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元スレ菫「銀の竜の背に乗って」
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クロチャー「どう、なれた?」
菫「う、うん」ガクガク
クロチャー「寒かったら暖房つけるよ」
菫「え? 暖房?」
クロチャー「ふん゛ん゛-」ポカポカ
菫「あ、背中あったかくなってきた」
クロチャー「加減が難しいの。昔乗っけた人を黒焦げにしちゃったんだ」
菫「へ、へぇー……」
菫「……」
菫(……竜人か)
クロチャー「尭深ちゃんのこと、気になる?」
菫「ああ、あいつも私の知り合いにそっくりで、親しい間柄だったから」
クロチャー「大丈夫、あの子は強いよ」
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クロチャー「どう、なれた?」
菫「う、うん」ガクガク
クロチャー「寒かったら暖房つけるよ」
菫「え? 暖房?」
クロチャー「ふん゛ん゛-」ポカポカ
菫「あ、背中あったかくなってきた」
クロチャー「加減が難しいの。昔乗っけた人を黒焦げにしちゃったんだ」
菫「へ、へぇー……」
菫「……」
菫(……竜人か)
クロチャー「尭深ちゃんのこと、気になる?」
菫「ああ、あいつも私の知り合いにそっくりで、親しい間柄だったから」
クロチャー「大丈夫、あの子は強いよ」
なんとなく>>1は原付の人のような気がする今日この頃
クロチャー「気の迷いで自殺はしない」
クロチャー「運命の明暗ぐらいは把握できるからね、なんせ竜人だから」フンスッス
菫「私の未来はどうなってる?」
クロチャー「菫ちゃんは……全然わからない」
菫「おい」パシン
クロチャー「た、叩かないでよっ。卑怯だよ!」
菫「すまん。つっこんでおかないといけないと思って」
菫「で、なぜわからないんだ?」
クロチャー「菫ちゃんの体を流れる気がまったく読めないんだ」
クロチャー「体の構造はここの世界の菫ちゃんと変わらないんだけど――」
クロチャー「『あなた』のほうがずっとずっと絶大な運命力を持っていて、それが防護壁となって、」
クロチャー「かなーり奥まで侵入しないと読み取れない、みたいな」
菫「侵入って」
クロチャー「侵入。精神構造への探索。やる?」
菫「……遠慮しとく」
クロチャー「そろそろ日の出だ」
菫「ん」
クロチャー「太陽を隠してごらん。この国の全てがあるよ」
菫「あっ」
菫「綺麗」
クロチャー「お褒め頂有難う。私の第二のホームへようこそ」
菫(天を突く尖塔が立ち並んでいる)
菫(ゴシック建築が際立ち鋭角のそれが魔法と竜という要素を引き立てる)
菫「はは、完璧だな。漢字さえなければ」
クロチャー「いくぞー! 急降下ー!!」グイーン
菫「ちょ、待っ、わあああああああああああ!!!」
菫「ん」
クロチャー「太陽を隠してごらん。この国の全てがあるよ」
菫「あっ」
菫「綺麗」
クロチャー「お褒め頂有難う。私の第二のホームへようこそ」
菫(天を突く尖塔が立ち並んでいる)
菫(ゴシック建築が際立ち鋭角のそれが魔法と竜という要素を引き立てる)
菫「はは、完璧だな。漢字さえなければ」
クロチャー「いくぞー! 急降下ー!!」グイーン
菫「ちょ、待っ、わあああああああああああ!!!」
◇◆◇◆◇◆
あわい城
淡「おそいでござる!」
照「本日は来客の予定はございませんが」
淡「スミレだよー。そろそろだと思うんだけどー」
照「菫なら単独救出作戦実行中ですよ」
淡「ああそっか。テルーには言ってなかったね。というか誰にも言ってなかったわ」
照「?」
淡「知りたい?」
照「ええ、まぁ」
淡「教えてあげなーい」クルッ
照「……」イラッ
淡「」ピクッ
淡「…………あっ、この感じ、クロかな。ということはー」
この世界だと魔法があるからiPS細胞がなくても子供作れそう
やったね淫ピさん!
やったね淫ピさん!
◇◆◇◆◇◆
城下町
菫「……」ポケー
玄「お腹すいたねぇ。何食べる?」
菫「……食欲ない」
玄「食べないとおもちがおっきくならないよ。私好みのね」
菫(返すのめんどくさい……)
玄「役所が開くのが、えーっと九時だから、あと二時間は暇になっちゃう」
菫「わかった。適当に食べ歩こう」
玄「お金はいっぱいあるから奢られるのです!」
菫「はいはい」
玄「お金ーお金ー♪」ジャラジャラ
菫「ほー、意外と精巧にできてるなこの通貨」クルッ
菫「む?」
通貨の裏面<やっほー
菫「ああ!?」
城下町
菫「……」ポケー
玄「お腹すいたねぇ。何食べる?」
菫「……食欲ない」
玄「食べないとおもちがおっきくならないよ。私好みのね」
菫(返すのめんどくさい……)
玄「役所が開くのが、えーっと九時だから、あと二時間は暇になっちゃう」
菫「わかった。適当に食べ歩こう」
玄「お金はいっぱいあるから奢られるのです!」
菫「はいはい」
玄「お金ーお金ー♪」ジャラジャラ
菫「ほー、意外と精巧にできてるなこの通貨」クルッ
菫「む?」
通貨の裏面<やっほー
菫「ああ!?」
玄「どったの?」
菫「いや、ここに彫られている顔がどうにも知り合いのような気がして」
玄「女皇淡のこと?」
菫「今なんて、」
玄「女皇だよ。女の人が皇帝を名乗るときは、女帝か女皇って」
菫「じゃなくて、名前名前!」
玄「淡」
菫「ふー、落ち着け私。友人が姉妹揃って竜なんだ。今頃驚くことは、」ブツブツ
玄「その人も前の世界の友達?」
菫「友達というよりは、部の後輩なのだがな」
玄「ブの後輩か。よくわからないけど、菫ちゃんのほうが偉かったんだね。だけど残念! 彼女はこの国の皇帝なのだ!」
玄「そもそも菫ちゃんはこの国の兵士で、そのうえ皇帝の近衛も任命されてたし、完璧に上下逆転しちゃってるね」
菫「あいつの近衛兵だとぉ」ワナワナ
玄「なにやら遺恨がありそうな感じだけど聞かないでおこう」
菫「淡……まさか王だとは……政治とか絶対無理だろあいつ」
菫「……」
菫「……ん?」
菫「淡、淡か……。何か思い出せそう」ウーン
玄「頑張れ菫ちゃん!」
菫「ちょっと黙ってて」
玄「ごめん」ションボリ
菫(この世界に来る前、確か私は)
菫「――っ、」
「オジサン!ケバブ五人前!」
「アイヨ!」
玄「ほーい、朝ごはん到着なのです」
菫「淡に会いに行く」
玄「あわいいあわいいう?」フガフガ
菫「この世界に来る寸前の記憶を思い出したんだ」
菫「原因は淡が関係しているはず」
玄「ほーあんあー」モグモグ
玄「いる?」ゴックン
菫「ああ、一本くれ」
玄「ほっほまっへ、もういっほんかっへくる」モグ
菫「……」モグモグ
菫(なんで捕まったの玄さんのほうじゃなかったんだろ)モグモグ
菫(宥と旅したかったな)ゴクン
玄「おまはへー」
菫「うん……行こうか」
・
・
・
玄「ここがお城だよ」
菫「なぜ金色なんだ」
玄「知らないよー。女皇の趣味じゃない?」
菫「じゃあ、あいつが施工主か?」
玄「建設から丸二年の歴史も風情もクソもないお城でございますよ」
「おい貴様ら!」
玄「わわっ」
「皇帝のお膝元でなんたる逆賊の物言い。しょっぴかれてもおかしくないぞ……、ん?」
「もしや弘世様?」
菫「そうd」玄「がおー!」
「!!っ、そちらは竜人の御方でしたか! とんだご無礼を」
菫「こら」ペシ
玄「痛っ、……むーっ」ナミダメ
「た、叩いた……!?」ドンビキ
・
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玄「ここがお城だよ」
菫「なぜ金色なんだ」
玄「知らないよー。女皇の趣味じゃない?」
菫「じゃあ、あいつが施工主か?」
玄「建設から丸二年の歴史も風情もクソもないお城でございますよ」
「おい貴様ら!」
玄「わわっ」
「皇帝のお膝元でなんたる逆賊の物言い。しょっぴかれてもおかしくないぞ……、ん?」
「もしや弘世様?」
菫「そうd」玄「がおー!」
「!!っ、そちらは竜人の御方でしたか! とんだご無礼を」
菫「こら」ペシ
玄「痛っ、……むーっ」ナミダメ
「た、叩いた……!?」ドンビキ
玄『ちょっと菫ちゃん!』
菫「うわ、なんだこの声」
玄『頭の中に直接送りつけてるんだけどさ、いやそんなことはどーでもいいや』
玄『そういう態度は元の菫ちゃんの信用を失っちゃうし、竜人全体が嘗められちゃうんだ』
玄『わかった? イエスなら首を縦に』
菫「……」コクン
玄『とりあえずフォローお願い!』
菫「……いやあ、こんなところに虫がいてな。払おうとしたらつい頭に。すまないな玄さん」
玄「あははー、気にしてないよー。でも次間違えたら腕貰うからねっ」
「」ゾクッ
玄(よしよしびびってる)
「きょ、今日は何用ですか? 弘世様は長期のお暇をもらったと耳に入っておりましたが」
菫「急用でな。女皇淡に会いたい。話があるんだ」
「淡様にお会いになるには、前日からの申し伝えが必要でして、休暇中の弘世様にも適用されます」
菫「どうしても今すぐに会「その必要はねーんだぜー!!」ババーン
淡「カントー国の美少女キング! 知らぬはドブ這うネズミ以下! 老いて子を売る子々孫々! その名も~~~」
淡「大星、あ~わ~い~~~」デデドン!
菫「……」
玄「……」
淡「あれ?」
照「……」パチパチ
…パチパチ オー アワイサマダー
パチパチパチ ワーワー ビショウジョダー カワイー
淡「静まれー。しーずーまーれー」
玄「……」
玄「茶番」ボソ
菫「うん」ボソ
淡「……おい照、あの二人テンション低い。処刑しろ」
菫「な!?」
淡「なーんて冗談だよスミレ。親友と竜人サマをそんな簡単に殺せるわけないじゃん」
淡「テルー、本気にしないでね。ほら剣を鞘に戻して」
照「……」カチャリ
菫(この世界では私と照の関係はあまりよろしくなさそうだな)
照「菫」
菫「な、なんだ」
照「作戦はどうした。怖気づいてのこのこ帰ってきたか」
菫(作戦……宥の救出のことか)
菫「……それは、」
淡「タンマタンマ。それは私が説明するよ。ここで立ち話もなんだし、お城おいでよ。朝食は?」
玄「まだなのです!」
菫「さっき食べ」玄「まだなのですのだ!」
菫「……」
淡「決まりだね。ほいじゃ門兵君、開けたまえ」
「了解しました」
◇◆◇◆◇◆
菫「でかい(確信)」
玄「ほえー、やっぱりここは大きいねー」
淡「フフーフ。お気に召してもらえてなにより」
菫(付き添いが照だけ……あいつも近衛の一人なのか)
菫(あの鈍くさい照が、ねぇ……)
照「……」
照「お前、誰だ?」
菫「……」
玄『菫ちゃん!』
菫(わかってる)
菫「誰? 何を言ってるんだ照」
照「菫は私を苗字で呼ぶ」
玄『今のは鎌かけ! いつも下の名で呼んでるから大丈夫だよ』
菫「姓で呼ぶのは会った当初だけだったろ」
照「そうだったか……」
菫「おかしなことを言うな。悪いものでも食ったか」
照「剣の誓い」
菫「??」
照「忘れたか? 皇帝閣下に仕える者は誰もが暗唱できなくてはならない言葉。師団長ともあろうお方が剣を携えてないので気になってな」
玄『ごめん、こればっかりは……』
照「お前が偽者だろうが本物だろうが、誓いを忘れている時点で既に反逆者だ」カチャリ
菫「っ、」ビクッ
照「剣が怖いか。菫になりきるならば覚悟を持て」
淡「……」
照「試してみよう」
トン
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