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    元スレ塾講師「いいか、復習を忘れるなよ! 復習が大事なんだからな!」

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    1 :

    第一話「復習」



    <個人塾>

    塾講師「いいか、復習を忘れるなよ! 復習が大事なんだからな!」

    塾講師「俺は一回きりの説明で、お前らに全て覚えさせられるほど」

    塾講師「教え方は上手くねえし」

    塾講師「お前らも一度聞いただけで忘れないでいられるような」

    塾講師「出来のいい頭はしてねえだろうからな!」

    弱気「先生……またですか」

    そばかす娘「いっつもいっつも、最後にそれいってますよね~」

    球児「これだけいわれりゃ、絶対復習するって!」

    塾講師「よし! じゃあ夜も遅いから、気をつけて帰るんだぞ!」

    3 :

    サスケェ…復讐は何も生まないってばよお…

    4 = 1 :

    塾講師(本業のかたわら、ほとんど趣味で始めてみた個人塾だったが──)

    塾講師(案外面白いもんだな)

    塾講師(この塾に入った頃は、どこの大学にも受かりそうもなかったアイツらも)

    塾講師(まぁ……それなりの大学なら入れるくらいの頭にはなってくれたしな)

    塾講師(さぁ~て、俺も今日やった授業を振り返りながら)

    塾講師(次、なにやるか考えるとするか……)

    塾講師(復習、復習、っと……)

    5 :

    そばかす娘て
    女生徒でいいだろ

    6 :

    わからない物を、いくら予習しても無駄だから。

    7 :

    復習は何も生まないって

    8 = 1 :

    数日後──

    塾講師「よぉ~し、こないだやったとこだが……弱気、これ答えてみろ」

    弱気「あ、あの……」

    塾講師「……どうした?」

    弱気「すみません……分かりません……」

    塾講師「ん、お前……さては復習しなかったな?」

    弱気「すみません……!」

    塾講師「俺に謝っても仕方ないだろ」

    塾講師「復習はしっかりしろよ~? じゃ、もう一回教えてやるから、聞いとけよ」

    弱気「はい……」

    そばかす娘(珍しいわね……)

    球児(いつも三人の中で一番マジメに復習してくるやつなのに……)

    9 :

    ふぅ…

    10 = 1 :

    塾講師(弱気のヤツ、あれ以来ろくに復習してこなくなっちまったな)

    塾講師(塾なんて、復習しなきゃほとんど金をドブに捨てるようなもんだってのに)

    塾講師(なんか、復習する暇もなくなるほどハマるものができたんだろうか?)

    塾講師(アイツならインドアな……例えば漫画とかゲームあたりか?)

    塾講師(あるいは彼女? ……いや、まさかな)

    塾講師(まぁ……たかが一講師が生徒のプライベートにまで立ち入れねえし)

    塾講師(マジメな奴だから、そのうち元に戻るだろう)



    しかし、弱気が元に戻ることはなかった。

    11 = 1 :

    そして──

    弱気「…………」

    塾講師「おい授業始まるぞ、テキスト出せよ」

    弱気「すみません……」

    塾講師「もしかして忘れたのか? しょうがねえな~」

    弱気「いえ、なくしました」

    塾講師「なくした?」

    弱気「す、すみません……!」

    12 :

    勉強好きな不良にテキストを奪われたんだな

    13 :

    何というわかりやすい展開

    15 :

    東大格闘部書いた人?

    16 = 1 :

    塾講師「まぁ、俺もよく物は失くすけどさ」

    塾講師「一度免許証を失くした時は、人生の終わりってぐらい焦ったもんよ」

    塾講師「けど、あんなちゃちいテキストでも、お前たちのために作ったテキストなんだ」

    塾講師「大切に扱ってくれよ? あとで新しいの刷ってやるから」

    弱気「すみません……!」

    球児「じゃあ、今日は俺のを見せてやるよ」パサッ

    弱気「ごめん、ありがとう……」

    塾講師「…………」

    17 :

    「復習」とは、自分の学習への決着をつけるためにあるッ!

    18 :

    続けたまえ

    19 :

    ごめん意外と面白い

    20 :

    確かに復習しないとすぐ忘れるよな

    21 = 1 :

    塾講師「いいか、復習を忘れるなよ! 復習が大事なんだからな!」

    塾講師「俺は一回きりの説明で、お前らに全て覚えさせられるほど」

    塾講師「教え方は上手くねえし」

    塾講師「お前らも一度聞いただけで忘れないでいられるような」

    塾講師「出来のいい頭はしてねえだろうからな!」

    そばかす娘「は~い」

    球児「さいなら~!」

    塾講師「じゃあお前は新しいの刷ってやるから、ちょっとここで待ってろ」

    弱気「はい……」

    22 :

    確かに復讐は大事だな
    復讐からは何も生まれない?そいつは間違いだ
    復讐こそ最大の自己満足
    心を満たすことが出来る
    復讐こそが生きる全てだ!

    24 = 1 :

    塾講師「じゃあ、コピー機を準備して、と」ピラッ

    弱気「本当にすみません……」

    塾講師「だが、その前に──」

    弱気「え?」

    塾講師「お前のカバン、ちょっと開けてみせろ」

    塾講師「テキスト一式失くしたわりには、妙に中身が詰まってるのが気になる」

    弱気「えっ……でも……」

    塾講師「いいから、開けろ」

    弱気「は、はい……!」

    25 :

    復讐劇か

    26 :

    このネタまとブロで見ました^^




    トピ主さんパクリ乙でーすw

    27 = 3 :

    講師「お前…このテキスト、他の予備校のもんじゃねえか…」ワナワナ

    講師「歯ぁ食いしばれ」

    30 = 1 :

    弱気のカバンの中には、ボロボロに破られた教科書やノートが入っていた。

    むろん、塾講師お手製のテキストも──

    塾講師「…………」

    弱気「すみません、せっかく作って下さったのに……!」

    塾講師「悪かったな」

    弱気「え!?」

    塾講師「こんなになるまで、気づいてやれなくて……」

    塾講師「そりゃ、復習なんかできる精神状態じゃないわな」

    弱気「…………!」グスッ

    塾講師「俺が力になれることなんてないかもしれないけど」

    塾講師「話すと楽になるってのは、まちがいなくある」

    塾講師「今、この部屋は二人きりだ」

    塾講師「全部ぶちまけてみろ」

    弱気「は、はい……」

    31 :

    >>26
    タヒねまとめ厨

    32 :

    ~~ここから濃厚なホモスレ~~

    33 :

    講師かっくいー

    34 = 1 :

    弱気「ボク、こんな性格で、勉強やスポーツもできなくて……」

    弱気「学校でも最初のうちは……イジメというより、イジられていたんです」

    弱気「だけど……この塾に入って成績が上がってから」

    弱気「一部の人の態度が変わったんです」

    塾講師(完全に下に見て、バカにしながらも可愛がってた奴が)

    塾講師(実力をつけたとたん、うとましくなる……よくある話だな)

    弱気「無視されたり、机に落書きされたり、持ち物を隠されたり……」

    弱気「そして今日……」

    弱気「バカのくせに塾通いなんかナマイキだ! って、教科書や塾のテキストを……」グスッ

    塾講師「そうだったのか……」

    塾講師「……ま、とにかく新しいテキストだ」バサッ

    塾講師「今日は復習はいいから、とりあえずゆっくり寝るようにな」

    弱気「はい。先生に聞いてもらったら、少し楽になりました……」

    弱気「ありがとうございます……!」

    36 = 17 :

    復讐とは、自分の運命への決着をつけるためにあるッ!

    38 :

    >>37ポカリスレに帰るんだ

    39 = 1 :

    弱気が出て行った後、電話をかける塾講師。

    塾講師「…………」ピッピッ

    電話『はい!?』

    塾講師「よう、俺だ」

    電話『旦那!』

    塾講師「悪いな、こんな時間に」

    電話『なにをおっしゃる! 旦那なら、24時間いつでもオッケーっすよ!』

    塾講師「さっそくだが、お前の腕を見込んで、調べて欲しいことがあるんだ」

    電話『旦那にはいっつも助けてもらってますからねぇ~、なんでもやりますよ!』

    塾講師「実は──……」

    40 :

    ちょっと塾講師になってくる

    41 :

    ヤクザの知り合いとかなにもんだこの講師w

    42 :

    なにもんだこいつ

    43 :

    なんだただの荒川の村長か

    44 = 1 :

    翌日の夜──

    ピリリリリリ……!

    電話『旦那!』

    塾講師「おう、さすがに早いな」

    電話『俺ぁ、マフィアのアジトにだって忍び込める男っすよ!?』

    電話『高校に忍び込むくらい、ラクショーっすよ~!』

    電話『もっとも俺の潜入技術なんざ、本気を出した時の旦那にゃかないませんがね』

    電話『旦那が本気出せばホワイトハウスにだって──』

    塾講師「できるわけねえだろ」

    塾講師「……で、どうだった?」

    45 :

    ええな

    46 :

    ツヅケタマエ

    47 = 17 :

    ほん

    48 :

    なんだよおもしれえじゃねえか


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