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    元スレ高槻「高槻やよい、22歳です。」

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    101 :

    何年経ってもやよいは天使だった

    102 :

    高槻「…というのも、私、プロデュースとか副社長業務を始めたころは」


    高槻「何と言いましょうか、『しゃこーじれい』とか『あんもくのりょーかい』みたいなものが全然わからなくて」

    高槻「すごく苦労したんです。大人の世界は難しいんだなーって」


    高槻「アイドルのころは、そんなこと気付かなかったし、気にしてなかった」

    高槻「必要な場面があったとしたら、きっとプロデューサーが、そういう難しいことを全部背負ってくれていたんだと思います」

    高槻「だからこそ、私たちはありのままで、のびのびとアイドル活動に専念できているんです!」


    高木「そうか…そうだね。いやはや、私としたことが。やよい君に一本取られてしまったよ」

    高木「その返事で、私はすごく身に染みた。」


    高木「アイドルたちの躍進ぶりに不安を抱いていたのは、アイドルたちではなく私自身だったのだね」

    高木「もっと彼女たちを…彼女たちの実力を、信じてあげるべきだな」

    103 :

    髪をおろしたやよいがストライクゾーンのど真ん中すぎて困る

    105 :

    高槻「あと、高木さん!私、今の仕事はとても楽しいです!」


    高槻「…もちろん、いいことばかりじゃないです。難しいこと、面倒なこと、辛いこと。たくさんあります」

    高槻「でも、それをぜーんぶひっくるめて、結果、楽しいんです!」


    高槻「雨の日でどんよりしたり、雪の日が寒かったりしても」

    高槻「また必ず晴れの日が来ます。そんな晴れの日の空気は最高に気持ちいいんです!」


    高槻「それに」

    高槻「雨上がりの虹はきれいだし、綿あめのように雪が絡んだ樹木は美しいです!」

    高槻「今、何かに辛くても、それが巡り巡って、晴れの日に気持ちの良い姿で現してくれるんです!」


    高木「…。今のやよい君は、さまざまな経験を乗り越えて今に至るんだね。」

    高木「もっともっと、話を聞きたいし、アイドルたちにも聞かせてあげたいが…」



    伊織「…ちょっとー!社長ー?まだ立ち話してるの?そろそろ行かないといけないんじゃないのー?」

    106 = 105 :

    高木「…だが、先に答えを知ってしまうのも、味気ないね」

    高木「誰かの模範解答ではなく、自分自身で理解し、答えを見つけてこその、人生の糧だ」

    高槻「はい!そうですね!私も、みんなも。大丈夫です!」


    高木「水瀬君~!今行くよ!」

    高木「じゃあ、私は失礼するよ。病院には、なんとなく話を付けておいた。」

    高木「今の境遇も色々と大変だとは思うが、しばらくはうちの事務所を頼りにするといい。皆、力になるだろう」


    高木「なんだったら、プロデューサーもそろそろ人員追加が必要と思っていたことだし、このまま765にいてもらっても…」


    伊織「ほら社長行くわよ!長話すると本当に止まらないんだから!まるで女の子ね!」

    107 :

    バックトゥザピヨちゃんも良かったが普通のタイムスリップもなかなか

    108 :

    来たか

    109 :

    ぴよちゃん書いた人だったのか

    110 = 105 :

    伊織「あら、ごめんなさい。もしかしてやよいのお見舞いですか?」

    伊織「今はちょっと眠ってしまってますが、私、水瀬伊織の自慢のかかりつけ医ですので、安心してくださいね」

    高槻「うん。ありがとう、伊織ちゃん!」


    伊織「え…!?」

    高木「待たせたね、水瀬君。それじゃ行こうか」

    伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ社長!あの人って…!?」


    高槻「またね~伊織ちゃん!」


    高槻(このころの伊織ちゃんは、かわいいなぁ…)

    高槻(ちょっと背伸びしてる感じが、いじらしいかなーって)


    高槻(今じゃもう見た目も中身もすっかり貫禄がついて…)

    高槻(伊織ちゃんにとって、向かうところ敵なしなのは、今も昔も同じかな)

    111 = 107 :

    伊織がマツコ化かよ

    113 = 105 :

    高槻「病室は、ここかな」

    高槻「失礼しまーす…」


    やよい「スー…スー…」

    高槻(眠ってる)


    高槻(昔の自分と対面するなんて、不思議な気分)

    高槻(このころの私も、頑張ってたな…)


    高槻(さっき、高木さんには難しいこと言っちゃったけど)


    高槻(このころの私なんて、ただひたすら、楽しいことだらけだった)

    高槻(毎日毎日が、新鮮で、明るく輝いていて…)


    高槻(いつも、あっという間に時間が過ぎていったなー…懐かしい)

    114 :

    泣いたよ
    いいじゃん
    続けて

    115 = 105 :

    高槻(もちろん、今は今で楽しいことに変わりない)

    高槻(でも)

    高槻(『楽しい』の定義は、時とともに、環境と共に移り行く)

    高槻(今、楽しいことは、今“だから”、楽しいことなんだよ?)


    高槻「だから、頑張ってね、やよい」

    高槻「あなたの頑張りは必ず、未来に繋がっていくから…」


    やよい「う、う~ん…」

    高槻「!?」

    116 = 105 :

    やよい「こ、ここは…」

    高槻(目、覚めちゃった?)


    やよい「あなたは…だれですか…?」

    高槻「……」


    高槻「看護婦さんです!シフトが終わって、今から帰るんですけど」

    高槻「帰る前に、やよいちゃんの様子はどうかなーって!」

    やよい「かんごふさん…ありがとう…ございます…」


    やよい「スー…スー…」


    高槻(ほっ…びっくりした)

    117 = 105 :

    高槻(はー、ちょっと疲れちゃったなー。なんだかんだでお仕事こなした気分だし)

    高槻(…なんだか急に眠くなってきちゃった)

    高槻(ちょっとだけ、仮眠しよう、ちょっとだけ……)


    高槻「すー…すー…」



    ガチャ…

    貴音「………。」

    118 :

    やはりあんたの仕業かお姫ちん

    119 :

    120 = 105 :

    ??「…さん!お客さん!」

    高槻「むにゃ…」

    ??「お客さん、終点ですよ、新大阪!」

    高槻「え?あれ…?おおさか…?」

    車掌「どうしました?体調でも悪いんですか?」

    高槻「えっと…いえ、大丈夫です…ちょっと寝入っちゃったみたいで」


    高槻(あれ…?私何をして…)

    高槻「…大阪!?」

    高槻「あの!すいません!」

    高槻「今日の日付っていつですか?」

    車掌「今日?2月3日ですよ」

    高槻「西暦からでお願いします!」

    車掌「はあ…2020年…あれ?もう21年だっけ?」


    高槻「…!ありがとうございます!!」

    121 :

    美希出た?

    122 = 105 :

    高槻「電話も…」

    TLLL...

    高槻「やった!繋がった!」


    律子『はい律子ー。どしたーやよい。今日は確か大阪よね。なんかアクシデント?』

    高槻「律子さん!律子さんですね!」

    律子『そ、そうだけど…いきなり、どうしたのよ、やよい』


    高槻「今の律子さんの所属って、どこです?」

    律子『所属?おかしなこと訊くわね。』

    律子『所属も何も、今はリツコプロの社長よ、社長。忘れちゃったの?』

    高槻「う……」


    高槻「うっうー!!元に戻ってくれましたー!!」

    律子『ちょ、やよい!?』

    123 = 105 :

    <そのころの、2013年の765プロ>

    P「みんな!やよいの熱も微熱くらいまで下がったそうだぞ!」


    美希「よかったね、プロデューサー!じゃあ、やよいは明日から馬車馬のように働くの?」

    P「美希お前…。やよいは、熱が下がってもしばらく安静だ。」

    P「多少の疲労もあったようだし、あと3日ほど入院して、それから徐々に慣らしていくつもりだ」


    あずさ「やよいちゃんがいない事務所って、ちょっと寂しかったですからね~。早く元気な姿を見たいです」

    真美「やよいっちが抜けた穴は伊達じゃなかったZe…。真美も、日本全国走り回って頭を下げる毎日だったよ~」


    P「真美のその設定はなんなんだ…。それはそれとして。」

    P「やよいも寂しがっているようだから、お見舞いにもぜひ行ってくれ。きっと喜ぶと思う」

    P「…病み上がりだから、あまり無理させない程度でな?」

    124 = 105 :

    「プロデューサー!」

    P「お、どうした、まこ…と…」

    「きゃるるーーん♪まこまこりんだぞぉ!」

    P「……」

    「どうですプロデューサー!この服、可愛いでしょう!」


    P「真は一定周期で、その持病が発生するなぁ」

    「ち、違うんですよプロデューサー!ボク、もうそろそろこの路線で固めたいんですよ!」

    「間に合わなくなっても知りませんよ!?」

    P「はいはい。ほら、このあと営業に行くんだから、早く着替えてな」


    「ちょっとぉ!プロデューサー!!ボク、今度の今度こそ、本気なんですってばぁ!」

    125 :

    もはや病気扱いか

    126 :

    かわいいのに

    127 :

    可愛くはない
    可愛くなろうとしてるのは可愛いけどやってることは可愛くない

    128 = 105 :

    雪歩「」コソコソ…


    春香「雪歩~?何やってるの?」

    雪歩「!!」


    雪歩「はわわわ…何でもないですぅ…」

    雪歩「」スタスタ…


    春香(雪歩って、いつも何を持ち歩いてるんだろう…何かの本?)

    春香(何か隠しているようで、逆にやたら目立って、すごく気になる)


    春香(…すんごーく、気になる。)


    春香(場合によっては、○○してでも奪い取る)

    129 :

    まっこまっこりーんの扱いが酷いが、もはやコレがないとって言う気がしないでもない
    まぁでも可愛いんだけどさ

    130 = 105 :

    <一方、2020年…>

    高槻「あの!律子さん。お忙しいところ訊きたいんですけど」

    律子『いいわよ。今はちょうど空き時間だし。やよいと私の仲なんだから何でもどうぞ』

    高槻「えっと、あのですね…」


    高槻「真さんって、今どんな感じですか?」

    律子『真?どんな感じって?』

    高槻「ほら、すごーくキャピキャピした、可愛い系のアイドルだったり…」


    律子『あはは、まさか!』


    律子『でも、あの娘は昔からそんなこと言ってたわね。今でも言っているらしいけど。』

    律子『あんたも知っての通りよ。今度はエリートのキャリアウーマンという役どころで主演らしいじゃない』


    律子『いい加減、あの路線なら日本一の女優だって自覚、持ってほしいんだけどねー』

    132 = 127 :

    真を可愛い路線で活かしたいなら親父の教育方針から変えないと無理だな

    133 = 118 :

    秋葉原の古臭いビルに行くしかないな

    134 = 105 :

    高槻「ほっ…。」


    高槻「あ、あともう一つ!雪歩さんって、作詞家やってます…?」

    律子『また当たり前のこと訊くのね。』


    律子『ああ、さっき訊いた速報値だけど、雪歩の詩集第2弾は30万部売れて再重版も決まった』

    律子『最初はアイドルの副業的な批判もあったけど、今では文芸界からも注目されるくらいの評判だし』

    律子『意外な才能、まさに掘り当てたって感じよね。』


    律子『当の雪歩はまだ実感がないらしいけど、仕事はかなり来てるそうよ。まったく、羨ましいわ』


    高槻「わーい!うっうー!!やっぱり帰ってこれたんだ!」

    律子『こらやよい!もういい年なんだから『うっうー』は封印しなさいって…』


    律子『…いいたいところだけど、ずいぶんご機嫌なのね。やよい。どうしたのよ?何かあった?』

    高槻「はい!えっと……。」

    高槻「………」

    135 = 121 :

    そうだ。何があった。

    136 :

    お姫ちんなにしたんだ

    137 = 105 :

    高槻「ちょっと、ぐっすり眠ってて、おかしな夢をみていたのかなって…」


    律子『あー、最近ずっと忙しいからね。』

    律子『ごめんねやよい。そろそろあんたにも部下をつけなきゃって思っているんだけど』

    高槻「律子さん、大丈夫です!私なら全然余裕ですから!」


    律子『違うのよ。実のところ、あんた指名の仕事も結構入ってきててね、今は整理しているところなの』

    律子『プロデュース業は、実際のところ誠実さと、体力、ちょっとの経験があれば誰でもできるわ』

    律子『でも、やよいの人柄、キャラクター。そういうのはやよいにしかできない』

    律子『それなら、お金をかけてでも、やよいのバックアップを作って仕事の幅を増やす。それが私の仕事よ』

    高槻「そうですかー…。」


    律子『んん?タレント業はもう懲りた?』

    高槻「まさか!タレントも、プロデュースも、どっちももっと、たくさんやりたいです!」

    律子『そうね、そう言うと思ってたわ。でも、無理だけはしないでね?それじゃ、引き続きそっちお願い!』


    高槻「…。よーし、頑張っちゃいましょー!」

    138 = 105 :

    高槻(結局あれは、夢だったんだろうな…すごくリアルな夢だったけど)

    高槻(私の知っている未来も特に変わってないし、タイムスリップなんて非現実的かなって…)


    ピロリーン

    高槻「メールだ。誰かな…」



    高槻「え!?」



    ------------------------------------
    件名:よかったですね

    やよい、
    無事、事が運んだようでよかったです。
    そちらでも、どうかご達者で。
    くれぐれもお体、ご自愛くださいませ。


    四条貴音
    ------------------------------------


    <おしまい>

    139 :

    貴音は一体何者なんだ…

    141 = 121 :

    謎だ

    142 = 126 :

    やっぱり宇宙人なのか

    143 :

    四条貴音…一体何者なんだ…

    144 :

    おいついた。
    13歳のやよいは子供すぎてあれだけど、
    もし公式で22歳くらいのやよいがでたらもうそれは世界に平和が訪れるというか、
    俺の心がエベレストというか

    145 :

    未来の765プロがどうなっているのか見たいような見たくないような

    147 :

    おもしろかった

    貴音がもはや怖いwww

    148 :

    だって貴音は月の人だもんね……

    おつおつ

    149 :



    時空を超えてメールするとか
    貴音スゲーなぁwww


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