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    元スレ梓「5億年ボタン?」

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    タグ : - 5億年ボタン + - けいおん! + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    .

    2 :

    5 :

    連打連打連打連打ァ

    6 :

    「最新のドラムセット買ったったwwwwwwwwwww」

    7 = 1 :

    「は~あ、眠い」

    「これから部活だよ頑張ろ梓ちゃん!」

    「そうだよ、梓!唯先輩たちが卒業したんだから私たちが頑張らないと!」

    「うん、そだね…」

    「新入部員の直ちゃんとスミーレちゃんも入ったし!」

    「うんうん、新しいけいおん部のスタートだよ!」

    8 :

    「うわ、ほんとに何もないところに来ちゃった」(1分後)

    「…ううっ、唯せんぱぁい…ういー…会いたいよぉ…」(15時間後)

    「う………あっ………」(1ヶ月後)

    「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(15年後)

    「ふひっ・・・・・・・ブブブブブブブ」(158年後)

    「ううぇぇぇぇぇぇ・・・・・えええええええええええええええええ」(2億1250年後)

    「す、すごいです!ほんとに一瞬で100万円手に入っちゃいました!」(5億年後)

    9 = 8 :

    ツマンネ

    10 = 1 :

    「うん…部長の私が頑張らないとね、ありがと二人とも」

    「その意気だよ梓ちゃん!」

    「うひひ」

    バタン

    「あ!先輩方お疲れ様です!」

    「お疲れ様です、先輩方」

    13 = 1 :

    「お疲れ~菫、直」

    「二人とも練習してた?」

    「いえ、奥田さんと掃除してました」

    「本当?ありがとー二人とも」

    「部室は綺麗な方がいいと思いまして」

    「あ!そういえば梓先輩、掃除してたらこんなもの見つけたんです」

    「え、何何?」

    14 = 1 :

    「はい、実は変なボタンを発見したんです!」

    「ボタン?」

    梓はそれを聞いて体に電気が走るような違和感を感じた

    「ボタンって何のボタン?」

    「ボタンの上に説明みたいなものが書かれていますよ」

    「へ~どれどれ?」

    「ど、どうぞ」

    菫は見つけたボタンを差し出す

    15 :

    16 = 1 :

    「なになに…」

    このボタンを押すと一瞬で百万円貰えます。ただし、5億年間何もないところで過ごしてもらいます。自殺は出来ませんし、5億年間の記憶は消えます。押すなら覚悟して押してください。

    「あっ!!?」

    梓は思い出す

    「ど、どうした梓!?」

    「梓ちゃんどうかしたの?」

    「何か知ってるんですか先輩?」

    17 = 15 :

    18 :

    これ昔Vジャンプかなんかでやってた漫画のネタか

    20 = 1 :

    「これは…5億年ボタン…」

    「5億年ボタン?何だそりゃ?」

    「梓先輩、このボタンは何なんですか?」

    「う、うん、唯先輩たちがいた時に押した記憶がある…」

    「お、押したんですか!?このボタンを!?」

    「うん…でも…」

    「でも…何梓ちゃん?」

    「…覚えてない。なぜか覚えてないの」

    「はぁ?覚えてないってどういうこと?百万は出てこなかったの?」

    21 = 12 :

    22 = 1 :

    「…分からない…ただ押した記憶はある」

    「……」

    「…私、押してみよっかな」

    「じゅ、純!?」

    「え!?」

    「大丈夫なんですか?先輩?」

    「大丈夫だよ、押すぐらいなら!百万出たら儲けだし、5億年なんて非現実的なことあるわけないじゃん!」

    「で、でも純、もし本当なら…」

    梓は心のどこかにある不安を拭えない

    24 = 1 :

    「大丈夫だよっ!えいっ!」

    ポチ

    「あっ!」

    「ンッ……………………………」

    ーーーーーー

    「………」

    「じゅ、純ちゃん!?大丈夫!?」

    「うん…」

    ガチャ

    「あっ!」

    「ひゃ、百万が出てきましたよ!」

    「本当に百万…」

    「…や、やったー!百万だぁ!」

    「純、何ともなかったの!?」

    「なーんにも!ボタン押したらこの通り!」

    25 = 1 :

    「う、嘘…」

    「し、信じられないね、梓ちゃん…」

    「よっしゃ、もういっちょ!」

    「せ、先輩そんな次々と」

    ポチ

    ーーーーー

    ガチャン

    「やったー!一気に二百万♪」

    「し、信じられない」

    梓の不安は薄れる

    「一体どうなってるんだろうね、そのボタン」

    「でもこれなら私たちあっという間にお金持ちに…」

    「なれるね億万長者に」

    27 = 1 :

    「うひひ、梓も押しちゃいなよ、欲しい物たくさんあるでしょ?」

    純は両手に札束を持ち、梓を誘惑する

    「た、確かに欲しいものはあるけど…」

    「じゃあ、押しちゃいなよ♪私たち一気にお金持ちだよー」

    「…う、うん、そうだね…押してみよっかな」

    「お、押すの梓ちゃん?」

    「でもこんな大金が一瞬で手に入るなら…」

    「誰でも押しちゃうねきっと」

    29 = 15 :

    30 :

    このボタンって誰かに押させるのが正解だよな
    比較的どうでもいいやつに

    31 = 1 :

    「…一回ぐらいなら…いいよね」

    梓は恐る恐るボタンに手を伸ばす

    「大丈夫だよ…さっさと押しちゃいなよ梓」

    純はにやにやしながら梓に催促する

    「何か私までドキドキする…」

    「………」

    「………」

    ボタンを押すだけで百万が手に入る。梓はそう思っていた。

    「………えい」

    ポチ

    梓はボタンを押した

    32 :

    >>30
    ボタンの仕様を教えずに押しまくらせるのが賢いな

    33 :

    5億年なら超大陸で人類生き残ってないけどな

    34 :

    >>33
    お前原作知らんだろ

    35 = 23 :

    しねないのつらい

    36 = 1 :

    「ンッ………」

    突然何かに引っ張られるような感覚に陥る。

    (う……きゃああああああああああああ!!!)

    ―――――
    ――――
    ―――――

    「………」

    「………」

    「……んん」

    目を開けるとそこは部室ではなかった。

    「な、何ここ…」

    果てしない暗闇とタイルを敷き詰めたような床が広がっている

    38 :

    しえん

    39 :

    あーあ

    40 :

    あずにゃんの暇つぶしオナニーに期待

    41 = 1 :

    景色を見て梓は思い出す

    「あ…あ…ああぁ…」

    おそらく唯先輩たちがまだ在学していた頃にあのボタンを押した。うろ覚えだがそんな記憶がある。

    「こ、ここには確か何もなくて、確かここで唯先輩たちと会って…

    ここに来るのは多分初めてではない。でもここにいたことを忘れてしまったからまた押してしまったのだろう。

    「…う、ううぅ」

    梓は後悔し始める。これから先のことを考えると途方に暮れた

    「わ、私どうしたら…」

    「………」

    じっとしててもしょうがない。梓は歩いてみることにした。

    42 :

    前にも唯がやるSSあったよな

    43 :

    100万と5億年じゃ全然割りに合わん

    それはそうと、純はすでに5億年過ごしてきたという事?

    44 :

    >>43
    五億年にそうとうする額っていくらだよ

    45 = 12 :

    46 :

    1時間で気が狂う自信あるわ

    47 :

    思い出すだけでゾクゾクする

    48 = 43 :

    >>44
    何もない所で1年過ごす対価としては最低20万くらい
    5億年だと100兆円か・・・

    49 :

    割に合わないも糞も体感的には一瞬で百万入るだろ

    50 = 1 :

    「…はぁはぁ」

    どのくらい歩いただろう

    「………はぁはぁ、何もない、何もないよぉ」

    砂漠をさ迷うとこんな感じだろうか。どこまで行ってもやはり何もない。こんな不気味な空間が本当に実在しているのだろうか、と自問自答していた

    「………うぅ」

    「…ううぅ……うああああああああん!!!」

    梓は泣き始めた。今度は激しい後悔の念が押し寄せてくる

    「…うぅ…うぐ、うっう…私、私この先…」

    信じられないほどの恐怖感だ。今までに味わったことがない。

    「…うぐ…うぅ」

    どれほど涙を流しても止まることはなかった。


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