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    元スレ高槻「高槻やよい、22歳です。」

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    51 = 1 :

    高槻「そうですか。お笑い芸人さんがMCの歌番組で、無茶な振りばかりされて…」

    高槻「千早さんが怒られているってことですね?」

    高槻「二人とも、その番組出るの、初めてなんですか?」

    春香『番組自体は知ってたけど…出演は今日が初めてかな…』

    高槻「もう少し、状況訊いていいですか?収録場所はどこですか?………」





    高槻「じゃあ、ちょっと待っててくださいね!私が行きますから!お疲れ様です!!」

    ガチャン

    小鳥「や、やよいちゃん…?」

    52 = 47 :

    やよいっちが行けばちーちゃん大満足ね

    53 = 1 :

    高槻「小鳥さん!私、ちょっと現場に行ってきます!」

    小鳥「え、ええ~!?そんなことして大丈夫なの?」


    高槻「大丈夫です!私がまずは状況を把握してきます!」

    高槻「今のままだと、こちら側の都合はわかりましたけど、番組側の話も聞いて…」

    高槻「いわゆる『おとしどころ』を探ってきます!」

    高槻「行ってきますねー!」


    高槻「あ、本物のプロデューサーさんも“至急”現場に駆けつけるように連絡してください!」


    小鳥「な…」

    小鳥「なんという行動力…。さすが、3足の草鞋を履いているだけあるわ…」






    「…女らしく、おんならしく…」ブツブツ…

    雪歩「…厳重に管理、げんじゅうにかんり…」ブツブツ…

    54 = 1 :

    <問題の現場>

    高槻「失礼します!お疲れ様です!」

    春香「え?えっと…誰?」

    高槻「お助けプロデューサーです!」

    春香「ああ、あなたがさっきの…。よろしくお願いします」


    高槻「あれ?千早さんが見当たりませんね」

    春香「あ、ちょっとお手洗い。帰ったわけじゃないよ?」

    高槻「そうですか。じゃあ先に番組ディレクターさんにお話し訊きます!もうちょっと待っててくださいね!」

    春香「あ、はい」


    春香(初対面のはずなのに、なんだか既視感というか、妙な安心感というか…なんだろ?)

    55 = 43 :

    どうしてもロボノの綯さんが浮かぶ

    56 = 30 :

    さすが俺の嫁だ
    頼りになるわー

    57 = 47 :

    中学生の時点で家庭を支えつつアイドルしてたバイタリティ!
    最強やで!

    58 = 32 :

    やよいは賢いなぁ

    59 :

    千早「高槻さんとっても頼もしい///」

    60 = 1 :

    千早(そもそも歌番組にお笑いの人なんて入れるべきではないわ…)

    千早(私たちは歌を歌いに来ているのに)

    千早(歌や音楽に興味のない人に、歌番組なんてやってほしくない…)


    高槻「時代が変わっても、こうして動き回ると仕事してるって気分で楽しいなー」

    高槻「よーし、頑張るぞー…!」

    高槻「うっうー!!」


    千早(高槻さん!?)ピクッ

    千早(病気で休んでいるはずじゃ…?)


    千早「…空耳?でも、今、確かに…」

    61 = 1 :

    高槻「お疲れ様です!お邪魔します!」

    番組D「…。えーっと、どちらさん?ここ、関係者以外立ち入り禁止なんだけど?」

    高槻「765プロのプロデューサー代理です!よろしくお願いします!」


    番組D「…あー、天海さんと如月さんの。困るんだよね、765さん」

    番組D「今、収録が完全に止まっちゃってるんだよ。お宅のアイドルさんがご機嫌損ねて…」

    番組D「最近勢いに乗っているのはいいんですけど、こういう勢いの乗り方は受け入れられないな」

    高槻「はい!そのことについて、ちょっとお時間頂けますか?状況を確認したいです!」


    高槻「収録した映像も用意いただけますか?番組プロデューサーもいらっしゃったらご同席を。」

    番組D「…まー別に良いですけど。あまり時間取らせないでくれるかな。こっちだって暇じゃない」

    高槻「お手数おかけします!あと、お電話お借りします!」

    番組D「どうぞご勝手に」


    ピピピ…

    高槻「もしもし、お疲れ様です!高槻やよいです!」

    高槻「音無さん。可能だったら、ちょっと調べてほしいんですけど。………」

    62 :

    > 高槻「うっうー!!」

    22歳

    63 = 1 :

    千早「もう帰ろう、春香」

    千早「ここにいても無意味よ」

    春香「千早ちゃん…。でも、そんなことしたら」

    千早「私たちは正当よ。プロデューサーも、話せば、きっとわかってくれる」

    春香「でも…」


    コンコン

    高槻「失礼します!お疲れ様です!」

    春香「あ。お助けプロデューサーさん」

    千早「お助けプロデューサー…?」


    高槻「番組プロデューサーさんとディレクターさんに話をつけました!」

    高槻「もう大丈夫です。なので、もう一度、スタジオに戻って頂けますか?」

    64 :

    >>62
    やよっぽい低音うっうーかもしれない。

    65 :

    >>62
    何か問題でも?

    66 = 1 :

    千早「え?でも…」

    高槻「お願いします、千早さん」


    千早「…?」

    高槻「仕事をしていたら、面白くないことや辛いことだってあります…」

    高槻「心無い行動や言動をする人も、いたりします」


    高槻「でも忘れないでください。千早さんが向き合っている相手は…」

    高槻「目の前の仕事相手ではなく、その先で見守ってくれている、ファンの皆さんなんです」

    高槻「千早さんの姿や歌声を楽しみにしている人が沢山いるんです!」

    千早「……」


    高槻「仕事が沢山あるときは忘れがちになりますけど…」

    高槻「限られた時間、限られた枠で、自分の姿を披露できる機会を…」

    高槻「是非、ひとつひとつ、大事にして下さい!」

    高槻「千早さんも、かつて、叶えたくても叶えられなかったという思い、忘れていないはずです!」

    67 = 32 :

    まやこ「うっうー!」

    68 :

    続きがきになる

    69 = 1 :

    千早「で、でも!そのために私個人の気持ちを犠牲にするべきではないわ!」

    高槻「大事なのは、対話です、千早さん」

    千早「……!」


    高槻「何かが歪んでいるときは、ちゃんと話し合って、歪みを互いで修正しましょう」

    高槻「一方的に自分の主張を押し付けるだけでは、ルール違反です」

    千早「……」

    高槻「ごめんなさい…千早さんを責めているわけではありません」

    高槻「今回の件は、そもそも、向こうがずっと悪い感じだったので…」

    高槻「だから、もう大丈夫なんです。安心してスタジオに戻ってください。…どうか、私を信じて。」


    春香「千早ちゃん。もう一回、いこうよ?私だってこのまま帰りたくないし」

    春香「きっと大丈夫だって。ね?」

    千早「……。わかったわ。私もちょっと大人げなかった。行きましょう、春香」

    春香「うん!」

    70 = 47 :

    刹那「そうだな」

    71 = 1 :

    高槻「ふぅ…何とかなった、かな…」


    番組D「…おいあんた」

    高槻「はい!何ですか?」


    番組D「あんた…何者だ?」

    高槻「お助けプロデューサーです!」

    番組D「なんだよそりゃ」


    高槻「さっきは厳しいことを言ってごめんなさい」

    高槻「でも、そもそもルール違反を犯したのは、そちらです」


    番組D「はっ、ルール、ねえ。よくもまあ、この世界にいながら『ルール』なんて語れるな。あんた、この世界長いんだろ?」

    高槻「だからこそです」

    高槻「こんな世界だからこそ、守るべきルールがあるんです。なければ作り上げるべきです」


    高槻「私たちや…アイドルのみんなは、お人形さんじゃないんです」

    高槻「心を持った、感受性豊かで繊細な、一人の人間なんですから」

    73 = 1 :

    番組D「まったくもって正論だ。だが、その考えは絶望的に甘い」

    番組D「あんた一人が生真面目にルールを主張しても、ほかの連中はそうとは限らない」

    番組D「守られたサラリーマンじゃねえんだ。そんな生ぬるいことで、この世界じゃ一発逆転は生まれない」


    高槻「一発逆転じゃダメなんです。」

    高槻「私達は、彼女たちの人生を預かっているんですよ?」

    高槻「彼女たちのやりたいことを、こちらの都合でつぶすことの無いように」

    高槻「彼女たちのなりたい未来を支えて、組み立ててあげることが、私たちの、本当の仕事です」

    高槻「かりそめの人気やお金が目当てで動いていたら、私やあなたにも、明日はないですよ?」


    番組D「…平行線だな。あんたと俺は違うってことだ」

    番組D「だが、面白いな、あんた。見た目若いってのに」


    番組D「またどっかでお会いしましょうや。んじゃー」

    高槻「………。」


    高槻(あの人…こんな頃から同じようなことを繰り返してたんだ…。)

    75 = 1 :

    P「ゼェゼェ…」

    P「す、すいません!765プロのものです!あの、ウチの天海と如月の件ですが…」

    高槻「あの二人なら、大丈夫ですよ!ほら!」

    P「え?」


    春香「あ、プロデューサーさ~ん!」

    P「おお、春香、千早。小鳥さんから、なんかトラブったって訊いてたけど。大丈夫か?」

    春香「ええ!MCの芸人さんが、しつこくってさっきまで酷かったんですけど…」

    春香「今度はすんなり!」

    P「そうか…この仕事、俺も警戒していたんだ…悪い。余計な気苦労させたな」


    千早「…それはいいんですが、プロデューサー。さっきの『お助けプロデューサー』って…」

    P「お助けプロデューサー…?なんだそれ?」

    春香「ほら、そこにいる…」


    春香「あれ?いなくなった」

    P「??」

    76 :

    面白い

    77 = 1 :

    高槻「お疲れ様です、高槻です!小鳥さんですか?」

    高槻「先ほどはありがとうございました!無事、円満に進みました!」

    小鳥『そ、そう…よかったわ。』


    小鳥『でも、今日の仕事の話はともかくとして』

    小鳥『どうして来年公開の映画の件なんて…?』

    高槻「えっと…、話せば長くなるので、また今度です!」


    高槻「それよりも…」

    高槻「私のいる病院の場所、教えてもらえませんか?」


    小鳥『え?やよいちゃんのいる病院…!?』

    小鳥『い、いいけど…いや、いいのかな??』

    小鳥『バック・トゥ・ザ・フューチャーでドク博士が確か……』


    高槻「大丈夫です!ちょっと様子を見たらすぐ戻るつもりですから!」

    小鳥『そ、そう…?それじゃあ、…』

    78 :

    スネーク!タイムパラドックスだ!

    79 = 1 :

    高槻「えっと、中野の方面…地図、地図…」

    高槻「って、端末使えないんだった」

    高槻「もとの時代に戻れたら、私もオンプレミスの地図アプリにしよう…律子さんが便利だーって言ってたし」


    ・・・

    高槻「困った時のコンビニー♪いつの時代も、紙の地図は大事かなーって」


    『そう、俺だ!ジュピター、天ヶ瀬冬馬だ!』

    『俺たちの新曲、もう聴いてくれたよな?まだの奴はショップへ急げ!』

    『ジュピター「恋を始めよう」。In Store Now...』


    高槻「ジュピター…」

    高槻「このころの冬馬君は、随分尖ってたなぁ。」

    高槻「短い間だったけど、すごい人気だったこと、今でも覚えてる」




    高槻「なんで落語の道に進むことにしたんだろう…?」

    80 = 12 :

    ら、落語wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
    何があったwwwwwwwwwww

    81 :

    プロデューサーさんが必要ないwww

    82 = 1 :

    高槻「あ、もしかしてあの後姿…」

    高槻「お疲れ様ですー!貴音さー…。」

    高槻(あ、でも今の貴音さんは私ってわからないか…)


    貴音「…やよい?」

    貴音「その声は、やよいではありませんか?なぜこんなところへ?」

    高槻「た、貴音さん、私ってわかるんですか!?」

    貴音「しかし、確か今朝、やよいは病に臥せっていると…」

    貴音「それに…」


    貴音「随分と背が縮んでしまったのではありませんか?」

    高槻「え」

    貴音「いつのまにこんなに小さく…前から思っていましたが、これではまるで本物の子供ではありませんか…」


    子供「…おねえちゃんだれー?」

    貴音「面妖な」

    高槻「………」

    83 = 47 :

    天ケ瀬亭冬馬

    84 = 21 :

    目が悪いですよね?

    85 = 1 :

    高槻「あの!貴音さん!私はこっちです!」

    貴音「はて…?」

    高槻「あ、いえ…私ともまた違うというか…」

    貴音「……?」


    貴音「しかし、随分と回復が速いのですね、やよい」

    貴音「プロデューサーの話しぶりだと、もっと重篤な状態かと思っていたのですが」

    高槻「え、えっと…」


    貴音「今日は、来月から始まるドラマの台本読み合わせがあって」

    貴音「目がすっかり疲れていたといいますか、今も周りが、かなりぼんやりしており…」

    貴音「まさか、やよいのことを見間違えるとは、恥ずかしい限りです」

    86 = 47 :

    お姫ちんはメガネした方がいいと思う

    87 = 1 :

    高槻「貴音さん…。あの、私のことなんですけど」

    高槻「今ここにいる私と、貴音さんの知ってるやよいは、ほんのちょっと違うんです…」

    高槻「どちらかというと、私のほうが偽物…ってわけでもないですけど」

    高槻「本来、ここにいちゃいけない、高槻やよいなんです」


    貴音「…なるほど。」

    貴音「ここにいるのは、確かにやよいですが、妙な違和感があったのはそのせいですね」


    貴音「それで…あてはあるのですか?」

    高槻「え?」

    貴音「いつまでも、ここにいるわけにはいかないのでは?」


    高槻「あ!貴音さん、まだこれからお仕事あるんですか?引き留めてごめんなさい!」

    貴音「ふふ、私は、今日はこのまま事務所に戻るだけですよ?」


    貴音「そういうわけではなく。やよい。あなた自身のことです」

    88 = 1 :

    高槻「そ、それって…?」


    貴音「…奇怪な事件に巻き込まれた様子ですね」

    貴音「しかし、焦りは禁物です。」

    貴音「事象は、一回限りでその後二度と起こらない、ということはあり得ないのです」

    貴音「どこかでまた再び同じような機会が、必ず訪れる」


    貴音「いまのやよいは、心落ち着かせ、時を見定め…」

    貴音「必ずや自分本来の居場所へ戻るという気構えと心積りが必要です」

    貴音「今のやよいの力を、求めている人たちはたくさんいるのでしょう?」


    高槻「……そうですね、そうです。」


    高槻「でも、どうすればいいのか、見当がつかなくて…」


    貴音「私も、心当たりは探りますが、やよいはやよいで、焦らず。」

    貴音「しかし心のどこかで常に可能性を探ってほしいのです」

    貴音「大事なのは、願い続けること。そうすれば、必ず次につながるのですから」

    89 = 78 :

    さすがお姫ちんや!

    90 :

    貴音何者だよ

    91 = 1 :

    貴音「せっかくですし、今のこの状況を楽しむということも、良いかもしれません」

    貴音「…などと、私から敢えて言うまでもなく、やよいは既に実践するでしょうけど」

    高槻「貴音さん…」


    貴音「では、また。」


    高槻(…。出会った時から、貴音さんって不思議な人だと思っていたけど)

    高槻(付き合う時間が長くなればなるほど、より不思議な感覚に陥る人だな…)


    高槻(私の知ってるみんなは、多少なりとも今のこの時代と違う部分がいくつかあるのに)

    高槻(貴音さんだけ、私の知ってる時代の貴音さんとまったく変わっていない……)

    高槻(振る舞いや考え方だけじゃない、見た目そのものも)


    高槻(…。まさか、ね)

    92 = 1 :

    高槻「ここがその病院…」

    高槻(うん、なんとなく、見覚えがある。)


    高槻「すいません」

    看護師「はい?」

    高槻「あの、今朝こちらに入院した高槻やよいって方は…」

    看護師「…すいません。私のほうからはちょっと」

    高槻(そっか…アイドルだし、一応秘密なんだろうな…)


    高槻「えっと…あ、そうだ。私も高槻なんです!親戚関係です!」

    高槻「免許証ならありますよ??」


    看護師「…確かに、高槻さん。あら?名前が…」

    高槻「あ、もういいですよね?いいですよね!ありがとうございます!」


    高槻「よろしければ、病室を教えていただきたいのですが…」

    看護師「…わかりました。受付のほうで、お待ちいただけますか?」

    93 = 1 :

    高槻「……」


    社長「…あちらの方かね?」

    看護師「ええ」


    社長「やよい君?」

    高槻「あ…。お久しぶりです、高木さん!」

    高槻「…じゃなくて、高木社長、ですね」


    社長「さきほど音無君から詳しい連絡があったものの、にわかには信じ難かったが…」

    社長「しかし、今ここで、私は確信したよ」


    社長「まぎれもなく、君は高槻やよい君だね。目を見てピンときた!」

    社長「大きくなったね、やよい君!」

    95 :

    >>見た目そのものも

    ちょっと待て

    96 = 1 :

    社長「いやはや、まさかこの台詞を口にするのがこんなに早くなるとは、まったく想定外だったよ」

    高槻「はい!ありがとうございます!ところで、私の様子は…」


    社長「点滴を受けて、今は静かに眠っているよ。熱はまだ高いようだが…」

    社長「なにせ、元気で出来ているようなやよい君だ。ウイルスなんてすぐにやっつけてしまうに決まっている」

    社長「そうだろう?」

    高槻「ええ、そうです!病気なんかに負けないです!」


    社長「未来のやよい君は、今以上に活躍の場が広がっているそうだね」

    社長「どうだね。未来のやよい君は、今の仕事を楽しんでいるかね?」

    高槻「はい、えっと…」


    社長「ああ待った。その質問よりも、今、私が訊きたいとすれば…」


    社長「この時代のやよい君は、仕事を楽しんでいただろうか?」

    高槻「…え?」

    97 = 1 :

    社長「アイドルたちのことは、私は毎日見ているし、理解しているつもりではある」

    社長「だが、彼女たちが思っている以上に、彼女たちは世間から注目され、期待されている今だ。」

    社長「私は、そこが少し心配なのだよ」

    高槻「……」


    社長「アイドルは、その姿、生き様こそ美しく、そして充実しているものであってほしい」

    社長「妙なプレッシャーや意味のない使命感で、心に負担をかけさせるつもりはないのだよ」

    社長「そんなことがあれば、もちろん、私やスタッフがしっかりと支えねばならんからね」


    社長「だが、やよい君はもちろん、みな気丈だ。気丈で真面目で、決して弱みを見せない」

    社長「私は、真意を知りたいのだよ」

    社長「君のことは他言しないし、きっと言っても信じてもらえないだろう。」


    社長「だから、率直に、訊かせてはくれないか。」

    99 = 1 :

    高槻「…高木社長。いえ、私の立場から、高木さんと呼ばせてください」

    高木「…。ああ、いいとも」


    高槻「それはお答え致しかねます、高木さん。ごめんなさい」

    高木「そうか。理由を教えてくれるかね?」


    高槻「はい!なぜなら、高木さんが感じている、そのままだからです!私が答える必要は、無いからです!」

    高木「…?どういうことかね?」

    高槻「私たちは、高木さんの思っている以上に、いえ…思っているほどに複雑な人柄じゃないです」


    高槻「辛い時は、辛いって言います。口に言わなくても、顔に出します」

    高槻「それに、社長が質問していただければ、素直に思ったまま、答えます。隠したりなんか、しません」


    高槻「私たちは、仲間…いえ、家族です。助け合いますし、助けてあげたいです」


    高槻「逆に高木さんに問いますが…」

    高槻「高木さんの思いと、アイドルたちの気持ちに相違があったことは、これまでありましたか?」

    高木「…!なるほど…ね」

    100 = 21 :

    まぶしい


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