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    元スレ梓「5億年ボタン?」

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    101 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:33:00.59 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-141)
    梓はしばらく立ち尽くしていた

    「ど、どういう…こと…」

    「…と、とりあえずさ、その変なボタン、部室にあるんだろ?」

    「そうだね、純ちゃんの言う通り。私も気になるから早く部室に行ってみよう梓ちゃん」

    「……う、うん」

    梓は拭えぬ違和感を抱えながらまた歩き出した

    ―――

    「それでさー」

    「あはは…それは純ちゃんが悪いよー」

    「………」

    梓が黙り込んで歩いてる中二人は楽しく談笑してる
    102 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:33:40.29 ID:HK3u613m0 (+24,+29,-15)
    もう5億年経ったのか?
    103 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:35:17.35 ID:LTmkMlH90 (+14,+29,+0)
    どこまでも妄想
    104 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:39:00.46 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-135)
    しばらく歩いて三人は交差点にたどり着いた

    「…うげっ、信号赤だっ!危ない危ない」

    「ほらちゃんと前を向いて歩かなきゃ純ちゃん」

    「………」

    その時だった

    「…ん?お、おい梓!」

    「え?…あ、梓ちゃん!?」

    「………」

    梓は俯いて赤信号を渡ろうとしていた


    「梓ああああ!!!」

    キキー

    向かってきたトラックが急ブレーキをかけた
    105 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:41:35.13 ID:TmqaY2Si0 (+14,+29,+1)
    なんてこったい
    106 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:42:38.22 ID:V9mTBGRZ0 (-11,+3,-11)
    キキー
    107 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:43:51.27 ID:FGVb5ElX0 (+19,+29,-24)
    キキー

    俺は射精した
    108 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:45:22.96 ID:etpXFvUXO (+93,+30,-167)
    赤信号は止まれ、当たり前のことだ

    「………」

    「ば、馬鹿っ!何やってんだよ梓!」

    「梓ちゃん大丈夫!?」

    「………」

    梓は俯いたままだ。普通ならトラックの方から怒号が飛んでくる出来事だが、車には誰も乗ってないのが幸いだった。

    「梓!返事しなよ!何で赤信号なのに渡ったんだ!?」

    「……何で止まるの」

    「え?」

    「何で赤だと止まる必要性があるの?」

    「…な、何言ってんだ梓!?」
    109 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:46:49.83 ID:LTmkMlH90 (-16,-1,-2)
    は?
    111 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:50:30.09 ID:Geokz2bL0 (+18,+28,-1)
    新しい趣だな
    112 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:53:50.18 ID:EKypTNjeO (+10,+25,-2)
    運転手?
    113 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:53:51.33 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-116)
    「別に止まる必要性なんてないじゃん。車が来てたって渡ろうと思えば渡れる」

    「な、何を言って…」

    「…う、赤信号で止まるのは社会のルールだろ梓!?」

    「………」

    「あ、梓!聞いてるのか?」

    「………そだね、ごめん、私が悪かったよ」

    「………」

    「…梓ちゃん、調子でも悪いの?」

    「……ううん、ごめん大丈夫だから」
    114 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 22:55:20.18 ID:LNkt8SDA0 (+14,+29,-2)
    常識を失った?
    115 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:00:28.81 ID:pa1D8nFy0 (+24,+29,-6)
    車には誰も乗ってないんだよな……ゴクリ
    116 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:01:24.97 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-80)
    「……ま、まぁいっか。早く学校に行こうか」

    「…そ、そうだね、行こう梓ちゃん」

    「………うん」

    ―――

    「………」

    「………」

    「………」

    さっきの出来事から黙り込んだまま三人は歩いている。するとまた妙なことが起こった

    「………」

    スタスタ

    「……ん?」

    「梓ちゃん、どうしたのいきなり早歩きになって!?」
    117 : 唯ちゃんは天然天 - 2012/12/10(月) 23:02:17.32 ID:W6WVE0iG0 (-25,-10,+0)
    支援
    118 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:10:33.64 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-118)
    「………」

    スタスタ

    「お、おい梓!いきなりそんなに急いでどうしたんだよ!」

    「………着いてきてる」

    「つ、着いてきてるって誰が?」

    「……黒い服の……組織…あそこ……」

    「組織!?」

    梓はスーツを着た会社員を指差して言った

    「あれはサラリーマンの人たちだよ梓ちゃん?」

    「そうだよ普通の会社員!組織って何だよ?」

    「………いつもそう」
    119 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:15:16.89 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-99)
    「は?」

    「…いつもそうやって私を否定してる」

    「…梓ちゃん?」

    「…いや、いいよ早く学校に行こうボタンを探したい」

    「………」

    「………」

    この時点で二人は梓の異変を感じた。明らかに普通ではない

    「さっ、二人とも早く」

    「……あぁ」

    「……うん」

    二人は梓に疑念の目を向けながら再び学校へと向かい始めた
    120 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:15:21.00 ID:+y81Iphx0 (-22,-10,+0)
    支援
    121 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:18:14.42 ID:vB5A/YHs0 (+4,+14,-11)
    しえん
    122 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:21:12.16 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-91)
    ―――

    学校に到着した

    「…よしっ、まぁ色々あったけど部室にボタン探しにいこうか」

    「そうだね、ここは気持ちを切り替えて」

    「……ごめんね二人とも」

    「い、いいっていいって、さぁ部長から部室へどうぞ」

    「……うん」

    グッ

    「……ん?」

    「…あれ?開かない」

    グッ

    「………」

    「…おかしい、開かないよ」

    「…あ、梓ちゃん?」
    123 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:27:52.61 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-92)
    グッ

    「……ひ、開かないよ」

    「あ、梓?」

    「何?」

    「何でドアノブを押してるの?」

    「え?……だってドア開くために押さなきゃいけないじゃん」

    その言葉で純と憂の顔は真っ青になる

    「…お、押すんじゃないよ梓」

    「え?」

    「捻るんだよドアノブは梓ちゃん!」

    「…………嘘」

    「………」
    124 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:31:46.94 ID:I8BmQ/dK0 (+30,+29,-7)
    五億年ボタンの話を元々知らないから読んでてかなり楽しい。
    125 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:32:43.32 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-59)
    「……梓、部室でボタン探したら病院行った方がいいかも」

    「………」

    「……私もそうした方がいいと思う、かも」

    「………」

    「……とりあえず部室でボタン探そっか」

    ガチャ

    「あー皆お疲れー!」

    「お茶とお菓子準備しといたわよー」

    部室に入るとどこかで聞いたような声が出迎えてくれた
    126 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:40:51.73 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-139)
    「あずにゃんおかえりー!」

    「きゃっ!ゆ、ゆゆ唯先輩!?」

    唯先輩がいきなり抱きついてきた

    「ん?先輩?」

    「遅いぞ三人とも!」

    「もう練習の時間始まってるぞ!」

    「まぁまぁまぁ、皆さんお疲れよきっと」

    そこには制服を着た唯先輩たちがいたのだ

    「な、何で唯先輩たちがいるんですが!?しかも制服で!?」

    「何言ってんだよ梓、唯たちは私たちと同期の部員じゃん」

    「そうだよ梓ちゃん私たち同期のメンバーじゃない」
    127 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:41:04.27 ID:Geokz2bL0 (+38,+29,-12)
    >>124
    原作とは全然違うから原作も読んだ方がいい

    これはこれで別のおもしろさがあるけどね
    128 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:44:52.09 ID:ckhPE0ql0 (+19,+29,+0)
    ムギはまだ~?
    129 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:45:07.96 ID:L9w/tIrXO (+24,+29,-10)
    おお展開したか
    ずっと純の言葉遣いがおかしいから狂った世界だとは思ってたが
    130 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:48:41.05 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-141)
    「…ど、どういうこと?」

    「?あずにゃん何か変だよ、いきなり私のこと先輩とか言ったり」

    「風邪でもひいたか梓?」

    「ど、同期なはずなんかない。唯先輩たちは確かに年上だった…」

    「……やっぱり梓変だよ」

    「何かあったのか?」

    「うん、さっきから様子おかしくて…もしかしたら本当に風邪でもひいてるのかも」

    「そう…体は大切にしなきゃ駄目よ梓ちゃん」

    「あ…あぁ……違う……絶対違う…」

    「あっ、そうだボタン!」
    131 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:48:48.94 ID:ckhPE0ql0 (+5,+15,+0)
    ミスったほ
    132 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:55:36.45 ID:ckhPE0ql0 (-3,+6,-5)
    絶対の保守
    133 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:55:46.93 ID:etpXFvUXO (+95,+30,-138)
    「ボタン?」

    「うん、梓がなんちゃらボタンがどーたらこーたら」

    「……はぁ…はぁ」

    あまりの異常事態に呼吸が荒くなる

    「ボタンって何だ梓?」

    「……そ、そそうボタン!この部室に変なボタンがあったんですけど誰か知りませんか!?」

    「……さぁ?」

    「見てないな」

    「私も知らん」

    「私もよ」

    「ほらみろ梓皆知らないんだよそんなボタン」
    134 : 以下、名無しにか - 2012/12/10(月) 23:58:38.67 ID:XfuGxpob0 (+19,+29,-2)
    地の文がすっげえ違和感
    135 : 唯ちゃんは天然天 - 2012/12/10(月) 23:59:18.62 ID:W6WVE0iG0 (+14,+29,-2)
    唯梓唯梓
    136 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:05:55.35 ID:6bB/hgoi0 (+33,+29,-2)
    >>127
    マジか。本屋で探すぜ。
    137 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:08:02.45 ID:6osKmtXFO (+35,+30,-126)
    「そ、そんな…」

    バタン

    「あら、あなたたち」

    誰かが入ってきた

    「どうしたの集まって」

    「おぉ、さわちゃん!それがさー梓がボタンがどうのこうのって」

    「ボタン??

    「あずにゃんが変なボタン探してるんだってさ」

    「………」

    「せ、先生何か知りませんか?そのボタンのこと?」

    「知りませんよねー?山中先生」

    「詳しく聞かせて梓ちゃんそのボタンのこと」
    138 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:09:28.89 ID:xc7NZrMK0 (+16,+21,+0)
    >>136
    調べたら出てくるよ
    139 : 忍法帖【Lv= - 2012/12/11(火) 00:11:58.55 ID:qRySWs/w0 (+28,+29,+1)
    >>69
    飽きねえよ
    140 : 忍法帖【Lv= - 2012/12/11(火) 00:16:04.97 ID:qRySWs/w0 (+29,+29,-4)
    やっぱり唯ちゃんを五億年お世話したい
    141 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:16:21.49 ID:6osKmtXFO (+35,+30,-143)
    「…はい。あの押したら変な空間に飛ばされちゃうんです!そこで5億年耐えたら百万円貰えるっていうボタンなんです」

    「5億年…百万…」

    「ないない、あるわけないよなーそんな上手い話」

    「うんうん」

    「…で、梓ちゃんは耐えたの?」

    「え?何がですか?」

    「………………5億年」

    「…いえ、私抜け出せたんです!その…歩いてたら、扉があって、扉開いたら私たちの世界があって…つまり私たちの世界はすぐ隣にあったんです!」

    「………」

    「お、おかしいですよねこんな話」
    142 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:18:00.70 ID:kZEUb1iX0 (+19,+24,-2)
    がんばれ 期待あげ
    143 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:18:25.40 ID:fpwK8jzA0 (+1,+11,+0)
    144 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:18:49.40 ID:CN0xk6f30 (+11,+26,+0)
    支援寝れない
    145 : 忍法帖【Lv= - 2012/12/11(火) 00:24:29.42 ID:qRySWs/w0 (+22,+27,+0)
    変換くらい気にしろよ
    146 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:26:14.55 ID:6osKmtXFO (+35,+30,-173)
    「ねぇ梓ちゃん聞いて」

    「何ですか?」

    「ねぇ梓ちゃん聞いて」

    「?」

    「ねぇ梓ちゃん※いて」

    「せ、先生?」

    「ねぇ梓■ちゃん聞※て」

    「………」

    佐和子は同じ言葉を繰り返している。まるで壊れたCDみたいに

    「ねぇ梓ちゃん…」

    梓は耐えかねて先生に飛びつき、体を揺さぶった

    「せ、先生しっかりしてください!」

    「ぬぇ、梓ちゃん聞い聞い……」

    「先生!!!」
    147 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:29:04.62 ID:6bB/hgoi0 (+29,+29,-38)
    原作読んできた。ゾッとするな。しかも五億年で導き出した宇宙の真理が百万円ひゃっほう!でリセットされると思うとほんと虚しいボタンだ。
    148 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:33:41.86 ID:fpwK8jzA0 (-3,+6,-5)
    絶対の保守
    149 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:33:46.24 ID:6osKmtXFO (+35,+30,-133)
    「………うぅ……ごめ、なさい………齟齬が生じて…るみたい」

    「そ、齟齬!?」

    「…そう……調子が…」

    「どこか体調が悪いんですか!?先生!?」

    「…………わ、私じゃない…」

    「………え?」

    「………」

    「せ、先生!何か言ってください!」

    「………あなたよ」

    「……は?」

    「…あなたが私たちを支配してる」

    「…な、何を言って…意味が…」

    「………め、目を覚まして梓ちゃん」
    150 : 以下、名無しにか - 2012/12/11(火) 00:36:08.39 ID:6bB/hgoi0 (+85,+29,-7)
    なんだなんだ?


    やばい寝ちゃいそう。ちょっと眠気覚ましに。
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