元スレモバP「寒い日の過ごし方」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
552 = 547 :
桃華ちゃま書いてるのでほしゅー
553 = 546 :
保守代わりに投下する
554 = 546 :
P「よし、みんな席についたか?」
「「「はーい」」」
P「じゃあ、先生。お願いします」
「…先生はやめていただけませんか?」
P「え?」
「先生というほど高尚なものでもありませんので…」
P「そうですか…じゃあ」
P「シスター・クラリス。お願いします」
クラリス「はい。ではクリスマスミサを始めます」
クラリス「ミサといっても形だけなので皆さん楽にして下さい」
555 = 546 :
クラリス「まず神へ祈りを捧げましょう」
クラリス「皆さんが信じる神への祈り方で構いませんので、私に続いてください」
「あのー。折角なんで十字をきってみたいんですけど…決まりってあるんですか?」
クラリス「あります。額、胸、左肩、右肩の順に手を動かします。ですが…」
クラリス「十字の形になれば適当で構いません」ニコッ
「えー!」
クラリス「あくまで形だけですから」
クラリス「では私に続いて下さい」スッ スッ
「むむむ…」スッ
「神さま神さま…」カシワデ
556 = 546 :
クラリス「さて、本題に入りましょう」
クラリス「皆さんはクリスマスと聞いて何を思い浮かべますか?」
「サンタさんが来る日!」
「お菓子がもらえる!」
「次の日からゲームが安くなる?」
「キリストさんの誕生日!」
クラリス「はい。皆さんの認識は間違っていません」
クラリス「おおむねそのイメージで正解です」
「あれ、でもクリスマスって企業が作っただけで本当はキリストの誕生日じゃないとか」
クラリス「よくご存知ですね」
クラリス「まずはその事について説明しましょう」
557 = 546 :
クラリス「クリスマス。つまり12月25日は一般に主…キリスト様の誕生日とされています」
クラリス「率直に言いますとこれは間違いです」
クラリス「クリスマスは主の生誕をお祝いする日で、誕生日ではありません」
クラリス「クリスマスを英語で書くと、
『Christ(キリスト)』と『mass(ミサ)』となり、
主への感謝を捧げるお祭りという意味になります」
クラリス「つまりクリスマスは特別なものではなく、ただの年中行事なんです」
「じゃあじゃあ、どうしてクリスマスは企業が作ったってイメージが出来たんですか?」
クラリス「クリスマスには、物を持ち寄り、交換するという風習があるのは御存知ですね」
「プレゼント交換ですね!」
クラリス「そうです。元々それは主へ贈り物をするという意味を持っているのですが、それは横においておきます」
クラリス「恐らくおもちゃ会社などはこの"物を持ち寄る"という所に着目したのでしょう」
クラリス「人に渡すものは良い物を、とお客に商品を売る口実も作れますしね」
558 :
さるってどれくらいで解除される?
560 = 546 :
「はいはいはーい! じゃあサンタさんはおもちゃ会社の手先なんですか?」
クラリス「それは違います」
クラリス「サンタさん…サンタクロースには『聖ニコラウス』というモデルが居られます」
クラリス「彼は大変裕福な方で、困った人を助け貧しい人には財産を分け与えるという優しい御方でした」
「その、ニコラ…す? さんがプレゼントを渡したから今のサンタクロースが居るんですね」
クラリス「はい。もっとも、ソリにトナカイという見た目になったのは聖ニコラウスよりもずっとあとの話です」
「サンタさんがおじいさんなのもニコラウスさんから来てるんですか?」
クラリス「いいえ。それは聖ニコラウスとは無関係です」
クラリス「『ソリにトナカイ、メガネで小太りのお爺さん』というイメージが出来上がったのは、
コカ・コーラの広告でそれが起用されたことに由来します」
「へー…。じゃあ皆がイメージするサンタさんって意外と新しいんですね」
クラリス「はい。コカ・コーラより前のサンタさんはソリではなく馬に乗ってきたという話もありますよ」
クラリス「今度はそりを引くトナカイのお話をしましょう」
561 :
クラリスさんとは稀少で嬉しいわね
562 = 546 :
クラリス「サンタクロースのそりを引くトナカイは全部で9頭います」
クラリス「先頭から順に、『ルドルフ』『ダッシャー』『ダンサー』『プランサー』『ヴィクゼン』
『コメット』『キューピッド』『ドナー』、そして『ブリッツェン』と名前がついています」
クラリス「先頭に立つルドルフですが、皆さん彼のことはよくご存知ですよ」
「え?」
「し…知らないぞ…」
「聞いたことないよねぇ」
クラリス「ふふ、ヒントを差し上げます。クリスマスの歌といえば?」
「きよしとこの夜…」
「うぃーうぃっしゅあめりくりすます?」
「……あ! 赤鼻のトナカイ!」
クラリス「その通り。『赤鼻のトナカイ』はアメリカで発売されたお話を元にしていて
元々のタイトルを『ルドルフ ザ レッドノーズド レインディア』といいます」
クラリス「このお話でルドルフはサンタクロースのトナカイに仲間入りを果たし、『赤鼻のトナカイ』の歌となりました」
564 = 546 :
クラリス「ん…」ミズゴクゴク
クラリス「さて、雑ではありますがクリスマスについてお話してきました」
クラリス「皆さんのイメージを少し壊してしまったかもしれませんね」
クラリス「しかし、これだけは忘れないで下さい」
クラリス「クリスマスはとても楽しい、皆が笑顔になれる日です」
クラリス「『笑う門には福来たる』という言葉があるように、笑顔は幸せを運んできてくれます」
クラリス「皆さんが隣に立つ人を笑顔にするよう心がければ、必ずや幸せな新年を迎えられるでしょう」
クラリス「…これでお話は終わりです」
クラリス「メリー・クリスマス。そして、良いお年を」
おしまい
565 = 508 :
ハートフル格闘のせいかクラリスは滅茶苦茶強そうに見える、アイドル界最速
566 = 558 :
>>563
書き込めるようになりました!どうかこれはお気になさらずに!
567 :
他のスレでテストするような奴に貸す手はないよ
568 = 546 :
嘘を書いてるつもりはないがクラリスさんの言ってることは鵜呑みにしたら馬鹿にされること請け合いだから注意してくれよなぁ。
クラリスのステマをしたかっただけなんだ許してくれ
569 :
>>565
ババリーチェは関係ないだろ!
570 :
ほ
571 = 570 :
もうちょっとで楓さん……
573 = 547 :
櫻井桃華ちゃまいくよー
ニュース「今日未明からの急な積雪により、交通網は麻痺しております・・・」
P「ちひろさんすいません。今日は帰れそうにありません。すいません。はい、はい…。
宜しくお願いします。」
P「すまん桃華、今日はここでもう一泊になりそうだ。」
桃華「わたくしの事はよろしいですわ。それよりもPちゃまお仕事の方は…。」
P「ああ、ちひろさんと川島さんがなんとか代わりにやってくれるって言ってたからな…。
偶にはゆっくり休めって言われちゃったよ。」
桃華「そんな心配そうな顔しなくても大丈夫ですわ。お暇を出されても、わたくしが
いるのですから。」
P「おいおい、不吉な事を言うなよ。」
574 :
まだ残ってたのかすげぇ
帰ってくるまで残ってたら出てない子で誰か書くかな
大概有名どころは出尽くしてる気もするけど
575 :
まだ残ってる…だと…?
お疲れ
576 = 547 :
桃華「ふふふ、それくらい大船に乗った気持ちでゆっくりしていきましょうということ
ですわ。きっと働き過ぎのPちゃまに神様がくれたちょっとしたご褒美なんですわ
よ。」
P「そうは言ってもなあ…。」
桃華「それに、わたくしにとっても神様がくれたご褒美ですのよ。Pちゃまを一人占め
出来る事なんて、そうそうないのですから。今日だけはわたくしだけを見て下さ
らない?」
P「はは、アイドルにそこまで言って貰って辛気臭い顔してたらプロデューサー失格だよ
な。分かった今日はゆっくりしようか。桃華。」
桃華「その意気ですわよPちゃま。それでは、わたくしがお茶を淹れて差し上げます。」
P「美味しい…。」
桃華「満足してただけて嬉しいですわ!Pちゃまの為に練習した甲斐がありましたわ!
Pちゃまに疲れを取って頂くためのラベンダーティーですのよ。」
P「うん本当に心が落ち着くよ。桃華は良い子だなあ。炬燵も温かいし安心して眠くな
ってきたよ。」
577 = 547 :
桃華「少し横になったらいかが?」
P「うん。そうさせて貰おうかな。」
桃華「横、宜しいですか?」
P「どうぞ。お嬢さん」
桃華「Pちゃまの手温かいですわ。」
P「桃華の手は冷たいな…。」
桃華「でも、心は温かいんですのよ。」
P「知ってる。桃華は優しい子だって。」
桃華「そういう意味では無いのですけど…。でも嬉しいですわ。
もっとぎゅっとして温めて下さらない?わたくしの心も体も…。」
P「ああ・・・」ぎゅっなでなで
桃華「…Pちゃまの香り安心しますわ…」
578 = 547 :
・
・
・
ぱちり
桃華「…Pちゃまの寝顔可愛いですわね…。」ちゅ
桃華「ふふふこれはわたくしだけの秘密ですわ。」ぽっ
桃華「だいぶ疲れていらしたのね。もう少し寝かせておいてあげましょう。」
ぱちり
P「おはよう桃華、なんか顔が赤いぞ。」
桃華「なっなんでもないですわっそれよりPちゃま疲れは十分取れましたの?」
P「ああ、桃華のおかげでな。安心して眠れたよ。」
桃華「そっそれは何よりですわね!」
P「ああ、ありがとう。」
P「外も明るくなってきたし、折角だから少し外に出てみようか。」
579 = 547 :
・
・
・
桃華「すごいですわ・・・。家も道も木も雪にうずもれて真っ白…。何も見えませんわ…。」
こてっずさあー
P「おお桃華、雪にダイブか気持ちよさそうだな。俺もー。」
とんっずさあー
桃華「ちょっと・・・たっ助けて下さいまし・・・Pちゃま・・・。」
P「えっ悪い悪い今助けるからな」
桃華「ううっ冷たいですわ…。もうっ子供っぽいんですから。」
P「すまん。遊んでいるのかと思ったよ。ほらっ俺たちの姿に雪が窪んで面白いだろ。」
桃華「ふふふ、二つ並んでわたくしたちみたいに仲が良さそうですわね…。」くちゅん
P「大丈夫か、桃華、体が冷えちゃったみたいだな。部屋に入ろうか。」
580 = 468 :
しえんだぞー
581 = 570 :
積もった雪に、こてっずさあーしちゃう桃華ちゃんかわいい
582 = 547 :
・
・
・
桃華「Pちゃま一緒にお風呂に入って下さらない?」
P「いや、それは不味いだろう。混浴でもなかったし。」
桃華「部屋のお風呂なら大丈夫ですわ。こちらも温泉のようですし、景色も良いようです
わよ?」
P「いや、それでもな…。」
桃華「あら?今日だけはわたくしだけを見て下さるではなかったかしら?。」
・
・
・
桃華「深々と降り積もる雪の中で湯船にわたくしたち二人だけ幸せですわ。」
P「そうだな…」なでなで
(白い肌がうっすらと上気してる。桃華可愛いな…)
桃華「もうっ子供扱いして。でも、今はそれで許して差し上げますわ。」ぽっ
583 = 547 :
・
・
・
P「外も暗くなってきたな。布団出すぞー。」
桃華「ちょっと待って下さいまし!お布団は一つでよろしいですわ!
その、一緒に寝て下さいませんか?」
P「うーん。仕方ないな、桃華は甘えん坊だな。」
桃華「もうっまあいいですわ。」
P「桃華おいで。」
桃華「はい、Pちゃま。・・・温かいですわ・・・。」ぎゅっ
P「桃華も温かいよ・・・。」ぐー
桃華「もう眠ってしまわれたんですの。もう少しドキドキして下さっても宜しいのに…。」
…いつか、桃華がPちゃまの一番になってみせますわっ」
P(ドキドキしてるけどな。今はまだ秘密だ・・・。桃華がトップアイドルになるまではな!)ぐー
桃華(本当に良い思い出になりましたわ。大雪さんありがとうですわ。
明日から、また頑張ってトップアイドルが目指せそうですわ!
そしてPちゃまの視線を独り占めですわ!)
おしまい
584 = 570 :
おっつおっつ
585 = 547 :
いろいろ楽しませて貰ったので、ちょっと頑張ってみたよー。
楽しんで貰えたら幸い。ちゃま可愛いよちゃま。
586 = 570 :
年少組とPってなんか良いよね
心が豊かになる
587 = 570 :
もう出てるけど人いないうちに楓さん投下しちゃっても良いかな?
初めてだから投下間隔とか分かんない
589 = 547 :
いいと思うよー。俺も分かんなかったから適当に5分位あけてみたよ。
590 :
乙
いつも思うけどモバマスSSスレって平和だな
喧嘩とかもあんまり見ない
このアイマススレには愛がにあいます…なんて…ふふっ
591 = 570 :
楓さん
楓「無理を言って済みません。」
P「いえ、いいんですよ。そろそろ一人で過ごすには寂しい季節ですから。」
ごとり、とプロデューサーの手から、テーブルの上にコンビニの袋が置かれた。
ぱっくりと開いた口から覗くのは、アルコール類ばかり。
我ながら良くもまぁ買い込んだものだと、思う。
だけど、仕方がない。今日はこのお酒でないと意味が無いのだ。
楓「今、こたつを入れますから、どうぞ好きな所に座って下さい。」
P「それじゃ、失礼しますね。しかし、寒くなりましたね。もう、こたつがないと辛いです。」
楓「ええ。ですから、おこたの準備は、おこたっていません。」
渾身の出来だったはずなのに、彼の口からは、あははと乾いた笑いしか発せられなかった。
改良の余地ありなのかしら?
592 = 570 :
P「今更ですけど、良いんですか? 今の時間なら、お酒の美味しいお店もまだやっているでしょうに。」
楓「あら、私が男の人と二人で飲んでいたって、週刊誌に載っても知りませんよ?」
P「アイドルが男を部屋に連れ込んだって方が、記者は大好きでしょうよ。」
まぁ、それこそ今更な話ですけどね。
そう言って、彼は、はぁ、と一つ息を溢す。
楓「良いじゃないですか。今日は記念日です。」
P「まぁ、偶には悪くないですね。」
小気味の良い音とともに、プルタブが開く。
部屋に、甘い梅酒の匂いが広がる。それだけで、幸せな気持ちになった。
P「それじゃあ、乾杯しますか。」
それはプロデューサーも同じだったようで、既に頬が緩んでいる。
軽く掲げた腕を、にこにこと見ている様子からは、いつもの凛々しさは全く感じられない。
そのあどけない表情が子供みたいで、少し、可笑しかった。
593 = 570 :
楓「いいですけど、何にです?」
そう言うと、彼はちょっと困ったような顔をした。
今日は、二人が出会って丁度一年の日なのだ。
流石に、ただ杯をぶつけるだけでは、味気なさ過ぎるというもの。
P「えっと、そうですね……。なら――二人の出会いに。」
楓「はい、二人の出会いに。」
「「乾杯。」」
こつんと、缶と缶が音を立てた。
誰かとお酒を飲むのは、やっぱり良いものだ。
一人では出せない音色に、そんなことを思った。
594 = 570 :
楓「それにしても、Pさんって、意外と気障なんですね。」
P「仕方ないじゃないですか。他に浮かばなかったんですよ。」
先程の乾杯を思い出したのか、プロデューサーは照れくさそうに頬を掻く。
それに、と彼は言葉を続けた。
P「男なんて、見栄の塊みたいなものですから。格好つけて生きていかないといけないんですよ。」
楓「ええ、いつも格好良いです。Pさんは。」
P「お世辞でも、楓さんみたいに綺麗な人に言われると嬉しいですね。」
楓「お世辞じゃ、ないですよ。私、もう26です。アイドル始めた時だって25でした。
普通なら、こんなおばさんがやっていけるような世界じゃないんです。アイドルって。」
P「そんなことはありませんよ。楓さんは充分に魅力的です。」
楓「いつも、Pさんがそうやって励ましてくれたから、一年間アイドルを続けることができたんです。
こんなおばさんの為に走り回って、お仕事を取ってきてくれたから、ステージに立つことができたんです。」
P「楓さんなら、当然の結果だっただけですよ。貴女の放つ輝きは、目を背けられるようなものじゃないです。
俺がしたことだって、プロデューサーにとっての責務ですから。俺じゃなくても一緒だったと思いますよ。」
楓「Pさんが言うのなら、そうなのかもしれません。でも、私にとってのプロデューサーは、Pさんだけです。
他の誰でもなく、貴方です。私を、スポットライトまでエスコートしてくれたのは、紛れもなくPさんです。」
595 = 570 :
楓「だから、ねぇPさん。私にとってPさんは、格好良くて、頼り甲斐のある素敵な男の人なんですよ?」
そんな素敵な男の人は、目に見えて狼狽していた。
金魚みたいに口をぱくぱくしている。
格好つけるのは、こういう時こそでしょうと思いながらお酒を口に含む。
うん、やっぱり美味しい。
これなら、今日の目的は達成できた。
P「そういえば、今日は日本酒じゃないんですね。本当に、コンビニなんかのお酒で良かったんですか?」
あせあせと、どう考えても苦し紛れな言葉がPさんから漏れる。
もう少し、気の利いた言葉を返してくれてもいいじゃないと減点一つ。
……例え、減点がいくつになったとしても、私の気持ちは変わらないのだけれど。
596 = 570 :
楓「今日、このお酒を飲みたかったのは、ちょっと確かめたいことがあったからなんです。」
P「確かめたいこと、ですか?」
楓「はい。」
P「何ですか、それって?」
楓「それは――」
正直に答えたら、Pさんはどんな顔をするのかしら。
さっきみたいに狼狽えた、彼の新たな一面を見るのもとても心惹かれるのだけれど。
もう少し、察しの悪さを治して貰うことにしましょう。
597 :
さるさん
599 = 597 :
あと二回なのにwww
どれくらいですかね?
600 = 539 :
00分解除ってのが通説だけど最近やたらとさるくらいやすいらしいから不確かだね
みんなの評価 : ★
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