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元スレ咲「えっ、聖牌戦争…?」
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和「…あら咲さん、また図書館帰りですか?」
咲「和ちゃん? うん、ちょっと本をね。 …それより、なんだか久しぶりだね」
和「そうですね、お互い麻雀部を退部してから顔を合わす機会が減ってしまいましたからね」
咲「うん。和ちゃんは実業団チームの方どう? 最近二種登録されたって聞いたけど」
和「はい。やっぱりアマとは色々と違うので勉強させてもらってます。それより咲さんは麻雀を…」
咲「…うん。私はもう麻雀する目的なくなっちゃったし…」
和「……」
咲「あ、気にしないで私のことなんか。 それより和ちゃん、今日の練習は?」
和「ええ、今日はお休みなんで久しぶりに麻雀部に顔を出そうかと」
咲「和ちゃん? うん、ちょっと本をね。 …それより、なんだか久しぶりだね」
和「そうですね、お互い麻雀部を退部してから顔を合わす機会が減ってしまいましたからね」
咲「うん。和ちゃんは実業団チームの方どう? 最近二種登録されたって聞いたけど」
和「はい。やっぱりアマとは色々と違うので勉強させてもらってます。それより咲さんは麻雀を…」
咲「…うん。私はもう麻雀する目的なくなっちゃったし…」
和「……」
咲「あ、気にしないで私のことなんか。 それより和ちゃん、今日の練習は?」
和「ええ、今日はお休みなんで久しぶりに麻雀部に顔を出そうかと」
咲「…大丈夫なの、染谷部長は?」
和「優希の連絡ですと、今日も練習をサボってる様子なので顔を合わすことはないかと…」
咲「そうなんだ。優希ちゃんたちも大変なんだね…」
和「牌譜データの管理もほったらかしにしてるみたいなので、今日は時間があるので私が」
咲「そっか… 染谷部長、変わっちゃったね」
和「その責任は私た… 私にもありますから、せめてこのぐらいはしないと」
咲「…偉いな、和ちゃんは」
和「そうだ! 染谷部長もいないみたいですし、咲さんも久しぶりにどうですか?」
咲「……うん、私はいいや。ごめんね、和ちゃん」
和「…そうですか。わかりました、それじゃあまた今度に」
咲「…うん、ありがとう。それじゃあ、優希ちゃんたちによろしくね」タッ
和「……咲さん」
和「優希の連絡ですと、今日も練習をサボってる様子なので顔を合わすことはないかと…」
咲「そうなんだ。優希ちゃんたちも大変なんだね…」
和「牌譜データの管理もほったらかしにしてるみたいなので、今日は時間があるので私が」
咲「そっか… 染谷部長、変わっちゃったね」
和「その責任は私た… 私にもありますから、せめてこのぐらいはしないと」
咲「…偉いな、和ちゃんは」
和「そうだ! 染谷部長もいないみたいですし、咲さんも久しぶりにどうですか?」
咲「……うん、私はいいや。ごめんね、和ちゃん」
和「…そうですか。わかりました、それじゃあまた今度に」
咲「…うん、ありがとう。それじゃあ、優希ちゃんたちによろしくね」タッ
和「……咲さん」
咲「せっかく誘ってくれたのに悪い事したな。でも、もう私は…」
咲「…」
咲「…お姉ちゃん」
衣「クスクス」
咲「…ッ!?」
衣「…久しいな、嶺上使い」
咲「衣…ちゃん…?」ゾクッ
衣「冀望叶い麻雀から離れられたと言うのに、未だ浮かぬ相貌とは不可思議な者よ」クスクス
咲「……」
衣「まぁいい。 …それより、早く呼び出さねば冥加が尽きるぞ嶺上使い」スッ
咲「…えっ?」ガバッ
咲「誰も…いない…?」
咲「…」
咲「…お姉ちゃん」
衣「クスクス」
咲「…ッ!?」
衣「…久しいな、嶺上使い」
咲「衣…ちゃん…?」ゾクッ
衣「冀望叶い麻雀から離れられたと言うのに、未だ浮かぬ相貌とは不可思議な者よ」クスクス
咲「……」
衣「まぁいい。 …それより、早く呼び出さねば冥加が尽きるぞ嶺上使い」スッ
咲「…えっ?」ガバッ
咲「誰も…いない…?」
―――――咲宅・夜
咲「…さっきの衣ちゃん、一体何だったんだろう?」
咲「それに和ちゃん、麻雀部のみんな… ごめんね。けどもう何もないから、私には…」
咲「…ハァ。それにしてもなんだろう、この本?」
咲「ハリーポッターみたいなお話だと思ってたのに…」
咲「難しいことばっか書いてあって、本物の専門書みたい」
咲「せっかく借りてきたのに、あんまり面白くないな…」
咲「…うん、ジャンレイを召喚して願い事を叶える呪文? これ占い系の本だったの?」
咲「『素に銀と鉄。礎に石と契約の大公』…えへへ、なんか雰囲気あるなぁ」
咲「…さっきの衣ちゃん、一体何だったんだろう?」
咲「それに和ちゃん、麻雀部のみんな… ごめんね。けどもう何もないから、私には…」
咲「…ハァ。それにしてもなんだろう、この本?」
咲「ハリーポッターみたいなお話だと思ってたのに…」
咲「難しいことばっか書いてあって、本物の専門書みたい」
咲「せっかく借りてきたのに、あんまり面白くないな…」
咲「…うん、ジャンレイを召喚して願い事を叶える呪文? これ占い系の本だったの?」
咲「『素に銀と鉄。礎に石と契約の大公』…えへへ、なんか雰囲気あるなぁ」
~~~
咲「まだあるんだ~ それで次は…『我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者?』」
咲「難しそうな言葉ばっかで疲れちゃったよ… あ、でもこれでおしまいだ」
咲「『汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ』」
咲「天秤の守り手よ―――!!」
咲「…」
咲「……」
咲「…小説じゃないんだから雀霊なんて召喚できる訳ないよね。何やってんだろう、私…」
咲「まだあるんだ~ それで次は…『我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての悪を敷く者?』」
咲「難しそうな言葉ばっかで疲れちゃったよ… あ、でもこれでおしまいだ」
咲「『汝三大の言霊を纏う七天、抑止の輪より来たれ』」
咲「天秤の守り手よ―――!!」
咲「…」
咲「……」
咲「…小説じゃないんだから雀霊なんて召喚できる訳ないよね。何やってんだろう、私…」
ジャンレイって雀霊か
ケルトかそこらの神格だと思って必死にググってたわwwww
ケルトかそこらの神格だと思って必死にググってたわwwww
ドオォォォン
咲「はい!?」
咲パパ『おい咲~、もう遅いんだから騒ぐのは近所迷惑だから止めとけよ~』
咲「えええっ!? 私じゃないよぉ~」
咲「なんだろう今の音? 納屋の方から聞こえたけど…」ドタドタ
咲「……ッ!?」ガラッ
?「やれやれ、これはまた――――」
?「とんでもないマスターに引き当てられたものだ」ドヤァ
咲「はい!?」
咲パパ『おい咲~、もう遅いんだから騒ぐのは近所迷惑だから止めとけよ~』
咲「えええっ!? 私じゃないよぉ~」
咲「なんだろう今の音? 納屋の方から聞こえたけど…」ドタドタ
咲「……ッ!?」ガラッ
?「やれやれ、これはまた――――」
?「とんでもないマスターに引き当てられたものだ」ドヤァ
咲「ど、泥棒!?」
?「おいおい、君が召喚したサーヴァントを泥棒呼ばわりは、マスターと言えど少々礼を欠いていないか?」
咲「だ、誰ですか? 早く出て行かないと警察呼びますよ!!」ガクブル
?「落ち着くんだマスター。私が物盗りの類に見えるのか?」
?「私は君の召喚に従い参上したサーヴァント、――――アーチャーだ」
咲「…さーばんと?あーちゃー??」
アーチャー「……」ハァー
咲「な、なんです? 人の家に勝手に上がりこんでその呆れ顔は!?」
?「おいおい、君が召喚したサーヴァントを泥棒呼ばわりは、マスターと言えど少々礼を欠いていないか?」
咲「だ、誰ですか? 早く出て行かないと警察呼びますよ!!」ガクブル
?「落ち着くんだマスター。私が物盗りの類に見えるのか?」
?「私は君の召喚に従い参上したサーヴァント、――――アーチャーだ」
咲「…さーばんと?あーちゃー??」
アーチャー「……」ハァー
咲「な、なんです? 人の家に勝手に上がりこんでその呆れ顔は!?」
~~~
アーチャー「…と、言う訳だ。これが聖牌戦争の大まかな概要だが、理解できたかなマスター?」
咲「……信じられません。聖牌なんて物が本当にあるなんて」
アーチャー「だが事実だ。君が自らの意思で参加した訳ではない事は理解した…」
アーチャー「しかし、参加したからにはこの事実を受け止めなければ… 君は、命を落とすことになる」
咲「…そ、そんな」
アーチャー「そう気落ちしなくてもいい。君の雀力は素晴らしい、そこは自信を持っても構わんよ」
咲「…雀力? 麻雀とその聖牌戦争に何の関係があるんですか?」
アーチャー「我々サーヴァントは基本、マスターから雀力を供給されて活動ができる」
アーチャー「よって、雀力に優れたマスターのサーヴァントは能力を十二分に発揮できるのだ」
アーチャー「…と、言う訳だ。これが聖牌戦争の大まかな概要だが、理解できたかなマスター?」
咲「……信じられません。聖牌なんて物が本当にあるなんて」
アーチャー「だが事実だ。君が自らの意思で参加した訳ではない事は理解した…」
アーチャー「しかし、参加したからにはこの事実を受け止めなければ… 君は、命を落とすことになる」
咲「…そ、そんな」
アーチャー「そう気落ちしなくてもいい。君の雀力は素晴らしい、そこは自信を持っても構わんよ」
咲「…雀力? 麻雀とその聖牌戦争に何の関係があるんですか?」
アーチャー「我々サーヴァントは基本、マスターから雀力を供給されて活動ができる」
アーチャー「よって、雀力に優れたマスターのサーヴァントは能力を十二分に発揮できるのだ」
咲「…ふぅん、そういう物なんですか。それより、その…、一ついいですか?」
アーチャー「…何かな? 君はマスターなのだから、そう遠慮することはない」
咲「いや、私の方がたぶん年下ですし。それにそのマスターって呼び方ですけど…」
アーチャー「ふむ、どうやらこの呼称には抵抗があるようだな」
咲「ええ、何かくすぐったいと言うか…」
アーチャー「しかし他の呼び方と言われても、私はまだ君の名前を知らn…
咲「咲。宮永咲です」
アーチャー「……!?」
咲「はい。これが私の名前です。だから今からはちゃんと名前で呼んでください」
アーチャー「宮永さ…き…… ―――― ああ、この響きは実に君によく似合っている」
アーチャー「…何かな? 君はマスターなのだから、そう遠慮することはない」
咲「いや、私の方がたぶん年下ですし。それにそのマスターって呼び方ですけど…」
アーチャー「ふむ、どうやらこの呼称には抵抗があるようだな」
咲「ええ、何かくすぐったいと言うか…」
アーチャー「しかし他の呼び方と言われても、私はまだ君の名前を知らn…
咲「咲。宮永咲です」
アーチャー「……!?」
咲「はい。これが私の名前です。だから今からはちゃんと名前で呼んでください」
アーチャー「宮永さ…き…… ―――― ああ、この響きは実に君によく似合っている」
黒咲のほうがヤンデレっぽくていいわ
クロチャーはポンコツのままでいい
クロチャーはポンコツのままでいい
咲「そ、そうですか?」///
アーチャー「…ん、別に照れる事はないだろう。マスt…、咲は変わっているな」
咲「あ、それで貴女のお名前は?」
アーチャー「…?」
咲「だから名前ですって。さっき説明してくれたじゃないですか、アーチャーはクラスの名称だって」
アーチャー「ああ、存外物覚えがいいのだな。感心したよ」
咲「御世辞なんていいですって。だから、アーチャーさんにも名前があるんですよね?」
アーチャー「おいおい… 咲、仮にも君はマスターなんだぞ?」
アーチャー「丁寧な言葉使いは美徳だが、使役させる者に“さん”は不要だな」
アーチャー「…ん、別に照れる事はないだろう。マスt…、咲は変わっているな」
咲「あ、それで貴女のお名前は?」
アーチャー「…?」
咲「だから名前ですって。さっき説明してくれたじゃないですか、アーチャーはクラスの名称だって」
アーチャー「ああ、存外物覚えがいいのだな。感心したよ」
咲「御世辞なんていいですって。だから、アーチャーさんにも名前があるんですよね?」
アーチャー「おいおい… 咲、仮にも君はマスターなんだぞ?」
アーチャー「丁寧な言葉使いは美徳だが、使役させる者に“さん”は不要だな」
咲「でも呼びつけするのもちょっと… そう、それでアーチャーさんにもちゃんと名前があるんですよね?」
アーチャー「全く君という子は… それで咲は私の真名を問うているのか」
咲「ええ、そうです。何か凄い事に巻き込まれちゃったんだし、お互いに自己紹介をしましょう」
アーチャー「我が真名は……、 わからん」
咲「えっ?」
アーチャー「ふむ、記憶に混乱が見られる。ただ、これは君の不完全な召喚のツケでもある」
咲「ええっ!? それじゃあアーチャーさんが名前も思い出せないのは私のせいなんですか??」
アーチャー「全く君という子は… それで咲は私の真名を問うているのか」
咲「ええ、そうです。何か凄い事に巻き込まれちゃったんだし、お互いに自己紹介をしましょう」
アーチャー「我が真名は……、 わからん」
咲「えっ?」
アーチャー「ふむ、記憶に混乱が見られる。ただ、これは君の不完全な召喚のツケでもある」
咲「ええっ!? それじゃあアーチャーさんが名前も思い出せないのは私のせいなんですか??」
アーチャー「そればかりではないが… まぁ名前などその内に思い出す。そう気にするな」
咲「気にしますよ… 私のせいでアーチャーさんが」
アーチャー「些細な問題だよ、それは。咲が気に病む必要はない」
咲「でも…」
アーチャー「咲、君はもっと自信を持っていい。間違いなく君の雀力は最強だ」
アーチャー「―――― そして、私は君が呼び出したサーヴァントだ。それが最強でない筈がない」ドヤァ
咲(…悪い人じゃなさそうだけど、恥ずかしい台詞をよく平気で言えるなぁ)
咲「気にしますよ… 私のせいでアーチャーさんが」
アーチャー「些細な問題だよ、それは。咲が気に病む必要はない」
咲「でも…」
アーチャー「咲、君はもっと自信を持っていい。間違いなく君の雀力は最強だ」
アーチャー「―――― そして、私は君が呼び出したサーヴァントだ。それが最強でない筈がない」ドヤァ
咲(…悪い人じゃなさそうだけど、恥ずかしい台詞をよく平気で言えるなぁ)
>>27
「貴女」だから違くね
「貴女」だから違くね
アーチャー「…さて咲、私も君に聞きたいことがある」
咲「はい?」
アーチャー「君から確かにマスターたる雀力は感じ取れるのだが…」
アーチャー「肝心の令呪が見受けられないのは、これはどうした事だろうか?」
咲「ええっと、確か令呪ってマスターがサーヴァントに命令をきかせる…」
アーチャー「そうだ。いわばマスターの証で、本来腕に顕現するのだが」
咲「…特に変わった所はないみたいですね」
アーチャー「…まぁ令呪を使う程の相手ではないようだが」
咲「はい?」
アーチャー「君から確かにマスターたる雀力は感じ取れるのだが…」
アーチャー「肝心の令呪が見受けられないのは、これはどうした事だろうか?」
咲「ええっと、確か令呪ってマスターがサーヴァントに命令をきかせる…」
アーチャー「そうだ。いわばマスターの証で、本来腕に顕現するのだが」
咲「…特に変わった所はないみたいですね」
アーチャー「…まぁ令呪を使う程の相手ではないようだが」
咲「アーチャーさん?」
アーチャー「急ぐ必要があるので端的に言おう。君の召喚はどうやら遅かったようだ」
アーチャー「そして、既に召喚され活動していたサーヴァントに召喚時の雀力で捕捉されかけている」
咲「捕捉ってココを?」
アーチャー「そうだ。大した雀力ではないが確実にこちらに近づきつつある…」
アーチャー「この索敵能力、恐らくはアサシンのクラスのサーヴァントか」
咲「それじゃあこのままだとウチで戦いが始まるってこと?」
アーチャー「まぁ相手も策もなく突っ込んでくるとも思えんが、迎撃する方が確実に有利だ」
咲「困ります、そんなの! 参加するなんて言ってませんし、ウチにはお父さんだっているんですよ!」
アーチャー「咲、言ってることは分かるが既にそんな暢気な事を言える状況ではないのだぞ?」
アーチャー「急ぐ必要があるので端的に言おう。君の召喚はどうやら遅かったようだ」
アーチャー「そして、既に召喚され活動していたサーヴァントに召喚時の雀力で捕捉されかけている」
咲「捕捉ってココを?」
アーチャー「そうだ。大した雀力ではないが確実にこちらに近づきつつある…」
アーチャー「この索敵能力、恐らくはアサシンのクラスのサーヴァントか」
咲「それじゃあこのままだとウチで戦いが始まるってこと?」
アーチャー「まぁ相手も策もなく突っ込んでくるとも思えんが、迎撃する方が確実に有利だ」
咲「困ります、そんなの! 参加するなんて言ってませんし、ウチにはお父さんだっているんですよ!」
アーチャー「咲、言ってることは分かるが既にそんな暢気な事を言える状況ではないのだぞ?」
>>35
なら鷲巣がバーサーカーだな
なら鷲巣がバーサーカーだな
咲「とにかくウチで戦うのだけは絶対ダメです!」
アーチャー「まぁマスターの居場所を確定されるのも得策ではないか…」
咲「…」ジッ
アーチャー「分かった、君の言う通りにする。方針が決まれば行動あるのみ。行くぞ、咲!」
咲「えっ、行くぞって何処に?」
アーチャー「特に決めてはいないが、できる限り此処から引き離そう」
アーチャー「近場で人目を避けれる場所は? できるなら広い場所の方がいい」
咲「え、人目の避けれる広い場所?」
アーチャー「そうだ。アサシンを相手にするなら遮蔽物の少ない場所の方が好ましい」
咲「う、うん。それじゃあ…」
アーチャー「まぁマスターの居場所を確定されるのも得策ではないか…」
咲「…」ジッ
アーチャー「分かった、君の言う通りにする。方針が決まれば行動あるのみ。行くぞ、咲!」
咲「えっ、行くぞって何処に?」
アーチャー「特に決めてはいないが、できる限り此処から引き離そう」
アーチャー「近場で人目を避けれる場所は? できるなら広い場所の方がいい」
咲「え、人目の避けれる広い場所?」
アーチャー「そうだ。アサシンを相手にするなら遮蔽物の少ない場所の方が好ましい」
咲「う、うん。それじゃあ…」
―――――清澄高校・校庭
咲(ここならこの時間は誰もいないし誰にも迷惑かけることはないはず)
咲(それに学校なら、いざという時に逃げ込める場所もいっぱいある)
咲「…」キョロ
咲(アーチャーさんは完全に捕捉されたって言ったけど、人の気配はない)
咲(このまま何もなくやり過ごせたらいいんだけどなぁ…)
?「それで隠れてるつもりっすか? これだからニワカさんは」
咲「…!?」
咲(ここならこの時間は誰もいないし誰にも迷惑かけることはないはず)
咲(それに学校なら、いざという時に逃げ込める場所もいっぱいある)
咲「…」キョロ
咲(アーチャーさんは完全に捕捉されたって言ったけど、人の気配はない)
咲(このまま何もなくやり過ごせたらいいんだけどなぁ…)
?「それで隠れてるつもりっすか? これだからニワカさんは」
咲「…!?」
アサシン「へぇ、私の声が聞こえたっすか? …と、言う事は令呪が見当たらないっすけど貴女、マスターっすね」
咲「あ……」ガクブル
アサシン「今夜は偵察だけと命じられていたっすけど、こんな好機見逃せないっすねェ~」
アサシン「ククク、他愛ないっす! どこのマスターか知らないっすけど死ねェェッス!!」ガッ
咲「アーチャーさんッッ!!」
アーチャー「――――― 他愛ないのは貴様の方だったな、アサシンよ」シュン
アサシン「……ッッ!?」ザシュ
咲「あ……」ガクブル
アサシン「今夜は偵察だけと命じられていたっすけど、こんな好機見逃せないっすねェ~」
アサシン「ククク、他愛ないっす! どこのマスターか知らないっすけど死ねェェッス!!」ガッ
咲「アーチャーさんッッ!!」
アーチャー「――――― 他愛ないのは貴様の方だったな、アサシンよ」シュン
アサシン「……ッッ!?」ザシュ
アサシン「…アンタ、マスターを囮にして狙撃位置に潜んでいたっすね」ハァハァ
アーチャー「大した者だよ、私のマスターは…」
アーチャー「あのように怯えながらも自ら囮になると言い出すとは、いい勝負度胸をしている」
咲「……」ガクブル
アサシン「クッ… にわかマスターと侮った私の失敗だったってことっすか?」
アーチャー「そうだ。貴様のような粗忽者は辱め嬲り殺しにしてやりたい所だが…」ゾクッ
アサシン「ふざけるな! 自分も雀霊の端くれっす!!ひと思いにぃ…!?」ザシュ
アーチャー「…誰が顔を上げていいなんて言った? この下衆が」ゾクゾクッ
アサシン「ガハッ…… アーチャークラスでそのどSな性格… まさかお前、いや貴女はシャープシュー…」
アーチャー「…ふん、お前のような下衆が私の名を口にするなッ!!」ニィ
アーチャー「大した者だよ、私のマスターは…」
アーチャー「あのように怯えながらも自ら囮になると言い出すとは、いい勝負度胸をしている」
咲「……」ガクブル
アサシン「クッ… にわかマスターと侮った私の失敗だったってことっすか?」
アーチャー「そうだ。貴様のような粗忽者は辱め嬲り殺しにしてやりたい所だが…」ゾクッ
アサシン「ふざけるな! 自分も雀霊の端くれっす!!ひと思いにぃ…!?」ザシュ
アーチャー「…誰が顔を上げていいなんて言った? この下衆が」ゾクゾクッ
アサシン「ガハッ…… アーチャークラスでそのどSな性格… まさかお前、いや貴女はシャープシュー…」
アーチャー「…ふん、お前のような下衆が私の名を口にするなッ!!」ニィ
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