヶ月後


    「おねえちゃーん、しずちゃんとあこちゃんが来てくれたよー」

    穏乃「宥さん元気ですかー?」

    「宥姉お見舞いにきたよー」

    「しずちゃん、あこちゃんいらっしゃい。」

    「赤ちゃんにもご挨拶しようかな」

    「え?え?」

    「こんにちはー憧お姉ちゃんだよー」宥のお腹に呼びかける

    穏乃「あ、私も挨拶しなきゃ!穏乃だよーこんにちはー」

    「あ、今動いた。ふふっ、喜んでるみたい」

    「流石宥姉と弘世さんの子ね。賢い賢い♪」

    穏乃「きっとスゴイかわいくて美人で綺麗で頭よくて優しい子なんだろうなー」

    「菫ちゃんの子供だから菫ちゃんに似てきっとスゴイ美人さんだよ」

    「宥姉に似ても十二分にかわいいと思うけどね……」

    「なのです!」

    128 :

    また菫×宥のごり押しか

    怖い怖い

    129 = 1 :

    「玄は叔母さんになるんだねー、玄叔母さん!」

    「オバさん!?」

    「あれ?今気づいたの?」

    「玄ちゃん、叔母さんってのはその、血縁上そういう関係ってだけだから……」

    穏乃「だから玄さんはオバサンではないですよ!」

    「うぅ……子供にオバさんって呼ばれないようにしつけないと」

    130 = 47 :

    玄はクロチャーって呼んでもらえば問題ないね

    131 = 8 :

    オバチャー!

    132 = 1 :

    妊娠7ヶ月後


    「宥、子供の性別がわかったぞ」

    「え、本当菫ちゃん。男の子?女の子?」

    「女の子だそうだ。」

    「女の子……」

    「ん?男の子のほうがよかったか?」

    「ううん、女の子のほうがどう接したらいいかわかるし女の子でよかったよ。」

    「妹もいるしそうだろうな。小さい頃は玄の面倒をみてたのか?」

    「ううん。玄ちゃんの方がしっかりしてて、私が玄ちゃんに守られてた。違う、今も守られてる、だね。」

    「そうか、けど玄もまた宥に守られてるぞ」

    「玄ちゃんが?」

    「ああ、宥と玄は本当にいい姉妹だ。一人っ子の私としては君たちみたいな姉妹が欲しかったな」

    「玄ちゃんは私の自慢の妹ですから。」

    「それから私と結婚すれば玄ちゃんは菫ちゃんの妹にもなるよ?」

    「そうか。私にも妹ができるのか……」

    133 = 1 :

    「何か噂された気がしますが、何話してたんですか?」

    「玄か。君たちはいい姉妹だなって話だよ。」

    「お姉ちゃんは自慢の姉ですから!」

    「本当いい姉妹だな。ふふっ」

    134 = 125 :

    マフラーで顔を隠す巨乳のスナイパーが生まれてくるのか

    135 = 1 :

    妊娠9ヶ月後

    「うぅ……」

    「予定より早く陣痛が始まったか……玄!病院に連絡してくれ!」

    「おまかせあれ!」







    病院


    (まずい……胎児にへそのおが絡まって身動きが取れなくなっている……)

    (帝王切開か……?)

    (しかし宥の出血が激しい、これ以上は母体も危険だ)

    (母と子両方無事にすますのは困難……どうする……)

    「お姉ちゃん、しっかり!がんばって!!」

    「……うん……絶対に……赤ちゃんを……」

    136 = 47 :

    出産時に「おまかせあれ」は禁句

    137 = 8 :

    >>136
    なんで?
    おまに枷があるみたいな?

    138 = 47 :

    良くないことが起きるフラグじゃんか……

    139 = 8 :

    >>138
    えらい深読みしちゃったじゃねぇかwwwww

    140 = 1 :

    出産翌日



    「……」

    「お姉ちゃん……」

    (宥の出産は死産に終わった。)

    (母体と胎児を天稟にかけた結果私は母体を優先した。)

    (私が私たちの子を殺した。)

    「宥は何も悪くない。宥が無事でよかった。」

    「でも……私たちの……赤ちゃん……」



    私は宥を抱きしめた。かける言葉がなかった。

    それからしばらくの間悲しみに耽る日々が続いた。

    141 = 8 :

    宥姉が何したって言うんや……

    142 :

    iPS細胞が普通に使われててワロタ

    143 = 1 :

    宥の死産から半年が経った。


    宥は少しずつまた笑顔をみせるようになった。

    心の傷はまだ癒えていないだろうが、少しずつ立ち直ろうと努めている。


    遊園地


    「宥、大丈夫か」

    「うん……少し酔っちゃって」

    「さっきのジェットコースターはお姉ちゃんには酷だったのです。お姉ちゃんゴメンね。」

    「ううん、私も楽しかったよ」

    「少し休もう」

    「もう大丈夫だよ?折角来たんだから次急がないと」

    「私が酔ったんだ。ちょっと休ませてくれ。」

    「……ありがとう菫ちゃん。」

    「お姉ちゃん、菫さん。ジュース買ってきたよー」

    私たちは遊園地に来ている。初めての遊園地デートだ。

    145 = 47 :

    というか二人きりで行かないのか

    146 = 1 :

    「次はどこにいきますか?」

    「宥はどこがいい?」

    「うーん、それじゃあメリーゴーランドはどう?」

    (この年でそれは恥ずかしいな……)

    「ダメかなぁ?」ウルウル

    「いや私も乗りたかったところだ。行こう」

    「それじゃあレッツ、メリーゴーランドです!」

    147 = 1 :

    「このメリーゴーランド二人乗りか。」

    「それじゃ菫さんとお姉ちゃんどうぞ!」

    「玄ちゃんはどうするの?」

    「私は外で写真撮ってますので!ごゆっくり!」

    「あ、玄ちゃん!も~」

    「乗るぞ、宥」

    「あ、うん。菫ちゃん」




    「お姉ちゃんと菫さん、そうやって白馬にまたがってると王子様とお姫様みたいなのです!」

    「そんなことないよー、菫ちゃんは王子様みたいだけど」

    「私は宥こそお姫様にふさわしいと思うぞ」

    「菫ちゃんまで~///」

    (リア充末永く爆発するのです)パシャパシャッ

    148 = 47 :

    未婚クロチャーは貰って行きますね

    149 :

    ???「姉妹丼もいいものですよ」

    150 = 8 :


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