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    元スレモバP「うちのありす」

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    タグ : - アイドルマスター + - モバマス + - 橘ありす + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    P「お~い、ありす~」

    橘ありす「名前で呼ばないで下さい」パタ
    P「本読んでたのか。邪魔して悪いな」

    ありす「いえ。それで、なにか用ですか?」

    P「仕事が入ったから打ち合わせしよう」

    ありす「わかりました」

    2 = 1 :

    渋谷凛「……」
    島村卯月「どうしたの、凛ちゃん?」
    「ありすちゃんって大人っぽいよね」

    木場奈美「そうかね? 私には背伸びしているようにも見えるよ」
    片桐早苗「かわいーもんよねー。まー、12歳の落ち着きじゃないって言うのは凛ちゃんに同意かな?」
    卯月「ありすちゃんって、事務所に入ったばっかりの頃の凛ちゃんに似てる気がするなー」

    「え……そうかな?」

    早苗「そう言われると、凛ちゃんも歳不相応の落ち着き方してるよねー?」

    「私は―― 一応、事務所が出来た頃から所属してるから、それだけだよ」

    5 = 1 :

    奈美「そう言えば、私は彼女のことを『ありす』と呼んでも怒られたことはないな」

    早苗(真奈美さんを怒れる人はそうそう居ないと思う)

    (気迫というか、オーラが、ね)

    卯月「私も怒られたことないですよっ!」

    「て言うか、怒られてるのってプロデューサーだけ?」

    早苗「嫌われてるのかなー? はっ、もしかしてセクハラしたとか!?」

    奈美「それは想像で語るものではないと思うが……」

    6 = 1 :

    P「あれ、珍しいメンツがお揃いで」

    「プロデューサー、早かったね」

    P「ま、小さい仕事だし、確認事だけだからな」

    「ふーん……」

    卯月「プロデューサーさんはセクハラしてるんですか?」

    凛・早苗「ブッ」

    P「……は?」

    奈美「ククッ」

    7 = 1 :

    P「いやいやいやいや待て待て待て待て」

    卯月「?」

    P「何言ってるんですか卯月さん、俺そんなことしたことないよな? な?」

    卯月「うーん?」

    P「悩まないで! お願い!」

    P「真奈美さんも笑ってないで、なにか言ってください!」

    奈美「い、いや、ふふっ、悪い悪い。君がありすに嫌われてるんじゃないかって話になってね」

    奈美「それで、ありすに――という流れでね」

    P「やめてくださいよ。俺だって傷付くんですから」

    早苗「しかーし、やってない証拠はないよねー?」

    P「早苗さんまで!? 無茶言わないでくださいよ!?」

    8 = 1 :

    「ロリコン」ボソッ

    P「えぇー……」

    早苗「あたしの前の職場のお友達呼んどく?」

    P「やめてください事務所が無くなりかねません」

    奈美「私は君を信じるが、この信頼を裏切ったら――命の保証は出来ないなぁ?」

    P「ひぃっ!?」

    奈美「ハハ、冗談だけどね」

    P「心臓に悪いですよ……」

    卯月「私はプロデューサーさんなら良いですよっ!」

     ガタタッ

    P「――卯月、今後それ言うの禁止」

    卯月「えーっ、なんでですかーっ?」

    9 :

    ありすちゃん人気で嬉しい

    10 = 1 :

    P「はぁ、もうしょうがないな」

    P「おーい、ありすー?」


    ありす「……」ペラ


    「ちょっと、また怒られるよ?」

    P「ありすさんやー?」


    ありす「……」ペラ


    「もう知らないからね」

    P「ありすってばー」


    ありす「もうっ!! ここじゃ名前で呼ばないでって言ってるじゃないですか! 兄さん!」

    11 :

    なんと

    12 = 1 :

    P「お、やっと反応したな」

    早苗「ん?」

    「へっ?」

    奈美「ほぅ」

    卯月「?」ニッコニコ

    ありす「――あっ」

     ガシッ

    早苗「これはどういう事かな~? プロデューサーくーん?」ギリギリッ

    P「痛い痛い痛いっ!」

    早苗「兄妹プレイ? 高レベルの変態だねぇ君」ギリギリギリギリッ

    P「あああ頭潰れるっ!?」

    13 :

    橘さん!?

    15 = 1 :

    奈美「どうどう、早苗さん落ち着いて」

    早苗「ハァッ、ハァッ」

    奈美「まず話を聞かなくては何が真実か分からない。違うかな?」

    早苗「――そーね」

    P「いてて……」

    ありす「にい――プロデューサー、大丈夫ですか……?」

    P「もういつも通り呼んで良いぞ」

    ありす「じゃあ、兄さん……」

    「ホントに兄妹なの?」

    ありす「……はい」

    奈美「うん? だが、君たちの姓は――」

    ありす「それはっ――」

    P「待った、ありす。それは俺から説明するよ」

    16 :

    ありすと凛とさっちゃんのSSがだけやたらと多い気がする

    17 = 1 :

    P「俺たちは一回りほど歳の離れた兄妹なんです」

    早苗「まぁ、それはない話でもない、か」

    P「姓の件ですが、実は数年前に両親が離婚しましてね」

    P「俺はそれまで通り親父の方のまま、まだ幼いありすは親権が母親側になったので、母の旧姓の橘になりました」

    ありす「っ……」グッ

    P「ま、親の離婚は親の勝手なんで、俺は時間があればお袋の家に行ってましたけどね」ナデナデ

    奈美「ふむ、なるほどね」

    「つまり、プロデューサーは実の妹をスカウトしてきたんだ」

    P「そう言われると身も蓋もないな」

    P「だって可愛いじゃん、こいつ」

    ありす「っ!?」カァッ

    卯月「ホント、可愛いもんねっ」

    ありす「……」ペシペシペシ

    P「痛い痛いありす痛い」

    18 :

    >>16
    RとR+しかカードが存在しない
    アイドルなんて、正に「箸にも
    棒にもかからない」てなところ。

    19 = 1 :

    「シスコン」ボソッ

    P「ファッ!?」

    奈美「しかし、兄妹仲は悪く無さそうだな……」

    P「ええ、そりゃもう」

    P「小さい頃から割と俺が面倒見てたんで」

    早苗「へぇ~、小さい頃からねぇ~?」

    P「オムツも替えてましたからねっ」

    ありす「兄さんっ!?」ペシペシペシペシペシペシ

    P「いたたたたたっ照れ隠しに叩くのやめて!?」

    「今のはプロデューサーが悪いよ……」

    卯月「いいなぁ……」

    「卯月!?」

    20 :

    おむつプレイを所望か

    21 = 1 :

    奈美「アハハ……それで、どうして名前で呼ばれるのが嫌なんだい?」

    P「あ、それは俺も常々思ってた」

    ありす「それは……ケジメ、です。私なりの」

    「ケジメ?」

    ありす「兄さんに名前で呼ばれると、その、仕事場でも甘えてしまいそうなので……」モジモジ

    ありす「なので、私もここでは、兄さんのことはプロデューサーと呼んでいました」

    早苗「くぁーわいーぃっ!」ギューッ ワシャワシャ

    ありす「ひあぁぁぁぁぁ!?」

    P「早苗さん、ありすをイジめないでください」

    早苗「人聞き悪いこと言うなー、君は。イジめてないよ?」

    P「じゃあイジらないでください」

    早苗「ちぇーっ」パッ

    ありす「っはぁ、はぁ」プルプル

    23 = 1 :

    P「別に少しくらいなら甘えていいんだぞ?」

    ありす「そ、そんな訳にはいきませんっ」

    P「家じゃべったりなのになー」

    「えっ」

    奈美「ほほぅ」

    早苗「これは逮捕されても文句ないよねぇ」

    P「ただの兄妹のスキンシップですって」

    ありす「……」ペシペシペシペシペシペシペシペシペシ

    P「うははははははっ」

    卯月「プロデューサーさん、私もべったりしたいですっ!」

    早苗「ほぁっ!?」

    「卯月、2アウト」

    24 :

    実の兄妹である可能性よりもまず兄妹プレイを疑うとは、早苗さんの方が変態では?

    25 = 1 :

    奈美「……そうか、君たちは同居してるのか」

     ガタタッ

    P「ええまぁ、お袋の家は兵庫なので」

    P「ホントは寮に入れようかと思ったんですが、お袋から俺の家でいいだろと言われちゃいまして」

    P「おかげで引っ越しせざるを得ませんでしたよ」

    P「良い具合に前のアパートから近い場所に借りられたんで楽でしたけどね」

    「あ、引っ越したんだ……」

    P「妹とは言え、1Rに同居は色々と不味いだろ」

    P「寮の方が誰かしら居るから心配ないんだけどなぁ」

    早苗「あたしと真奈美さんもいるしね♪」

    P「真奈美さんの料理なんて寮生の連中には評判ですしね。俺も一度食ってみたいなぁ」

    奈美「そうかい? なんだったら夕飯くらい二人で食べに来ればいいじゃないか。確か君の家は、寮からそれほど遠くもないだろう?」

    P「良いんですか?」

    奈美「ああ、皆も喜ぶだろうしな。もちろん、規定のお代は頂くことになるが、下手な外食よりは安いのは確かだよ」

    26 = 1 :

    奈美「君が帰ってくるまで、ありすを寮で預かっても良いし、もし相当に遅くなるなら誰かの部屋に泊めることだって出来るぞ」

    P「いいですね。正直、夜にありすを独りにしておくのが心配ではあったんですよ」

    P「ありすもそれでいいか?」

    ありす「っ――兄さんが、それで良いなら……」

    奈美(……うん?)

    P「早めに上がれそうな時は、ここでありすに待って貰ってましたけど、予想以上に遅くなる時もありましたから、助かります」

    「わ、私も! 寮に遊びに行っても良い?」

    卯月「あ、私も行きたいですっ!」

    早苗「いいよいいよ~、おねーさん達が可愛がってあげるよぉ♪」

    P「早苗さんアウトー」

    早苗「えぇーっ!?」

    P「行くのは良いけど、あまり迷惑かけるなよ。あと、あまり帰りが遅くならないように」

    「分かってるよ」

    27 = 20 :

    この中にありすの義姉になる人はいるのかしら

    28 = 1 :

    数日後、夜

    P「こんばんはー」

    佐久間まゆ「プロデューサーさぁん、まゆに会いに来てくれたんですかぁ?」
    P「違うぞ?」

    まゆ「うふふぅ、つれないですねぇ。でも、そんなところも――」ポッ

    P「上がっても良いかな、まゆ?」

    まゆ「あら、ごめんなさぁい。上がってくださぁい」

    P「……どこに案内する気だ、まゆ?」

    まゆ「まゆの部屋ですよぉ?」

    P「そっか、じゃ、お疲れ」

    まゆ「冗談ですよぉ、皆さん食堂にいますから、どうぞぉ」

    P「ん、悪いな」

    29 = 1 :

    奈美「今日は遅かったね、プロデューサー君」

    P「すいません、思いの外遅くなっちゃいました」

    奈美「それじゃ適当に座っていておくれ。今、食事の準備するから」

    P「適当で良いですよ?」

    奈美「そうも行かないさ。君に倒れられても困るからね」

    ありす「にっ、兄さ、たす、けっ」

    早苗「んっふっふー、もっふもっふ~」

    姫川友紀「早苗さーん、次あたし~」
    P「ガンバレありす。酔っぱらいなんてぶっ飛ばして良いぞ」

    ありす「に゛ぁ~っ!!」ジタバタ

    早苗「酷いお兄ちゃんだねー。うちの子になっちゃう? なっちゃう?」ギューッ

    ありす「っ……早苗さんはっ、いやっ、ですっ」ジタバタ

    早苗「うぇーんっ、兄妹揃って嫌われたよーっ」

    30 = 1 :

    友紀「プロデューサーも飲もうよっ!」

    P「えー、どうしよっかな」

    友紀「いいじゃんいいじゃん! 後は帰るだけでしょ?」

    P「じゃあ、缶で1本だけくれ」

    まゆ「お酌しますよぉ?」

    P「イヤ良いよ。洗い物増やすのも悪いし」

    奈美「コップの一つくらい、増えても構わないよ」コト

    奈美「はい、お待たせ」

    P「お、ハンバーグですか」

    奈美「ああ、ありすも食べてしまいな」

    P「ん? なんだ、まだ食べてなかったのか」

    奈美「君を待ってたのさ。ほら、早苗さん、ありすを解放してあげてくれ」

    31 = 1 :

    早苗「じゃー、真奈美ちゃん、ギューッ!」

    奈美「まったく、酒癖の悪い……」

    友紀(うわっ、早苗さんのあれ、全力だよね!?)

    まゆ(あれを受けて平然としていられる真奈美さんは、敵に回したくありませんねぇ……)

    早苗「んっふふー、あたしの全力の愛を受け止められるのは、やっぱり真奈美ちゃんだけだねー♪」

    奈美「はいはい――さ、ありす、今のうちに」

    ありす「は、はい。ありがとうございます」

    P「じゃ、いただきまーす」

    ありす「いただきます」

    友紀「あれっ!? なんでこれ目玉焼き付いてるの? あたしたちの無かったよ!?」

    奈美「ああ、それはありすが焼いたんだ」

    P「お、そうなのか。ありがとう、ありす」

    ありす「い、いえ……」カァッ

    まゆ「うふふ、プロデューサーさん、明日はまゆが夕飯当番ですから、期待しててくださいねぇ?」

    P「お、おう……」

    33 = 1 :

    P「あ、そっか、明日は真奈美さん、夜まで仕事でしたね」

    奈美「ああ。こんな時はみんなに頼ってるよ」

    奈美「……頼りにならない大人も、たまに居るけどね」

    P「はは……」

    早苗「そんなダメな大人はー、逮捕しちゃうぞーっ!? あっははーっ♪」

    ありす(早苗さん……)

    まゆ(自首するんですかぁ?)

    34 = 1 :

    P「ごちそうさまでした。美味しかったです」

    奈美「そう言って貰えると、作った甲斐があるってものだ」

    友紀「じゃ、のもーっ!」

    早苗「プロデューサー君、かもーんっ♪」

    P「まだ飲んでるの、お前ら……」

    ありす「程々でお願いしますよ?」

    P「分かってるよ。お前と一緒に帰るんだからな」ポンポン

    ありす「っ……」ワタワタ

    まゆ「いじましいですねぇ」

    35 = 1 :

    奈美「さて、片付けも終わったし、私も付き合おうかな」

    早苗「あらめずらしー」

    奈美「ま、たまには、ね」

    P「お疲れ様です。片付け早かったですね」

    奈美「まゆとありすも手伝ってくれたからね」

    P「そっかそっか、二人ともお疲れさん」

    まゆ「いえいえぇ、これも花嫁修業の一つですよぉ。ねぇ、ありすちゃん?」

    ありす「わわわ私は別にそんなつもりはっ――」

    P「ありすは日頃、家のことも色々してくれるしなー」

    36 = 1 :

    奈美「ありすに押しつけてるんじゃないだろうね?」

    P「そ、そんなつもりはないですょ?」

    奈美「ふぅん?」

    ありす「それじゃ兄さん、今度のお休みはお部屋の掃除お願いしますね?」

    P「えぇ!? て、手伝ってくれるんだろ……?」

    ありす「知りませーん」プイッ

    奈美「ほぉう?」

    まゆ「真奈美さんまで飲み始めちゃったんじゃ、まゆ達で遊びましょうかぁ、ありすちゃん?」

    ありす「――そうですね、ここは危険な気がします」

    奈美「ハハッ、そうかもしれないね」

    まゆ「たぶん、紗南ちゃんの部屋にいると思いますからぁ」

    P「ん、悪いな、まゆ。頼んだ」

    37 = 1 :

     コンコン
     ハーイ!

    まゆ「お邪魔しますねぇ、紗南ちゃん」

    ありす「お邪魔します」

    三好紗南「どうぞどうぞー」
    佐城雪美「……ありす……ごはん、食べられ……た……?」
    ありす「はい、おかげさまで」ニコッ

    雪美「……良かっ……た……」ニコ

    紗南「で、どうしたの?」

    まゆ「大人組がみんなお酒飲み始めちゃったから、避難してきたんですよぉ」

    まゆ「二人もしばらくは食堂に近づかない方が良いかもぉ?」

    紗南「え、って言うことは、真奈美さんも?」

    雪美「……P……も……?」

    まゆ「そうですよぉ」

    紗南「あちゃ、そっかぁ。流石の真奈美さんもお酒入ると残り二人のブレーキが甘くなるもんね~」

    38 :

    Pが絡まないと良い子のまゆが出てるしえん

    39 = 1 :

    紗南「じゃあゲームやってよっか。なにやる?」

    まゆ「対戦だと、誰かはストレスになっちゃいますよねぇ」

    紗南「そ、そうだね……」

    紗南(何気にまゆさんゲーム上手いんだよね……)

    紗南(そうなると、ゆきみんが大体ドベになっちゃうから、しょうがないか)

    ありす「じゃあ、これなんてどうでしょう?」

    紗南「あ! 良いね、協力プレイでがんばろうっ」

    雪美「がん……ばる……」グッ

    40 = 1 :

    紗南「あっ、ゆきみん、危ないっ」

    雪美「……ぁ………」

    画面【pero 死亡】

    ありす「ごめんなさい、フォローが間に合いませんでした」

    紗南「さっきのタイミングはしょうがないよ」

    雪美「……ごめん、なさい………」

    紗南「しっかり準備しなおして戻れば大丈夫だから」

    まゆ「うふふぅ、雪美ちゃんを苛める悪い子(モンスター)には――」

    まゆ「お仕置きしなと――ですよねぇ?」ニコォ

    ありす・紗南・雪美「っ!?」ゾワッ

    41 = 9 :

    モンスターがモンスターをだな

    42 = 1 :

    一方、食堂

    奈美「色々聞いたよ、ありすから」

    P「何をですか?」

    奈美「家事について、とか」

    P「」

    奈美「料理くらい、やらせてあげたらどうだい?」

    P「ああ、そっちですか……いや、結構やって貰ってますよ?」

    奈美「君が居ない間の話だよ」

    P「それはまぁ……流石に独りの時に火や刃物を使わせるのは、まだ少し不安なんですよ」

    P「ちょっと過保護なのかも知れませんけど、何かあってからじゃ遅いですし」

    43 = 1 :

    奈美「ふふ……君はアレだな」

    P「へ?」

    奈美「あの子が嫁に行く時には号泣しそうだ」

    P「――そうかも知れません」

    P「でも、泣く前にやっておきたいことがあるんですよね」

    奈美「なんだい?」

    P「ありすが欲しくば俺を倒せ! なんて――」

    早苗「ほほーん、君を倒せばありすちゃんはあたしのものなんだね?」

    P「うわ絡まれた……」

    44 = 1 :

    早苗「エントリーナンバー1! 片桐早苗! いざ、じんじょーにしょーぶ!!」ガシッ

    P「うぇっ!?」

    早苗「とぅっ!」グイッ

    奈美「あ、こらっ」

     グルンッ

    P「っ!?」

    P(あれ、俺飛んでる?)

    奈美「おっと――」

     パシッ スッ スタンッ

    P「――」

    奈美「大丈夫かい?」

    P「おかげさまで――?」

    P(何が起きたんだ、今……)

    45 = 1 :

    奈美「早苗さん、素人に本気で技をかけない」

    友紀「いつ本気を出す~?」

    早苗「今でしょっ!」

    友紀・早苗「きゃっはははははははっ!!」

    奈美「はいはい、本気過ぎだから失格」

    早苗「えーっ!? おーぼーだーっ!」

    友紀「エントリーナンバー2! 姫川友紀!」スラッ

    P「凶器を持ち出すなっ!?」

    奈美「バットは反則。はい失格」パシッ

    友紀「あぁ~、あたしのバットー」

    奈美「バットは人を殴るものじゃないからね?」

    友紀「わかってるよっ、ちょっとからかっただけだからっ!」

    奈美「まったく、ほら」

    友紀「あぁ、良かったよー」スリスリ

    47 = 1 :

    友紀「キャッツはー、えいえんにー、ふめつデースッ!! きゃははははっ」

    早苗「ほらっ、プロデューサー君! わんもあちゃんす、ぷりーずっ!!」

    P「なんだこれ……」

    奈美「はぁ、これはもうダメだな」

     トストスッ

    早苗「ふにゃぁ」

    友紀「はうっ」

    奈美「今日はこんな所だろう」

    P(首筋を手刀で叩いて人を倒すの、リアルで初めて見たわ……)

    P「――そんなことも出来るんですねぇ、真奈美さん」

    奈美「ん? あぁ、ここじゃしょっちゅうやってるからね、そんなに特別なことをしてる気がしなくなってしまっているな」

    奈美「ふふ、君に恥ずかしい所を見せてしまったなぁ」

    P「いえ、助かりましたよ」

    奈美「そろそろお開きにしようか」

    P「そうですね」

    48 = 9 :

    誰だ酒飲ませたの

    49 = 1 :

    紗南「……すご」

    ありす「ほとんどまゆさんだけで倒してしまいました……」

    雪美「……まゆ、ありがと……う………」

    まゆ「うふふ、良いんですよぉ?」

     コンコン

    紗南「はーい?」

    奈美「紗南、ありすは居るかい?」

    紗南「いるよー」

    奈美「うん、ありがとう。そろそろ帰る時間だぞ、ありす」

    ありす「わかりました」

    雪美「ありす……帰る………?」

    まゆ「お見送りしましょうねぇ、雪美ちゃん」

    雪美「………うん……」

    50 = 1 :

     ガチャ

    脇山珠美「あれ? 皆さんどこへ行かれるのですか?」
    ありす「あ、珠美さん。今日もお邪魔しました」

    奈美「ありすの見送りだよ」

    珠美「なんと、もうそんな時間でしたか!」

    珠美「と言うことは、プロデューサーもいらしていたのですね?」

    珠美「珠美もご挨拶せねば!」

    まゆ「それじゃ、珠美ちゃんも一緒に行きましょう?」

    珠美「はいっ!」


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