元スレモバP「拾った」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
51 = 1 :
美世「そうだ拓海ちゃん、ちょっとステップ教えるからやってみない?」
拓海「ハァ? 見学だけじゃなかったのかよ」
美世「いいからいいから」
拓海「ったく……」
美世「これね」
とんととんとんとん
拓海「おう……」
とととんとととと
P「うわぁ……」
早苗「うわぁ……」
美世「うわぁ……」
響子「あー……」
乃々「……」
52 = 1 :
拓海「ンだよ……」
P「拓海、お前もしかしなくても……リズム感無いだろ」
拓海「……悪かったな」
P「ダンスレッスン切り上げ、ちょっと音感のテストもしてみるか」
拓海「な゛ッ!?」
P「キーボードと……まずこれな」
拓海「……あー」
P「どれみれどー」
拓海「どれみれどー」
P「うわぁ……」
拓海「音痴で悪かったな!!」
乃々「ひっ」
53 = 28 :
ほう
54 :
中居くんはダンスうまいからなあ
音声は中居くんになっちゃったけど。
55 = 1 :
P「これは……丁度いいな」
拓海「はァ?」
P「こっちの話」
拓海「ッチ……」
P「今日は解散でもいいかな……美世」
美世「乃々ちゃんを送って行けばいいのかな?」
P「頼むわ、女子寮だから響子とかもすぐに見に行けるだろうし」
乃々「……ごめんなさい……」
P「頑張ろうとしてくれたんだろ? なら攻めないさ」
なでなで
乃々「……うぅ……」
56 = 1 :
P「じゃあ、頼むな」
美世「了解、響子ちゃんも手伝ってくれない?」
響子「わかりました……乃々ちゃん、大丈夫?」
乃々「一人で歩くのは……むーりぃー……です……」
響子「ほら、肩につかまって、ね?」
美世「それじゃあ、お先ー」
P「はいよ」
ばたん
早苗「うひひひひ……」
P「今日ずっとこんな調子だったんですか早苗さん……」
早苗「いやー、拓海ちゃんにこんな弱点があったなんてねー」
58 = 1 :
拓海「てめぇ……」
早苗「今度カラオケいこっか☆」
拓海「断る!」
早苗「あははは! さて、お姉さんも帰るかなー」
P「あ、お疲れ様です」
早苗「拓海ちゃん、仲良くしてね?」
拓海「……ふん!」
早苗「あたしも女子寮に住んでるから、いつでもおいでー」
拓海「そうかよ」
早苗「それじゃ、お疲れ様でしたー☆」
ばたん
60 = 1 :
P「プロダクション内に知り合いが居るってのは心強いな」
拓海「……ああ」
P「飯でも食いに行くか? 奢るよ」
拓海「うまいもんがいいな」
P「じゃあ牛丼な」
拓海「なんでそうなるんだよ!」
P「いいじゃないか」
拓海「別にいいけどよ……」
P「んじゃ、行くか」
・
・
・
61 = 1 :
むぐむぐ
P「明日、ミーティングするからな」
拓海「ミーティングだァ?」
P「ああ、そこで方向性とかを大筋決める」
拓海「はァ、面倒だな」
P「明日学校か?」
拓海「学校はどうでもいい」
P「よくないな」
拓海「何でだよ」
P「アイドル業がやりたいので学校行きませんとか筋が通ってない」
拓海「面倒くせぇな」
62 = 1 :
P「レッスンはなるべく夕方に入れておく、だから学校行け」
拓海「わかった……Pの言うことは聞いておく」
P「それでいい」
拓海「それで、弁償の話だけどよ」
P「おう」
拓海「いくらなんだ?」
P「40万」
拓海「ゲッ……」
P「払うのは無理だろ? だから返せるまでの間頑張ればいい」
拓海「立て替えてもらった義理はきちんと果たすさ」
64 = 1 :
P「それでいい、売れるまでが一番辛いかもしれないけど頑張るぞ」
拓海「あー……世話になる、P」
P「ああ、宜しく頼むよ。 拓海ちゃん」
拓海「うわ……気持ち悪ぃ」
P「どういう意味だよ」
拓海「アンタにちゃん付けされるのは嫌だ」
P「ひでぇな」
拓海「……呼び捨てでいい」
P「はいよ」
拓海「あー、特盛りにすりゃよかった」
P「はしごするか」
65 :
こんな時間に牛丼とかいうのやめてくれよぉ!
66 = 1 :
拓海「行くか」
P「奢れってか!?」
拓海「当たり前だろォ?」
P「わかったよ」
拓海「さっさと行くぞ」
P「はいはい、で何食べたいの」
拓海「……カレー」
―――――
―――
―
67 :
カレーのない牛丼屋と言うことはなか卯の可能性が微レ存
68 = 39 :
>>67
なか卯もカレーあるぞ
69 = 1 :
P「……よく食うな」
拓海「うっせぇな……いいだろ」
P「そんな腹減ってたか」
拓海「普段から食う量多いんだよ」
P「へー、また一つお前のこと知ったわ」
拓海「……そうかよ」
P「ん、今日はもう遅いしじゃあな」
拓海「……おう……あー、今日は助かった」
P「いいって」
拓海「そうか、じゃあな」
P「おう」
71 = 1 :
つぎの ひ
拓海「おっす」
美世「おはよー」
響子「おはようございますっ!」
乃々「お……おはようございました……帰り……だめですか……」
P「だめだ、おはよう」
早苗「おっはよー☆」
P「全員揃ったのはいいんだが、生憎まだ仕事が取れてない」
美世「えー」
P「すまんな、今日はレッスンも無いし自主トレで」
乃々「それなら帰っても……だめですかそうですか……」
72 = 1 :
響子「それなら、ちょっと給湯室借りますね」
P「ちひろさんに許可とってくれなー」
響子「はーい!」
P「拓海」
拓海「ンだよ?」
P「ミーティングだ」
拓海「……わかった」
P「じゃあ、会議室借りるから」
ちひろ「はーい」
ばたん
73 = 1 :
響子「お茶ですー……あれ?」
美世「プロデューサーなら会議室よ?」
響子「そうですか、皆さんお茶いかがですか?」
美世「ありがと!」
早苗「はぁー……温まるわねぇ……」
乃々「あ、ありがとうございます……」
響子「あの、新しく入ってきた人ですけど……」
美世「拓海ちゃん? 悪い子じゃないよ」
乃々「ちょっと怖いですけど……」
早苗「ぶっきらぼうなだけだから、気にしなくていいよ」
響子「そうですか? お友達になれたらいいなぁ」
美世「大丈夫だよ、根は優しいし……」
『ふっっっっっざけんなああああああああああ!!!!』
74 = 1 :
響子「……」
乃々「……」
美世「……」
早苗「ちょっと見に行ってみようか」
美世「そうですね」
がちゃり
拓海「てめェ、本気で言ってんのか!?」
P「本気も本気、大マジだっての」
拓海「ふざけんな出来るわけねぇだろ!」
早苗「どーどー」
響子「Pさんっ、大丈夫ですか!?」
P「平気平気」
75 = 1 :
乃々「……ふりふり……南国……わー……」
拓海「アタシにこんなの着せてどうしたいんだアンタは」
P「だからさっき言ったろ、グラビアアイドルとして売る!」
響子「グラビアですか?」
P「ああ、このプロポーションと顔つきを活かすにはグラビアが一番だと思ってな」
拓海「だからって、そんなヒラヒラしたのは御免だ!」
P「音痴でリズム感も無いじゃん?」
拓海「ぐ……」
美世「そんなばっさり言わなくても」
P「正直天性のものだと思う、矯正してもある程度レベルだと思うんだ」
早苗「ひどかったもんねー」
拓海「うるせぇ……」
76 = 1 :
P「となると、グラビアが一番適正かなっと」
乃々「フリフリ……見てみたい……」
拓海「あァ?」
乃々「……見たいわけじゃないですけど……」
P「とりあえず宣材撮るから倉庫から衣装を……」
拓海「あ、アタシを撮るってのか!?」
P「だれ撮るってんだよ」
早苗「うひひひ……さあ着替えるのよ……」
響子「うわぁ……」
早苗「ひひひひ…………手伝ってあげるわ」
拓海「お、おい!」
美世「さあ、行くよー」
77 = 1 :
拓海「P! どうにかしろ!」
P「俺が手伝えるわけないだろ……」
乃々「い、いってらっしゃい……」
ばたむ
P「やれやれだな」
響子「お疲れ様です、なんて♪」
P「いやいや、済まないねぇ響子さんや……」
響子「おじいちゃんくさいですよ? もうっ」
乃々「お疲れ様でした……」
P「乃々」
乃々「帰れないのはわかってるんですけど……帰りたいんですけど……」
78 = 39 :
さるよけ
80 = 1 :
P「帰って何したいの?」
乃々「静かに暮らしたいんですけど……」
P「だったらそこのソファでいいじゃないか」
乃々「……はい」
すとん
乃々「……」
P「……」
響子「……」
P「……座って何をするでもないの?」
乃々「何をするかとかは考えてないんですけど……」
響子「それじゃあ一緒に事務所のお掃除しない?」
乃々「えー……」
響子「ほらほら!」
乃々「むーりぃー……」
81 = 1 :
がちゃ
美世「つれてきたよー」
早苗「いいからほら、入りなさいっ」
拓海「嫌だ! こんなカッコなんて……」
響子「何をゴネてるんでしょうね」
P「さあ?」
美世「ほら!」
早苗「いいから……入りなさーい☆」
拓海「うおおお!?」
P「おお!?」
乃々「……!?」
響子「か、かーわいいー!!!!!」
82 = 67 :
かーわいいー
83 = 1 :
拓海「んだと!?」
響子「か、かわいいですよ!」
乃々「か……かわいいと、お、思います……」
美世「でしょー! あたしもびっくりしちゃったよ」
早苗「それで、P君はどう思うかな?」
P「似合ってるじゃないか」
拓海「撫でるな!」
P「いいな、メイクはうち得意な人いないから……メイクさんに頼むとして、行くぞ!」
拓海「オイふざけんなこの格好で行くとか言わないよな!?」
P「コートくらい貸してやる! さあ行くぞ!」
84 = 49 :
うォォ、カワイイィィィィィ!!
85 = 1 :
拓海「やめろこれじゃあ変質者じゃないか!」
P「今すごくかわいいから大丈夫だって、行くぞ!」
拓海「バっ……かわいいとかいうな! あと引っ張るなあぁぁぁぁ……」
響子「い……行ってらっしゃい~……」
乃々「はふ……」
早苗「いやー、完璧に拓海ちゃんを操縦してるねー」
美世「拓海ちゃんが反抗できないようにしてますね」
早苗「いいパートナーになるかもねー」
響子「仲良くなれそうですっ」
86 = 1 :
乃々「……どうだろ……」
美世「大丈夫だよっ、拓海ちゃんはかわいいから」
乃々「……えー……」
早苗「色々含まれてるえーだねぇ……」
―――――
―――
―
「さあ拓海ちゃん、もうちょっと正面向いてみて」
拓海「こ、こうか?」
「いいよいいよ! スタイルも抜群だし今までよくこんな子が埋まってたね」
拓海「ぐ、恥ずかしィィィィ!」
「いいね! もうちょっと恥らってみようか!」
拓海「恥らうってなんだァ!?」
87 = 1 :
P「あははは! 頑張れ頑張れ!」
拓海「P~!」
P「大丈夫! かわいいかわいい!」
拓海「ふ、ふんっ!」
「おお! いい表情! いただき!」
拓海「ぐううううう……」
「OK! これで撮影終了だよ!」
拓海「やっと終わりか……」
P「お疲れー、どうよ最初の芸能活動は」
88 = 1 :
拓海「……とにかく帰るぞ」
P「……大丈夫か?」
拓海「ちーと大丈夫じゃねェ……」
P「わかった、とりあえず控え室で休むか」
拓海「おう……」
―――――
―――
―
拓海「撮られるってのは慣れないと大変だな……」
P「お疲れ様」
拓海「ふぅ……オイ」
P「なんだ」
拓海「腹減った、飯連れてけ」
89 = 1 :
P「一回事務所寄るぞ」
拓海「何でだよ」
P「お前その格好にコートで飯食いに行くの?」
拓海「……あ」
P「お前がいいならいいんだけどな?」
拓海「良いわけないだろォ!?」
P「だろ? じゃあコート着ろよな」
拓海「わかった」
P「さ、帰るぞ」
・
・
・
90 = 1 :
P「乃々! 逃げるな!」
乃々「やーですー……インタビューとかむーりぃー……」
拓海「ったく……こっち来い」
乃々「拓海さん……」
響子「プロデューサー! ちょっと手伝ってくださいー!」
P「わかったー! 乃々、後で迎えに来るからな!」
乃々「えー……」
拓海「どうしたんだよ、逃げたりなんかして」
乃々「えーと……人が苦手といいますか……ちょっと……」
拓海「はァ? 人見知りか」
乃々「……はい……」
91 = 1 :
拓海「そこらへんのジャガイモとでも思えばいいだろ」
乃々「でも……」
拓海「でもも何もねぇよ、あの不良警官見てみろ」
乃々「?」
早苗「うふ~ん☆ こんな感じぃ?」
「え、ええ……まぁ」
早苗「ノリ悪いなー」
「普通の写真でいいんですけど……なんで着替えてるんですか?」
早苗「なんとなくかなー」
「あはは……」
乃々「……えー……」
94 = 1 :
拓海「あれはあれで特殊だけどな、参考にしろとは言えねェけど」
乃々「プロデューサーさんへと同じ接し方……?」
拓海「アイツにあんな態度で接してるのかあの警官……」
乃々「……そんな感じですよー……」
拓海「えーと、つまりだな」
乃々「……はい」
拓海「アイツがお前の為に獲ってきた仕事だろ?」
乃々「お仕事したくないですけど……私の為です……」
拓海「だったらアイツに恥をかかせるわけにはいかねェだろ?」
乃々「あ……」
拓海「アイツに世話んなってるならきちんと筋を通せ!」
95 = 1 :
乃々「……はーい……」
拓海「そら、響子の時間稼ぎも限界だろ? 行ってこい」
乃々「……行ってきます」
たたたた
拓海「……すまねェな」
響子「いえいえ♪」
拓海「自信持つってのも簡単じゃねェよな……」
響子「そうですねー、どうしてもだめな物ってのもありますし」
拓海「そうだよなー」
96 = 1 :
ちらっ
響子「どうしました?」
拓海「いや、何でもねェ……」
響子「変な拓海さん……」
早苗「さあ! もっと撮っちゃいなさい!」
「いえ、もう大丈夫ですって!」
・
・
・
97 = 1 :
拓海「よう、呼んだか?」
P「ああ、新しい仕事だ」
拓海「何だ仕事かよ……」
P「都合悪かったか?」
拓海「いや、そんな事ァ無いけどな」
P「ノリ気じゃなさそうだな、断るか?」
拓海「アタシに出来ない事があるってか? 」
P「じゃあ行くか」
拓海「その前に飯食わせろ」
P「ダメ」
拓海「何でだよ」
98 = 1 :
99 = 1 :
P「グラビアだからなー」
拓海「仕方ねェな……終わったら飯奢れよ」
P「じゃあこれに着替えてくれ」
拓海「な……!?」
―――――
―――
―
拓海「ぐ……こ、こんなドレスをアタシに着せてどうすんだ……」
P「似合うじゃん」
拓海「アタシのファンとか本当にいるのか……?」
みんなの評価 : ★
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