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    元スレ塾講師「いいか、復習を忘れるなよ! 復習が大事なんだからな!」

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    201 = 188 :

    塾講師スペック高いなおい

    202 = 167 :

    茶髪はいいやつ

    203 = 170 :

    強すぎワロタwww

    204 = 193 :

    ガシィッ!

    サングラスの左手が、イケメンの顔面をわしづかみにする。

    サングラス「見れば見るほど、いいツラしてんなぁ」グッ…

    イケメン「い、いだだっ!」ミシッ…

    サングラス「この恵まれたツラと腐った中身で、ずいぶん女を泣かしてきたんだろ……」

    サングラス「たかだか福笑いで恵まれたぐらいで、調子に乗りやがって……」ググッ…

    メキメキ……

    イケメン「いだだだだだっ!」ミシミシ…

    サングラス「不細工をハンサムにするのは金と手間がかかるが、逆は簡単なんだ」

    サングラス「この場でお前を日本一の不細工に変形させてやろうか」

    イケメン「あがががががっ!」メキメキ…

    205 :

    塾講師何してるんだよ

    206 = 188 :

    あれこいつ鬼塚じゃね

    207 :

    これが本当の復讐ってやつか…

    208 = 193 :

    サングラス「鼻折り曲げて、頬削ぎ取って、歯ぁ全部叩き割って……」

    サングラス「髪も全部毛根からむしり取って、耳もジャマだから切り取っちまうか」

    イケメン「~~~~~っ!」ジョボボ…

    サングラス「まあ、今日はバリカンぐらいで勘弁してやるけどな」ビィィィン…

    サングラス「だがもし、今後また女をオモチャにするようなことがあったら──」

    サングラス「さっきの整形手術を現実のものにしてやる」

    サングラス「絶対やる、必ずやる、何が起きてもやる」

    サングラス「分かったな」

    イケメン「は、はひ……」

    ビィィィ……ン! バリバリバリ……!

    209 = 178 :

    相手が悪かった

    210 :

    どんな握力だよ

    212 = 193 :

    同時刻──

    そばかす娘(先生の言葉……どう考えてもお世辞だったんだろうけど、嬉しかったな)

    そばかす娘(おかげで失恋のショックからも立ち直れたし……)

    そばかす娘(とりあえず、勉強頑張ろうっと!)

    茶髪「あ、あの……」

    そばかす娘「!?」

    そばかす娘「あ、あなた……あの時パーティー会場にいた……」

    そばかす娘「で、でも、なんでそんなにボロボロなの!?」

    茶髪「じ、実は俺……君に謝りたくて……」

    茶髪「お、俺……あいつらのグループにいると……」

    茶髪「自分も人気者になれた気分で……安心してたんだけど……」

    茶髪「やっぱり、あんなひどいこと……もうしたくなくて……さっき抜けてきた」

    茶髪「……で、調子いいかもしれないけど……あの時、俺君に一目ぼれしたんだ」

    茶髪「付き合って……くれないかな……?」

    そばかす娘「!」

    213 :

    茶髪はフラグだったのか

    214 = 193 :

    数日後──

    <個人塾>

    球児「へぇ~失恋して、またすぐ彼氏ができたって? 忙しいヤツだな~」

    弱気「おめでとう……でいいのかな?」

    そばかす娘「ありがと!」

    ガチャッ

    塾講師「さぁ~て、授業始めんぞ!」

    塾講師「お前はこないだ休んだんだから、特に集中して授業聞けよ!」

    そばかす娘「はぁ~い」

    215 :

    完全に鬼塚です本当にありがといございました

    216 = 193 :

    塾講師「でも、お前また彼氏ができたのか!」

    塾講師「よかったな!」

    そばかす娘「うん……今度の人は大丈夫! ありがとう、先生……!」

    塾講師「よし、じゃあ今日はテキストの108ページからだったな!」

    塾講師「…………」

    塾講師(そうか、彼氏できちゃったか……)

    弱気「ん?」

    弱気「今、だれか舌打ちしなかった?」

    球児「俺はしてないぜ」

    そばかす娘「私もしてないわよ?」



    ~ 第二話 おわり ~

    217 = 213 :

    次は球児だな

    はよ

    219 = 193 :

    第三話「復讐」



    <球児の高校>

    この日、野球部では、紅白戦が行われていた。

    坊主「うおおおおっ!」ダダダッ

    球児「させるかっ!」バシッ

    ランナーは坊主、キャッチャーは球児。

    この時、事故は起こってしまう。

    ドガァッ!

    球児「ぐああああ……っ!」

    220 :

    球児「左目が・・・・疼く・・・・!!」

    222 = 193 :

    ザワザワ…… ドヨドヨ……

    坊主「だ、大丈夫か……!?」

    球児「ぐぅぅっ……!」

    部員A「ひでぇな、こりゃ」

    部員B「折れてるぜ」

    部員C「変な当たり方したからな……」

    坊主「ご、ごめんよ……! 俺のせいで……!」

    球児(俺の右腕……)

    球児(ちくしょう、ちくしょう……!)

    223 :

    B淡白だな

    224 = 193 :

    <個人塾>

    弱気「うわっ……!?」

    そばかす娘「ちょっと、その腕どうしたの!?」

    球児「いやぁ~部活で怪我しちゃってさ」

    球児「ま、名誉の負傷ってやつさ」

    弱気「すごいなぁ、ボクは骨折したら塾なんか来れないよ」

    そばかす娘「やっぱりスポーツやってると、根性がちがうのねぇ」

    球児「ハハハ、まぁな~」

    ガチャッ

    塾講師「よ~し、授業始めるぞ~!」

    225 :

    球児ェ…

    226 = 193 :

    塾講師「いいか、ここは色んな赤本で出てくるから要注意だぞ~!」

    球児(くっ……)プルプル…

    球児(右腕はろくに動かない……)

    球児(かといって左手じゃ、まともな字は書けない……)

    弱気「ね、ねぇ……」

    弱気「あとでボクのノートコピーするから、無理に手を動かさない方がいいんじゃ……」

    球児「!」ビクッ

    球児「大丈夫だって! これぐらいへっちゃらだよ!」

    弱気(球児君はすごいなぁ……)

    弱気(ボクにもこれぐらいの精神力があれば、イジメなんか跳ね返せたのかも)

    そばかす娘(私も彼みたいに強ければ、だまされても平気でいられたかも)

    塾講師「…………」

    227 = 220 :

    坊主「これで邪魔者は消えた・・」

    228 = 193 :

    塾講師「いいか、復習を忘れるなよ! 復習が大事なんだからな!」

    塾講師「俺は一回きりの説明で、お前らに全て覚えさせられるほど」

    塾講師「教え方は上手くねえし」

    塾講師「お前らも一度聞いただけで忘れないでいられるような」

    塾講師「出来のいい頭はしてねえだろうからな!」

    弱気「分かってますよ……」

    そばかす娘「先生、いつもこれだけは必ずいうもんねぇ~」

    そばかす娘「たまに前の授業でどこまでやったか忘れてますけど」

    塾講師「うっ、うるさい!」

    ハッハッハ……!

    球児「くっ……」

    球児(ろくに字は書けねえし、包帯がうっとうしい……)

    球児(こんな腕で復習なんかできるかよ……)

    230 = 193 :

    そして──

    <球児の高校>

    監督「キャッチャーは交代だね」

    監督「あの怪我じゃ、大会まで練習は無理だろうからね」

    キャプテン「そうですね……残念ですが」



    部員A「…………」

    部員A「ま、まぁ……ウチの野球部は頑張ってもせいぜい三回戦までだし」

    部員A「よかったんじゃねえの?」

    部員B「だ、だよな~、気にすんなって!」

    部員C「塾通いもしてるんだし、そっちに専念できるじゃん! う、うん!」

    球児「そうだな……」

    坊主「ホントごめんよ……」シュン…

    球児「いいって……」

    233 = 193 :

    球児(ウチの野球部は弱いから、レギュラー落ちしても気にすんな、だぁ?)

    球児(塾通いに専念できる、だぁ?)

    球児(俺は野球が好きだし……勉強も頑張りたかったんだよ!)

    球児(だから、練習も休まず、塾にだって休まず通った……)

    球児(なのに、右腕がこれじゃ、もうどっちもダメだ……!)

    球児(くそっ、くそっ、くそっ、くそっ、くそっ、くそっ、くそっ、くそっ!)

    球児(ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう!)

    球児(これというのも──)

    球児(これというのも、全部アイツのせいだ!)

    235 :

    そういう感じか

    236 = 193 :

    <個人塾>

    塾講師「今日はここまで! 復習を忘れんなよ!」

    弱気「はい!」スクッ

    そばかす娘「さようなら~」スクッ

    しかし、球児は一人だけ席を立たない。

    球児「…………」

    塾講師「……ん?」

    塾講師「どうした、授業は終わったぞ」

    球児「先生……」

    球児「俺、今日で塾辞めるよ!」

    塾講師「!」

    238 :

    てす

    239 = 193 :

    塾講師「……まぁ」

    塾講師「辞めるってんなら、俺に引き止める術はない」

    塾講師「だけど、どうしてだ?」

    塾講師「一年前から通い始めて、ずいぶん成績を上げたじゃんか」

    塾講師「しかも、部活と両立してな」

    塾講師「なかなかできることじゃないと思うぞ、俺は」

    球児「俺……もうダメなんだよ!」

    球児「右腕折ってから……野球部じゃレギュラーから外されるし」

    球児「学校や塾じゃノートも満足に取れないし……」

    塾講師「だから辞める、か?」

    球児「…………」

    塾講師「……どうやらそれだけじゃなさそうだな?」

    球児「!」ギクッ

    球児「──そ、そうだよ!」

    240 :

    イケメン無罪





    じゃなかった

    241 = 193 :

    球児「俺はイラついちまって、しょうがないんだ!」

    球児「右腕が折れたことに対してじゃない!」

    球児「俺に怪我をさせた坊主は、もう俺に何度も謝った!」

    球児「なのに、俺はアイツが憎くてしょうがないんだよ!」

    球児「アイツはわざと右腕を狙ったとか……ずっと考えちまってるんだ!」

    球児「なのに、塾では他の二人に平気なフリしてさ……」

    球児「こんなドクズなんだよ、俺は!」

    球児「だからもう、野球も塾もやめてやるんだ!」

    球児「──そうだ、いっそのこと、とことんクズになってやろうか!」

    球児「この手でアイツに復しゅ──」

    パシッ!

    球児の口を手で押さえる塾講師。

    球児「…………!」モゴモゴ…

    塾講師「バカなこと、口にするもんじゃない」

    244 = 193 :

    塾講師「いいか……」

    塾講師「復讐なんて、やらないに越したこたぁない」

    塾講師「あんなもんは最後の最後にとっておけ」

    塾講師「もし、本当にやらなきゃならない時が来たとしても──」

    塾講師「どうしても許せなくなっちまったとしても──」

    塾講師「世の中、そういうのを生業にしてるバカヤロウがいる」

    塾講師「そういうヤツらに、任せりゃあいい」

    塾講師「そして……お前はまだそんな段階じゃない」

    塾講師「お前だって自分で分かってるんだろ?」

    球児「先生……」

    球児「じゃあ俺、どうすりゃいいんだよ……!」

    245 = 220 :

    塾講師「予習をしろ」

    246 :

    >>245
    おい……

    247 :

    >>245
    こんなんで笑っちまった もう寝よう

    248 = 193 :

    塾講師「分からん」

    球児「ちぇっ……なんだよ」

    塾講師「だから、せめて俺もお前に付き合おう」

    球児「付き合うって? どう付き合うってんだよ!」

    球児「まさか、俺みたいに右腕を折ってくれるっていうのかよ!」

    塾講師「おお、よく分かったな。やっぱお前、頭よくなってるよ」

    球児「え」

    塾講師「ふんっ!」

    ブオンッ! ベキィッ!

    壁に右腕を叩きつける塾講師。

    球児「!?」

    塾講師「どうだ? お揃いだな」プラーン

    249 :

    実際に居たらドン引きするレベル

    250 :

    キキキキキー


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