元スレ高槻「高槻やよい、22歳です。」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
P「え?やよいが倒れた?」
伊織『ええ。今朝弟君から連絡あってね。今、新堂と一緒に様子を見に来てるんだけど…』
伊織『かなりの高熱で、思ってたより良くないわね』
P「わ、わかった…俺もすぐにいくよ」
伊織『待ちなさい』
伊織『やよい、あの様子じゃ、きっと今週いっぱいの仕事は無理よ。先に仕事の調整して頂戴』
伊織『それは、あんたにしかできない事でしょ?』
伊織『あんたがこっちに来ても何の役にも立たないんだから。どうせ来るなら全部片付いてからにして』
P「でも…」
伊織『しつこいわね!こっちは私に任せてって言ってるの!』
P「…わかった。すまん、そっちを頼む、伊織」
伊織『ええ。…律子、そこにいる?ちょっと電話代わって』
2 = 1 :
P「みんな。ちょっと集まってくれ」
P「やよいが体調不良で倒れたそうだ。かなり症状が重いらしい…」
亜美「兄ちゃん…やよいっち、大丈夫なの?」
P「まだわからん…。伊織がとりあえず手をまわしてくれている」
響「プロデューサー。やよいのところに行ったほうがいいんじゃないか?」
P「そうしたいのは山々だが…」
P「まずは、やよいの抜けた穴を、俺たちがしっかりフォローしよう」
P「みんなの協力が必要なんだ。助けてくれるか?」
「「はい!」」
P「各自、営業、レッスンについては、悪いが今日は俺無しで対応してくれ」
P「先方から今日の仕事以外の話があった場合は、各自で判断せず、俺にまず連絡を」
P「電話がつながらなければ、メールでもいい。こういう時こそ、連携を密にしよう」
3 :
うむ
4 :
22歳でも天使
5 = 1 :
小鳥「プロデューサーさん…」
社長「音無君。」
社長「やよい君のもとへは、私が先に向かうよ」
小鳥「わかりました。プロデューサーさんにお伝えしておきます」
社長「正念場だね…。しかし、この類のアクシデントは常に起こり得るものだ」
社長「そんな時こそ、みんなの真価が発揮される。」
社長「やよい君も、頑張っていることだろう。私たちも踏ん張ろうではないか」
小鳥「はい…そうですね…」
6 :
やよいはかわいいなあ
7 :
↓例の段階成長画像
8 = 1 :
P「よし、みんなはとりあえず仕事に向かったな…」
P「次はやよいと関係のあるクライアントへ連絡だ」
小鳥「プロデューサーさん。お手伝いします」
P「ありがとうございます。小鳥さんは、今、やよいが関わっているクライアントの洗い出しをお願いします」
小鳥「わかりました。…無理、しないでくださいね?」
P「今、無理せずに、いつ無理するんですか。大丈夫です。俺なら全然余裕ですから!」
小鳥「…わかりました。すぐにまとめます!」
P「お願いします。俺は今日明日で仕事の予定がある関係先と連絡をとりますので」
TLLL...
小鳥「はい、765プロです」
9 :
ルリ「年齢は私の倍です」
11 = 1 :
??『つ、繋がった!よかった~』
小鳥「えっと…どちら様でしょうか?」
??『はうっ、す、すいません…』
小鳥(どこかで聞いたことのあるような声…?)
??『あの!助けてもらえませんか!?』
小鳥「え!?た、助けるって…?どうすれば…」
??『もしかして、事務所って、たるき亭ビルのほうですか?』
小鳥「え、ええ…」
??『今からそっちに行きますので、お願いします!』
小鳥「い、今から…!?あの、お名前は…」
??『やよいです、高槻やよいです!』
13 :
どういうことだってばよ・・・
14 = 1 :
P「え?やよいから電話!?」
小鳥「ええ、今さっき…」
小鳥「すごく元気そうでしたけど…」
P「どういうことだ…?何かあれば伊織や社長が連絡をくれるはず…」
小鳥「事務所に向かっているそうなんですけど、様子がどうも…」
P「う~ん…どういうことだ…」
P「と、とりあえず。事務所、任せてもらっていいですか?音無さん」
小鳥「え、ええ。私は大丈夫です」
P「俺、先方へ向かいます。そのあと、伊織が教えてくれた病院に行く予定ですが…」
P「状況が変わってたら、教えてください。メールでいいですので。それじゃ行ってきます!」
小鳥「あ、はい。気を付けて…」
ヴヴヴ…
P「ん、電話…春香か。もしもし春香?どうかしたか?………」
15 = 3 :
歪みが
16 = 12 :
つまりどういうことだってばよ
17 = 1 :
小鳥「…では、こちらから改めて折り返しいたしますので。…はい。失礼いたします」
小鳥(今のところ、事務所への問い合わせは少ないわね)
コンコン…
小鳥「ん?」
??「し、しつれいしますー…」
小鳥「はいー」
??「あ…あー!!小鳥さん!お久しぶりですー!」
??「すごいですね!全然お変わりなく…」
小鳥「!?…え、えっと…どちら様…でしょうか?」
??「あ…。そ、そうですよね…。すいません…」
小鳥「??」
??「あの!信じてもらえないかもしれませんけど…」
??「私、やよいなんです!高槻やよいです!」
18 :
どういうことだってばよ
19 = 1 :
小鳥「えっと、とりあえずお茶をどうぞ…」
高槻「ありがとうございますー」
小鳥(この人が…やよいちゃん??)
小鳥(律子さんみたいな、高そうなスーツ着てるし…)
小鳥(私の知ってるやよいちゃんより明らかに背が高いし…見た目がとても14歳には…)
小鳥(でも、声は似てるし、面影も、ないこともない…)
高槻「あの、小鳥さん!テレビつけてもいいですか?」
高槻「あと新聞があったりするとありがたいです!」
小鳥「あ、はい…テレビは自由に使ってもらって…。新聞は、社長の机にあったかな…」
高槻「……」
20 :
前にも響で似たようなSSあったような
21 :
スーツのやよいが想像つかない
22 = 1 :
高槻「小鳥さん。今日の日付って、やっぱり…」
小鳥「2月3日ですけど…?」
高槻「いえ、年のほうです。」
小鳥「2013年…」
高槻「やっぱり…2013年…。」
小鳥「あの…あなたのこと、疑っているわけではないんですけど…」
小鳥「本当に、やよいちゃんなの?」
高槻「はい、高槻やよいです。…でも」
小鳥「でも?」
高槻「今の小鳥さんの知っているやよいとは、別のやよいなのかもしれません…」
高槻「私、今、22歳なんです。昨日の日付は2021年2月2日だったんです」
23 = 20 :
入れ替わりじゃなくてタイムスリップか
24 = 1 :
小鳥(み、未来人!?どどどどういうことだってばよ…!)
小鳥(未来人なんて、私の妄想ではレギュラー設定だけれども)
高槻「あ、名刺!名刺あればいいですか?」
ゴソゴソ
高槻「はい!お世話になります!リツコプロの高槻やよいです!」
小鳥「え、律子、ぷろ…?」
小鳥「ま、まさかそれって、もしかしなくても」
高槻「はい!秋月律子さんが社長です!」
小鳥「その未来は予想できた」
25 = 1 :
小鳥「じゃ、じゃあ、今のやよ…高槻さんは、765プロを辞めているの…?」
高槻「えっと、所属として変わってはいますけど…」
高槻「765プロとうちは、『ぎょうむてーけー』という形でつながっているんです!」
高槻「うちの会社の偉い人リストに、高木さんもいらっしゃいますよ!」
高槻「あ…今の私なら高木社長とお呼びしたほうがいいですか?」
小鳥(律子さんが社長という時点で、なぜか現実味を帯びてきているわね…)
小鳥(ドッキリにしても、この名刺よく出来ている…)
小鳥「ん?」
小鳥「『副社長 兼 営業課 高槻やよい』…」
小鳥「!!!???」
26 :
どうなっちまうんだ
27 = 1 :
小鳥「やよいちゃ…高槻さんって、副社長なの!?」
高槻「小鳥さん。そんないいですよー、昔の通りやよいちゃんで!」
小鳥「そ、それはともかく、この肩書は…」
高槻「はい!でも、副社長と言っても別に難しいことなんてやってませんよ?」
高槻「律子さんがものすごく多忙なので、何かと代理で動けるのが便利かなーって」
小鳥(あ、今の語尾は、ちょっとやよいちゃんっぽい)
小鳥「営業まで…」
高槻「えっと、私、かれこれ4年くらいプロデューサーもやっているんです。」
小鳥「ええええ!あのやよいちゃんが?プロデューサー!!?」
高槻「はい!名刺もそのために用意しているんです!」
高槻「アイドルも楽しいんですけど、なんとなくみんなのお世話もしているうちに…」
高槻「律子さんから『やよいもプロデュース業やってみない?』って言われたんです!」
小鳥(…その未来は想定外だった)
28 = 1 :
小鳥「そっか…元気なアイドルやよいちゃんは、未来にはいないのね…ちょっと残念かな。」
高槻「えっと、私、一応芸能活動もしてますよ?」
小鳥「え」
高槻「ほら、律子さんって昔、事務員しながらアイドルもしていたじゃないですか」
高槻「それを見習って…ってのもありますし。それに、ありがたいことに、ご指名でお仕事ももらえるので」
高槻「その際は、タレントとしても頑張っているんです!」
小鳥「…なんだか、目の前のやよいちゃんが、私の想像を超えてどんどんビッグになっていく…」
小鳥「つまり、アイドル兼プロデュース兼副社長を務めている、と」
高槻「はい!そんな感じです!」
小鳥(とんだ大器がいたもんだわ…めまいがする)
30 :
アイドル兼プロデューサー兼副社長兼俺の嫁か
そりゃ大変だな
31 = 1 :
小鳥「えっと、やよいちゃんの話に興味は尽きないけど…」
小鳥「そもそもどうして、やよいちゃんはここにいるの?」
高槻「それがわからないんです…」
高槻「順を追って説明しますね?」
高槻「いつもの通り、仕事で大阪のお客さん先のところに行くために、新幹線に乗ってたんです」
高槻「最近ちょっと忙しかったから、うとうととしてて…」
高槻「深く眠っていたのか、車掌さんに起されて目が覚めて」
高槻「でも、大阪に向かっていたはずなのに、なぜか東京に戻されていて」
高槻「新幹線のチケットも無効だし、クレジットカードも使えないし、電話も通じないし…」
高槻「よくよくみたら、なんだか微妙に私の知ってる東京と違っていて…」
高槻「ところどころに見る西暦が2013って書いてあって…」
高槻「…そんな感じです」
小鳥(超現象すぎるわね…)
32 :
なんで高槻なのかと思ったらやよい(14)と区別するためか
33 = 1 :
真「たっだいま戻りましたー!」
雪歩「あの…お疲れ様ですぅ~」
小鳥「あ、真ちゃん、雪歩ちゃん!お疲れ様ー」
真「小鳥さん、やよいのこと何か変わりありました?なんだったら、ボクらも病院に行きますけど?」
高槻「え?病院?」
雪歩「きゃあ!!ど、どちら様ですか…?」オロオロ
高槻「あー真さん!雪歩さん!」
高槻「わー!二人とも懐かしい姿ですー!」
真「え?」
雪歩「???」オロオロ
35 = 1 :
真「未来の、やよい?」
雪歩「そういわれれば、やよいちゃんに似てなくもないけど…」
真「にしても、すっごい背が伸びたなー!ボクと同じくらいの高さになってるじゃないか!」
高槻「『たいきばんせー』といいますか、17歳くらいのころから一気に背が伸びたんです!」
雪歩「う、受け入れてるんだ、真ちゃん…」
真「よくわからないけど、面白いからね!」
雪歩(やよいちゃん…。私にはわかる…背だけじゃなくて…胸も…)
真「ああ、でも。肝心の、ボクらが知ってるやよいは?」
高槻「あの!そのことで私も…。病院って…?」
小鳥「あ、こっちのやよいちゃんには話してなかったわね」
小鳥「私たちの知ってるやよいちゃん、今朝から高熱を患ってて、今病院で治療しているのよ」
高槻「……!」
36 :
37 :
つまりどうなってるんだ
38 :
期待しえ
39 = 1 :
真「ボクと雪歩、夕方まで時間空くから、どうせならお見舞いに行こうかって話してたんだ」
雪歩「う、うん…」
真「プロデューサーからまだ連絡ないの?小鳥さん」
小鳥「やよいちゃんの元へは、社長が先に行っているんだけど、まだ連絡はないわね…」
TLLLL...
小鳥「あ、電話。もしかして社長かも」
ガチャッ
高槻「はい!お電話ありがとうございます!リツコプロ、高槻やよいです!」
小鳥「え」
高槻「はい!…はい?…あ、うあーーー!」
高槻「ご、ごめんなさい小鳥さん!いつもの癖でついつい電話取っちゃいましたー!」
小鳥「い、いいのよやよいちゃん、ありがとう。えっと、誰から?」
高槻「高木さん…じゃなくって、高木社長からですよ!」
40 = 32 :
何センチぐらいなんですかねぇ
41 = 1 :
雪歩「ま、真ちゃん…いま、『律子プロ』って…」
真「そ、そういうことなのかな…」
小鳥「やよいちゃん、インフルエンザかもって…社長から」
小鳥「気管支炎か肺炎も併発しているみたいだから、症状が重くなっているみたいだけど」
小鳥「伊織ちゃんお墨付きの病院だから、あとはもう大丈夫だそうよ!」
小鳥「ただ、インフルエンザだし、今日明日のお見舞いは厳しいかな」
高槻(もしかして、あの頃の…)
真「そっか…」
雪歩「でも、伊織ちゃんの病院なら安心だよね!落ち着いたらお見舞い、行こうよ、真ちゃん!」
真「うん!もちろん!」
42 = 1 :
雪歩「そ、それはそうとして、大きなやよいちゃんは…」
高槻「あ、はい!なんでしょう?」
真「未来から来たってことは、ボクたちの未来も知ってるってことだよね?」ニヤリ
雪歩「ま、真ちゃん…そんなこと聞いちゃって大丈夫なの…?確かに気になるけど…」オロオロ
真「ちょっと的中率の高い占いだと思えばいいんじゃないかな!」
雪歩「あ、なるほど!それはちょっと面白そうかも~」
小鳥「ま、真ちゃんに雪歩ちゃん…ほどほどにね…?」
真「それで、大きなやよい!ボクって未来だとどんな感じ?」
真「ボクもだいぶ女らしくなったし、きっとこの先可愛い路線でブレイク間違いなしだよ!」
45 = 1 :
高槻「え、えっと…真さんは、方向性的にはあんまり変わらないかなーって…」
真「がーーーん」
高槻「あ!でも、確かに今はすごく髪が長くてきれいで、カッコいい大人の女性です!大人気です!」
真「がんばろう、もっと女らしくなれるように、がんばろう…」トボトボ…
高槻「…あれ~?」
雪歩「こ、怖くて訊きたくないけど、でも訊きたい…っ!」
雪歩「あ、あの…やよ…高槻さん!私って…私ってまだ生きてますか!?」
高槻「やよいでいいですよ、雪歩さん!もちろん雪歩さんも大人気です!」
高槻「ある日どこからか見つかった雪歩さんの詩集が大好評で、現在売れっ子の作詞家としても活躍しています!」
雪歩「」ガーーン
雪歩「厳重に、南京錠で閉じておこう…」トボトボ…
高槻「…あれ~~?」
46 = 37 :
(アカンやつですな)
47 :
カッコいい大人の女性、嫌いじゃないわ!むしろ好きよ!
48 = 1 :
小鳥「あはは…。」
高槻「ちなみに小鳥さんはー」
小鳥「い、いやっ!止めてっ!訊かない!訊かないわよ!」
小鳥「8年後の私なんて、知りたくない知りたくない、あーあーあー」
高槻「……」
TLLL...
小鳥「はい、765プロ…あ、春香ちゃん」
小鳥「…プロデューサーさん?まだ特に連絡は…。そのまま病院に直行するって言ってたけど」
小鳥「どうしたの?私から言伝する?」
小鳥「え!?千早ちゃんが激怒!?か、帰るって言ってる!?」
小鳥「そ、そんなこと言っても…一体どうして…」
小鳥「な、なんとか時間稼げない?状況がよくわからないけど、プロデューサーさんに連絡するから…?」
トントン
小鳥「え?」
49 = 1 :
高槻「小鳥さん!ちょっと電話、代わっていただけますか?」
小鳥「え…ええ…」
高槻「お疲れ様です!」
春香『お疲れ様です…って、誰?』
高槻「やよいです!高槻やよいです!」
春香『え?やよい!?だって今朝病気で倒れたって…』
高槻「あ…。えっと…違います、間違えました!」
高槻「実は色々あって助けに駆け付けた、お助けプロデューサーです!」
春香『お助け…プロデューサーさん??』
高槻「はい!それで、どうしたんですか、春香さん?」
春香『あ、あのね、お助けプロデューサーさん。……』
50 :
普通に秋月プロダクションで良かったと思うんだけど
みんなの評価 : ☆
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